昨日の続きです。
飲み会の話題として
「私(江端)を怖いと思っている人はいるのだろうか」
との質問を投げてみました。
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『江端さんのことを、怖いと思っている人はいるでしょう』
『メールに「殺す」という文言をフツーに入れる人は、フツーに怖いハズです』
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そんな「フツー」に入れているかなー、と思って、昨日、過去メールから、私が「殺す」という文言を使ったメールを調べてみました。
40通あった。
自分で驚いた。
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○引例を引っ張ってくるなら、自分の発明を「本気で殺す」つもりで、死ぬ気で、公知例調査をしろ。発明者は全精力を尽して、自分の発明を「殺す」論理づけを試みよ。
○切替時に回復不能な障害発生させたら、殺すぞ
○特許法39条によって、自分の発明(先願)が自分の発明(後願)を殺すことになります。
○私なんかは、出願前は『近づく奴は、皆、殺す』くらいの殺気を出して執筆しますので。
○具体的に「敵」と認定する社名は *具体的* でなければならない。M下でもM菱でもGuグルでもなんでも良いが、「敵」を殺すくらいの勢いでを明確にすること。
○パリ条約の効果は大きく2つあり、「自分(の発明)は殺されない」(パリ条約4B前段)と「相手(の発明)を殺す」(後段)になります。
○拒絶査定通知前に、拒服(拒絶理由通知書に服従すること)したら殺すぞ
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うん、認める。
確かに「怖い」。
私が悪かった。
期末ですね。
この時期は憂鬱です。
桜なんて咲き始めているのを見ていると、気分はどんよりと沈んでいきま す。
なぜ、一年中、冬ではないのだろうか、と。
シベリヤ、アラスカ、南極大陸のような極寒の地で、行動が制限されるよ うなところの「冬」ではなく、
日本であっても、豪雪による雪害になる北日本のような「冬」でもなく、
そのような「迷惑をかけられない冬」、具体的には、東日本から西日本の 太平洋沿岸の地域の「冬」が良いのです。
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2年前に、達成目標を約束した(豪語した)書類が戻ってきます。
そして、今、その約束の成否を明確にして書き込む必要があります。
「2年前の私は、今の私とは違う。今の私ならそんな約束はしなかった」と、どんなに泣きごとを言っても無駄です。
私の「被告抗弁」の文案創作能力は、この時期、最高レベルに達します。
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期末ですね。
私は、この冬に還りたいのです。
(Continuation from yesterday)
実際のところ、私の娘たちは、「英語を使う自分」のイメージを持っていません。
In fact, my daughters has no image of "themselves of using English".
彼女らにとって、英語は、履修すべき教科の一つで、テストで解くべき問題に過ぎないのです。
For them, English is one of the subjects they should study, and problems they should solve in examinations.
この無力感を理解するには、私たちが、一生の間、使うことのない言語(例えば、タミール語など)を履修させられている状況を想像すれば十分でしょう。
In order to understand the situation of this apathy, it become enough to make an image that we are enforced to study a disused language (for example, Tamil).
According to my trial calculations, only 4% of worker population in Japan, really needs English.
と、このように事実を積み重ねていくと、結局、私の出した結論(英語に愛されないことは私たちの責任ではない)に戻ってしまいます。
Accumulating these facts, I return the result that I made a conclusion before, that "It is not our responsibility not to be loved by English".
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我が国の国民の多くが、「国際化が必要でも、移民政策は反対」という感情を持っています。日本人にとって、国際化とは、外国の話であり、あくまでホームランドの外の話です。
Many people in Japan have an idea that we should adapt to the internationalization but we don't accept an immigrant community. In short, Japanese people think that the internationalization is just on foreign countries, not our homeland.
そんな都合のよい国際化で、国際化の道具の一つである英語を使えるようになる訳がない。
We never use English as a tool of the internationalization under the convenient fiction story.
これは、10年間もスキーの教本を勉強して、1回もスキーゲレンデに出ないで、スキーヤーになろうとしているのと同じです(または、ゲレンデでお茶して帰るだけのレジャー)
I think that the above is the same situation that we study skiing by using training books only, not going ski field once, and want to be a splendid skier. (or a just leisure to go a ski field and a restaurant at the bottom.
私が小学生の時から「これからは英語が必要だ」と言われ続けきて、そして、本当に必要となっている人は4%程度です。
When I was a junior student, I have heard a phrase of "English is needed from now" since then. Now persons who really use English is only 4%.
これでは、英語の勉強へのモチベーションが発生しないのは当然です。
It is natural that the motivation for the studying English doesn't happen.
だからといって、「英語が必要がない」と極めつけるのは、どこかの思慮の足りない作家夫婦と同じことをやることになります(そういえば、何故、彼らは『英語は使われていない(4%)のだから、英語の教育は不要だ』と言わないのかな?)
It's not that we should stop studying English. It might become same of the silly writer wife and husband who insist on "quadratic function is not needed".(As I recall, why do they say "English is not needed, because the users are only 4% in Japan"?)
(To be continued)
本日はコラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。
Today, a new column is released, so I take a day off.
"Let's turn the world by "Number" Diet (28)
Now I would like to ask you "do you really need your diet".
ダイエットシリーズ、最終回です。
This is the final of the series.
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総括 ――
Summary are,
(1)「楽々ダイエット」なるものは存在しない。
(1) "Easy diet" does not exist.
(2)「喰い過ぎれば太り、喰い控えれば痩せる」に一切の例外なし。
(2) The principle of "if too eating, being fat, if less eating, losing weight" is absolute.
―― です。
さあ、反論のある奴は、かかってこい。
Come on , Guy with a rebuttal.
1年分のデータと、データに裏づけられた仮説検証のシミュレーションコードと、その計算結果で、丁重にお出迎え致します。
Respectfully we will pick you up, with one year's worth of data,simulation program of hypothesis testing that has been backed by data, and the result of the calculation.
そもそも、私は一人でいることが好きでしたので、科学の実験や、社会見学など、グループ作業が苦手でした。
Originally, I have liked to being alone, so I was not good at group work of science experiment and field trip during the period of junior and junior-high school,
ですので、
Therefore,
―― グループ全員分を、私が一人で片づけていた
I used to finish work of all members alone.
ものです。
なにしろ、私は、高校生の時、文化祭のクラスの出し物を一人で作った、という剛の者ですから。
Above all, I was a great boy that had prepared an attraction of annual school festival alone.
さらに、クラスのメンバには、『最終日(だけ)、装飾を手伝った』という、イクスキュージを付けて提供するという、万全のアフターサービス付きです。
In addition, I presented an excuse for all of the classmate, that was "they helped decoration of the attraction", as a perfect follow-through service.
私は、自分の裁量だけで動けて、幸せ。
I was happy because I could work on my own.
皆は、何もしなくてすんで、幸せ。
The others were also happy, because they didn't do anything.
これをWin-Winといいます。
This is really "Win-Win relationship".
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ふと、思い出したのですが、私が小中学生だった頃、「フォークダンス」なるものをやらされていました。
All of sudden, I remember that I was compelled to do "folk dance" in junior and junior-high school.
多分、今でも、あるのだろうと思います。
I am afraid that the enforced event might continue.
私見ではありますが、あの「フォークダンス」なるものを、「楽しかった」と思える人は、それほど多くないのではないかと思っています。
In my opinion, many people seemed not to enjoy doing the "fork dance".
少くとも、私は楽しいどころか、激烈な苦痛でした。
As far as I was concerned, it was rather terrible pain to cheerful feeling.
他人と行動の調歩を合わせることが苦手だったこと加えて、私がフォークダンスを全身全霊で嫌いになったのが、確か「ジェンカ(*)」というフォークダンスの歌の歌詞です。
I had trouble in running with the teams, and moreover the reason I came to feel an aversion against "fork dance" was lyrics to a song whose name was "jenkka", as I recalled.
(*)フィンランド発のダンス音楽 Letka Jenkka(レトカ イェンッカ)
この歌の歌詞を書き下そうとしたのですが、今、ちょっと試みただけで吐き気を催してきました(本当)。
This time, I tried to write the lyrics down, however, I felt dizzy even starting to write the first phrase.
しかたがないので、一言で纏めます。
It cannot be helped, so I try to make one phrase.
―― 『キスをしよう』を連呼し続けるだけの下品な歌
"It is a vulgar song, shouting repeatedly "let us kiss""
です。
小中学生の生真面目な潔癖感を考慮しても、聞くに耐えない「無知性な」歌詞だったと思います。
Considering neat paranoiac of junior and junior-high school students, I do say that it is unspeakable an unintelligible song.
歌詞の内容が「不気味」だし、非日常だと想定しても、歌詞の内容が「頭悪すぎる」し、
The contents of lyrics is "eery", and even if the background of song might be uncommon, it is too stupid.
そもそも、これって「セクハラを助長するような歌」という認定だってできるんじゃないでしょうか。
To begin with, I think that it is possible to approve "this song might cultivate sexual harassment".
今もなお、このような歌詞の歌を聞いて苦痛に耐えながら、ダンスを踊らされている小中学生がいるかと思うと、胸が痛みます。
When I think children who feel pain with hearing this song and letting them dance, I feel a tightening in my chest.
―― と、ここまで、あの歌に憎悪の念を持っているのは、私だけだろうか?
You might think that Ebata doesn't have to act like this.
町内会の回覧板用に、「英会話教室」の生徒募集のビラを、仕分けしていた時のことです。
When I sorted the ads for recruiting for "English conversation lesson" for circulation boards of the neighborhood association,
嫁さんが「パパ! 『英会話教室』なんて始めるつもりなの?」と血相を変えて聞いてきました。
My wife asked me "Do you want to start an English conversation lesson ?" in a black rage.
―― ここ数年で、最大級の誤解だなぁ
"It might be highest possible misunderstanding in several years"
と、思わず、苦笑してしまいました。
I almost burst into laughing.
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ある日曜日に、私が、町内会の会館の窓口業務をやっていた時、
One day on Sunday, when I worked at hall counter,
近くの町内の日本在住の外人の方が、「英会話教室」目的で、町内会の会館を予約をする為に、窓口に来られました。
a foreigner at the next town came to the counter to try to reserve a room for the event of "English conversation lesson".
それをきっかけとして、私が、町内会長への問い合わせや、ビラの配布方法などを、電子メールでアシストさせてもらっています。
As just a trigger, I started to help her for inquiries to the head of the neighborhood association and ads distributions by the circulation boards, by e-mail.
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「英語に愛されないエンジニアのための新行動論」の著者である私が、「英会話教室」なんぞを始めたら、
I am a writer of the works whose title is "New strategies for engineers who are not loved by English". So even if I try to start "English conversation lesson" by myself,
これはもう、「冗談」ではなく「事件」です。
this is not a "joke" but a "serious affair"
(Continuation from yesterday)
今日、やっと、「動かないシステム」の原因を見つけることができました。
Today, I finally found the cause of the "inactive system".
PCにプレインストールされていた、セキュリティ対策ソフト(Macfee)でした。
It was security software (Macfee) that was pre-installed on the PC.
このソフトを、復旧不能レベルへのアンインストールを行ったら、システムを止めていた問題点(3つ)が一気に解決しました。
Uninstalling this software to an unrecoverable level, resolved this three problems at once, and the system started.
私が、なんどWindowsOSの設定を変えても、動かなかったのは、このソフトが全部、妨害をしていた、という訳です。
The reason the system did not work even if I changed the setting of Windows OS, that this software was blocking the system.
それにしても、pingやhttpのパケットを妨害するのは許せるとしても、パソコンの中の、processまで妨害するとは、何たる悪質なソフトウェア ――
Even so, although it is acceptable to block ping and http packets, how this malicious software interferes with the process on the personal computer.
ほんの一瞬ではありますが、この会社への「放火」を考えました。
Though it was only a moment, I thought of "an arson" to this company.
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もっとも、セキュリティ対策ソフトは、「悪意」でソフトウェア作る者からPCを防衛することを目的として作られているものです。
However, security software is designed to protect PCs from "malicious" software developers.
PCは、「利用者」が大半で、「開発者」はその0.2%(30万人/1億3000万人)にも至りません。
The majority of PCs are "users", and on the other hand, "developers" do not reach 0.2% (300,000 / 130 million) of them.
ですから、このソフトの振舞は「間違ってはいない」のです ―― むしろ「よく頑張っている」とも言えます。
So, the behavior of this software is "not wrong", rather it can be said that "work well".
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もっとも、ここまで何もかも潰せば、そりゃ安全でしょう。
However, if the software crush everything, it would be safe.
■外部からの攻撃だけでなくて、内部のプロセス(process)に入り込んでいるかもしれないスパイウェアも監視し続けている ――
- It continues to monitor not only external attacks, but also spyware that may have entered the internal process.
これは、密告が奨励されたかつての社会主義国家や現在の独裁国の様ですし
This is like a former socialist state and a present dictatorship, where a petition was encouraged.
■しかも、その国の立法府(システムアドミニストレータ)認めているその世界の法(Windows10の設定)すら無視して、監視し続け、必要なら排除する ――
- In addition, it ignores the laws of the world (settings of Windows 10) recognized by the legislative body (system administrator) of that country, and continues monitoring, and eliminates if necessary.
これは、その国で非合法に暗躍する秘密警察のようです。
This is like a secret police lurking in the country illegally.
(To be continued)
"I hate the word" big data "or" AI "from the bottom of my heart" has already been sickly talked about for two years.
にも関わらず、"AI"という言葉は、社内で濫用されています。
Nevertheless, the word "AI" has been used internally.
もちろん、私の回りの研究者たちは、全員、"AI"という言葉の空虚さを十分に理解した上で、やむなく使っています。
Of course, all researchers around me have to use the word "AI", after fully understanding the emptiness of words,
本気で「AIという技術がある」と思っている研究員がいるとすれば、私は『嘘だろ』というし、
If there is a researcher who seriously thinks "a technology called "AI" exists", I would say "you are a liar".
本当にそういう研究員がいれば『バカだろ』と言います。
Even if there is really the researcher, "you are stupid."
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先日、会社の食堂で夕食を食べていたら、例の「無礼な後輩」から電話がかかってきました。
The other day, when I was having dinner in the company cafeteria, I received a phone call from the rude junior.
内容は来期の研究の依頼でした。
The content was a request for research in the next term
後輩:「この依頼、ビッグデータの権威であり、AIのスペシャリストである江端さんでないと頼めない依頼でして・・・」
Junior:"Nobody is proper for this request except for Mr.Ebata, who is Big data authority and AI specialist" "
江端:「お前、喧嘩売ってんのか?」
Ebata: "You are fighting me?"
我が家の長女が、今頃になって「エヴァンゲリオン」にロックオンされました。
Our senior daughter is now locked onto "Evangelion".
彼女は、現在、上映中の映画から始まったようです。
She seems to have started with a movie that is currently being shown.
『最終回からアニメにはまる父親の血脈』という訳でもないのでしょうが ―― こういう入り方も良いものです。
It may not be "Her father's bloodline that got me into anime after the last episode", but it's good to get into it this way.
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これまでも述べてきたように、私は、「エヴァンゲリオン」にハマることのできなかった一人です。
As I have mentioned, I am one of those people who could never get into "Evangelion".
ハマれない人と、ハマれない人のどちらが不幸か、と言われれば、言うまでもなく後者です。
If you ask me who is more unhappy, those who can't get into it or those who can't get into it, it goes without saying that it is the latter.
ですから、これからは、家族の中に「解説者」ができることで、私も興味を持てるようになるかもしれないなー、などと、と思っていたところ ――
So I was thinking that from now on, I might be able to have a "commentator" in the family, so that I can be interested in it, and so on.
驚愕の記事を見つけました。
I found the article astonishing.
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今回は、絶賛公開中の「シンエヴァンゲリオン劇場版」で、ユーミンの唄うこの映画の挿入歌「VOYAGER~日付のない墓標」が使用されたことで突如、注目を浴びた1984(昭和59)年公開のSF映画「さよならジュピター」をご紹介します。
This time, I'd like to introduce you to the science fiction movie "Sayonara Jupiter," released in 1984 (Showa 59), which suddenly drew attention when the movie's insert song "VOYAGER - Tombstone without a Date" sung by Eumin was used in "Shin Evangelion the Movie," which is currently being released to rave reviews.
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なん・・だと・・
What the...?
「VOYAGER~日付のない墓標」だと。
You said "VOYAGER - Tombstone Without a Date" didn't you?
"Novel Goodbye Jupiter", the best science fiction about an engineer in the 22nd century
その原作を台無しにしてしまった「映画 さよならジュピター」
The movie "Goodbye Jupiter" ruined the original story.
そして、その映画の中で誕生した、「名曲 VOYAGER~日付のない墓標」が「シンエヴァンゲリオン劇場版」で使われいる・・だと。
The song "VOYAGER - Tombstone without a Date" was created in the movie and is used in Shin Evangelion the Movie.
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「さよならジュピター」に関わるものであれば、それがなんであれ、全て私のフィールドです。
Anything related to "Goodbye Jupiter" is my field.
1995年の地上波の「ヤシマ作戦」と「MAGIシステム乗っ取り」で止まっていた私の中で、今、何かが動き始めました。
Something has now started to move in me, which had stopped with the 1995 terrestrial "Operation Yakima" and the "MAGI system takeover".
かなり昔になりますが、私、
It was a long time ago, but I wrote a column, whose title was
'Is There Enough Electricity in Japan? --Let's try to verify it by converting it into "the number of maids"'
というコラムで、大停電 ―― ブラックアウト について書きました。
about major power outage -- "blackout".
In my estimation, the blackout in Japan will occur in "mid-summer".
まさか、地震 → 発電所停止 → 寒波 → 真冬のブラックアウト で、その危険がやってくるとは予想もしていませんでした。
I never expected that the danger would come in the form of an earthquake → power plant shutdown → cold wave → midwinter blackout.
『電力逼迫警報』です。
The "Power Tight Alert".
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ところで、大声では言えませんが ――
By the way, there is something I can't say out loud.
電気自動車(EV)や、自然エネルギーや、大型蓄電システムをてっとり早く普及させる方法の一つに、「停電を頻発させる」があります。
One of the quickest ways to promote electric vehicles (EVs), renewables, and large-scale energy storage systems is to have frequent power outages.
例えるなら、EVは、移動する蓄電池ですので、一戸建てであれば、数時間程度の電気は担保できる可能性があります。
By analogy, an EV is a moving storage battery, so a single-family home may be able to guarantee electricity for a few hours.
実際は、直流→交流変換をする装置が必要となり、その装置は高額で設置工事も必要となるので、そんなに簡単な話ではありません。
In reality, it is not that simple, as a DC to AC conversion device is required, which is expensive and requires installation work.
ただ、停電が日常的であった国(かつてのインド等)では、各家庭にバッテリーが備わっていて、停電時に活用されていました。
In countries where power outages were common (such as India in the past), each household was equipped with a battery, which was utilized during power outages.
しかし、上記のコラムにも書いていますが、電力は「社会システムの血液」ですので、これが安定供給されない社会は、不安なインフラを抱えることになります ―― これは、人命に関わることです。
However, as noted in the above column, electricity is the "blood of the social system," and a society without a stable supply of it will have an insecure infrastructure -- this is a matter of human life.
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カーボンニュートラルを実現するには、『原発の再稼動しかない』と思われるかもしれません。
It may seem that the only way to achieve carbon neutrality is to 'restart nuclear power plants.
しかし、ご存知の通り、我が国は、原発事故で、散々酷い目にあってきました。
However, as you know, our country has had a lot of bad experiences with nuclear accidents.
加えて、原発の廃炉の完了にあと200年は必要とも言われていています。
In addition, it is said that another 200 years will be needed to complete the decommissioning of nuclear power plants.
総じて、原発であれ原爆であれ、我が国と原子力は、とことん相性が悪いです。
In general, our country and nuclear energy, be it nuclear power or atomic bombs, are thoroughly incompatible.
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ここは一つ、野心的な案として、
As an ambitious idea, I will propose
―― 計画的ブラックアウト
"Planned blackout"
を提案してみたいと思います。
『EVと分散蓄電池 + 自然エネルギーで、社会インフラを支える国家』というビジョンは、多分、世界を驚かすと思いますが、どうでしょうか?
I think the vision of "a nation that supports social infrastructure with EVs and distributed storage batteries + natural energy" will probably surprise the world.
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ちなみに、私が20歳くらいの頃、「太陽光発電」の研究をしていた人々の多くは、現実性のない研究で、研究費の無駄使いをする『バカ』って言われていましたよ。
By the way, when I was about 20 years old, most of the people who were doing research on "solar power" were called 'idiots' who were wasting their research money on unrealistic research.
これは本当です ―― なにしろ、大学時代に私が所属していたゼミの話ですから。
This was true -- anyway, this is the story of my laboratory in college.
今日は、江端家の結婚記念日です。
Today is the Ebata family's wedding anniversary. Hence,
- 午前の発表会出席のオーダーを却下したのも、
- I also rejected the order to attend the presentation in the morning,
- 午後の会議を途中で抜け出すのも、
- I will get out of an afternoon meeting in the middle of the day,
- 稟議のサポートや報告書でドタバタしているのも、
- I'm also slammed with support for approvals and reports,
- 研究ゼミ生の卒業式や謝恩会に出席できないのも、
- It is also impossible to attend graduation ceremonies and thank-you parties for research seminar students,
ぜんぶ結婚記念日のせいです。
It's all because of our wedding anniversary.
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ちなみに、私の嫁さんは、
By the way, my wife always says,
『記念日に、宝飾品なぞ買う金があるなら、高いメシを食うほうがいいに決まっている』
"If you have money to buy jewelry on your anniversary, it's better to eat expensive meals"
という同じポリシーを持つ、長年の同志です。
Hence, she is a long-time comrade who shares the same policy.
いまさら、という感じとは思いますが、私、今回PoE(Power of Ethernet)を使う機会を得ました。
I know it's a little late for this, but I had the opportunity to use PoE (Power of Ethernet) this time.
PoEはLANケーブルを経由して、データ通信と同時に電力(1ポートあたり15.4W)を供給することができるものです。
PoE can supply power (15.4W per port) simultaneously with data communication via LAN cable.
今回は、PoE対応のカメラで、それを「体感」することができました。
This time, I could "feel" it with a PoE-enabled camera.
感想ですが、
Thoughts,
―― もの凄く便利
"Very useful"
まず、コンセントの場所を気にせずカメラを設置できるとう点はもちろんなのですが、通信ケーブルと電源ケーブルの2本を引き廻す必要がない、という点が素晴しいです。
First of all, of course, I don't have to care about the location of the power outlet, but it is also great that there is no need to run two cables, one for communication and the other for power.
ご存知の通り、私、自宅に、監視カメラを設置しているのですが、この配線(特に電源ケーブル)で、とても苦労しました。
誰がために「介護IT」はある?https://t.co/QQTebTEFvX pic.twitter.com/ZYx02iRwGf
? EE Times Japan編集部 (@eetimes_jp) September 30, 2019
As you know, I have a surveillance camera installed in my house, and I had a lot of trouble with the wiring (especially the power cable).
地中に電源ケーブルを埋めたり、壁に敷設したりするのって、思った以上に面倒です(シールドしないと、経年劣化で、漏電やショートの可能性もありますから)。
Burying power cables underground or laying them in walls is more trouble than it seems (for leaks or short circuits).
よく考えれば、こんなことは、当たり前のことなのですが、この当たり前が「やってみるまで分からない」という点が、新技術(?)の弱みでもあります。
If you think about it, this is a matter of course, but the fact that this matter of course is not known until we try is a weakness of the new technology.
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このような「新技術」(ちなみに、PoEは10年以上の前にはありましたが)の別の障壁は、PoE対応のEthernetハブの値段が高かったことがあります。
Another barrier to such "new technology" (PoE was more than a decade old) was the high price of PoE-capable Ethernet hubs.
10万円くらいはしていたと思う。
I think it was about 100,000 yen.
But I checked the other day, and it was about 5,000 yen for five ports.
I only needed one port for one camera, so I got it from Amazon.com for about 1500 yen.
「それでも、PoE対応のEthernetケーブルが必要なんだろうな」とは思っていたのですが、その辺にころがっていた、カテゴリ6のケーブルで試してみたところ、普通に動き出してビックリしました。
I thought, "I still need an Ethernet cable that supports PoE," but when I tried it with a Category 6 cable I found lying around, I was surprised it worked just fine.
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新技術は、このように「体感」と「コモディティ化(*)」の両方が揃わないと、普及しないという運命にあります。
Thus, new technologies are doomed to fail to spread unless both "experience" and "commoditization(*)" are in place.
(*)市場投入時には高付加価値の製品やサービスと認識されていたものが、市場が活性した結果、他社が参入しユーザーにとって機能や品質などで差がなくなってしまうこと
(*)A product or service that was a high value-added product or service at the time of its market launch, but as a result of market activation, other companies have entered the market, and there is no longer any difference in functionality, quality, etc., for users.
特に前者の「体感」が難しい。
The former "experience" is particularly difficult.
これについては、江端家のHDDレコーダ導入時の話があります(出展が見つけられなかった)。
There is a story about this when the Ebata family installed an HDD recorder (I could not find the exhibit).
『VHS(テープ)レコーダで十分』と言っていた嫁さんが、HDDレコーダ購入後に、VHSを完全に忘れました。
My wife, who said 'VHS (tape) recorder is enough,' completely forgot the existence of VHS after purchasing the HDD recorder.
世間では、ガラケーとスマホに関する、こんな会話もありました。
There have been these conversations in the world about rackets and smartphones.
『スマホで調べものができるんだよ』→『そんなもの、家(のPC)で調べればいいじゃん』
"We can look things up on my smartphone." and "Why don't you just look that up on your home computer?
地上デジタル放送への移行(予告期間は7年間だったと思う)も、すったもんだしましたが、現時点で、「地デジなんか不要だ。アナログ放送に戻せ」と言っている人は、私が知る限り一人もいません(もしご存知でしたら、教えて下さい)。
The transition to digital terrestrial broadcasting (the notice period was seven years, I think) was also a bit of a struggle. Still, at this point, no one I know says, "I don't need digital terrestrial broadcasting; go back to analog broadcasting.
何が言いたいかというと、
What I'm trying to say is,
―― 『新技術で一発当てたい』という技術者は、『常に負け続ける運命にある』
"Engineers who want to hit it out of the park with new technology are always doomed to lose."
ということです。
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娘を見ていると、就活が大変そうです。
Looking at my daughter, it seems like she is having difficulty finding a job.
リビングのテーブルの上には、常にどこかの企業の就活生向けのパンフレットがあります。
On the living room table is always a pamphlet for job hunters from some company.
昨日、『私が個人的にこれ以上もないくらい良く知っている某総合電機メーカ』の就活生向けのパンフレットを見つけました。
Yesterday, I found a pamphlet for job hunters from a general electronics manufacturer I know well.
一読して、爆笑しました。
I had a blast reading it.
いや、(嫌味なく)本当に楽しかった。
Well, (no sarcasm) I enjoyed it.
あたらめて勉強にもなりましたし。
It was a new learning experience for me.
ただ、ここに『君は常に負け続ける運命にある。それでもウチに来ないか?』との一言があれば、多分、私は「感動」したと思いますが。
But here's the thing: "You are always doomed to lose. Still, why don't you come to us?' I would probably have been "impressed" if there had been a word of