「お魚喰わえたどら猫、追いかけて、裸足でかけていく陽気なサザエさん」
は、その猫を捕捉し、お魚を奪還した後で、
「そのお魚を、再び食卓に載せるのであろうか?」
ということが気になっています。
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いくつか問題点が挙げられるのですが、まずは2つ程。
第一に個体の定型性の問題があります。
どら猫が喰わえている「お魚」は、食材としての形状を状態を維持できているのだろうか、という問題があります。
猫がお魚を喰わえながら、走っている状態での魚には、相当量の加速度が加えられていると思います。
ましてや、サザエさんはこの猫を追尾しているのですから、その加速度量は、「お魚」を加えている猫の口腔を中心に、相当のモーメント量がかかっていると考えるべきです。
次に衛生上の問題があります。
どら猫は、人間に飼育されておらず、または、屋外で自由に行動している状態と推認されます。
かかる、どら猫は雑食状態であり、屋外においては昆虫(ゴキブリを含む)や、雑草などを食していると解されます。
とすれば、その口腔の衛生状態は極めて劣悪で、そのようなどら猫から奪還したお魚を人間が食すれば、蟯虫や回虫、または食中毒の恐れも考えられます。
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さて、この状況を理解する為には、この「サザエさん」のテーマソングが放送された時代まで遡って考証する必要があります。
放映開始は1969年(昭和44年)、これは東京オリンピック後の5年後。日本経済の高度成長期であり、池田内閣の下で策定され、1960年から開始された「所得倍増計画」の完了期です。
お魚が、磯野家の生存を左右する食材であったとは考えられる時代ではなかったと判断して良いと思われます。
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以上より導かれる結論は、「サザエさんが、どら猫を追いかけた動機は、単なる感情的なものである(腹いせ)であると推認される」となります。
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―― と、まあ、長々とこのような、どーでも良い話を綴ってきた理由はですね、研究ネタなどは、世の中にゴロゴロ転がっている、ということなのですよ。
企業研究で、上記ような検討を発表したら「殴られる」と思いますが、小学校や中学校であれば、「研究の本質が分っている教師」は、このような研究であっても、正しく評価できるはずです。
ティーンの諸君。この夏、挑戦してみませんか。
私がアシストします。
Previously, I wrote about the novel "Brave New World" by Aldous Leonard Huxley.
これは、あの悪名高い「優生学」の理論を押し広げて、一種のユートピア(読者から見るとディストピア)の世界を描いています。
This novel describe a kind of utopia based on the expanded eugenics theory (dystopia from the view of readers)
例えば、人間を機械的手法で3種類量産して、その一番下の階層の人間については、
For example, the world makes three types of human by mechanical processes, and the lower level humans,
■遺伝子を操作して、わざと知性を劣化させた上で、単純肉体労働力として確保されおり、
are generated as non-intelligent and labor-class human by gene abuse operation, and
■さらに、その遺伝子操作によって、そのような労働が「幸せである」と刷り込まされてている。
are brainwashed that the heavy labor makes them happy.
つまり、オルダス・ハクスリーの描く世界には、幸せな人間しかいないのです。
In short, no unhappy person are in the novel.
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さて、ここで、この世界の差別的な観点や人道的、または倫理的問題を、全部無視するとした時、「この時、私は、この社会を、否定する論理付けはできるのか?」
I am annoying if I can make a theory to deny the utopia society regardless of discrimination, humanitarian, and ethics.
と言う問題で、ずっと悩んできました。
これを否定できなれば、私は、ナチス党の政策の根幹であった「優生学」もまた否定することができず、そして、ある人種を絶滅させる行為も、また否定することができない ―― と考えたからです。
I am afraid that if I don't, I also deny neither eugenics that was the basic policy of Nazi nor extinction of a specified race.
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という悩みを、後輩にしたところ、
When I asked my junior fellow a advice, he was saying
「江端さんともあろう人が、いまさら、何、言っているんですか」
"What are you talking now, Mr.Ebata, of all people?"
と言って、私の前で、軽々と、その「否定する論理付け」を展開して見せました。
He showed me the reasoning to deny the eugenics easily.
長くなるので、その内容は省略しますが、簡単に言うと「優生学」の「優生」の定義に瑕疵があることで、論理付けができる、という論旨でした。
Today, I omitted the theory (because it is too long). In short, he made his point clear from the view of the meaning of "dominance".
―― あ、なるほど。そういうことね
"Oh, I got it!"
と、私は納得したのですが、なんとなく負けたような気もしました。
I could understand his drift of an argument perfectly, and the same time, I felt to regret to confess myself beaten.
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彼以外にも、私の職場(研究所)には、私の考えた理論を援用して、私の考えを否定する後輩などが、ゴロゴロいまして、
In addition him, there are a lot of junior workers in my office(laboratory) to try to deny my thought with using my previous theory.
―― 実に小憎いまでに、賢いんですよ、彼らは。
In fact, hateful and cool guys, they are.
(Continuation from yesterday)
長女:「『愛』を得たいと思う人が、自分から具体的なアプローチをすることなく、自分の持っている資質 ―― 可愛い ―― だけで、『愛』を得ようとすることは、そこに「相手」が存在するという一点において『有罪』なんだよ」
1st:"Trying to have someone's heart, using their attribute like "pretty" without specified concrete approach must be guilty, because there is at least one person except for themselves.
江端:「それは『可愛いだけ』で、愛を得てはダメだということか?」
Ebata:"You mean that we should not have someone's love with only "pretty"."
長女:「千石撫子は、自分の意志を明確にすることなく、ほとんどコストゼロで、阿良々木から愛を得ようとしているよね」
1st:"Sengoku Nadeko is trying to have Araragi's hearts without clarifying her intention and paying much cost tactfully."
江端:「その通りだ。しかし、相手から告白するように仕向けて、傷つかない恋愛を画策することは、日常的に行われている恋愛戦略だぞ」
Ebata:"That's true. But a hurt-less love strategy, making someone confess their love, is homeliness."
長女:「ただ、そこにだって、『告白するように仕向ける』という、努力というかコストは存在しているわけだよね」
1st:"Even if it is true, we can observe their effort or cost to "make someone confess their love" can't we?"
江端:「・・・」
Ebata:"..."
長女:「相手の存在や、その心や想いと対峙することなく、愛を実現しようとすることは、その人に対する不誠実の現れでしょう? 」
1st:"Trying to have someone's heart, ignoring his/her existence, heart and feeling, is a faithless realization against all human being."
江端:「・・・確かに」
Ebata:"Sure.."
長女:「一切の恣意的な努力や痛みから逃げ回り、『可愛い』という属性だけで愛を成立させようとした千石撫子は、その不誠実が故に「有罪」と断罪できるんだよ」
1st:"Sengoku Nadeko, is just pretty, but she tries to have Araragi's heart without any effort and pain. So we can condemn her guilty because of her bad faith.
そして、長女は重ねていいました。
And the first daughter reasserted,
長女:「阿良々木月火や忍野忍が、ちゃんとその伏線を貼っていたよね? 『よかったの、たまたま可愛くて』って」
1st:"Araraki Tsukihi and Oshino Shinobu have already dropped an advance hint, with saying "You are lucky, because you are pretty as it happens.""
江端:「うぐっ・・・」
Ebata:"....I got it."
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結論:
The conclusion.
「「可愛い」は才能の一態様に過ぎず、持って生まれた才能で非難されるのは不合理である」、という「千石撫子 無罪論」を展開してきた私でしたが、
I argue that Sengoku Nadeko is not guilty, because her "pretty" is just one of her attribute of a talent, so it is illogic to blame her for the reason of her "pretty".
長女は、「「可愛い」自体には罪はないことは認めるにしても、愛は双方向性が故に、「可愛い」だけで、自助努力を伴わない愛の取得は、不実であり、有罪である」という、「千石撫子 有罪論」を展開し、
In opposition to my argument, the first daughter claims that Sengoku Nadeko is guilty, because she doesn't consider nature of love at all. Love is a kind of collaborative activity. Any trying to have someone's heart without any effort is faithless. Therefore, Sengoku Nadeko should be blamed for her bad faith.
見事に私を論破したのでした。
It followed that the first daughter argued me down excellently.
新しい連載に対応する為、身銭を切ってAmazonから古本を書いまくっています。
In order for a new series of my column, I buy a lot of used books from Amazon at my own charge.
しかし、数字に関するものについては、最新のものを手元に置いておきたいので、新書を購入しています。
But I also buy some new books, because I want to know the latest numbers or data.
図書館から、電話で「返却してください」と注意を受けていた本(この本に関しては、1週間しか借りられなかったことを、後で知った)が、昨日、自宅に届きました。
The same book that I had lent from a public library and had waring of returning (I didn't know to need to return faster than other books), is coming,
―― 「平成27年度 内閣府発行 『自殺対策白書』」
"2015 Cabinet Office issued "White Paper of suicide countermeasures"
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Amazonでも最後の1冊でした。
This was the last one book in Amazon site.
そもそも、こんな白書を、個人で購入する奴って、本当に珍しいんだろうなぁ、と思っています。
To begin with, I think that a person is really unusual to buy this kind of white paper individually.
(To be continued)
週末研究員モードで、ラズパイを複数使った実験を行っているのですが、ディスプレイが足りなくて困っていました。
As a weekend researcher, I was trouble in shortage of display, because of trying an experiment with Raspberry PIs.
複数のラズパイからの出力を同時に見なければならないのですが、ディスプレイがなければ、それができません。
Because I have to watch several displays at the same time to get information from Raspberry PIs.
最近のディスプレイはサイズがデカくて置くだけでも大変です。
The size of recent displays is too big, and the installation is difficult.
ラズパイの数の分のディスプイレを準備したら、壁が全部ディスプレイで埋まってしまうでしょう(というか、そもそもディスプレイを購入する金がない)。
The entire wall will be filled with display, if preparing for all Raspberry PIs.(To begin with, I have no money to purchase a display at all).
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しかし、この問題、簡単に解決しました。
However, this problem was resolved easily.
ラズパイにSSHサーバを立てて、複数のWindowsのターミナルから、SSHでアクセスするだけでした。
I built SSH server on each Raspberry PI, and try to access them from several windows terminals.
別にGUIは必要ないのですから、コマンドインターフェースで利用できれば良いのです。
I don't have to use GUI, there is no problem to use by CUI.
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私が、驚いたことは、
To my surprise,
―― 何でこんなことに気がつかかったのだろう
"I didn't remember such a easy way.
ということです。
昔、ワークステーションを使って、通信ミドルウェアの開発をやっていた時には、telnetで同じことをやっていたのですが、
The other days, I did same thing with "telenet" when I developed a communication middleware.
GUIがあたりまえの世界に慣れてしまっていたんだなー、と思っています。
I think that I got used to the GUI world.
私は、世間で事件があった時、それが自分がコントロールできる事件でない限り、その事件が収束するまで、ブログであれ、Twitterであれ、Facebookであれ、コメントを出さないことにしています。
Even when an affair happens in the world, I am suppose not to voice my opinions about the affair, by blog, Twitter, Facebook.
これは、私の経験に因るものです。
This is a based on my experiments.
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私は、私の著作を非難(×批判)してきた人間に対して腹を立てた時、私は、まずその人間の過去の発言を、徹底的に調べ上げます。
When I get angry with the opinion that criticizes my contents, first of all, I will take a survey of the person's past comments completely.
If the person
●自分で検証することなく
didn't validate the evidence of an affair,
●裏の取れていない怪しげなニュースソースを安易に信じ
come to believe a murky news source with little evidence
●簡単に批判コメントを出す
and comment negative opinions easily,
という人間であることが分かれば、
I decide that the person is a
―― 低能
"weak head"
と、決めつけて、「溜飲を下げる」ことにしているからです。
and come to feel heartily gratified.
私がその気になれば、その人物に対して、この事実とそのデータを突き付けて、「恥をかかせること」はそんなに難しくありません。
If I feel an urge to do it, I think that it is not difficult for me to put him/her to shame with the fact and data.
『なぜそんなことが言い切れるか』というと、過去、実際に(以下省略)。
"Why does Ebata say it ?" The reason is, I, in fact (omitted)
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逆に言えば、私は、「脊髄反射的に記載した、迂闊なコメントが、後々、自分の評価を下げてしまう」という事実をよく知っているのです。
Therefore, I know well that "a careless comment like spinal reflex, comes to downgrade assessment of myself"
そもそも、私なんぞがコメントしたところで、世の中は1mmも変わらないでしょう。
To begin with, if I comment on something, I cannot change the world at all.
そして、「事実やデータが一通り出揃ってから動き出しても、決して遅くはない」と思っています。
Moreover, I think "it it not late when I go on the move, after I get all the information at hand"
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しかし、
On the other hand, I also think
―― データが出揃ったら、こっちのもんだ
"After getting information, I can start a self-paced attacking"
とも、思っています。
その時点で、「事実」と「ロジック」と「数字」の3点セットで、打って出れば良いのです。
At that time, I can make a sortie with the fact, logic and math.
(To be continued)
(Continuation from yesterday)
そのような見たこともない大量のメール(多分、日本語以外のメールも入っていたのだろう)を受けとったその人は、すっかり怯えてしまって、警察署に飛び込んでしまいました。
The person who received such a large amount of e-mails (possibly including e-mails other than Japanese ones) was completely scared and jumped into the police station.
で、警察は、その経緯を聞いて、今回の事件のきっかけとなった私に連絡を取った、―― とまあ、こういうことのようでした。
So, the police heard about the situation and contacted me who triggered the case, --- Well, it was the reason.
しかし、警察署の人も、メールの内容を見れば、「スパムメール」だということは分かりそうなものです。
However, even people at the police station seem to understand that it is "spam mail" when looking at the contents of the mail.
そういえば、私、行政機関の中でも、特に警察関係者の方のITリテラシーの低さについては、経験があったのでした。
By the way, I had experienced that in particular, low IT literacy for police personnel among government agencies.
When I went to the police station about internet fraud, the person in charge said, "I have never used Internet mail order."
『サイバー犯罪に関して、ここ(この警察署)は、全く役に立たない』と肩を落したのを覚えています。
I remember that I dropped my shoulder saying "this (the police station) is completely useless for cybercrime."
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私は、本件について、その警察署の人がアドバイスすべき内容を、その警察署の人にアドバイスして、この件は決着しました。
About this matter, I advised the person at the police station what the person should advise, and This matter was over.
この事件、ある意味、起こるべくして起きた、と思いました。
I thought that this incident, in a sense, happened to happen.
しかし、正直なところ
But honestly
―― 私がITの施策を続ければ、これからもこういう面倒ごとに巻き込まれ続けることになるんだろうなぁ
"I will continue to be involved in such troubles from now on if I continue IT measures"
と、ウンザリしました。
I felt sick.
『私は、十分にがんばった』
"I worked hard enough"
と、そして、同時に
and
『もう知らん』―― とも。
"I don’t care any more"
この時、私は、町内会会員に対するITサポートから、完全に手を引くことを決意したのです。
At this time, I decided to completely withdraw from IT support for the neighborhood association members.
劇団キャラメルボックスが上演していたこともあり、ずっと気になっていた映画
A movie that I've always been interested in, since the theater company Caramel Box was performing, whose title is
「鍵泥棒のメソッド」
"Key thief's method"
を、ようやく、Amazon PRIMEで見ました。
I watched the movie by Amazon PRIME.
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江端家では、個人がバラバラにテレビ、PC、スマホを楽しむという文化が定着しています。
The Ebata family has established a culture where individuals enjoy TV, PCs, and smartphones in pieces.
ですので、2台のスマホと1台のPCの音声が、リビングで同時に聞こえるということは、日常です。
Therefore, it is normal for us to hear the sound of two smartphones and one PC at the same time in the living room.
勿論、音声の問題はありますが、音量調節の他に、FMトランスミッタを使ってラジオにテレビの音声を飛すなど、各種の工夫がされています(当然、私が設置しました)。
Of course, there are audio problems, however, in addition to adjusting the volume, various measures have been taken, such as using the FM transmitter to send the TV sound to the radio (I set it up, of course).
私が自分の部屋のPCで、Amazon PRIMEの映画を見ている途中で「凄く面白い!」と嫁さんに伝えると、嫁さんが、リビングのテレビにつないだPCで、その映画を最初から見始める
When I told my wife "It's very interesting!" While watching an Amazon PRIME movie on my room PC, my wife starts watching the movie from the beginning on a PC connected to the living room TV
―― Amazon PRIMEの「時差同時上映」
Amazon PRIME's "Time difference simultaneous screening"
ということもやっています。
We are trying the method.
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「鍵泥棒のメソッド」は、皆さんにお勧めできる、大変楽しい映画です。
"Key Thief's Method" is a very fun movie that I can recommend to everyone.
これは演劇用の脚本とすれば、さらに面白く作れるかもれないなぁ、と思いながら「なるほど、キャラメルボックスが2回も上演するハズだ」と気がつきました。
While thinking that this might be more interesting if it is a play script, I noticed that "I see, the caramel box has performed twice"
私、映画のラスト1秒のシーンで、涙が出るほど爆笑しました ―― こんなこと、本当に久しぶりです。
I burst into tears in the movie's last 1-second scene. It's been a long time since I've done this.
私は、コラムに挿入するイラスト(デジ絵)も描いているのですが、とても苦労しています。
I also draw illustrations (digi-e) to insert in my columns, but it is always very hard for me.
画才がないので、他の著作物を参考にして(マネして)記載しています。
As I am not a talented artist, I have used other works as a reference.
ですので、人物の性別や、体格を変化することだけでも苦労していますし、カメラビュー(視点)を変えたいと思っても、全く対応ができません。
Therefore, I have a hard time changing the gender and physique of a person, and even if I want to change the camera view (point of view), I can't handle it at all.
画才がある人を、心底羨しいと思います。
I truly envy those who have the talent to paint.
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という話を次女にしていたのですが、
I was talking to my second daughter about this, however she said to me smoothly,
―― 『一ヶ月、きちんとデッサンの勉強すれば、誰だって描けるようになるよ』
"Anyone comes to draw if they study drawing properly for a month"
と、サラっと言われてしまいました。
それを聞いた私は、
When I heard that, I was about to say
『それは、才あるものの、奢(おご)った意見だ!』
"That's the opinion of the gifted !"
と言いそうになった直前に、ふと気がつきました。
However I noticed that it was me to say
―― 『一ヶ月、きちんとプログラムの勉強すれば、誰だってプログラミングできるようになるよ』
"Anyone comes to program if they study programming properly for a month.
と言い続けているのは私です。
そして、私は、本気でそれを信じています。
And I seriously believe that.
実際、『プログラミングできない』と言う人物の大半は、『人生で一行もコードを書いたことがない』のです。
In fact, most people who say they can't program have never written a line of code in their lives.
ですから、私は、「誰でもプログラミングはできる」と思っているのです。
Therefore, I believe that anyone can program.
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一方、私は、
I, on the other hand, a person who has demonstrated the "counterexample" of
―― 『一年間、米国に滞在すれば、英語なんて簡単にしゃべれるようになるよ』
"If you stay in the U.S. for a year, you'll be able to speak English easily"
の「反例」を実証してみせた人間です。
Furthermore, I was the one who made the story into a series of articles for two years.
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ともあれ、次女に言われた、
Anyway, for my second daughter's saying,
『一ヶ月、きちんとデッサンの勉強すれば、誰だって描けるようになるよ』
"Anyone comes to draw if they study drawing properly for a month"
を、真面目に検討してみよう、という気になりました。
I was ready to give it some serious consideration.
ティーンエイジャの皆さん。
Dear my teenagers.
『何事も基礎が大切』という大人がいたら ―― その大人のことは、信じなくてもいいです。
If there is an adult who says, "The basics are important in everything" -- you don't have to believe that adult
絶対に、です。
ABSOLUTELY.
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私、今、ここ半年ばかりの時間を費やして作ってきた、プログラムの最終段階に入っています。
I am now in the final stages of a program that I have spent the last six months.
様々なプログラムをマージ(結合)させていくと、これまで出てこなかった問題が次々と出てきて、心を折られています。
As I merge (combine) the various programs, many problems appear with breaking my hearts.
その証拠として、今、私の体重は、『人間ドッグの当日に持ち込む体重』にまで、落ち込んでいます。
As proof, my weight is now down to 'the weight I bring on the day of my physical exam'.
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で、今思っていることは、
And now I'm thinking the following,
「もっと、排他処理の設計を緻密にすべきであった」
"The design of the exclusion process should have been more precise"
「もっと、Websocketの発行タイミングを慎重にコーディングすべきであった」
"The coded the timing of the Websocket issue should be more careful"
「当初から、今の設計方針が分かっていれば」
"If only this design policy had been in place from the beginning"
であり、
これは、一言で纏めると、
These can be summed up in one word.
『何事も基礎が大切』
"The basics are important in everything"
に帰着します。
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ところが、問題があります。
However, there is a problem.
『基礎が大切』であることの言葉の意味は、
The meanings of "The basics are important in everything" are,
(1)その『基礎』が何なのかが、スタート時には不明であること
(1) It is unclear at the start what that "basics" are.
(2)その『基礎』は、人によって、全くバラバラであること
(2) The "basics" are completely different from person to person.
です。
加えて、
in addition,
(3)そもそも、『基礎』は、これ以上もなく「退屈」で「苦痛」であること
(3) In the first place, "basics" are "boring" and "painful" without any more
(4)『基礎が大切』であるという言葉は、個々人の「後悔」から発せられていること
(4) The phrase "the basics are important" is emanating from the "regret" of each individual.
です。
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だから、
Therefore,
『私は、『基礎』を大切にしました。だから、何の問題もなく、今の私の成功があります』
"I took care of the 'basics'. That's why I am successful now, without any problems."
などと、語っている奴は、世の中に"一人もいない"のです(もしいたら、教えて下さい)。
There is "no one" in the world who says such a thing (if there is one, please let me know).
もし、本気でそれを言っているなら"単なるバカ"か、"低い目標を設定した低い志の人間"というだけの話です。
If they are really serious, they are either "simple idiots" or "people with low aspirations who set low goals.
いずれにしても、そのような人物は、ティーンエイジャの皆さんが、信用するに足る大人ではありません。
In any case, such a person is not an adult whom you teenagers can trust.
では、どのような大人なら信じていいか?
So what kind of adults can you trust?
―― 私は、このようにやって失敗して『基礎が大切』だと思ったけど、後の祭だったよ
"I failed at doing it this way and thought 'the basics are important', but it was just an 'It is no use crying over spilt milkl'"
とだけ、語って、その、自分だけの『基礎』を、あなたたちに押し付けることなく、話をストップできる勇気のある大人です。
An adult who has the courage to stop talking, and not impose his/her own personal "basics" on you
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という訳で、「基礎」なんて、ゴミです。
Therefore, "basics" are garbage.
それよりもっと大切なことは、「(1)始める勇気」であり、それを「(2)楽しむ工夫」と「(3)続ける工夫」だと思います。
What is more important is "(1) Courage to start" and "(2) Ingenuity to enjoy" and "(3) Ingenuity to continue".
この3つに関しては、誰もあなたに教えられません。
No one can tell you about these three.
自力で見つけていくしか、ありません。
You have to find it on your own.
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例えば、今読んで頂いている「英文を併記する日記」は、かなり覚悟がいりました。
For example, I was quite prepared for the "Diary with English text" that you are reading now.
特に、上記の「(1)始める勇気」は、本当に大変でしたよ。
Especially, the above "(1) Courage to start" was really hard.
おかげで、毎日「『基礎』は大切だったなぁ」を実感できています。
Thanks to this, I am able to realize every day that "the 'basics' WERE important.
Recently, I have been in trouble about this problem.
金曜日の日深夜(正確には土曜日の未明)に『これで動くはず』というコードを仕込んで、動くことを祈りながら、床につきました。
Last Friday midnight(early Saturday morning to be precise), I completed the code that "should be worked" I expected and went to bed.
あの時点で、プログラムを走らせたら、そのデバッグに取り組み始めて、完全に徹夜作業になって、結果として、体調を崩すという確信があったからです。
If I would try to execute the program, I should have started debugging for all night, and I confirmed that I was convinced that I would get sick.
ですから、土曜日の朝、2箇所程度の修正で動いた時は、本当に嬉しかった。
Therefore, I was very happy that I confirmed the program worked well with just two modifications.
このプログラムを、AWS(正確には、廉価版AWSであるAmazon Lightsail)にアップして稼動実験を続けていました。
I uploaded this program to AWS (correctly, Amazon Lightsail, a low-cost version of AWS) and continued the test run.
取り敢えず、サーバ稼動することが確認できxたので、月曜日に同僚やゼミ生に協力して貰って、負荷テストをしたいと思っています。
Anyway, I could confirm that this program is working as a server, I am going to ask my workers and students to do the test run.
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このサーバ化は、実は仕事でもなく、単に興味でやっています。
The reason I am trying to make the server, is not for work but for my interest.
誰に命じられたという訳でもなく、私の直感が『将来、これでラクできる』と言っているだけですが。
No one ordered me to do that, it is just that my intuition is telling me "this wil make my work easier in the future"
先日、大学でB4(大学4年生)のゼミの歓迎会がありました。
The other day, there was a welcome party for the university's B4 (fourth-year college students) seminar.
私は、飲み会が得意ではないのですが、大学の一室を借りての、ピザとビール(ソフトドリンク)の、1時間強くらい飲み会であれば、出席することがあります。
I'm not too fond of a drinking party, but I may attend a party where we rent a room at the university and have a little over an hour of pizza and beer (soft drinks).
「ちょっと長めの夕食」と思っています。
I think of it as "a slightly longer dinner."
疲れないし、その後も普通に業務できますから。
I don't get tired and can do my work normally after the party.
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ゼミ生の半分が外国の人であるので、どうしても、会話が英語ベースになってしまうことは、諦めています。
Since half of the seminar students are from foreign countries, I have resigned myself to the fact that, inevitably, the conversation will be English-based.
しかし、話題が上手く振れていないことには、申し訳なく思っています。
However, I am sorry that I cannot provide the topic well.
先日の歓迎会では、
At the welcome party, I apologized to an international student.
『いつも、"ムスリムの人達の生活"や、"日本でのラマダンの過し方"とか、そういう話題に偏ってしまってゴメンね』
"I apologized for always being biased toward topics such as "the lives of Muslims" and "how to spend Ramadan in Japan."
と、謝っておきました。
Inevitably, I direct in a particular direction.
そういえば、すでに、大学には"お祈りスペース"が作られているそうです。
I heard there are already "prayer spaces" at universities.
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こんな私でも、
I could not even ask him the following question.
『ムスリムの人にとって、"ハラル"は重要だと知ってはいますが、それでも"豚骨ラーメン"は魅力的ではないですか?』
"I know that "halal" is important for Muslims, but doesn't "pork ramen" still appeal to you?"
という質問だけは、できませんでした。