日本一長い法案の名称だそうです。
テロ対策特別措置法の正式名称
「平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案」
しかし、私が驚いたのは、別のこと。
(1)第12条までしかない
例えば、特許法の204条に比べると格段に少ない。
1日で読み切れるというのは、法律の文章としては良いことだと思います。
(2)9・11のテロ以外のテロには全然無関係な法律である・・・かのように見えて、または、国連決議に基づくものに限定される・・・かのように見えて、実は法の適用範囲は結構広く適用できるように記載されていること
例えば、
(a)「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等」の最後の「等」(法律の名称)
9・11以外の案件にも適用可能、と読むべきでしょうね。
(b)「あわせて、・・・(中略)防止等のために適切な措置をとることを求めていることにかんがみ」の「かんがみ」(第1条柱書き)
→国際的要請なのだよという釈明、と私には読めました。
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この法律の肝は、第2条2項(武力行使の禁止)、3項(非戦闘地域への活動範囲の限定)ですね。
なるほど、結構明確に記載されているではありませんか。
立法府たる国会の苦労が垣間見られる法文です。
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2001/1005terohouan.html
仕事でも趣味でも、計画通りに進めたい性(たち)ですが、大抵の場合、そのようになりません。
締切前の勝負は、「神が降りてくる」かどうかにかかっていますが、「神」は気紛れで、私の計画通りに来てくれません。
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先週末は、パソコン一式持ち込んで、実家に帰省していました。
週末前に、原稿を片づけていく予定だったのですが、予定通りにならなくて、実家のキッチンテーブルにパソコン置いて、父の食事を作りながら、原稿書いていました。
「白菜のホワイトソース煮込みのレシピ」と「生涯未婚率の100年間予測計算の予測曲線」が、頭の中でぐちゃぐちゃになっているところに「神が降臨」してきて、もう、収集が付きませんでした。
午前5時まで、エクセル、C++プログラムも乱入して、私の頭の中で彼らが暴れまわりました。翌朝8時には御飯作らなければならないのに。
次回の私の連載コラムの内容が、グチャグチャであったとしても、それは私のせいではありません。「白菜のホワイトソース煮込み」と「乱入してきた神」のせいです。
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計画通り、予定通り、粛々と創作ができる人がいたら、是非「秘訣」の教えを乞いに参上致したく、ご連絡をお待ち致します。
最近私のホームページが見にくくなっていると思います。
I know that my HP looks awful recently.
早いとこ、古い記事のイラストを、インデックスに纏めてしまいたいのですが、―― その時間が、なかなか取れない。
I hope that I bring some old illustration to the index, but I have had enough time.
最近、私の回りがトラブル続きでして。
Many troubles happen one after another around me.
引き受けなければならない仕事、撤収しなければならない仕事、長女の問題、次女の問題。
For example, a work I have to accept, a work I have to back down, a trouble of senior daughter, a problem of junior daughter.
ここのところ、大体深夜の0時頃に帰宅してからも、3時ごろまで、嫁さんと打合せをしたり、メールやら書類やらを作成していて、体のボロボロ感がハンパないです。
After I get home, I discuss something with my wife, and have to make some document and send mails.
I really feel that my health condition is going to be more terrible.
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もちろん、こんな状態がいつまでも続く訳ではなく、いつかは終焉することは分かっているのですが、それにしても、しんどい。
Of course, I know well that this condition doesn't continue forever. It begins accidently, and ends someday.
まっすぐ歩けない。
Still, it is toilsome and I can't walk straight.
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トラブルの「デマンドレスポンス」ができればなぁ、と本気で思うのです。
I hope that someone will make a system of demand-response for trouble shootings.
私の『世界を数字で・・・』コラムは、「なんとなく、そんな風」というという考え方を排して、「すべてを数字で説明しきってやる」がテーマです。
My series columns, which are characteristic of using "Number", has a theme of "trying explanations about everything in the world", excluding ambiguous talks.
今回、私は、「ダイエット界の『フェルマーの最終定理』」と言れている、あの2大難問
Now I tried to explain about two difficult problems from the viewpoint of mathematics , that is said "Fermat's last theorem" in the diet world,
■部分痩せ(ウエストだけ痩せる)は本当に存在するのか
- partial diet (for example, we can lose only weight of waist)
■順番痩せ(ダイエットをすると、胸から無くなっていく)は本当に存在するのか
- turn of partial diet (for example, we have to lose only bust of waist first when we diet)
の数理的アプローチに挑戦しました
で、一昨日、ようやく脱稿して、編集部に提出してホッとしているところです。
The other day, I could finish writing and submitting it with relief.
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昨夜、長女に、この研究・・・もとい、検討結果を披露していたのですが、話の途中で長女から質問を受けました。
When I presented my research...calculation results to my senior daughter last night, she suddenly asked me a question.
長女:「パパ。ブラのAカップとか、Bカップって、結局のところ、何なの?」
"Papa. What is "A cup", "B cup" of brassiere eventually ?"
私:「それはだな ―― 実際パパも今回の執筆で初めて知ったのだが ―― トップバストとアンダーバストの数値の差分を、2.5cm単位で区分したもので・・・」
"That means, to tell you the truth, I could know it first in this writing, is a difference between a woman's top bust size and under bust size, and is divided by 2.5cm ..."
―― って、何で、父親が娘に「ブラのカップの定義」の説明をせにゃならんのだ ?
"Why does her father explain the definition of brassiere cup to her ?"
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この娘の、母親、友人、そして学校当局は、もう少し、がんばって貰いたいものです。
Dear her mother, friends and school administration. I hope that you are going to expand general knowledge, you should show her.
(Continuation from yesterday)
とまあ、ここまでの話は、多分、私の「こじつけ」です。
So far, this might be my "casuistry".
私は、「一流」という言葉が嫌いなだけです。
I just hate the word of "first-class".
これと同じように「成功」(成功者)という言葉も嫌いです。
I also hate the word of "success".
嫌いな理由は、
The reason I hate the words, is
■それらの言葉が、未定義のまま、差別化目的(×差別的)で使われるという不快感、
a feeling of unpleasant that the words are used as be undefined and differentiated.
■(よく分からないけど)私が「一流」で「成功者」という範疇とは無関係に生きているという事実
a fact that my life is passing without the words of "first-class" or "success"
そして、
and,
■赤の他人から「成功者」呼ばわりされたことがあったという事実
a fact that I was called "successful person" from a utter stranger.
で、不快が極限に達したことがあるからです。
My uncomfortable feeling had been maximized.
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うん、多分、あなたは、私を面倒くさいやつだと思ったでしょう。
Yeah, maybe, you would have thought that Ebata is troublesome guy.
でも、大丈夫です。
However you don't have to worry it.
飲み会などで、「江端さんは一流」「江端さんは成功者」と言われても、私は、ニコニコしていますから。
Even if you say "Ebata-san is first-class" or "Ebata-san is a successful person" to me at a drinking party, I am smiling.
飲み会は仕事ですから。
I watch a poster "Do not miss it! That violence is a crime!"
民間鉄道会社が協力して、一斉にこのポスターを掲示し始めました。
A organization of private railroad company started posting it all at once, I just reconfirmed that.
かつて、映像監視システムの研究に従事してきた私としては、
I am engaged in research on video surveillance systems,
―― 結局のところ、時間の問題だったのか
"After all, it a matter of time isn't it?"
ということを、再確認しただけです。
(Please refer to the item of "For my video data transfer experiment" on this page)
勿論、このポスターの内容について、私は何の意見もありません。
Of course, I have no opinion on the contents of this poster.
Regarding privacy issues, even with the police and judicial checking system, I think that I have no problem.
The Supreme Court also makes the same judgement as I am.
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2007年の段階で、ロンドンは、市内に420万台のカメラを設置しており、観光客は一日に約300回も防犯カメラに写されています。
In 2007, London has installed 4.2 million cameras in the city, and tourists are photographed in security cameras almost 300 times a day.
そして、犯罪数の驚異的な激減に成功しています。
And they succeeded in surprisingly sharply reducing the number of crimes.
監視カメラの値段は、1990年くらいを基準にして、0.5%(1/200)まで下がっています。
The price of surveillance cameras has dropped to 0.5% (1/200) on the basis of around 1990.
もはや、監視カメラのコストを理由に、システム設置を否定することはできなくなっています。
It is no longer possible to deny system installation due to the cost of surveillance cameras.
設置や運用のコストも、下手すると、パソコンのインストールより安いかもしれません。
Now, The cost of installation and operation may be cheaper than installing a PC.
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以前から私は何度を主張していますが ――
I have insisted on many times from before -
「いじめ」の問題を、本気で解決したいのであれば、学校内の至るところに監視カメラを設置すれば良い。
If we want to solve the problem of "bullying" seriously, we can install surveillance cameras everywhere in the school.
(To be continued)
時々、ティーンエイジャの方から、メール(ファンレター?)を頂くことがありますが、 ぶっちゃけ、キチンとお返事できておりません。
I sometimes get a mail(fan-letter?) from teenager, to tell you the truth, I cannot send a reply mail for it.
というのは、若い方からのメールに、真剣かつ誠実に対応しようとすると、どうも、その若い人を傷つけてしまっているように思えるのです。
That means, when I try to answer a question from them seriously and honestly, I am afraid that I will hurt their heart unconsciously
これまで、
Up to now, I got mails about my column of
"hydrogen bomb" (not nuclear reaction but chemical reaction)
や
and
"diet"
についての感想やら質問やらを頂いたことがあり、
that included impressions and questions.
私は、頂いた質問に対して、適用すべき方程式や理論、そして、詳細なデータを付けて返事をしたのですが、
And I send the reply mail included applicable formulas and theory and detailed data.
―― その直後に、返事が来なくなる
"After that, the next mail doesn't come."
ということを、結構な回数、体験しています。
I have experimented that several times.
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で、ここからは推測なのですが、
So, it is a guess from here,
私のような「理系エンジニア」にとっての「数値や数式が満載された検討レポート」は、
for "science engineer" like me, "a report full of numerical values and mathematical expressions" will be
■質問者の予想を超えて、専門的で、かつ、難しく、
- beyond the expectation of the questioner, and it is professional and difficult,
■その内容が理解できず、返事をしようにもできない
- hard to understand and to reply
となり、結果として、
As a result, I suspect them of
―― 『検討不十分である』と、江端から批判されているように感じる
feeling that Ebata criticises "the study is inadequate"
のではないかと、疑っています。
ファンレターを送って頂いた若い方が、江端を忌避するようになるのは ―― ちょっと悲しいですが ―― 仕方ないとしても、
It can not be helped that young people who sent fan letters, comes to avoid me, even if it sad, however,
「論理的思考」や「数理的アプローチ」までをも嫌悪するようになっては、私の本意ではなく、本末転倒もいいところです。
If they become dislike of "logical thinking" and "mathematical approach", that is not my intention, and I have got your priorities wrong,
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という訳で、これまでメールを送付して頂いたティーンエイジャの皆様。
So, for everyone who mailed me ever.
『本日のこの日記を読んだ』と一言添えた上で、再度メールを頂ければ、その時は、私も肚を括ってお返事致します。
If you e-mail me again after saying "I read this today's diary", at that time, I will also reply seriously.
プロの研究員の、冷酷なロジックと、膨大な数値データの洗礼で、お迎え致します。
I will welcome you with ruthless logics and baptism of enormous numerical data of professional researchers.
(Continuation from yesterday)
これが「屋外」のシーンであれば、まだその可能性はありました。
If this was an "outdoor" scene, it was still possible.
「みちびき」を使うとか、RTKのデバイス(最近、安くなりました)を使い、さらに位置ホッピング問題については、カルマンフィルタによる補正とか、色々手が打てました。
Using Michibiki, RTK devices (which have become cheaper recently), and the position hopping problem were corrected by Kalman filters.
しかし、「屋内」では、これだけの測位精度は担保できません。
However, about "indoor", this level of positioning accuracy cannot be guaranteed.
微弱の測位電波を観測する装置を、施設内に100個程度設置し、高性能なコンピュータで大量の補正処理計算をリアルタイムで続ける必要があります。
At least, about 100 devices for observing weak positioning radio waves are installed in the facility, and a large amount of correction processing calculations must be continued in real time on a high-performance computer.
しかも、それを子どもの人数分、処理しなければなりません。
In addition, it must be processed by the number of children.
「子どもを管理する施設」を10戸以上運営するよりも高くつく(であろう)、測位システムの運用が必要となります。
It is necessary to operate a positioning system, which is more expensive than the cost of ten of "child care facilities" managements.
システム構築コストまで含めると、私には試算不能です。
Including the system construction cost, it is impossible for me to estimate.
この屋内精密測位に関しては、何十年の単位で、多くの人が大変な苦労をし続けて(その一人が私)、まだ満足のいくシステムを完成できていません。
With this indoor precision positioning, many people (me too) have been struggling for decades, and I have not yet completed a satisfactory system.
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「約束のネバーランド」の世界では、これをどうやって実現しているんだろうなぁ、とボンヤリと考えていました。
In the world of "Promised Neverland", I thought that it would be realized how this was realized.
これだけ高度な測位技術があるなら、生殖技術だってそこそこ高いだろう ―― ならば、
If they have such advanced positioning technology, the level of reproductive technology will be reasonably higher --- So,
『高い知能を有するクローン人間を量産して、食用に回せば良いだろうに』と、身も蓋もないことを考えていました。
I thought something brutally frank, like "why don't they try to mass-produce cloned humans with high intelligence, and turn them into food ?"
It is stated here that I have been a "participant in power harassment" for more than 20 years in the patent business of the laboratory.
で、まあ、このコラムで、
Well, in this column, I am developing the theory of
「我々は、だれもがパワハラの加害者になることからは逃げられない」
"We cannot escape from being the perpetrator of power harassment."
という論を展開しています。
私は、別に、「パワハラを一般化して、自己弁護をする」という意図はありません。
I have no intention of "generalizing power harassment and defending myself".
ただ、パワハラの当事者は、全員、「自分がパワハラをしている」などということを夢にも思っていないということです。
However, all the parties to power harassment do not dream of "I am doing power harassment".
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最近、私、量子論的思想にすっかり汚染されていますが ――
Recently, I have been completely contaminated with quantum theory.
『我々は、その存在が「パワハラ」と「非パワハラ」が併存している状態にある』
"We are in a state where" power harassment "and" non-power harassment "coexist"
『しかし、その存在を「パワハラ」と観測した瞬間、その人間は「パワハラ」を行う人間として確定する』
"However, the moment we observe its existence as "power harassment", that person is confirmed as a person who performs "power harassment""
ということです。
だから、不愉快な上司には、「パワハラだ!」と叫ぶことで、その状態を確定させられます。
Therefore, you can label your unpleasant boss by yelling "Power harassment!".
さらに、社内のコンプライアンス機関や、訴訟によって、その人の「パワハラ」を社会的にも認定させましょう。
In addition, the person's "power harassment" can be socially recognized by an in-house compliance agency or a lawsuit.
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逆に言えば、「パワハラだ!」その一言で、その人がパワハラであることは、確定し、もうその状態を変えることはできなくなります。
Conversely, "She/he will do power harassment!" with that one word, it is confirmed that the person is power harassment, and it can no longer be changed.
だから、そこの一言は濫用してはなりません。
So we don't have to abuse that word.
ただ、必要な場合には、行使しなければなりません ―― 世界で一番大切なものは自分自身だからです。
But if you need it, you have to exercise it. Because the most important thing in the world is myself.
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で、私は、『特許業務のパワハラメーカ』ということで、確定しています。
So, I have been confirmed as a "power harassment maker for patent business".
私は、「完璧」という考え方が、仕事を進めていく時の、最大の障害になっていると思っています。
I believe that the idea of "perfection" is the biggest obstacle to getting the job done.
- I have always told my children, "Round up at 70-80%. Never aim for 100%.
で述べているように、私は、徹底した「完璧否定主義者」であり、
I am a thoroughgoing "perfection denier," as described in.
- It's okay to "copy and paste" English documents.
で述べているように、「手抜き至上主義者」です。
I am a "short-cut supremacist" as described in
ただ、当然ながら、この「完璧否定」「手抜き」を堂々と主張できる人は、我が国においては少数だと思います。
But of course, there are only a few people in our country who can proudly claim this "denial of perfection" and "cutting corners".
また、思想が同じであっても、基準のレベルが各個人によって異なりますので、当然見解の相違は発生します。
In addition, even if the ideology is the same, the level of standards varies from person to person, so naturally there will be differences of opinion.
特に、この見解の相違は、組織においては「上が下を『叱責』する」という形で発現します。
In particular, this disagreement is manifested in the form of "reprimand" by the top in an organization.
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「叱責」は、誰にとっても嫌なものだと思います。
I think "reprimand" is unpleasant for anyone.
組織において、この「叱責」を回避する方法は2つしかありません。
There are only two ways to avoid this "reprimand" in an organization.
(1)やらない
(1) Do nothing
(2)黙ってやる
(2) Do it in silence.
上記(1)だと何もできませんし、上記(2)だと後々で問題(事故)となります。
If it is (1) above, nothing can be done, and if it is (2) above, it will become a problem (accident) later on.
『「叱責」をポジティブに捉える』・・・などと、私はアホなことは言いません(が、そういう奴って、うんざりするほど多いですよね)
I'm not going to say something stupid like, "Look at 'reprimand' as a positive" (but there are so many people like that that it's disgusting).
私は、「叱責」とは仕事の構成要素(あるいは予定調和の一つ)と考えると良いかと思っています。
I think it's better to think of "reprimand" as a component of work (or a part of a schedule).
「不完全」+「叱責」をセットメニューで考えると、仕事は早く動く(あるいは、自分のペースで動く)ようになります。
When I think of "incomplete" + "reprimand" as a set menu, my work will move faster (or move at my pace).
まあ、そこまで分かっていても、私なんかは「(2)黙ってやる」を選ぶことがありますけどね。
Well, even though I know what I'm doing, I sometimes choose "(2) Do it in silence"
で、時々、大事故を起こしています。
And sometimes, I have serious accidents.
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で、最近気がついたのですが、古(いにしえ)の言葉(孫子)に、正に、この考え方を「是」とするフレーズがありました。
Recently, I realized that there is a phrase in an ancient book (Sun Tzu) that truly makes this idea "right".
―― 兵は拙速を尊ぶ
"A soldier respects speed."
つまり、『稚拙であっても速い方が良い』ということです。
In other words, "faster is better, even if it is based on a poor vision"
問題は『兵は・・・』という部分ですが、まあ、これもその通りです。
The problem is the 'soldiers...' part, well, that too is true.
私たちは、所詮、「組織の歯車」という「兵隊」ですから。
We are, after all, "soldiers" who are "cogs in the organization.
先日、リモート会議で、研究ユニットのメンバから「犯罪学」に関する発表を聞きました。
I recently heard a presentation on "criminology" from a member of our research unit at a remote conference.
ちょうど良い機会なので、質疑の時間に、
I thought it was just the right opportunity to ask a question during the question period.
―― 私、結構な頻度で、『職務質問』されるんですけど、良い対策方法ってありますか?
"I am being "questioned on duty" quite often. Is there any good countermeasure?"
と質問してみました。
不思議なのですが、ネットワークの向こう側であっても、『メンバーがどん引き』しているのを感じることができました。
It's strange, but even on the other side of the network, I could feel the 'members' was put off by what I said.
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自分一人でできることには、限界があります。
There is a limit to what I can do on my own.
だから、大きなことを成し遂げるだめには、チームを作って、協力しあう必要があります。
So, to accomplish something big, we need to build a team and work together.
しかし、私は、チームを作って、協力しあうのが、苦手です。
However, I am not good at building a team and working together.
だから、私には、大きなことを成しとげることはできない、と腹を括っています。
So, I am resigned that I will not be able to accomplish great things.
それ故、「自分1人でできること」を、「自分1人」でやっています。
Hence, I am doing "what I alone can do."
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これからは、そういう新しい行動様式や価値観が、従来の価値観に対抗する形で、力強く立ち上がってくるだろう ―― と、この3年間のコロナ禍中で思い続けてきました。
From now on, such new behaviors and values will rise strongly in opposition to conventional values -- I have continued to think this during the past three years of the Corona disaster.
上位下達、業務命令とは異なる新しい社会 ―― 人間関係が"疎"結合で結びついた、自律した個人からなる分散社会が到来するだろう、と。
A new society is different from the one based on superiors, subordinates, and business orders - a decentralized community of autonomous individuals with "loosely" coupled human relationships will arrive.
しかし、私が思っていた以上に、世界の復元力は強かったようです。
However, the world seemed more resilient than I had thought.
もっと分かりやすく言えば ――
To put it more simply--
世界中の全ての人間が、私のような『ぼっち』になって、孤独、孤立がデフォルトの世界になれば、みんな、孤独や孤立を感じない世界として完成する。
If every human being in the world becomes 'alone' like me, and loneliness and isolation become the default, we will all complete the world as a world where we do not feel lonely and isolated.
結果として、そのような、私にとってのユートピア、多くの人にとってのディストピアは、残念ながら具現化されなかったようです。
Such is the fact that utopia for me, and dystopia for many, was unfortunately not materialized.