本日は、発明ネタです。
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違法コンテンツの映像や、猥褻画像のダウンロードは、基本的に、それが画像や映像となって再現されないと確認されません。
これは、大変な労力がかかると思います。
予想の域を出ませんが、警察が行っているであろうサイバー監視には、結構なコスト(特に人件費)がかかっているのではないかと推認します。
多分、コンテンツを自動解釈する自動検知システムは導入されていると思うのですが、結構なコンピュータリソースを喰いそうです。
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ネットワークの中を流れているパケットを監視するだけで、それを検知できるソフトウェアを作ることは、原理としては可能ではないか、と、考えています。
つまりですね、ネットワークを流れている、1011010101011001010101010というビット情報をモニタリングしているだけで、「む、これは! 猥褻画像だ!」と検知できれば、終端にパソコンや人を用意しなくても、違法コンテンツやダウンロードを簡単に発見できると思うのです。
具体的には、
■ヌード映像に関しては「肌色」を表示するビット列が頻発するとか、
■性行為の最中の猥褻な動きのベクトル情報のビット列が連続して続くとか、
そういう、特有の情報ビット列を発見できれば、ネットワークのモニタリングだけで、たちまち、問題のコンテンツを発見できてしまうという、素晴しい発明になるはずです。
すでに、NSAは勿論、日本の各種(自衛隊、警察、内閣府、その他)の部門では、すでに開発済みなのかもしれません。もちろん、猥褻コンテンツ発見目的ではなく、諜報目的になるでしょうが。
というか、その可能性は、かなり高いと思います。
このブログを読んで、「フッ」と嘲笑している人がいるかもしれないと思うと、正直、面白くないです。
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しかし、こういう研究をする為には、大量の違法コンテンツやら猥褻画像・映像が、それはもう、うんざりするほど準備する必要が生じます。
うーむ、困った。
面倒だけどなぁ、猥褻映像やアニメやその他の音楽も、ダンロードしないとなぁ。研究できないなぁ。
一応、著作権法にも、試験研究を目的とした場合の免除(?)規定があるようです(著作権法第30条の4)。
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皆さんは、多分、この話を「ネタ」と思われているかもしれませんが、ここからは本当の話。
現実に、インターネットのWebフィルタリングの仕事をしている人とお話する機会を得たことがあります。
それは「口にできないような、えげつないコンテンツ」が膨大に溜ったデータベースの中の住人になるというとです。
詳しくはお話できないのですが、結論から言うと、「上記のようなコンテンツと対峙することが日常」という仕事は、あんまり「幸せ」ではないようですよ。