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2013-10-07 「英語が使える/使えない」によって、国内の介護・医療の品質について、差別を受ける時代がやってくる [長年日記]

自分で計算しておいてなんですが、日本の人口問題は、かなり深刻です。

そんでもって、人口問題は、高齢社会問題、税収の問題、その他の問題と強く繋っています。

もしかしたら「なんとかなる」のかもしれませんが、そのような手段が、私にはイメージできずにいます。

いや、方法はあるんですよ。そりゃ、もう、いくらでも。

例えば、イスラム原理主義のように女性の人権を蹂躙しまくって「子どもを生む機械」とする方法や、民法に規定する結婚制度の廃止、子どもの譲渡担保や債券化、非配偶者間人工授精(AID)の無制限化、など、挙げればいくらだって考えられますが ―― どれも難しく、現実的ではなく、また、ここまで立ち戻ることはできないでしょう。

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私が考えている現実的な解は2つ。(1)機械化と、(2)移民受け入れ条件の緩和です。

ネタにしようと思っているので、今は詳しく話せませんが、上記(2)に関しては、多分、日本の労働力を担ってくれる外国の人を大量に受けいれるしかないと思っています。

特に、高齢化社会における医療、介護現場では、この手段しかないんじゃないかと思っているのです。

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しかし、日本は、外国人労働者をなかなか受け入れていません。

一例ですが、例えば、日本で「看護師をやりたい」というアジアの人は、結構な数いるようなのですが、この受け入れ数が凄く少ないのです。

大きな理由の一つが「日本語」です。資格試験も日本語なら、実地試験も日本語で、しかも、そのトライアルの期限が非常に短い(たしか3年?)。

これでは、最初から「受け入れを拒否」しているようなものです。特に語学に関しては、日本人であれば、その難しさをよく理解しているはずです。

ただ、医療は、人命をあずかる仕事。円滑なコミュニケーションが前提でなければ、命にかかわる問題が起こることも、確かなのです。

一方、「日本語が流暢に使えることが前提」などと、贅沢を言っていられる時間は、そんなに長くありません。

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せめて資格試験を「英語」で統一すれば、フィリピン、シンガポール、インド、マレーシアからの人ならオールクリア。台湾、香港でも英語を使える人は多いそうです。

しかし、そうなると、病院でのオフィシャルランゲージが「英語」となります。

日本人の医師や看護師、その他の業務に関しても「英語」が徹底されますが、まあ、彼らはその資質があるとして、最大の問題は、

患者も「英語が使えること」が条件となることです。

英語で自分の病状を説明しなければならず、正しく説明できない場合は、命の危機に晒されることになります。

つまり、「英語が使える/使えない」によって、国内の介護・医療の品質について、差別を受ける時代がやってくる、ということです。

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「グローバル化」というのは、実は外側(海外)に向いているのではなく、本当は、内側(国内)に向いているのではないか ―― そう思うようになってきました。

英語を使えない人は、「海外で困る」のではなく(海外なら「行かなければいい」だけ)、まさに「国内で困る」ことになる。選択の幅が狭まり、高価で劣悪な医療・介護サービスしか受けられなくなる、と。

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70年後に日本の人口が半分になるなら、その分を海外から来て貰えばいいのです。ジャパンブランドが、まだ有効に働く「今」なら、まだ間に合います。

日本人というアイデンティティがどうなるか、という問いに対しては、私は、―― どうだっていいじゃん、その程度のこと ―― と考えています。

そうすると、私の試算した「3222年に日本人が0人になる」という日本消滅シナリオより、もっと早く「日本語」が消滅することによる民族消滅シナリオの方が現実性を帯びて来るかもしれません ―― が、まあ、大したことではありません。

この意見に反対する人は、勿論多いと思いますが、まず、一度、真剣に、命がけで、「医療介護」の実情を調べてみることを、強くお勧めします。