嫁さんが「情報処理試験に行く」と言い出した時、私は驚愕しました。
私が知る限り、嫁さんのワープロソフトの利用回数は2回/年。
Googleは、ランチのレストランを探す時のみに、そして、GoogleMAPは、バイト先に行く時だけ使われるという状況。
Youtubeなどは、私が使っているのを横で眺めているくらいです。
その嫁さんが、「情報処理試験」を口にしたのです。これは、我が家では多分今世紀最大の事件といっても過言ではないでしょう。
もちろん「無謀」という一言が浮んだもの事実ですが、ようやく「情報処理」の必要の認識に至ったかと思うと、感無量でした。
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「で、何を受験するの? やっぱり『ITパスポート』からかな。色気を出して『基本情報技術者』という手もあるよね」
と、私が言うと、「何の話?」という顔をして、私を見返してきました。
「いや、だから、情報処理試験の受験科目」
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嫁さんは、情報処理試験の「試験監督」のアルバイトに行くのだそうです。
紛らわしい。
ところで、以前にも書きましたが、嫁さんが言うには、午前の試験で「氏名の記入忘れ」をした人が多いそうです。勿論、この段階で不合格確定です。
――「今日はいい天気ですよね。午後から映画にでも行かれては?」と、試験監督者としてアドバイスするのは駄目かな?
と言ってみましたが、当然駄目に決まっています。
ですから、受験生が、午後の試験をがんばって取り組んでいる様子を見ると、「とても切ない」そうです。
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という訳で、嫁さんの為にも、受験生の皆さんは「名前と受験番号の記入」だけは忘れないで下さい。