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2024|01|02|03|04|05|

2008-01-10 世界で一つだけの花

NHKのSONGSの特集を見ていたら、この曲が出ていました。

一昨年でしたか、SMAPが歌ったこの歌は、メガヒットといえる当り方をしたようです。

私も良い曲だな、とは思っていたのですが、それほど騒ぐ程の曲かいな?とも思っていました。

なんで世間と共感できないのかな~~と考えていて、ちょっと歌詞を調べて見たところ、どうも私は以下の部分で引掛っていたようです。

---------------------

それなのに僕ら人間は

どうしてこうも比べたがる?

一人一人違うのにその中で

一番になりたがる?

---------------------

「比べたがる?」?

「一番になりたがる?」?

そ~か~~?

すくなくとも私は、そういう思考体系を持ちあわせていないので「僕ら人間は」という纏められ方をすると、ちょっとムッとします。

あまりに乱暴な一般化だと思います。

「僕ら人間の一部は」とか

「僕ら人間の中で、一番になりたがる人は」とかに、直して欲しいです。


2011-01-10 「自分の人生を終わりにしたかった」に関する一考察(その2)

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

私達が理解に苦しむのは、

「自分の人生を終わりにしたかった」

という要望に対して、

「全然関係の無い第三者を殺傷する」

という必要性です。

# 「動機付け」といっても良いのかも。

「自分の人生を終わりにしたかった」に対しては、一定期間放置すれば、人生は終わるようにDNAにプログラムされています。

望ましいことではありませんが、自ら終了させることも可能です。(ここでは、自殺の法的責任については論じないものとします)

-----

例えば、

(1)「自分の人生を終わりにしたかった」→

(2)「ついては、人生を終わりにしなくてすむ者達が、そのまま人生を生きているのが不愉快であり理不尽に感じる。そこで、そのような者を、巻き添えにしてやりたいと思った」

と言う動機付けなら、我々は激怒しながらも、その身勝手な理屈に対して納得した上で、犯人を憎むことができます。

しかしですね。

(1)「自分の人生を終わりにしたかった」→

(2)「ついては、死刑になりたかった」

では、全然、理解できない訳です。

(1)と(2)の間を埋めるべき、私達が理解可能な理由付けが存在しないからです。

(続く)

(To be continued)


2014-01-10 「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」(平成12年)を読んでいるのですが、どうにもその立法趣旨が読みとれません。

「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」(平成12年)を読んでいるのですが、どうにもその立法趣旨が読みとれません。

I am reading a law "Act on Regulation of Human Cloning Techniques", but I cannot understand the legislative points.

戦後(太平洋戦争)の法律は、第1条に「目的」が記載されることになりました。法律の存在意義を明かにする為です。

After the World War Two, any law has been supported to add the legislative purpose. Because whoever can understand it.

ところが、この法律は、その「目的」が良くからないのですよ。

Unfortunately I can't understand it about this law.

-----

第一条で、私が理解できないことは以下のフレーズです。

I can't understand the following phases in the Article 1.

「これにより人の尊厳の保持、人の生命及び身体の安全の確保並びに社会秩序の維持に重大な影響を与える可能性があること」

"Safety for human life and body, and maintenance of public order"

もちろん、法律というのは、上位概念で記載するというのは当然なのは分かっているのですが、少なくとも、制定時に想定していた下位概念(具体例)はあるはずなのです。

Though I know that laws should be described as superordinate concepts in order to support many matters for wide fields, there should be some subordinate concepts at the beginning of constitution establishment.

これを知りたいのですが、どうにも見つかりません。

I want know the points but I don't find them as of the moment.

-----

「看護学生のための医療倫理」という本の中にあった記載ですが、

The following issues are in the book "medical ethics for nursing students".

■偏見や差別が助長される

- Prejudice and discrimination is promoted

■親子関係や家族関係に問題が生じる

- Problems in family and parent-child relationship

■クローン人間は自然の秩序に反する可能性がある

- Possibility that contrary to the natural order to human cloning

■クローン人間は奴隷に近い立場に起かれる可能性がある

- Possibility perish caused in a position close to the slaves human clone

うーん、これらは、全然説明になっていないですよね(多分、著者も分かって書いているのだと思う)。

I think that the issues seem to be non-sense, and the writer also knows that.

-----

この法律の立法趣旨は、「今はよく分からないから、取り敢えず禁止しておこう」というスタンスだと思うのです。

I think that the legislative points are "we don't understand the harmful at the present, so we prohibit the actions for the moment".

まあ、それはそれで良いと思うのです。

I think It is no problem.

例えば、放射能汚染地域での生活が、危険と確定するまでは、安全と考えよう ―― などという考え方をする人は、まあ、いないでしょうし。

For example, there seems to be no person who thinks that a life in a radio-active contamination area should be safe by danger decided.

「クローン」というモノに対する、人間の「なんとなく嫌」が、この立法化を成立させたのだろうと思うのです。

I am sure that the person's feeling of "I don't like the Clone unconsciously" made this law.

(続く)

(To be continued.)


2015-01-10 一度動いてしまえば、こっちのもんだい!

やったー!

Yahoo!

ついさっき、SOEM(Simple Open EtherCAT Master)のVisual Studio 2010でのプロジェクト化に成功しましたー!!

I could succeed in making the project of SOEM(Simple Open EtherCAT Master) for Visual Studio 2010, just now.

これでトレースやデバッグできるー!! わーい!!

So I can start the trace and debug of the SOEM source code !!

一度動いてしまえば、こっちのもんだい!

Once it works well, success is mine!

私、今でこそ、「局長」なんぞをやっていますが、本来、私は、通信装置やコントローラの制御通信装置の開発をするエンジニアなのです。

Now I work for the secretariat of a project, but originally, I am a software engineer for communication devices and controller equipment.

-----

そう言えば、

For that matter,

昨日の日記の「局長」の話ですが、嫁さんも「いいね!」と言っていました。

According to "Kyoku-cho" (the head) of yesterday's diary, my wife said "it's cool"

私も気にいっているので、これからは、「江端さん」の代わりに「局長」と呼んで頂いてもO.K.です。

I like it, so, I think that it is no problem that you call me "Kyoku-cho" instead of "Ebata-san".


2016-01-10 愚かな若者も多いですが、同程度にバカな大人も多いです。

つくづく不思議に思うのですが、アドバイスとか忠告とか説教とか、

I wonder utterly, but an advice or a sermon

―― 常に、年長から年少に行われる

is done from the older to the younger.

ということは、結構、不合理なことだと思うのです。

It is irrational, I think.

愚かな若者も多いですが、同程度にバカな大人も多いです。

There are many stupid youths, but there are many stupid adults at the same level.

ならば、若者から大人に説教しても良いと思うんですよ。

Then I think that you may preach an adult a sermon from a youth.

しかし、そのようなことは、滅多に行われません。

However, such a thing is rarely performed.

なんでかなーと、考えてみたのですが、「大人への説教というのは、将来の自分への説教になってしまうから」 ―― あたりが、多分、正解なのだろうと思います。

I think about it, and it might be a correct answer of "the sermon to an adult is the same of the sermon to oneself in the future".

比して、「若者への説教」というのは、時間方向が不可逆であるが故に、安心です。自分に火の粉が降り注ぎませんからね。

In opposite, "the sermon to a youth" is reliable, because time is irreversible.Sparks do not pour into oneself.

さらに狡いことに、「自分はこういう失敗をしたから、君達は、同じ失敗をするな」という、「逃げ道付きの」のおいしい説教です。

In a more unfair thing, it is convenient sermon with an escape route."You do not do the same my same failure for you."

全く、嘔吐が出ます。

This phrase really causes vomiting.

(続く)

(To be continued)


2017-01-10 ―― 日経クッキング

私は、仕事柄「日経ビジネス」「日経コミュニケーション」などの「日経◯◯」シリーズには、大変お世話になってきました。

I have always relied on "Nikkei" magazine series, like "Nikkei business" and "Nikkei communication".

「日経ウーマン」とか「日経エンターテーメント」なども、時々、図書館で立ち読みしています。

I sometimes read "Nikkei woman" and "Nikkei entertainment" in my company library.

しかし、これだけの、様々なラインナップを占めている「日経◯◯」シリーズに、

However, even there are a lot of serise of "Nikkei" magazines, I am afraid that

―― 日経クッキング

"Nikkei cooking" have not come out until now.

がないのは、残念に思います。

-----

というか、多分、今さら「料理」の市場に参入できない、という戦略的判断もあると思います。

Probably, I think that there is strategic judgment that it can not enter the market of "cooking" now.

スーパーのレジの横の棚には、「オレンジページ」が、そして、最近では、CookPadも雑誌を出していますから。

"Orange page" on the shelf next to the cash register at the supermarket, and recently, CookPad also issues a magazine.

しかし、「日経クッキング」には、これらの料理の雑誌のターゲットとは、異なるマーケットがあると思うのです。

However, I think that "Nikkei Cooking" has a different market from the target of these cooking magazines.

(1)独身男性または女性、共働きの激務の夫婦

(1)Single male or female, couple with a hard working duty

専業主婦や専業主夫の概念は、すでに崩壊完了に近いですからね。

The concept of housewives and professionals is already close to completion of collapse.

(2)調理器具を全く使わない料理

(2)Dishes without cooking utensils at all

包丁やフライパンを使わない新調理手法

For example, new cooking method without using knives and frying pan,

しかし、これらのフィールドでは、当然「コンビニ弁当」や「レトルト具材」と競合します。

However, in these fields, of course, they conflicts with "convenience store lunch" and "retort ingredients".

「コンビニ弁当」等には、「栄養バランス」の問題がもれなく付随してきますが、残念がら、「栄養バランス」は差別化に繋がらないでしょう。

"Convenience box lunches" etc. are accompanied by the problem of "nutritional balance" without exception however, Unfortunately, "nutritional balance" will not lead to differentiation.

(続く)

(To be continued)


2018-01-10 ―― 拳銃が欲しい

一昨日の夜、突然、左脇腹が痛くなりました。

At the last night, my left side flank became sore suddenly.

その激痛が、あまりに凄くて、声も出せずに布団の上でうずくまっていました。

That intense pain was so terrible that I could sit down on the futon without making a voice.

額から油汗が出て、1mmも体も動かせない激烈な痛みでした。

It was a violent pain that I could not move 1 mm or even the body. coming cold sweat out from the forehead.

とにかく痛くて痛くて、全く動けないのです。

Anyway it hurted, I could not move at all.

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幸いなことに、この痛みは、約1時間後、猛威を奮った後に去っていったのですが、

Fortunately, this pain stirring the rage, went away after about 1 hour, however,

私がこの時、何を考えていたかというと ―― どん引きされるかもしれませんが

What I was thinking at this time - That might turn you off - is,

―― 拳銃が欲しい

"I want a handgun"

でした。

『この痛みを回避するなら、脳漿をぶちまけても構わん』

I could even think that "If I avoid this pain, I don't care about scattering fluid in brain.

とすら思えました。

(続く)

(To be continued)


2019-01-10 ―― 今さら、IT化?

私は、今、政府が主導している「働き方改革」についての連載を続けていますが、ここにちょくちょく、組織の「IT化」のようなことが記載されています。

Now I am writing monthly columns about "work style reform" that the government is leading. I have noticed that there are topics about "Information Technology(IT)" in the papers.

―― 今さら、IT化?

"What can we do any more by IT ?"

と思っていましたが、我が国のIT利用率は「相当に遅れているかもしれない」と考えるようになってきました。

However, I come to think that "the level of IT literacy in Japan might be lower beyond my imagination"

町内会の仕事をしているうちに。

with working for neighborhood association(NA).

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今、社会人や学生(小学生を含む)で「パソコンやスマホでメッセージ交換ができない」ということは、事実上社会的な「死」を意味します。

Now, "no communication with PC or Smartphone" means the death of working people and students (including junior school students)

必要な情報が流れてこなくなるからです。

Because they cannot get any information from the community to live their life.

「子どもにスマホを与える年齢」について、色々な意見があることは知っていますし、スマホの所持は、様々な犯罪に巻き込まれるリスクがあることも知っています。

I know well that there are arguments about "proper age to start using smartphone", and the communication devices will give them a risk of crimes.

それでも、スマホは、単なるメッセージ送受信装置ではなく、ミュージックプレーヤーであり、テレビに代わるビデオプレーヤであり、そして、子どもの位置情報を把握する防犯装置でもあります。

However, a smartphone is not only a communication device, but also a music player, a video player, and a security equipment to get their accurate location information.

水道、ガス、電力、輸送と同様の「生活インフラ」です。

It is a"life infrastructure", that is same as water, gas electricity and mobility.

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この「事実上社会的な「死」」の例外が、いわゆる高齢者世代です。

This exception of "actual social death" is the generation of elder people.

彼らの一部は、IT機器が使えるメリットを実感できません。

Some of them cannot realize the merit of using IT devices.

IT機器は、使ってみないとメリットを実感できないもので、メリットを感じられない以上、デメリットも理解できません。

They cannot understand the merit without using IT devices. So some of them cannot understand the demerit either.

また、デジタルサービスについても、同様です。

Much the same is true on digital services.

アマゾンもメルカリもSNSも電子メールも使ってみないとメリットもデメリットも実感できません。

Nobody cannot feel both the merit and demerit except for using Amazon, Mercari, SNS and E-mail.

(続く)

(To be continued)


2020-01-10 ―― 「改造 (あるいは、ハッキング)」という技術者の価値観は、今や終焉に向っているのかもしれない

江端家が、iPhoneに完全に浸食されました。

The Ebata family has been completely invaded by the iPhone.

iPhoneの抵抗勢力であった私は、会社から愛用のガラケーを奪い取られて、iPhoneを押しつけらています。

I am a typical iPhone opposition, however, I was stolen my favorite phone from the company and pressed an iPhone.

現在構築中の実験システムでは、iPadがシステム構成要件として組み込まれています。

In the experimental system currently under construction, an iPad is incorporated as a system configuration requirement.

―― なんで、こんな自由度のないデバイスが?

"Why should I use the device without such flexibility?"

と思うのですが、この考え方「逆」だったのです。

I thought it, but this idea was the opposite.

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『自由度がない = オペレーション(操作方法)が固定する』

"No freedom = fixed operation is fixed (operation method)"

これは、Andoroid端末の自由度が大きすぎて、バージョンによる違いの動作不具合やら、デバイスドライバの不一致やらで、問題が収拾しない(最悪、動き出さない)、ということが ――

This is because Android devices have too much freedom, so the differences in operation between versions, and device driver mismatch has occured. And finally, the problem does not go away (worst, it does not move)

一般ユーザは言うに及ばず、私たち研究開発の最前線でも、心底「うっとうしい」と思い始めたということです。

Not to mention ordinary users, but even at the forefront of R&D, we started to think that this was really annoying.

-----

―― 「改造 (あるいは、ハッキング)」という技術者の価値観は、今や終焉に向っているのかもしれない

"Engineers value of "modification (or hacking)" may be heading to the end now"

と、考え始めています。

I come to think that.

もっと簡単に、『江端が日和(ひよ)った』と言っても良いかもしれませんが。

It may be easier to say, "Ebata has been fence‐sitting"

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いずれにしても、

Anyway,

当初からMACの信奉者であり、父親のMAC批判をガンとして受けいれてこなかった、次女の高笑いの声が

From the beginning, my junior daughter who has been a follower of MAC and has not been able to accept her father's criticism of MAC is now laughing ----

―― うん、まあ、高笑いは聞こえてこないのですが、

No, she is not laughing, however,

江端家の各部屋から、様々なタイプの電子音がひっりなしにに鳴り続けて、かなり「うっとうしい」です。

Various types of electronic sounds continue from each room of the Ebata family, which is quite annoying.


2021-01-10 次女:「私たちが、普段話題としているのは、『親に感染させない』『親を殺さない』―― これだけだよ」

江端家でも、新型コロナウイルスの家庭内感染には注意するようにしていますが、それでもやはり限界を感じます。

In the Ebata family, we try to be careful about household infection with the new coronavirus, but I still feel that there is a limit to what we can do.

家族で会話をしない訳にはいかないし、家の中で始終マスクをしているというのも難しいです。

We can't avoid talking to each other as a family, and it's difficult to wear a mask all the time in the house.

という訳で、現在、政府が「飲食時の会話を集中的に注力する」という方針と同じように、江端家もメインの対策は「飲食時」になっています。

So, just like the government's current policy to focus intensively on conversations during eating and drinking, the Ebata family has also concentrate the time of "eating and drinking".

-----

『医療崩壊直前の今』と言われていますが、『医療崩壊後の今』とは、言われていません。

It's been called "the time just before the collapse of healthcare", but not "the time after the collapse of healthcare".

やっぱり、『医療崩壊』を最初に宣言するのは、誰であっても嫌なのだろうな、と思います。

After all, I guess anyone would not want to be the first to declare the 'collapse of healthcare'.

それは、ギリシャの経済危機に乱発された言葉『デフォルト』と同じ意味だから ―― と思っています。

I think that it is the same meaning as the word "default," which was wildly used during the Greek economic crisis.

『デフォルト』とは、「国家が借金の支払い放り投げる」ということで、つまるところ「国家が国債による支払いをしないと宣言する」ことです。

"Default" means "a nation throws away its debt payments". In other words, "a nation declares that it will not make payments on its bonds".

これに準ずるとすれば、『医療崩壊』とは、「医療による人命救助ができない」ということで ―― なるほど、こんな事実は誰も受け入れたくなく、そして宣言したくないでしょう。

If we were to conform to this (default), 'medical collapse' would mean 'medical inability to save lives'. Well, no one would want to accept and declare such a fact.

だから、いつまでも『医療崩壊直前』という言葉が発せられ続いているんだろうなぁ、と思っています。

I think that is why the phrase "just before the collapse of healthcare" is still being used.

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江端:「とにかく、今はしのげ! 家庭内感染は避けられないかもしれないが、『今』はなんとか逃れろ! 来月か再来月なら、余裕をもって治療して貰える可能性がある!!」

Ebata: "Anyway, just keep enduring for now! Household infections may be inevitable, but for now, we've got to get away! If it's next month or the month after that, there's a chance we'll have enough time to get medic!"

というと、次女に思わぬ事を言われました。

When I said that, my junior daughter told me something I didn't expect.

次女:「あのね、私たち(ティーンエイジャ)は、自分たちの感染なんて、ほとんど恐れていないよ」

Junior: "You know, we (teenagers) are hardly afraid of our own infection.

江端:「・・・え?」

Ebata: "...What?"

次女:「私たちは、感染しても、自覚症状がないか、あるいは普通の風邪程度の症状で収まることは、もう分かっているからね」

Junior: "We already know that even if we are infected, we will either have no symptoms or we will be symptoms of a common cold"

江端:「・・・」

Ebata: "..."

次女:「私たちが、普段の日常で話題としていることは、『親に感染させない』『親を殺さない』―― これだけだよ」

Junior: "What we usually talk about is 'not infecting our parents' and 'not killing our parents' - that's all"

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つまり、

In short,

―― お前たち(親、高齢者)は、人(子どもたち)の感染を心配している場合か?

"Do you (parents, elderly) have time to worry about infecting others (children)?"

―― 私たち(子ども)から感染を受けないように、お前たち(親、高齢者)が自力で防衛対策を執れ

"You (parents, elderly) should come up with your own defense measures so that you don't get infected from us (children)."

ということのようです。

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「被保護者」から「保護者」が心配されている、という奇妙な(人類史上にも稀な)社会現象が、今、進行中です。

There is a strange (and rare in the history of mankind) social phenomenon going on right now, where the "protected" are worried about the "guardians".

今、子どもたちから心配されているのは、私たち(中年と高齢者)なのです。

It is us (the middle-aged and elderly) who are worried about children, now.


2022-01-10 ところが、ここ数日間、訳の分からない体重増に、頭を抱えています。

年末から正月にかけて、体重の変化(特に重くなる方)には気をつかってきまして、最終日を許容範囲内で抜けた時には、ホッとしたものです。

From the end of the year to the New Year, I've been paying attention to my weight changes (especially the heavier ones), and I was relieved when I made it through the last day within the acceptable range.

ところが、ここ数日間、訳の分からない体重増に、頭を抱えています。

However, for the past few days, I've been struggling with an inexplicable weight gain.

Once I tried to see if I could explain my weight gain with "transient phenomena" but at this time I failed spectacularly.

今回のケースが「7日間」という、超長期の遅延定数ではないだろう ―― と、思っています。

I am sure that this case is not a very long delay constant of "7 days" -- I am sure of that.

しかし、年末の食事量に体が慣れてしまい、過食状態が継続してしまっている、というのが、妥当な原因かと思います。

However, I think it is reasonable to say that my body has become accustomed to the amount of food I eat at the end of the year, and I am still overeating.

まあ、ここのところ、とにかくお腹が減るのです。

Well, these days, I'm hungry anyway.

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私、一日一回、もっとも体重の減る時間と場所を狙って、体重測定をしています。

I weigh myself once a day, targeting the time and place where I lose the most weight.

その為には、体重計の乗り方にも色々工夫をしています。

In order to do this, I have been working on various ways to get on the scale.

■トイレに行って、出せるものは全部出し

I went to the bathroom and took out everything I could.

■当然、全裸(パンツは除く)になり、

Naturally, I was completely naked (except for my pants).

■まず、体重計を廊下に出して、冷やして、センサーの感度を低下させ、

The first thing to do is to take the scales out into the hallway, let them cool down, reduce the sensitivity of the sensors.

■体重計を、床の木材の方向と直行する方向に配置し、

I install the scales in a direction perpendicular to the direction of the wood on the floor.

■体重計に乗る時は、重心点を体重計の外に出るように前かがみになり、

When I get on the scale, bend over so that my center of gravity is outside the scale.

■体重計が確定値を出す時間を逆算して、体に軽い単振動運動を発生させて、もっとも軽い体重で確定するようにする

By counting backwards from the timing the scale gives me a definite value, I can generate a light single oscillating motion in my body to determine the lightest weight.

などの、各種の工夫をして、毎日「体重計を欺(あざむ)く」闘いを行っています。

I have been fighting to "cheat the scales" every day by using various methods like that.

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『そこまでするなら、体重計に乗らなければ良いのに』と嫁さんには言われていますが ――

My wife says to me, "If you're going to go that far, you shouldn't be on the scale".

As we all know, the "mental damage caused by the scale" is the most effective way to lose weight.

『仮にそうだとしても、"体重計を欺く"ことに意味はあるのか』と問われれば ―― 私は、こう思うのです。

If you ask me, "Even if that's the case, what's the point of cheating the scales?"

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どんなに残忍な殺人事件を起こし、検察側、弁護側、双方が事実認定に齟齬がないとしても ――

No matter how brutal the murder, and no matter how consistent the prosecution, defense, and both sides are in finding the case--

殺人事件の被疑者は、弁護側が考えうる最大限の弁護をし尽した上で、刑量が判断されるべきである。

A suspect in a murder case should be judged on the amount of sentence after the defense has exhausted all possible defenses.

特に「死刑判決」という極刑については、『もうこれ以上の弁護はできない』という、最大級の弁護の機会を与えられなけえればならない ――

Especially when it comes to the extreme penalty of the death sentence, we have to be given the maximum opportunity to defend ourselves, to say, like 'I can't defend myself any more'.

と。

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しかるに、「体重計」という裁判所が、「私の体重」という罪状を確定するのであれば ――

Therefore, if the court of "scales" establishes the charge of "my weight," then--

私は、あらゆる弁護の機会「あらゆる体重(の値)を減らす為の努力」が尽くすべきである

Every opportunity to defend "every effort to reduce weight (value)" should be exhausted.

―― と、私は信じているのです。

I believe that


2023-01-10 別の言い方をすれば『私(江端)は、組織(会社)の従順な犬』ということです。

本日の打ち合わせで、グループメンバの一人が、来週からの海外出張の話をしていました。

At today's meeting, one of the group members was talking about his overseas business trip starting next week.

他のメンバーの『いいなぁ』とか『羨しいなぁ』という声を聞きながら、

I heard the other members say, "I like it" and "I envy you, however I thought

―― "若い"って凄いなぁ

-- "Young" is great!

と思っていました。

だって、国内出張であれば、

Because if I am traveling domestically

(0)空港に行かなくてよくて、発着の遅延や欠航の心配がない

(0) No need to go to the airport and worry about delayed or cancelled arrivals and departures

(1)時差ボケがない

(1) No jet lag

(2)パスポートや書類などを気にしなくてもいい

(2) Don't have to worry about passports, documents, etc.

(3)外国語でのプレゼンの練習やら、現地の打ち合わせで『判ったようなフリ』をする演技をしなくてもいい

(3) No need to practice presentations in a foreign language or act like you "understand" in local meetings.

なにより、

Above all,

(4)日本語が100%使える

(4) 100% Japanese is available.

のです ―― 国内出張(特に国内で行われる国際学会)バンザイです。

"Banzai!" for Domestic business trips (especially international conferences held in Japan)

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今の私が生きている世界線をアルファ世界線とすれば、20年前の私は別の世界線(ベータ世界線)に生きていたのだと思います。

If the world line I live in now is the Alpha world line, then 20 years ago I was living in a different world line (Beta world line).

とは言え、今でも、私は『業務命令の発動』によって、簡単に世界線移動をすると思います。

However, I still think I would easily move to another world by 'invoking a business order'.

『業務命令』というのは、世界線移動を発生させるくらいの、巨大なエネルギーを持っているのです。

The "business order" has such enormous energy that it can make me move to another world-line.

別の言い方をすれば『私(江端)は、組織(会社)の従順な犬』ということです。

In other words, "I (Ebata) am an obedient dog of the organization (company)".


2024-01-10 ―― 生中継のレポートでスマホを見ながら、その文面を読み上げるだけのレポートなら、それ、スマホの「音声AI」に読み上げさせればいいんじゃない?

今回の震災で、マスコミ各局のレポータの皆さんが、現地からの報告を行って頂いております(特にNHK)。

Reporters from various media outlets have been reporting from the disaster site (especially NHK).

大変お疲れ様でございます。

Thank you very much for your hard work.

辛い現場をご覧になって、心底疲れられているものと、推察申し上げます。

I assume that you are genuinely exhausted after seeing the painful scene.

そのような、お疲れのところ、このようなことを申し上げるのは、大変心苦しいのですが、それでも一言申し上げたいと思います。

It pains me greatly to say this at such a weary time, but I would like to say something nonetheless.

―― 生中継のレポートでスマホを見ながら、その文面を読み上げるだけのレポートなら、それ、スマホの「音声AI」に読み上げさせればいいんじゃない?

"If it's a live report and you're just looking at your phone and reading the text of the report, why not just have the "voice AI" on your phone read that out loud?"

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私は、災害現場のレポーターというのは、災害現場の代弁者と思っています。

I consider a disaster site reporter to be the disaster site's voice.

ならば、現場の状態を言語化して、御自分の目で見て、御自分で感じたことを、御自分の選んだ言葉と、御自分の肉声でで語って頂くことこそが、その任務だと思います。

Then, I believe that you must verbalize the conditions on the ground, to speak what you see and feel with your own eyes, in your own words of your choosing, and in your voice.

もちろん「レポーターは役者ではない」というのであれば、それはそれで納得できます。

Of course, if you say reporters are not actors, that makes sense.

それなら、『スマホの音声AI機能』を使って、報告して頂いて結構です。

Then, you can use the "voice AI function of your smartphone" to report back to us.

しゃべる時間も、予定通りピッタリと収まるでしょう。

The speaking time will also fit perfectly into the schedule.

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ただ、私たち視聴者は、そういうものを聞きたい訳ではないのです。

But we, the viewers, do not want to hear those things.

現場を直接見た人の、肚の底から絞り出される、生きている人間の感情が入りつつも、それでも冷静に客観的な報告を行いつづける ―― そういう姿を見て、私たちは被災者の皆さんの状況に寄り添えると思うのです。

The person who saw the disaster site firsthand, who squeezed out from the depths of their heart the emotions of a living person, and yet continued to report calmly and objectively - I believe we can be close to the tragedy of the disaster victims by seeing this.

私に、報道のプロのレポータとしての技と矜持を見せて下さい。

Please show me the skill and pride of being a professional press reporter.