国外のシステムに関する報告書から、そのシステム構成を「看破」するという仕事を行っています。
医療でいうところの「内科の問診」という感じでしょうか。
患者の症状を読み取って、その疾患を推定する(「システム」を「疾患」というのも、何ですが)というイメージです。
-----
「この機能が分からないとできない」とか「この条件での性能が明かでないと評価できない」とか ―― そういう甘えたことを言うことは許されません。
そんなものが最初から揃っていれば、誰だって「システム構成」を推測できるにきまってます。
武器の研究をしている人は、戦車に使われている「ボルト1つ」で、そのボルトの使われている強度や場所を割り出し、その戦車の機能、性能まで予測ことができるそうです。
私も、「■■会社が、××分野の開発を開始した」という新聞記事のたった一行の記載から、「5年後の市場規模○○億円である」という報告書を作成したことがあります。
「風が吹けば、桶屋が儲かる」を、地でやっているのが、我々研究員、リサーチエンジニアと呼ばれる者たちです。
―― で、その予測は当たるかって?
当たる訳ないですよ。
無理ですよ。不確定要素がどれだけあると思っているんですか。
-----
我々がプロとして求められている役割は、たった一行の記述から、全体のシステムを推測し、それにもっともらしい理屈をつけて、それを自信タップリに説明するという、一種の「占い師」です。
『先の見えない未来に、「理屈」で筋を通して欲しい』というニーズに答えることが、仕事です。
ただ、未来を「理屈」で筋を付ける努力をしている分、その辺の「占い師」よりは、遥かに誠実だと思っています。
最低限、「自分の予言を自分で信じ切る」という程度の思い込みを持つ程度には、徹底的に真剣に調査は実施していますから。
だから、私自身「怪しげな占い師」であったとしても、クビになることなく、今に至っている訳です。
-----
で、話を戻しまして、某国のシステム構成を「看破」するという仕事の話に戻します。
大変愉快な報告書です。
定量数値なし、比較対象絶無で、自分たちのシステムを自画自賛、美辞麗句で埋めている ―― これはもう、一種の「才能」と呼べると思います。
このような文章を見ていると、その人の「ひととなり」や、その国の文化や思考形態が読みとれて、興味深いです。
-----
このような「盛り上がった文章」というのは、「深夜に書いたラブレター」みたいなもので、当事者は今頃、恥しくて、壁に頭をぶつけているかも・・・
いや、しないか。
なんか、いつでも「自信たっぷり」だもんなぁ、あの人たち。あのマインド、本当に羨しい。
いずれにしろ、前述の通り、このような「深夜のラブレター」から、客観的な技術を認定することも、エンジニアの大切な仕事です。
まあ、「面白い」のは確かなのですが、「読み難い」のには閉口しています。
It is a continuation from yesterday.
私、音声解析のプロではないのですが、周波数解析や声紋の基本原理くらいは知っています。
However I am not a professional of voice analyzer, I know the basic theory of frequent analysis and sound spectrogram.
最近のパソコンの性能って、凄いですからね。かつてのように声紋解析の専門装置、多分、いらないと思います。
The PC performance is really tremendous. I think that the dedicated device for the analysis doesn't need.
あとは、議員の方の声を頂ければ十分ですが、これからも議会で発言されるでしょうから、音声サンプルも取れるでしょう
As for the rest, I need the voices of assembly persons. They are going to be recorded in the future congress.
つまり、東京都議会が、今後もヤジも含めた議会の音声ファイルを全部開示してくれれば足ります。
It is enough that Tokyo Metropolitan Government will open all of the voice files that include jeering
自宅のパソコンを使った、週末研究員の立場ですので、音声の分離に時間がかかるかもしれませんが、多分可能だと思います。
I have to spend much time to finish analysis because I have to work for a just weekend researcher using my private PC.
-----
音声認識を卒論にしている大学生は、全国には100人はいるでしょう。
On the other hand, no less than one hundred students, who are going to write their paper about voice analysis seem to be in colleges in Japan.
『これを卒論や修論にすれば、―― 結構いけるぜ、後輩たち』
"If these papers are submitted as graduation thesis and master's thesis, it should be good, my junior fellows."
と、けしかける。
I set them on the problem.
いっそうのこと、情報処理学会や音響学会が、特別研究会を開いて、学術目的の他のヤジの主や、同調して笑った人間を特定する(これは、AとかBとか記号を使えば良い)という、コンペティションに持ち込むのはどうでしょうか。
Moreover, Acoustical Society and the Information Processing Society opens a special study group, and hold a competition to specify other jeers and laughing person using anonymity signal.
もちろん、音声データは、単に学術的に利用させて貰い、解析結果を、政治的に利用せず、その個人も追求をしない、という条件で。
Of course, the conditions are that the audio data should be used academically, and the analysis result should not be used for pursuit of responsibility politically.
その経緯や結果を、コラムやブログで公開してもいいですね。
It might be good to publish or open the process and results on web site.
-----
多分、ですけどね。
It is "maybe",
私程度のエンジニアでも、時間をかけて、のんびりやれば、特定できると思うのです
Even if a poor engineer like me, is given much time and work leisurely, I could specify
―― ヤジった人も、笑った人も、だれもかも。
Anybody, other jeers and laughing persons.
映画「ビューティフルマインド」でも登場する、ゲーム理論における「ナッシュ均衡」はとても有名な話です。
"Nash balance" in game theory is very famous, and this thought has introduced in the movie "Beautiful mind".
簡単に言えば、合コンにおいて、「男どもは、一番飛び抜けてベッピンのマドンナを狙わない」という戦略が、結局全員をハッピーにするという話です
In short, the story is a strategy of mixer party that "the men should not lock the most beautiful Madonna on in the party. so the strategy makes all of you happier"
(映画の例では、最適戦略は成立しないのですが、それはさておき)。
To tell you the truth, the optimal strategy is not set in the movie's case.
-----
私、「合コン」などというゲームに参加しなかったですからね。
I had not taken part in the game whose name is "mixer party".
「そんなフィールドで闘ったって勝てっこない」と自覚していましたから。
I knew well that I had no chance to win the the game against love affair field.
私の場合、何年もの間、細いコネクションを維持しておいて(半年に1度くらい電話する、とか)、そういう姑息な戦略でひたすらチャンスを待っていました。
In my case, I was waiting for a chance to communicate with a woman after my mind, with keeping a thin connection (for example, calling every half a year)
-----
そもそも、我が国には、「ナッシュ均衡」を易々と破壊する素晴しいシステムがあるのに、なぜ、それを活用しないでしょうか。
Above all, why does younger try to use an excellent system that is unique to Japan and can destroy "Nash balance" easily?
それは、
It is
ギスギスした駆け引きも、気のきいた話題作りも不要で、
No need to make a tactical topic and a trick of the trade,
しかも「ゼロ和ゲーム」でもすらなく、
No zero-sum game,
情報の守秘性は最高ランクで、
confidentiality of the information is the best rank,
生涯の伴侶を選ぶことを可能とする、
possible to choose your companion of the life,
競合ゼロの究極のブルーオーシャン戦略。
Ultimate blue ocean strategy with zero competing.
―― 『お見合い』です。
The name is "arranged marriage".
(To be continued)
本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。
Today, new my column is released, so I take a day off.
世界を「数字」で回してみよう 人身事故(31):
「江バ電」で人身事故をシミュレーションしてみた
"Let's turn the world by "Number" Accident resulting in injury or death (31) "
trying to simulate the injury in the "Ebaden"
-----
それでも、やっぱり、私は、
However, I still think
―― 「忠臣蔵」はテロ行為
""Chushingura" is terrorism"
だと思うんですよ。
「『メルカリ』凄い」と感嘆しています。
I feel admiration for "Mercari".
-----
先週末、私は「メルカリ」に入会し、その15分後に、不要となったメモリを売却し、必要となったHDDを購入しました。
Last weekend, I joined "Merucari". And after 15 minutes, I sold a unnecessary memory and bought a necessary HDD.
「メルカリ」は、売り手が一方的に売値をつけるので、「ヤフオク」のように、競りで時間を取らたり、イライラしたりするストレスが全くなく、気にいっています。
I like "Merucari" system, because the seller can decide a price of the good. Therefore I can save time without bidding and I don't care of the bid price with irritably and frequency.
しかし、それ以上に凄いと思ったのは、
Moreover, I was really surprised at the system function, that
相手の名前も住所も、一切不明としたまま、売り手から買い手に、物品を直送できるようにしたシステムです。
made it possible to send goods directly from the seller to the buyer while keeping the name and address of the opponent absolutely unknown.
だから、私は「誰に売ったのか」も、「誰から買ったのか」も、一切知りません。
Therefore, I do not know "Who sold it to me?" "Who I bought it from?"
もちろん、このシステム、原理としては、それほど難しい話ではありません。
Of course, this system, as a principle, is not so difficult.
しかし、現実の事業者(コンビニ、運送会社)を巻き込んだビジネスとして成り立たせた点において、「凄い」のです。
However, it is "amazing" in that it was established as a business involving real business operators (convenience stores, transportation companies).
-----
この「匿名配送」という方式は、確か、年賀状から始まったように記憶しております。
Surely, this "anonymous delivery" method might have started as "New Year's cards".
例えば、私のネットのハンドル名(例:"えばぁ")のみで、現実の年賀状を、現実の私の住所に届けることができる、というものです。
For example, it is possible to deliver actual New Year's cards to my real address with only my handle name.
メール年賀状、Web年賀状が、どれほど便利で華美に飾れたとしても、「年賀状は"モノ"として貰いたい」というニーズがあったということなのでしょう。
Even if E-mail New Year's card and Web New Year's cards are convenient and decorated spectacularly, it seems that there was a need to have "New Year's cards as" objects ".
-----
ま、いずれにしても、今後もメルカリを使っていこうと考えております。
Well, in any case, I'm thinking of using Mercari in the future.
私は、まだ使えるものが、使われない状態にあることが、「残念」と思えてしまう性格です。
I feel sorry that things that can still be used, are not used.
ですから、出品価格は「郵送料 + コンビニでコーヒを飲める」程度で良いと思っています。
Therefore, I think that the price of my things is enough for "postage charge + drink coffee at convenience stores".
今のところは。
So far.
最近、ワールドカップが開催されているのは知っているのですが、私のパソコンには、それらのニュースが表示されません。
Recently I know the World Cup has held, however, my PC doesn't show the news at all.
ですので、
So, when I asked my wife that
江端:「日本チームって、今、どんな感じなの?」
Ebata:"How is Japan Team going now ? "
と、嫁さんに質問したら、嫁さんから結婚して依頼、100回目の宇宙人を見るような目で見られました。
she looked at me like the 100th space alien from the time of marriage.
嫁さん:「それって、今の日本人のする質問?」
Wife:"Is that a question of current Japanese?".
江端:「いや、嘘偽りなく、本当に、ワールドカップの情報が、一切、私には届いていないんだよ」
Ebata:"This is no kidding. Without a word of lie, no new of the World Cup is coming to me"
と言った瞬間、自分で気がつきました。
At that time. I noticed by myself that
―― ターゲットされた
"I am locked on"
ということです。
-----
つまり、私はニュースの記事などで、ワールドカップに関する情報に対して、「喰いつきが悪い」ユーザであると、ネットワーク側から判断されてしまったようなのです。
In short, I was judged from the news server "Ebata is not interested in the World Cup at all" from my personal history.
もちろん、私はワールドカップのニュースを忌避した覚えは、一度もありません。
Needless to say, I have no recollection to avoid the World Cup before.
ただ、野球、相撲と同様に、サッカーの記事にも目を通していなかっただけです。
I haven't read the articles of football, as same as Baseball, Sumo.
ですから、(仮説の域を出ませんが)『相対的に比較されたのかもしれないなぁ』と考えています。
So, just an hypothesis, but, I might be purged by the news server, compared to ordinal Japanese people.
-----
嫁さんの言う「それって、今の日本人がする質問?」と同じ判断を、ネットワーク側がしたとすれば ――
If the news server think I am not qualified for "a current Japanese" as my wife said,
この時、初めて私は、ネットワーク側からロックオンされる怖さを実感しました。
For the first time, I felt fear for being locked on from the Internet service.
私、これまでも、色々な国内外の展示会での説明員をしてきましたが ―― 今回の展示会に関しては、
I have been a member of various domestic and international exhibitions until now, but for this exhibition, I thought
『なんで、みんな、こんなにアグレッシブなの』
"Why are you all so aggressive?"
というくらい、真剣に私たちの説明を聞かれていきました。
They heard my explanation seriouly.
This time, at the "Super City Smart City Forum 2019" sponsored by the Cabinet Office, we exhibited at the booth.
―― みんな、目がマジで怖い
"Everyone, their eyes are really scary"
というくらい、迫力がありました。
They was very nervous.
お話させて頂いた方の多くは、市町村の地域創成や活性化を担当されている方々でした。
Most of those who talked were people in charge of community creation and revitalization of municipalities.
そして、今、まさに『リアルタイムで困っている』という状況が、ひしひしと伝わってきました。
And now, the situation "they are troubled in real time" has been transmitted.
-----
I am now contributing to social issues in our country.
コンピュータの前で、計算を繰り返しつつ、私なりの表現で危機感を訴えてきた、という自負もあります。
In front of the computer while repeating the calculation, I also have the confidence that I have expressed a sense of crisis in my own expression.
ですが、
However,
―― ライブ現場の危機感には、遠く及ばない
"It is far from the feeling of crisis at the live site"
を、思い知らされる展示会となりました。
They made me know the real world.
-----
現在、大阪から実家に移動中ですが、今の私は、疲労困憊で気を失いそうです。
Currently, I am moving from Osaka to my home, and now I am almost exhausted and tired.
週末、ホームページで、営業日時と時間を調べてから、嫁さんと市民プールに行きました。
At the weekend, I went to the public swimming pool with my wife after checking the website for opening times and hours.
しかし、施設の窓口で「土日はお休み」と言われました。
However, I was told at the facility's office that they are closed on weekends.
無駄と知りつつ『ホームページを調べて来たのだけど』と抗議をして、やむなく帰宅しました。
Knowing it was useless, I complained, "we came to check the website" and then we were forced to go home.
実は、以前にも、プールの営業時間変更も更新されていなかったので、すでに市役所には抗議のメールを送付していました。
In fact, I had already sent an email to City Hall protesting the change in the pool's hours of operation, as it hadn't been updated previously.
「市役所の対応済み」を信じた私が、「間抜け」だったということになります。
I was "dumb" for believing that "City Hall has already handled it.
-----
市役所も、コロナ禍対策でてんてこ舞いだろうし、ホームページの更新に手が回らない、という苦しい事情は理解できます。
The city hall must be busy with measures to deal with the corona epidemic, and I can understand the difficult situation that they have not been able to update their website.
しかし、折角の「市民からの通知」を活かさないことは、問題あると思います。
However, I think there is a problem with not taking advantage of the occasional "citizen's notice".
ただ、私、この理由、分かっています。
But I know the reason for this.
『ホームページの更新なんぞ、3分もあれば足る(あるいはコロナ対策ページに誘導するリンクを1行付ければ足る)』と思うのですが ――
It would take me 3 minutes to update the home page (or one line of link that takes people to the anti-corona page).
実際のところ、市役所の職員は、専門の業者の手を通さねば、ホームページの更新ごときができないのです。
As a matter of fact, City Hall employees have to go through a professional contractor to update their website.
正確に言えば、
To be exact,
(1)稟議上(あるいは契約上)の手続で、職員にホームページ作成の権限がない
(1) The staff does not have the authority to create the website due to a request for approval (or contractual issues).
か、
(2)職員にホームページ作成のスキルがない
(2) Staff do not have the skills to create a website.
のいずれか、あるいは、その両方です。
Either or both.
-----
私、もの凄く心配しています。
I'm terribly worried about it.
これから、台風や水害、それに地震などが発生すれば、市民にとって、市役所のホームページからの災害情報や避難情報は、「最後の砦」です。
From now on, if a typhoon, flood, or earthquake occurs, disaster and evacuation information on the city hall's website will be the last line of defense for the citizens.
ホームページの最新の情報は、現場担当者がその場の判断で、それこそ、分単位で更新して貰えなければ、本当に困るのです。
The latest information on the website needs to be updated on a minute-by-minute basis, by the field personnel at their discretion.
しかし、市役所は、リアルタイムのホームページの更新に、きちんと対応できるのでしょうか?
But will City Hall be able to respond properly to real-time website updates?
-----
正直なところ、文部科学省には「プログラミング教育」なんぞより、子どもには、「htmlファイル(テキストファイルでも構わん)の作成と、サーバへのアップロード」を教育要領に入れて欲しい。
Honestly, I wish the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT) would include "creating html files (or text files)" and "uploading to the server" in the educational guidelines rather than "programming education".
私は、市役所の職員に、ホームページ作成のスキル向上なんぞは期待していません。
I don't expect City Hall employees to improve their web site development skills in any way.
せめて、ブログ型のテキストベースの情報発信ぐらいは、できるようにしておいて欲しいのです。
At the very least, I hope that they should be able to send out text-based information.
かっこをつけている場合じゃありません。
This is not the time to be cool.
行政の貧しい情報開示リテラシーで、情報不足→被災→死亡などとなったら、私は、泣くにも泣けません。
I will not be able to even cry with the administration's poor disclosure literacy by a lack of information, disaster, death, etc.
-----
さて、私、上記のクレームを、本日、市役所にメールで送付して『対応が終ったらメールで連絡下さい』と付けておきました。
Well, I, I emailed the above complaint to city hall today and added, "please email me when you're done responding".
さあ、この対応、何日で返事がくるか? あるいは黙殺されるか?
Now, how many days does it take to respond to this response? Or will they ignore me?
その結果は、近日中にお知らせします。
The results will be announced soon.
I watched the BS NHK special "Battle of Okinawa, without escapeway" of the first and last half throughout.
在宅勤務になってから、テレビ(の録画)を見る機会が増えてきたような気がします。
During the new Corona disease, I think I have had often chances to watch (Recorded) TV programs.
が、それはさておき。
However, set is aside,
言うまでもなく、『人間として許される限界を越えた地獄』が、淡々かつ激烈に描かれていました。
Needless to say, "Hell beyond the limits of human being imagination " was portrayed in an unflinching and intense manner.
こういう歴史的な事件を知りたいのであれば、ハリウッドあたりで作られた映画なんぞより、こういうドキュメンタリーを見た方が良いです。
If you want to know about these historical events, it is better to watch documentaries like this than movies made in Hollywood.
このような地獄の中で、『家族愛』やら『夫婦愛』やらを描く、戦争映画のバカバカしさを実感すべきだと思います。
I think we should realize the ridiculousness of war movies that depict "family love" and "marital love" in this kind of hell.
-----
このドキュメンタリ番組の中で、
In this documentary program, the story of
―― 米軍に投降しようとする日本人の民間人を銃殺しようとする日本兵
"Japanese soldier tries to shoot a Japanese civilian who is trying to surrender to US forces"
の話が出てきます。
appeared.
同じ環境、立場であったら、私もこの日本兵と同じく『同胞を殺害したに違いない』という確信があります。
In the same environment and position, I am sure that I would have killed my civilian just like this Japanese soldier.
75年後の未来で、命の保証され、十分な食料と睡眠を取っている安全な日常から、その『非日常の地獄』を批判しても意味がありません。
It makes no sense to criticize the "hell of the unusual" from the safety of our daily lives, where we are guaranteed to live, have enough food and sleep 75 years in the future.
-----
まあ、職場の空気や、上司の顔色を伺って、法律で保証された「年休」ですら取ることをはばかってしまうヘタレな私たちは、誰もが、
We are the kind of idiots who shy away from taking even the legally guaranteed "annual leave" because of the atmosphere in the workplace or the boss's face. So we will make us
『同胞を殺害しようとする日本兵』
"Japanese soldiers trying to kill Japanese civilians"
になるのです。
『戦場では、正論かます奴から殺される(*)』という格言は、事実だと思います。
I think that the proverb of "On battlefield, the person to make a justice argument will be killed first" is true.
(*)これ、孫文の言葉だと思っていたのですが、資料からは、見つけられませんでした。誰の言葉かご存知の方がいたら教えて下さい。
(*) I thought these were Sun Yat-sen's words, but I couldn't find them in the documents. If anyone knows who said it, please let me know.
一度、戦場を作ってしまったら、もう、日常の理論は通用しません。
Once we have created a battlefield, everyday logic no longer applies.
だからこそ、「絶対に、戦場を作り出さないこと」が大切なのです。
Therefore "Never make any battlefield" is important.
本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。
Today, new my column is released, so I take a day off.
「お金に愛されないエンジニア」のための新行動論(4)
株価データベースを「Docker」で作ってみる
"A New Theory of Action for Engineers Who Are Not Loved by Money(4)"
Let's try to make a stock database by "docker"
------
後輩からのレビューを受けている時に、Dockerの概念の説明について、コンプライアンス的な観点から指摘を受けました。
When I got a review about this column from the junior colleagues, he pointed out the explanation of the concept of Docker, from the viewpoint of compliance.
昨今、「愛人」なる表現が問題になるのは、よく分かっていましたし、変な炎上を回避する観点からも、インモラルな表現は避けるべきです。
These day, the expression of "Mistress" might to be a problem, I know. And in order to avoid annoying flame, I should not use immoral expressions.
(Incidentally, the original expression was "concubine house")
-----
で、その後輩の指摘を受けて、私、かなり考えたのですが ―― 良い表現が思いつきませんでした。
After getting the argue, I thought it again deeply, however, I could not come to a good one.
というか、Dockerを、もっと正確に表現しようとすると、
On the contrary, if I try to express it exactly,
『双子の姉妹を、同じマンションの別の戸に囲う』
"Twin sisters are enclosed in separate units in the same apartment building."
になってしまい ―― もっと印象が悪い。
I can agree that this expression become worse.
Dockerは、全く同じアプリケーションを小さなサービス(マイクロサービス)として、同じコンピュータに矛盾なく同居させれるもので、さらに言えば、
Docker works as a micro-service including same application at the same time with no contradiction. If I try to express these micro-services,
『双子の姉妹と同時にXXXX』は、さらに正確です。
"can do something with the twin sisters simultaneously" is more accurate.
Dockerのアクセスポート番号を変えれば、2つ以上のデータベースを同時に扱うことができ、で、実際、私、そういう使い方しています。
Using different port numbers of each Docker, you can use more than two database simultaneously. I really use docker containers like the way.
まあ、「総じて、江端の発想には品がない」と言われれば、私自身が率先して同意できるくらいです。
Well, even I can agree with you, if you say "Ebata's imagination is vulgar"
-----
According to the "Ebata's imagination is vulgar", a people said that in this column,
私としては、
However, I wanted to say,
―― それなら、この内容を「上品」に書いたものを、私に見せてくれ
"Rewrite it elegant and show me it"
と言いたかったです。
どこかで犯罪が発生すると、ニュースで、その近所の人に対して、被疑者に関するインタビューが放送されます。
Whenever a crime occurs, the news broadcasts an interview about the suspect to the neighbors.
私は、この手のインタビューには絶対に応じませんし、家族にも応じないように言っています。
I would never respond to this interview and have told my family not to do it.
その映像が、『その後、どのように使われるか』分かったものではないからです。
We don't know how the images will be used afterward.
もし、被疑者にネガティブなコメントをした挙句、その事件が『20年後に再審で冤罪が確定判決』になろうものなら ―― そのインタビューに応じた人は『冤罪を誘発した人物』として、視聴者に記憶されることになります。
If a negative comment is made about a suspect and the case is "retried 20 years later, and the defendant is falsely convicted," - viewers will remember the interviewee as "the person who provoked the false conviction.
-----
最近、近所で『良い人』とされている人間による重大犯罪が報道されることが多いように思えますが ―― これ、恣意的な報道(偏向報道)の一例です。
Lately, there seem to be many reports of serious crimes committed by people considered 'good people' in the neighborhood -- this is an example of arbitrary reporting (biased reporting).
なぜか?
Why 'biased reporting'?
―― ご近所で、礼儀正しくて、大人しくて、目立たない人物による凶悪犯罪の方が、圧倒的に面白いから
"Because it is by far more interesting to make it a violent crime committed by a polite, quiet, inconspicuous person in your neighborhood."
です。
面白い方が、視聴率が稼げます。
The more interesting it is, the more ratings it will earn.
それ故『偏向報道』なのです。
Hence, it is 'biased reporting.
-----
私:「私が殺人事件を起こしたら、近所の人はインタビューに何と答えるかな?」
Me: "What would my neighbors say in an interview if I committed a murder?"
嫁さん:「『やっぱり・・・』、『いつかやると思っていたんですよ』、『挨拶もしないし、目付きも悪い人でした』、『町内会では、いつもトラブルメーカーでした』・・・」
Wife: "'I knew it...', 'I knew he was going to do it someday,' 'He never greeted me and had a bad eye,' 'He was always a troublemaker in the neighborhood association'..."
私:「もういい」
Me: "Enough."