昔、芸能集団(劇団?)大川興業のリーダー、大川総裁の「金なら返せん」といういうコラムが流行っていました。
そのコラムの中で、大川総裁は、
―― 「金なら返せん」とは、「金を返したいという強い意思がある」が「今は返せない」という意味がである。「借金の踏み倒し」とは、全く性質の異なるものである
と主張していたように覚えています。
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先日ツイッターで検索していたら、『江端智一て英語嫌いエンジニアのエッセイ』なる記載のされたツイートを見つけました。
多分、このことを言っているのだろうと思うのですが、
―― 全く正しくない
「誤解も甚だしい」とは、まさにこのことである。
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私は、
■NHKラジオ番組の「実践ビジネス英語」は、英語の内容は分からんが、そこに出てくる題材は、なんどもコラムのネタにさせて貰っているし、
■英語でしか記載されていない通信プロトコルの仕様書しかないのであれば、諦めないで、ちゃんと読むし、
■通じるかどうかは関係なく、街の中で困っている外国人がいれば、それがどこの国の人であろうとも(英語を母国語としない外国人であろうとも)、英語でしゃべりかけることに躊躇はありません。
ただ、私は、
■ラジオから流れてくる英語の内容が分からず、
■通信プロトコルの内容を正しく理解できず、
■そして、困っている外国人を、結局助けることができない、
■加えて、勉強をすればするほど、TOEICの点が下っていく
という、エンジニアなのです。
私が単なる「英語嫌いエンジニア」ならば、話は単純で簡単で、もしそうであれば、あのような大量のコラム(もう連載20回にもなります)が生まれてくる背景も動機もなかったのです。
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私は、英語が嫌いではありません。むしろ、一緒に暮して仲良くやっていきたいと思っています。
しかし、英語は、私のことが嫌いなのです。英語は私なんかには、使われたくはないと思っているのです。
このような一方通行の関係があるからこそ、私は「英語に愛されないエンジニア」なのです。