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2024|01|02|03|04|05|

2012-04-24 Facebookの恐怖

Facebookの話題の続編です。

今年の1月1日に、Facebookのアカウントの取得をしたのですが、その後、一回もログインができない状態になっており、先日まで放置しておりました。

しかし、放置できない理由(もうすぐ分かります)が生じまして、アカウントの取得をして貰う為に、身分証明書を送付して、アカウントをアクティベートして貰いました。

そして初めて見るFacebookのページの友人候補リスト(で良いのかな)を見て、背筋に悪寒が走りました。

「どうやって、このシステムは、私が10年以上も前に出会って、その後、完璧に忘れていた人までも、見付け出してくるんだ」、と。

まあ、Gmailのメールアドレスから逆引きする、というメカニズムくらいは理解できる。

しかし、そこから先の二次的探索のやり方が全然推測できない。しかも、その探索結果は、あまり外れていない様に思える。

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私は今、「やんちゃ」をしていた時代の『後』に、インターネットが登場してきたことを、心から感謝しています。

今の若い人は、大変だなぁ、と思います。

「若気の至り」は、全記録されています。

一つの例としては、「昔の彼女や彼氏の話が、一生付いて回る」と考えれば、分かりやすいでしょうか。

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「プライベート丸裸」

覚悟した方が良いでしょう。


2013-04-24 我が家の時計達が、変な狂い方をしてきた理由

私は、どちらかというと、「結婚」というシステムを使った方が良いと考えている一人です。

このシステムを使わないまでも、「同棲」なども実施した方が良いと思っています。

面白いことが、たくさん発見できることがあるからです。

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先日、嫁さんが、試験監督のアルバイトにでかける時に、私の「電波時計付き腕時計」を貸しました。

しかし、嫁さんが、この時計が「狂っている」というのです。

電波時計であるのに、それを、電話の117で確認するという、その慎重さは、大変エライと思うのですが、それが「狂っている」というのは、私には信じられませんでした。

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その後、嫁さんと話をして原因が判明しました。

「ただいまから、12時34分50秒をお知らせします、ピ・ピ・ピ・ポーン」

というメッセージに対して、12時34分50秒とは、「ポーン」が鳴る時刻であるのですが、

嫁さんは「ただいま」の部分が、12時34分50秒である、と信じてきたのです。生まれて、この方、ずーっと。

こういう認識の違いを発見で楽しめるのが、「結婚」や「同棲」の旨みだ、と思えるんですよ。

よくよく考えれば、「ただいま」の部分が時刻である、という解釈は、それほど外れているとは思えません。確かにこういう解釈はありえると思うのです。

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しかし、嫁さんの回りの時計は、これまでずっと数秒の誤差を含まされてきたのだなぁ、と思うと、その「時計達が、なんだか切ない」ような気持になります。

これまで長きに渡り、我が家の時計が、なんか変な狂い方をしてきた理由が、ようやく判明しました。


2014-04-24 それって、我々の血税や受信料で作ったデータだろう?

先日、ベイズ推定を、複雑な事象に対応する為の手法である、ベイジアンネッ トワークのツールの講習会に行ってきました。

The other day, I went to attend a lecture of Bayesian network that can give us solution for complicated problem, based on Bayesian estimation.

―― 感動

Inspired.

どんなに少ないデータ(事前確率)からでも、何がしかの推論結果(事後確率)を必ず叩き出すこの手法は、私の性格に合っています。

The method seems to be suitable for me, because it is possible to make some outputs except for poor data.

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私はコラムを執筆する上で、様々なデータを使わなければならないのですが、個人で集められるデータの数など、本当に知れています。

As far as I am concerned, I have to use several types of data in order to write columns. But the counts of data I could collect are nothing serious.

コラムの中で登場した、将来の人口予測、出生率予測、未婚率予測、どれも、私が、雀の涙のようなデータと、思い切った仮説から、―― 少なくとも「私が、私自身をだませるという程度」にまで ―― 算出したものです。

However I have shown you population forecast, birthrate forecast and Unmarried rate forecast, these are calculated based on small data and my original hypothesis until "I can deceive me"

ですから、官公庁とかNHKとかが、「1700人から得られたアンケート結果を・・・」とかいうセリフを聞くと、

So, when I heard the sentence "According to the survey results from 1,700 people ....” I really think in rage

―― 代々木のNHKホールに、火、かけたろか

"I will fire the NHK Hall at Yoyogi"

というくらい、不快な気分になります。

-----

■官公庁もNHKも、データ収集には、洒落にならない程の金をかけていると思います。

- I think that both government offices and NHK have spent much money for collecting data.

■ですから、それらのデータをおいそれと公開できないのは、理解できます。

- So I can understand that they don't open the data easily.

―― などと、私が言うと思うか?

Do you really think that I could say the above?

■それって、我々の血税や受信料で作ったデータだろう?

"Those data is collected by money of our tax and TV fee isn't they"

■なんで開示しないんだ?

"Why do you keep close them?"

―― って思いますよ。あたりまえですよ。

I think it so. It is natural.

「下々の者は、私たちのデータ解析の結果だけを信じていればいいんだ」

"What the lower class people do is to believe our analysis results."

「施策に関わることに口を出すな、考えるな」

"Don't put your nose into my business.”

ってことでしょうか。

いや、私、本当に言いたいんですよ。

I want to tell them

「番組はいらないから、データだけくれ」

"Give me your data. No need your program."

って。

-----

ベイズ推定は、私のように、

Bayesian estimation provides me, like

■データを貰うコネのなければ、

No connection to be given data,

■データを買う金をもっていない、

No money to buy data,

■フリーのテクニカルライターもどきで、

Mock of free technical writer,

■ヘロヘロのデータアナリストもどきであっても、

Mock of poor data analysis,

一定の数値の推論結果を導き出すことができる手法なのです。

With a specified numeric estimated results

さあ、この休暇は、ベイズ推定で、「子供を産ませないシステム」の数値による要因分析をやるぞ、と、久々に燃えている私です。

"Let me calculate the system evaluation of "system not to generate children" based on Bayesian estimation"

I become back-to-basics for the first time in many years.


2015-04-24 普遍性も客観性もなく、状況によってフラフラと立場を変える、この「一番大切なもの」という価値観は、どうにも、私には不安定すぎるのです。

(以前の続きです)

(Continuation from yesterday)

-----

私が、民族主義なるものに、今一つ乗れないのは、

he reason I cannot believe nationalism is that

もし私が、

If I

■日本という国家以外の国家、あるいは

belong to a nation other than Japan, or

■現在勤務している会社以外の会社、

belong to a company other than the present company, or

■現在職務を遂行している部課以外の部課、

belong to a department or unit other than the present department or unit, or

■現在在籍しているクラス以外のクラスに属していたとすれば、

belong to a class other than the present class,

私は、今の国家や会社や部課やクラスを

I think that I don't think my present nation, company and division is the most important things in my life.

「「一番大切なもの」とは考えなかったハズである」

という、その一点にあります。

That is the point.

普遍性も客観性もなく、状況によってフラフラと立場を変える、この「一番大切なもの」という価値観は、どうにも、私には不安定すぎるのです。

I think that "the most important things" has no universality and objectivity, and changeable as the weather. So I am afraid that this sense of value is not incredible for me.

(続く)

(To be continued)


2016-04-24 私が、常々「ビッグデータ死ねばいいのに」と言い続けている理由の一つ

アマゾンで頼んでおいた「2016年ダイヤ改正号 小田急時刻表」が届きました。

The book of "Odakyu diagram table in 2016" arrives a little time ago, I ordered yesterday.

昨日お話した、シミュレータの基礎データを読み取る為に、必要だったからです。

I need the basic data and parameters for my train diagram simulator I told you yesterday.

それにしても、

At any rate, I think,

―― この時刻表のデータを、全部電子データとして、Web等開示してくれれば、本当に助かるんだけどなー

If the data of the diagram data has been opened on the Web site, it will help me very well absolutely.

と思うんですが、まあ、「無理だろうな」とも思います。

On the other hand, I also think that it cannot be helped.

-----

第一に、運行ダイヤは、非常に価値のあるデータです。高い値段で買ってくれる人はそれなりにいるはずです。

Firstly, the train diagram is very valuable data, so some people can buy the data for a high price.

第二に、そのような電子データを、趣味の研究で使いたいと考えるユーザは絶無だろうということです(せいぜい私くらい)。

Secondly, few people wants to use the data for their own interest only. (It might be me only, I think)

そして、第三に、このようなダイヤデータを研究されると、色々、面倒くさいこと(素人のオタクが、ダイヤにいろいろ文句を言ってくるとか、テロリストたちに悪用される、とか)が発生する可能性が高くなるのです。

Finally, if the data like the above, becomes opened, I am afraid that a lot of annoyed troubles will happen (some armatures claims the design of diagram, or abused by terrorist)

-----

鉄道ダイヤの情報は、典型的な「ビッグデータ」といわれるものの一つと考えられます。

I think that train diagram data is one of the typical "big data", so called.

私が、常々「ビッグデータ死ねばいいのに」と言い続けている理由の一つに、

The one of the reasons I always say "Big data, it must die" is

―― いわゆる「ビックデータ」が、「滅多に手に入らない」という事実を知らず(理解せず)、「ビックデータビジネス」を語る奴が多すぎる ――

"there are a lot of idiots who want to talk about "big data business", even they don't know it is very hard to get the "big data". It is really a rare case.

という背景があります。


2017-04-24 「奇を衒わない、当たり障りのない対応」こそが王道である

以前、「入学祝に、持ち歩けないような巨大な英和辞書を贈ってきた人」の話をしました。

Once I wrote about a person who gave me a big and non-potable Japanese-English dictionary as a "celebration gift".

その後、「私がこれを廃棄した」という話もしました。

At the time, I discard the dictionary.

さらに、「この人は、英語を実生活で使ったことがない人である」という推論に至った、という話もしました。

In addition, I have reached a conclusion, that "the person has not had a habit of using English daily".

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これと同じようなことは、結構あります。

Same affairs, like this, are often happened.

海外旅行のお土産などが顕著です。

For example, about souvenirs of overseas trip.

例えば、

- ボールペンをノックをすると、ボールペンに描かれた女性がヌードになる

- knocking ball pen, the woman's picture comes to be nude.

- 辛くて(あるいは、臭くて)食えたようなものではないスナック菓子

- Uneatable spicy (or stick) snacks

- 現地の(奇妙な形状の)お守り

- Local and strange amulet

などです。

―― そんなもの、いらない

"I want to return this to you"

というものが多いです。

in many cases.

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もっとも、このようなことになってしまうのは、理由があるからです。

Of course, we have reasons for these affairs.

(1)海外旅行にいった以上 ―― 特に餞別を貰っている場合などは ―― 何がしかの「お返し」が必要になる。

(1)We have to buy some souvenirs when we travel overseas, especially getting foy.

(2)しかし、「良いモノ」は、基本的に値段が高い

(2)However, good souvenirs are expensive.

(3)一方、「悪いモノ」は、安いが、クオリティが悪く、インパクトがない

(3)On the other hand, bad souvenirs are low-quality and no impact, even if it is cheap.

(4)ならば、「珍妙なモノ」で、アピールするしかない

(4)Then, we have to appeal ourselves with "a strange thing".

ということになります。

こうして、「お祝い」やら「お土産」やらは、関係者全員を不幸にしながら、そのマーケットが成立している訳です。

Thus, "celebration gift" or "souvenir" make us unhappy, and the market has been established.

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誰に対しても、普遍的価値があり、かつ、役に立つものは、「現金」です。

To tell you the truth, "cash" is useful and universal valuable for anyone.

しかし、「現金」を「お土産」にする訳にはいきませんし、「お祝い」にしても、ラーメン代金程度では、格好がつきません。

But we cannot use "cash" by a compensations of "souvenir". If we use "cash" as "celebration gift", constant sum must be needed.

そいういう意味では、「図書券」とか「商品券」は、双方のジレンマを解消する、形を変えた「現金」と言えます。

In that sense, "library tickets" or "gift certificates" can be said to be distorted "cash" to resolve this problem for both sides.

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結論として、

In conclusion, I think

"「奇を衒わない、当たり障りのない対応」こそが王道である"

"No strange and offensive way is a royal road."

ということです。


2018-04-24 ―― 江端は、インターンシップの学生に、パワハラを働いた

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

彼には、私達の研究チームが、企業の第一線で番を張る、「凄い頭脳集団」と見えたのかもしれない ―― と。

He might create an illusion of "great thinktank" on the edge of international company."

『はっはっは、笑っちゃうよなぁ』と言うのは簡単です。

"Ha-ha-ha, You are kidding! " is easy to say. "

しかし、これは、本質的に、「パワハラ」や「セクハラ」の原型であると言えます。

However, I think that this is basically an proto-type of "power harassment" and "sexual harassment"."

「パワハラ」や「セクハラ」の大部分は、基本的に、

Many accidents of "power harassment" and "sexual harassment" is essentially generated by "

(A)自分の地位に対する無自覚、と、(B)その地位が与える他人への影響の無自覚の、両方から発生します。

Both non-consciousness of (A)their positions, and (B)affects, derived from the positions."

ですから、いつだって、「パワハラ」や「セクハラ」の当事者は、基本的に加害者意識はゼロです。

So, basically, anyone who is a central player of "power harassment" and "sexual harassment", has any victimizer-minded"

だって、上記(A)(B)のいずれにおいても、徹底的に、軽薄なまでに、無自覚なのですから。

Because they are juking and jiving and have no awareness of the above both (A) and (B). "

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だから、私は常に言っているのです。

So I often say that "

―― "フレンドリーな上司"とか、"気楽にしゃべれる教授"とか、そういう、アホな幻想は、とっとと捨てなさい

"Put your foolish illusions away, like "friendly boss" or "comfortable professor"" "

と。

私達は、どのような立場であれ、「立場」があれば、常に「パワハラ」「セクハラ」の加害者となることから逃げることはできないのです。

We cannot escape from our position, even what kinds of position. and also cannot escape from being victimizer of "power harassment" and "sexual harassment"."

ましてや、大臣や次官ともあろう人なら、誰に何を言っても「パワハラ」となることを覚悟すべきですし、

Moreover, even if you are a minister or vice minister, whatever you say to anyone, you should be prepared to be blamed for "power hurdles""

ましてや、性的なことを個人的に発言すれば、本人の意図がどうであれ、100%、「セクハラ」になる 。

Even if you speak to someone about sexual issue personally,, whatever your intention is, it will be 100% "sexual harassment"."

その程度の自覚は、あってしかるべきでしょう ――

Whoever should have the awareness as least. So I think "

バカなんじゃないんですか、あいつ。

Is that guy an really idiot ?"

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とはいえ、以上の話を総括すると、

It can be concluded that"

―― 江端は、インターンシップの学生に、パワハラを働いた

"Ebata should be blamed for the power harassment""

という結論になってしまいますが、

And, that's right."

それで、正しいのです。


2019-04-24 10連休が始まる ――

10連休が始まる ――

10 consecutive holidays (10-days holiday) start ---

もっとも、10連休を休める人がいるということは、その休み人の為に働かなければならない、ということでもあり、素直に「誰もが、10日休める」とことにはならないのは当然です。

However, the fact that there are people who can rest for 10 consecutive holidays, also means that they have to work for them. It is natural not to say that "everyone can rest for 10 days".

この10連休というものを作った理由が、「日本全体を使った社会実験」である、ということくらいは、私にも分かります。

I can understand that the reason why the government made this 10-day holiday is “social experiment using the whole of Japan”.

もちろん、組織によっては、GW、夏季休暇、年末年始休暇に、報奨休暇などを加えて、10日間の休暇を取る、ということができるところもあります。

Of course, depending on the organization, someone can take 10 days off by adding reward leave etc. to GW, summer vacation, New Year holidays.

しかし、今回の場合、国民の休日としての10連休であり、意味が変わってきます。

However, in this case, it is "10 consecutive holidays as a national holiday" and the meaning is the same.

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「日本国全体を使った社会実験」の内容を考えてみました。

I considered the contents of "Social experiment using the whole of Japan".

先ず、普通に考えて、10日間の経済効果、キャッシュフロー(現金、債券の流れ)、製造業のプロセス、法令違反の就労などのモニタリングが行われるのは当然として、

First of all, as a matter of course, economic effects, cash flow (cash and bond flows), manufacturing processes, and labor that violates the law, will be monitored, as usual.

■10連休明け第一日目の自殺者

- Suicides on the first day after 10 consecutive holidays

■10連休明けの離職者数

- Number of retired workers after 10 consecutive holidays

■10連休明けの離婚数

- Number of divorces after 10 consecutive holidays

などが、観測されているだろうことは、想像に難くありません。

It is not hard to imagine the above.

もちろん、ここには、長期休暇を通じて、私たち自身へのシミュレーション(定年退職後の生き方など、会社と家庭以外のアクティビティ)なども期待されていると思います。

Of course, I think that simulation to our own (activities after retirement, other than company and home) is also expected through long vacation.

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ただ、これらの結果を得た後でも、『我が国では、2ケタの公休は上手く機能しないから、今後は止めよう』という流れには、ならないはずです。

However, even after obtaining these results, nobody will say "In Japan, two-digit holidays do not work well, so we will stop it in the future".

政府は、何がなんでも、現在の組織(会社や役所)が無駄に奪いとっているリソース(人間と時間)を、別のもの(介護、育児、生殖、さらには婚活(?)、その他の消費行動)に、振り向けさせる必要があるからです。

The government should make people work for another things (care, child care, reproduction, even marriage (?), other consumption behavior. not wasting the resources (people and time) for the current organization (company or office) in vain.

働き方改革とは、、社会リソース分配のリセットと再構築のことです。

Working style reform is the reset and rebuilding of social resource distribution.

国民を労働から開放しよう ―― などという優しいものではなく、私達のリソースを、他のタスクに振り分けて、最大限利用し尽そうとする試みのことです。

There is no intention to release the people from labor. It is an attempt to allocate our resources to other tasks and to make the best use of them.

この10連休は、政府にとっても、私達にとっても、重要な実験なのです。

The 10 consecutive holidays are important experiments for both the government and us.


2020-04-24 という訳で、私の「量子コンピュータ」のコラムの内容を監修して頂ける方を探しております。

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, new my column is released, so I take a day off.

Dancing Buzzword-Behind the Buzzword (1) Quantum Computer (1)

You don't have to understand the ghost story, "quantum computer" anymore

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今回から、新シリーズになります。

This is a new series.

表向きは、「バズワード化している技術の解説」ということになるかと思います。

Publicly, I think this column will be "a description of the technology that has become a buzzword."

しかし、以前の「人工知能」とは違って、今回の「量子コンピュータ」は、正直かなり荷が重いです。

However, unlike the previous "artificial intelligence", this "quantum computer" is honestly quite a burden for me.

「人工知能」の連載では、全てのAI技術のアルゴリズムについて、ショボいプログラムではありましたが、全て自分でコーディングをして機能を試しました。

In the "Artificial Intelligence" series, I coded all the AI technology algorithms in the series and tried the functions, even if it is poor.

ですので、もし内容にケチをつけられても、直ちにそのコードを公開して、迎撃して、反撃できる ―― という状況にありました。

So, even if my column was criticized, I could immediately publish the code, intercept it, and counterattack it.

(私は何と闘っているのだろう)

(What am I fighting for)

しかし、現時点において、「量子コンピュータ」は、自宅の私の部屋に設置されておりません。

However, at the moment, the "quantum computer" is not installed in my room at home.

「ラズパイサイズ」で、「ラズパイ価格」の量子コンピュータが販売されるまでは、待機しなければなりません ―― が、私が、生きている間に、お目にかかれるか微妙なところです。

I have to wait until the "raspey size" quantum computer at the "raspey price" is sold. However, it's a subtlety that I could watch it during my life.

ともあれ、有体物で試せないものの解説には、どうしても不安が残ります。

Anyway, there is always anxiety about the explanation of things that I can not try with tangible things.

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という訳で、私の「量子コンピュータ」のコラムの内容を監修して頂ける方を探しております。

So, I'm looking for someone who can supervise the contents of my "Quantum Computer" column.

私が、どのような方を望んでいるかを、スペルアウトするのは難しいのですが、

It's hard to spell out what I want, but I will welcome anyone like

■医療技術方面から膨大かつ有用なアドバイスやコンテンツを頂いている「『轢断のシバタ』先生(医師)」

"Dr.Shibata of the over run", who has given me vast and useful advice and contents from the medical technology field.

■文系的視点を含め、江端コラムの批判全般を担当して貰っている「無礼な後輩」

"Rude junior" who is in charge of all criticisms of Ebata column, including literary perspective

の方の様に、江端のコンテンツを上手く受けいれつつ、細かいことにはツッこまないで、「具体例」でアドバイスを頂けける人なら、大歓迎です。

who can accept Ebata's contents well, cannot ignore the details, and can give advice with "specific example".

量子コンピュータの理論面は勿論ですが、実際の量子回路などのハードウェア(有体物)を、作って、触っている学生さんや先生からご助言頂けたら、大変嬉しいです。

Not to mention the theoretical aspects of quantum computers, it would be greatly appreciated if students and teachers who make and touch actual hardware (tangible objects) such as quantum circuits.

ご連絡を頂ければ幸いと存じます。よろしくお願い申し上げます。

We would appreciate it if you could contact me.


2021-04-24 多分、その『村八分』の恐怖は、新型コロナ感染の恐怖より、圧倒的に大きくて、具体的なものなのだろう ―― と、私は推測しています。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

ところで、今の私は『群れる』ということを病的なまでに嫌悪しているのですが、若い頃は、人なみに、飲んで、騒いで、群れていました。

By the way, I have a morbid aversion to "crowding" now, but when I was young, I drank, made noise, and crowded as much as anyone else.

特に、ティーンエイジャのころは、『群れ』から隔離されることは、『死刑宣告』と同程度のインパクトがあったものです。

Especially when I was a teenager, being isolated from the "crowd" had the same impact as a "death sentence".

だから、『いじめ』と呼ばれるものは、概ね、『群れからの隔離』という形で現われます。

So, what we call "bullying" generally manifests itself in the form of "isolation from the crowd".

『殺さないリアルタイムの死刑執行』―― こんなに、楽しい残酷な見せ物は、そうそうないでしょう。

"Live of Real Time Executions" - there are not many shows that are as entertaining and cruel as this one.

いじめは、加害者側も一瞬で被害者側に転落させられる性質もののですので、自発的な抑止力が発生しません。

Bullying does not create a voluntary deterrent because the perpetrator can be instantly turned into the victim.

まあ、今日はその話はさておき。

Well, let's not talk about that today.

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現在の私の『群れからの逃走(*)』は、かなり徹底しています。

My current 'escape from the crowd(*)' is quite thorough.

(*)もちろん、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」のパクリです。

(*) Of course, this is a parody of Erich Fromm's "Escape from Freedom".

どういうきっかけで、私が、この状態に至ったのか、良く思い出せません。

I can't remember exactly how I came to be in this state.

時期的には、「コラムの連載を始めた頃」という気がしますが ―― もう一度、よく考えてみます。

In terms of time, I think it was "around the time I started writing the column" -- I'll think it over again.

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ともあれ、若い人に、「群れるな」「飲むな」と言うのは、かなり難しいと思います。

Anyway, I think it is quite difficult to tell young people not to crowd together or not to drink.

それらの行為の「楽しい」の中には、『群れからの隔離 = 村八分』に対する潜在的な恐怖があるからです。

This is because within the "fun" of these actions lies a latent fear of "isolation from the crowd = ostracisim".

多分、その『村八分』の恐怖は、新型コロナ感染の恐怖より、圧倒的に大きくて、具体的なものなのだろう ―― と、私は推測しています。

I suspect that the fear of the "ostracisim" is far greater and more concrete than the fear of a new corona infection.


2022-04-24 『米国と中国が、量子コンピュータの開発から手を引いたら(諦めたら)、政府が、即断で予算を打ち切る』

PCが登場するまえのコンピュータと言えば、メインフレームでした。

Before the advent of the PC, computers were mainframes.

いわゆる、広大なフロアに鎮座する、巨大な計算機の群れです。

It is what is called a cluster of giant calculators that sit on a vast floor.

設置の態様としては、今のデータセンタに似ているのですが、内容は全く違います。

Although the installation is similar to today's data centers, the content is completely different.

スーパーコンピュータ(スパコン)とも外観は似ていますが、スパコンは、汎用計算機(汎用OS、汎用言語を搭載)ではない点が異なります。

It is similar in appearance to a supercomputer, but differs in that a supercomputer is not a general-purpose computer (equipped with a general-purpose OS and general-purpose language).

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日本は、かつて、世界に冠たるメインフレーム大国でした。

Japan was once the world's leading mainframe powerhouse.

これは、当時の通産省(今の経済産業省)の働きが大きかったのです。

This was largely due to the work of the then Ministry of International Trade and Industry (MITI) (now the Ministry of Economy, Trade and Industry).

当時、世界中は、IBMのメインフレームを欲しがりました。

At the time, the world wanted IBM mainframes.

日本の産業界や、大学も同様でした。

The same was true of Japanese industry and universities.

ところが、通産省が、これを徹底的に『邪魔』したのです。

However, MITI thoroughly "interfered" with this.

『同じ性能なんだろう。それなら、日本製のメインフレームを買え』と。

'It must have the same performance. Then buy a Japanese mainframe.

まあ、こうして日本のメインフレーム産業は保護され続け、IBMと肩を並べるほどの市場を獲得するに至ったです。

Well, in this way, the Japanese mainframe industry continued to be protected, and the market has grown to the point where it rivals that of IBM.

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さて、最近、我が国は、「国産量子コンピュータ」の保護政策に乗り出したようです。

Now, it seems that our country has recently embarked on a policy of protecting "homegrown quantum computers".

この動きを、私は興味深く見ております。

I am watching this move with great interest.

I used to do a series of articles on quantum computers for about six months.

その時の私の見解は

My view at the time was,

『量子コンピュータは、まだ研究段階の域を出ていない』

"Quantum computers are still in the research phase"

でした。

連載の最終回から、1年半が経過していますが、実用段階に入るような、新しい技術開発があったのでしょうか?

A year and a half has passed since the last issue of the series. Have there been any new technological developments that have entered the practical stage?

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ニュースによれば、

According to news reports,

『東北大学など4カ所に新たに研究や人材育成の拠点を設けることにしていて、2030年には量子技術の利用者を1000万人にする目標も掲げている』など、とても具体的です。

"The government is planning to establish four new research and human resource development centers, including at Tohoku University, and has set a goal of 10 million users of quantum technology by 2030."

They are very specific.

もちろん、研究段階であろうと、実用段階であろうと、私に「国産量子コンピュータ」の保護政策に反対する理由はありません。

Of course, I have no reason to oppose a policy of protection for "homegrown quantum computers," whether in the research or practical stage.

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私が心配しているのは、研究者ではなく、政府の方です。

My concern is not with the researchers, but with the government.

「国産量子コンピュータ」は、20年~50年単位での、長期間の膨大な予算が必要となります。

A "homegrown quantum computer" would require a huge, long-term budget, on the order of 20 to 50 years.

これに耐えうるだけの、我慢強い予算を付け続けられるのかが、心配です。

I am concerned about whether they can continue to budget patiently enough to withstand this.

一番ありそうなシナリオは、、

The most likely scenario is that,

『米国と中国が、量子コンピュータの開発から手を引いたら(諦めたら)、政府が、即断で予算を打ち切る』

"If the U.S. and China back out (or give up) on the development of quantum computers, the government will immediately terminate the budget."

です。

過去には、実績もあります。

In the past, they have had a proven track record.

ドラマ『家政婦は見た』の言い方をすれば、

Like the drama "The Housekeeper Watches",

奥様、わたしみちゃったんです ―― シグマプロジェクト、エキスパートシステム、最近では国産半導体プロジェクトなどを、政府が放り投げて、逃げちゃったとこ。

I saw it, ma'am -- the government threw away the Sigma project, the Expert System, and more recently, the domestic semiconductor project, and ran away.

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もし上記のプロジェクトが継続できていたら、インターネットや、現在のAIは、日本がオリジンになっていた可能性が ・・・ あったかなぁ? ちょっと自信ないなぁ。

If the above project had continued, the Internet and the current AI could have originated in Japan..... No, that's not possible.

ただ、正直、日本の研究員には『狂気が足りない』とは思うんですよね。

But, honestly, I think that Japanese researchers are not 'crazy' enough.

そういう私も、未知の研究に対しては、熱意の持続時間が短い方だと思います ―― 日本政府と同様に。

As such, I think I also have a short duration of enthusiasm for unknown research -- just like the Japanese government.


2023-04-24 嫁さん:「じゃあ、強盗犯のところにいって『なんで、"遊ぶ"のではなくて、"コーディング"しなかったの?』って聞いてみたらどうかな?」

嫁さんが家に戻ってきました ―― 家の中の空気が流れ出したような気がします。

My wife is back home -- I feel like the air in the house has started to flow.

こういう話を嫁さんにすると『私は家政婦か』と文句を言われるのですが、そういうことではないのです。

When I talk to my wife about these things, she complains, 'Am I a housekeeper?

家の中で話ができる相手がいるというのは、やっぱり良いものです。

It is still nice to have someone to talk to in the house.

もし嫁さんが先に逝き、私が「孤立」すると、空気が止った家の中での生活がずっと続くことになる ―― と考えると、結構怖いです。

If my wife passes away first and I am "isolated", I will be living in a house with the air stopped for a long time -- which is pretty scary.

それでも、嫁さんよりは私の方が「孤立」には耐性があるように思います。

Still, I think I am more tolerant of "isolation" than my wife.

嫁さんからの依頼事項『嫁さんより長生きをする』を実施すべく、酒、たばこ、女、博打、「全て"なし"」にして、人生を実施中です。

In order to fulfill my wife's request, "I will live longer than my wife," I am now living my life "without" alcohol, cigarettes, women, gambling, and everything else.

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江端:「『遊ぶ金が欲しくて、強盗した』というニュースを聞くことがあるけど、訳が分からないんだよな」

Ebata: "Sometimes we hear on the news that people 'wanted money to play with, so they robbed people,' but I don't understand the reason."

嫁さん:「そう?」

Wife: "Really?"

江端:「遊ばなければいいじゃんか」

Ebata: "Why don't they just not play?"

嫁さん:「じゃあ、何をしてればいいの」

Wife: "Well, what should they do?"

Ebata: "Study"

と言ったら、嫁さんが大爆笑していました。

When I said this, my wife burst out laughing.

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江端:「コーディングしたり、コラム書いたり、特許のアイデア考えたり、やることなんて、山ほどあるじゃん?」

Ebata: "There are so many things to do, like coding, writing columns, coming up with ideas for patents, etc."

嫁さん:「じゃあ、強盗犯のところにいって『なんで、"遊ぶ"のではなくて、"コーディング"しなかったの?』って聞いてみたらどうかな?」

Wife: "Well, why don't you go to the robbers and ask them, 'Why didn't you "code" instead of "play"?'


2024-04-24 ―― これを"知財搾取"と呼ばずに何と呼ぶ?

就活面接という名前を借りた、『知財(知的財産権)搾取』があることを、先日、次女から教えられました。

The other day, my second daughter told me that there is "intellectual property (IPR) exploitation" in the name of job interviews.

面接のお題が「次の我が社の新ビジネス」を考えてくる、という内容だそうです。

The subject of the interview was to come up with "the next new business for our company."

このお題は、どの会社も、のたうち苦しみながら、考えて考えて、失敗して、やりなおして、また考えて ―― を、続けている最難関の業務です。

This topic is the most challenging task for any company, as it is a constant struggle, thinking, thinking, failing, redoing, thinking again, and so on.

この最難関の業務を『就活生に考えさせる』というところに、その会社の『いやらしさ』(または、『卑劣』『下劣』『おぞましい』)があります。

The company's "nastiness" (or "meanness," "vileness," or "horror") lies in the fact that it "makes job hunters think" about this most challenging task.

―― これを"知財搾取"と呼ばずに何と呼ぶ?

"What would you call it if you didn't call it "IP exploitation"?"

はっきり言って、私は腹を立てております。

To be clear, I get mad with this company.

『その会社の名前を、ブログで公表したろか』とも思いましたが ―― 次女に類が及んでは意味がありません。

I thought, "Should I publish that company's name on my blog? But it would be meaningless if my second daughter was disadvantaged.

これは、次女の就活が完了した後に、じっくり、ねっとりと、やれば良さそうです。

This issue seems like a good thing to do, slowly and methodically, after the second daughter's job search is complete.

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で、まあ、私、次女に頼まれて、そのネタ出しを手伝っていました。

And, well, my second daughter asked me to help her out with the story.

After all, I am "Ozenji's patent specification manufacturing equipment.