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2010-03-31 鼻で笑われた「サンダーバード構想」

「サンダーバード」とは、ご存知の通り、1965年にイギリスで放映された人形劇による1時間枠の特撮テレビ番組です。

世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の危機に瀕した人々を、国際救助隊と名乗る秘密組織がスーパーメカを駆使して救助する活躍を描く、21世紀(2026年)を設定としたSF番組です。

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私が大学生であった頃、自衛隊の海外派遣(派兵?)に対して、国を二分する議論が行われていました。

勿論、憲法第9条の拡大解釈を認め得るかどうか、という点でした。

「人命救助に限定する行為のみを明文化して、海外派遣すれば問題ないと思うけど。『国産サンダーバード構想』だな」

と言った私に、法学を専攻していた私の友人は、ちょっと上を向いて溜息をついた後で、私に向って言いました。

彼女:「あのね。国家をスポンサーにする軍隊が、人命救助のみに限定して行動する訳ないでしょう。第一、国益に資さないでしょう」

私:「いや、国際貢献という観点で、国際的な評価が・・・」

彼女:「じゃあね。古今東西、国家が他の国家に派兵する場合、その理念は、例外なく「サンダーバード」を掲げた事実は理解している」

私:「・・・え?」

彼女:「「旧ソ連のアフガン侵攻、ソマリアの米軍介入、古くはベトナム戦争だって、『人道支援、人命救助』を掲げていたし、帝国主義か共産主義やらの脅威排除とやらは、広義の「国際救助隊」と言えるでしょう」

私:「そ、そりゃ、そうだけど」

彼女:「旧日本帝国が、人様の国の中に別の国(満州国)を作ったのも、邦人保護を理由とした「国際救助」が理由だったのよ」

私:「・・・・(沈黙)」

彼女:「あの『サンダーバード』という番組が、本当に凄いことは、『国家に依存しない国際救助隊』をコンセプトとしている点にあると思うな。
つまり、『金持ちの道楽による国際救助』という、前代未聞の概念こそが、真に評価すべき点よ」

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ぐうの音も出ませんでした。


2011-03-31 SPEEDIを邪推する

緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)というシステムがあるそうです(今まで知らなかった)。

緊急事態が発生した際に、六時間先までの希ガスによる外部被曝線量や甲状腺等価線量などをシミュレーションすることができるものだそうです。

ところが、事故発生後から、この情報の開示を色々な団体が政府に請求してきたが、全く開示されないと言う問題があり、国民からは不満・・・というよりは、不信の声が上っていました。

そこで、この非開示とされてきた理由を「邪推」してみました。

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ところで、実は私、パソコンに触れた時から今日まで、色々なシミュレーションをやってきました。

具体的には、

○アルバイト先の塾の生徒の成績予想、

○半導体の電圧・電流等の挙動、

○歩行ロボットの歩行パターン

○ファジィ推論によるパン焼き炉の温度や電子レンジのサンマとサバの判別方法

○大阪梅田駅を想定した大量歩行者の歩行挙動

○エイズの免疫機構をヒントにした最適解探索

など。

結構楽しかったです。

条件設定パラメータを弄ると、結果が様々に変化して、夜が明けるまでコンピュータの画面に喰い入っていました。

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ところが、逆に、シミュレーション結果を妥当な値にする為の、「初期値パラメータ」を探すことは、とても難しいです。

特に気象・流体系のシミュレーションの場合は、計算結果から初期値を求めることはできません(これを「不可逆」といいます)。

初期値に対してセンシティブ(敏感)なシミュレーションの場合、初期値の与え方によって、計算結果が、それはもう、「信じられないくらい滅茶苦茶な結果となる」からです。

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SPEEDIは、政府の持ち物なので、基本的には行政府の行動を、論理的・科学的にに裏づけしなければならないと思うのです。

今回のSPEEDIのミッションは、「政府の避難指示の妥当性」を出さなければならなかったと『邪推』してみます。

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SPEEDIに入力される情報には、気象観測情報、アメダス情報と放出核種、放出量等の情報があり、これは「点」の情報として入力されます。

また、さらに高さ方向の情報も入力しなければなりませんが、当然、地上1000メートルとかに固定されているセンサなんぞある訳がありません。

そうなるとですね、非常に少ない計測地点だけを使って、計算をしなければなりません。平面(二次元)の状態を把握するのでも相当難しいのですが、当然汚染は大気にも広がっています。

すると、3次元の空間をシミュレートする必要があるのですが、もうこれは、相当に難しいと推認されるのです。

イメージを言えば、

◯北海道の稚内で測定した海水温度と、

◯沖縄で測定した気温から、

◯福島の河川の温度を計る、

というような、難しさ(ちょっと大袈裟か)。

そもそも、問題となっている事故が進行中の原発から放射された「放射性物質の総量」が全然分からんのですから、「今日の天気が、晴れか曇りか雨かは教えないけど、本日の最高予想気温を出せ」と言うような感じでしょうか(これも大袈裟かな)。

で、決定的なデータ不足の中でシミュレータを稼働させているのではないかな、と。

多分、空間をメッシュ状の単位で区切って、その単位内で各種の計算(流体計算とか)線形・非線形補完をする計算方式を採用しているのだろうと思います。

この計算式は結構膨大なものですから、どうしてもスーパーコンピュータ(スパコン)クラスのパワーが必要になってきますが、求める精度によっては、相当の時間(数時間~数十時間)が必要になるのではないかと思っています。

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で、恐らく、その計算を行った科学者は、その計算結果を見て、「愕然」としたのではないかと「邪推」するのです。

――― なんだ、これ?

例えば、

◯中国やロシアまで、放射性物質が拡散しているという計算結果が出てしまった。

間違いなく前代未聞の国際問題に発展するでしょう。

政府は、国際的な非難を浴びることを回避する為、公開できません。

◯地元でなく、東京や北海道の方が汚染濃度が高い計算結果が出てしまった。

政府が定めた避難範囲(半径20-30km)の意義をぶち壊してしまう為、公開できません。

◯汚染が全く見られないという計算結果が出てしまった。

「そのSPEEDIというシミュレータは、オモチャか!」という非難を受け、「そんなシステムに税金使うな」の大合唱で予算が無くなるのを回避する為、公開できません。

再計算する度に、訳の分からん計算結果が出てくる。

国民からは計算結果を出せと言われているが、こんな結果を出したら、間違いなくSPEEDIの来年度予算はなくなるし、諸外国の政府・研究機関からは笑いものになる。

困った。どうしよう。

-----

少し「邪推」の程度が酷すぎますかね。

私も本当にこんなことがあったとは、信じていません(というか、信じていいよね)。

でもね、仮に、

そういう無茶苦茶な計算結果があったとしても、

それが日本の技術者の名誉を損うことになったとしても、

それでも公開するのが、政府系研究機関の義務でしょう。

SPEEDIに血税を払っているのは、我々国民なのですから。


2012-03-31 73シーベルト

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東京電力は27日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内に線量計を入れて計測し、最大で毎時72・9シーベルトの高い放射線量を確認したと発表した。2012/03/27(火)

=======

まあ、原子炉格納容器内部なんですから、この程度の値は当然なのですが、それにしても分かりにくい。

単位を統一すればいいのに。ミリシーベルトで良いと思う。

73000ミリシーベルト

と言えば良かろうが。

で、基本的な考え方は、

「人が死ぬような放射能といえば、3000から4000ミリシーベルト」(「神の火」高村薫))

を基準として考える。

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日常生活では、自然界から年間5ミリシーベルトの被曝はデフォルトなので、1時間あたりは、

0.0006 ミリシーベルト/時 (0.571マイクロシーベルト/時)

となり、一方、ガレキから出ている放射線量(一例)は

0.00005 ミリシーベルト/時 (0.05マイクロシーベルト/時)

だから、数値だけで見る限りは、ガレキより、自然界(太陽光線や宇宙線)の方が、12倍も危険だ、とも言える。

-----

とは言え、「ガレキに全く危険がない」とは言いきれないと思う。

なにせ、人類がまだ体験したことのない態様で保存しなければならないし、人類は、太陽光線や宇宙線には、10万年にも及ぶ「慣れ」があるけど、ガレキの放射線が、それと全く同一の放射線という訳でもないだろうから。

放射線の放射方向(「頭上から」と「地面から」の違い)も気になる。

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けど、個人的には、格納容器の爆発の時の逃亡準備を図っていた時と比較すれば ――

―― その恐怖は、限りなくゼロに近い。


2013-03-31 時間と空間の行き尽く果てで、私は私を待っている

私のパスワードは、長い間、「100年後の私を誰が知ろうか」を英語にして、その頭文字を取ったものでした。

「100年後の私を誰が知ろうか」の意味は、「だから、誰にどんな批評をされようとも、100年後には、私を含めて、その人達は一人残らず消えてなくなる」

―― だから、自分の行動基準に「人の目」を入れるのは止めよう。人の目を気にする生き方は止めよう。

という話を友人にしたことがあります。

しかし、彼は、「アホか」という目で、私を一瞥した後で

「その『100年間の評判』が大問題なんだろうが」と言いました。

私は、「あ、そういえば確かにそうか」と妙に納得したことを覚えています。

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昨日記載した、中島みゆきの「永久欠番」ですが、早速聞いてみました。

私は、上記のように「100年後」の概念には辿りついていたのですが、「100年前」という観念には届きませんでした。

さすがは、我が国が誇る歌姫です。

まあ、それはさておき。

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これまで、何度も書きましたが、私の信念は

「いつかどこかで、誰かが、私を、待っていない」

です。

「誰かがあなたを見ている」とか「誰かがあなたを愛している」とかいう歌が、嫌いなのです。

なぜか。

嘘だからです。

そんな「誰か」は、世界のどこにもいません。

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「永久欠番」は、「いつかどこかで、誰かが、私を、待っていない」を強く肯定しつつ、しかし、それでも、歌の最後のフレーズで、唯一の例外を提示しています。

多くの人は、この歌の最後のフレーズを、宗教的な救済と解しているようですが、私の解釈はちょっと違います。

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私は、「宇宙で、ただ一人、私だけは私を待っている」―― と、解釈したい。

分子のレベルで、自分の身体が土壌の中で分解し、

原始のレベルで、自分の精神が宇宙の熱量死の中で消え去ろうとも、

―― 時間と空間の行き尽く最後で、私は私を待っている

のである、と。

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時間と空間の、果ての、果ての、果てにおいても、

「自分に抱きしめて貰えるように」

そういう風に、私は私を生きたい、と思うのです。


2014-03-31 ―― 中学3年生と小学5年生の娘が喰いついてくるネタは、必ず評判がいい

我が家では、話題がなくなり、沈黙するということはありません。

My family doesn’t run out of conversation topics, and keep silence become silent.

「良い家族関係を維持している」というと、ちょっと違う感じがしていまして、正確に言うと

However the phase "Good communication" is not suitable for this case, I try to say precisely,

―― 父親(つまり私)が、四六時中、話題を振る

Their father (it's me) keep raising topics of every filed at an ordinary time.

です。

この父親は、中学3年生と小学5年生の娘に対して、

This father always raises topics of

STAP細胞、ビットコイン、結婚制度、尖閣諸島・竹島、南京大虐殺、惑星と衛生の軌道、ビックバンにいたるまで、もうほとんどノンセクションに、話を振るので、

STAP cell, bit coin, marriage system, senkaku islands and takeshima island, Nanjing Massacre, orbit of planet and satellite, and big bang

to the 9th and 5th grade daughters.

会話が絶えることがない ―― というか「うるさい」

To be exact, it is noisy.

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しかし、一方的に話をすれば、当然、娘たちは「うっとうしい」と思って、自室に逃げてしまいますので、そこは一定の話術が必要です。

However if I talk a blue streak about these topics, they would run away to their private room naturally,

議論にはしない、結論は出さない、善悪を判断しない、対立する両方の意見を紹介する、ロジック破綻している意見を最大限尊重する、分かりやすい比喩を使って説明を試みる、など、色々やっています。

I should care the followings,

We don't discuss them but talk, never reach to conclusion, never judge right and wrong, introduce both side opinions, pay serious attention of non-logical opinions, and use easy metaphor.

私は、自分の娘たちに、『自分の意見を持つ、主体性のある子どもに育って欲しい』

But I don't think that I want to be growing up for modesty and be independent women.

―― などと、殊勝なことは、これっぽっちも考えていません。

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全ては、私の仕事(寄稿コラム)の為です。

There are for my jobs (contribution column).

―― 中学3年生と小学5年生の娘が喰いついてくるネタは、必ず評判がいい

My experience shows that the topics that our daughters are interested in should be in good odor.

ということを、経験的に知っているからです。

嫁さんを含めて、我が家の家族の「意見」は、世界最小規模の「世論」です。

The opinions of my family including my wife are the least climate of opinion in the world.

という訳で、私の寄稿コラムのテーマは、我が家の家族が決定していると言っても過言ではありません。

No exaggeration to say that the theme of my column is decided by my family.

例えば、私が、「竹島・尖閣諸島」に関して、寄稿コラムを記載していないのは、長女が、私に、それを留まるように、強く勧告しているからです。

For example, why I don't try to write "senkaku islands and takeshima island", the senior daughter strongly recommends not doing it, because

―― 江端家にテロの脅威が生じる

The Ebata's will come under terrorism attack

と。

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以前にも書きましたが、私はエンジニアですので、テクニカルライティングの遵守の精神はあります。

Once I have already written that I have a compliance order of technical writing as an engineer.

しかし、私はジャーナリストではありませんので、ジャーナリストの矜持など「欠片」もありません。

But I am not a journalist, so I don't have journalism esprit at all.

ですので、私は、家族を危険に晒してまで書きたいコラムなんぞありません。

In short, I have no intention to write any column even if I put my family in jeopardy.

家族が楽しんで、勉強になる文章を作れれば、私はそれで良いのです。

I am satisfied with making papers, and my family enjoys them and study with them.


2015-03-31 「4次元」と呼びたいと思います。

アニメなどに強い興味がある、いわゆる「オタク」と言われる方は、「2次元」とも呼ばれています。

Some persons who are crazy for animations and other sub-cultures, who is called "Otakaku", is also called "Nijigen (two-dimensional)"

これは興味の対象が、2次元平面上で表現されるからです(って、いちいち説明するまでもないでしょうが)。

The reason why they called it, is that their interesting objects is to be expressed on two dimensional medias, like screes of TVs and movies.

これに対して、いわゆる通常空間におけるオブジェクトに興味のある、いわゆる「リア充(リアルな世界が充実している)」と言われる方は、「3次元」とも呼ばれます。

In opposite with it, some person who are interested in daily life, who is called "Riajyu ( leading a full life ), is called "Sanjigen (three-dimensional)"

これは、もっぱら「2次元」に対比する用語として使用されるようです。

This word seems to be usually used as a comparison word of "Nijigen".

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さて、この度、私は来月分の原稿を執筆する為に、アインシュタインの特殊相対性理論から導かれる、あの超有名な式

This time, I tried to derive the most famous formula in the world, based on the Einsteinian special theory of relativity

E=MC^2

E=MC^2

の導出を試みました。

ご存知でしょうが、原稿執筆が煮詰まって来たなどの苦しい時に、現実逃避するとき、人間とは信じられないパワーを発揮するものです。

You know, human being can generate incredible power when they are driven into a corner (for example, deadline of draft submission), and do something as an escape.

知らなったのですが、この式が、四則演算だけで求められることを知って、凄くビックリしています。

I didn't know that this formula can be derived from the four rules calculations, and I was very surprised at the fact.

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さて、私のように、

Well, like me, a person who

■アニメやドラマの中でも、特にタイムパラドックを扱う作品(シュタインズゲート、時かけ、マドカ等)を扱う作品(だけ)を嗜好し、

likes a specified animations whose themes are time paradoxic (for example, Stains;Gate Tokikake, Madoka)

■「時空間通信方式」という妙な名称の発明を特許出願し、

applied for a patent whose name was "space and time based communication"

■現実逃避で、特殊相対性理論(のほんの一部)の式の導出を試みる、

tried to derive the Einsteinian special theory of relativity as an escape

そういう人間のことを、今後、

should be called

「4次元」

"four dimensional".

と呼びたいと思います。

異議はありませんね?

I believe "No objection".


2016-03-31 『「意識高い系」の発言を繰り返す奴 ―― 死ね』

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

My new column is released, so I take a day off.

Mr.Ebata's struggling for DIY Home Security System by EtherCAT(9) "

TwinCAT that is a new paradigm of control system, commands the maids

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それにしても、

By the way,

今回、13ページという大作になってしまったのは、結果的に「TwinCATのインストール手順書」や「サンプルプログラム」の紹介をすることになってしまった為です。

This time, the reason why I had wrote the column of 13 pages is that I should have made "TwinCAT installation instruction" and "sample program".

今のところ、TwinCATをインストールする予定のない方は、取り敢えず、1、2、3、12、13ページを優先して読んで頂ければ

If you have no plan to use TwinCAT now, I hope you will read the pages of 1,2,3,12,13 at the beginning.

江端の主張したいことは分かると思います。

You can understand What I want to present to you.

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纏めますと、

In short, that is

『「意識高い系」の発言を繰り返す奴 ―― 死ね』

"Drop dead, guys who want to speak buzz words frequently"

ということです。


2017-03-31 「仮説を立てたら、検証せずにはいられない」

先週、全身が痒(かゆ)みが酷くなり、色々な塗り薬を試していたのですが、症状が収まらないので、病院に行ってきました。

Last week, I didn't endure itch of the entire body, and tried many topical creams on the market, however, I had the same symptoms and went to hospital.

診察された先生が開口一番

First thing the doctor said,

―― まさか、下着を外に干していないですよね

"You don't say that you hang out your underwaters"

とおっしゃられて、びっくりしました。

I was surprised to hear that.

江端:「いえ、普通に干しています」

Ebata: "Yes, I do them normally."

先生:「駄目ですよ! それじゃあ、痒くなるのは当然ですよ」

The doctor:"No way! You itch is no wonder"

花粉症のターゲットは、目と鼻と思っていたのですが、まさか全身が攻撃対象となっているとは、知りませんでした。

I thought the target of hay fever is just eyes and nose, and I could not know entire body is also included.

処方して頂いた塗り薬と、陰干しの下着に変更しただけで、ウソのように痒みが収まりました。

Both the cream and hanging inside to dry underwaters came to cure the itch soon.

市販の薬など購入せずに、とっとと専門医にかかって、薬を処方して貰うのが、結局、早くて安いなぁ、と改めて実感していました。

I came as a fresh reminder that it is faster and cheaper to go a hospital for being prescribed a drug by a medical specialist than buying some creams on the market.

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今月は、例外的に相当忙しくて、体調がボロボロでした。

This month, I was very busy rarely and have felt sick.

もしかしたら、あの体調の悪さが、「痒み」を発生させた主原因かもしれないと思い、残っていた外干しした下着のセットを試したみたところ、

I wondered if the main reason of itch was this bad condition in this month, so I tried to use underwear that I hanged outside,

たちまち、あの全身の痒みがぶり返してしまいました。

the itch of entire body came back immediately.

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「仮説を立てたら、検証せずにはいられない」

"No hypotheses, No verification"

これもエンジニアの習性 ―― ではなく、単に、私が馬鹿者というだけのことでしょう。

This is not just the habits of engineers - it's just that I am a fool.


2018-03-31 「作れるか/作れないか」「動くか/動かないか」

企業の研究所では、大学の研究室や、外部の外注(ソフト外注等)に、仕事を委託することがあります。

In corporate laboratories, we may charge works to university laboratories or external outsourcing (software outsourcing etc.).

私が委託する場合、その評価基準は2つです。

When I charge them, there are two evaluation criteria.

「作れるか/作れないか」「動くか/動かないか」

"make it or not" "work it or not"

これだけです。

That's all.

パワーポイントに書かれたコンセプト図を何部印刷されたって、動くかどうか分からない設計図を1000枚持ってこられたって、私の心は1mmも動きません。

I am not moved at all, if a number of concept diagrams written on PowerPoint were printed, or if more than 1000 pieces of design drawings without operation certificates.

そんなものは、「キャンプファイァの種火作りにでも使えばいい」と本気で思っています。

I really think that "the papers might be useful as making fire firewoods".

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しかし、企業の歯車である従業員には、

However, for employees who are gears for a company,

『動くソフトウェアまたはハードウェアを持ってこい ―― その後で、あんたの言うコンセプトやらを聞こうじゃないか』

"Bring moving software or hardware. Let's listen to the concept you say after that. "

―― と、正面切って言えない人や組織があるのです。

There are people and organizations that can not be faced in the face.

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私の場合、「そういうことをポロっと言いかねない」点が、問題なんだろうなぁ、という自覚はあります。

In my case, I have a consciousness that the point that "I say a thing like that" will be a problem.


2019-03-31 ―― 後半の怒涛の伏線回収

一年に一回だけですが、クリスマスの頃、家族(希望者のみ)で、観劇をしにいくことになっており、ここ最近は、「劇団 キャラメルボックス」に行っております。

Once a year, at Christmas time, I am supposed to go to the theater with the family (only the applicants). Recently, I went to "Theatrical company Caramel Box".

『そろそろ、他の劇団も』という意見もあるのですが、一年に一回だけということもあり「外したくない」という気持ちもあり、どうにも劇団を変えることができないでいます。

There is also an opinion, "how we try other theater groups", however there is also a feeling that "I do not want to remove", I can not change the theater company somehow.

今年のクリスマスは家族全員が忙しく、なかなか時間が取れなかったので、年度末(つまり今日)に変更しました。

The whole family was busy this Christmas, so we couldn't get much time. so we changed to the end of the year (today).

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今年は、辻村深月さん原作「スロウハイツの神様」。

This year, this was "God of Slow Heights" by Shigamura Mitsuki-san original.

私も、題目だけは聞いたことがあるのですが、原作を読んだことはありませんでした(ちなみに、私以外の家族は、全員既読)。

I have also heard only the name of book but I have never read the book.(In addition, all family members except me have already read).

が、なんというか、これまでにない違和感。

But what a strange feeling that I have never seen before.

確かに面白いのですが、ドタバタが好きな私は、会話ベースのお芝居で、正直、あまり盛り上がらりませんでした。

Certainly it is interesting, but I like the slapstick. So I was a conversation-based play, honestly, I did not get much excited.

私は、お芝居に「爆笑」を期待する気持ちが大きいので、『来年は、別の劇団にも検討してもみてもいいかな』とか、不遜なことを考えていたところに、

I expect a feeling of "laugh" in the play, so I was thinking of unrequited things, "It may be considered to another theater group next year," however,

―― 後半の怒涛の伏線回収

"Picking up rapid advanced hints at the closing stage"

で、迂闊にも、落涙してしまいました。

made me shed tears inadvertently.

(続く)

(To be continued)


2020-03-31 ―― 非難したなら、その分は、賞賛する(または、非難を謝罪する)

会社に出社させてもらえませんので、会社が提供してくれるセキュアノートPCで仕事をしているのですが、

I am working on a secure Note-PC provided by the company because I can not join the company.

―― 重い

"Slow"

テキストの文字変換すらも重くて、使いものになりません。

Even transliterating text is slow and useless.

こんな思いをするのは、10年ぶりといった感じがします。

This is my first thought in 10 years.

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15年ほどまえ、始めてセキュアノートPC(以下、SPCと言う)が登場した時は、社内が「批判の嵐」でした。

About fifteen years ago, when the first secure notebook PC (SPC) appeared, the inside of the company was in "criticism storms."

特に、海外出張中の上司や同僚に依頼した稟議の処理ができず、現場では

In particular, we could not process requests for approval from supervisors or colleagues on overseas business trips,

『私たちの仕事を邪魔する為に、セキュアPCを使わせとるんか!』

"Does my company want to make us use the secure PC to disturb our work!"

と、怒号と悲鳴の嵐でした。

that was a storm of screams.

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弊社のSPCは、とにかく徹底していて、「PCの中には1ビットたりともデータを残さない」という設計思想で作られています。

Anyway, our SPC is thoroughly made with the design philosophy of "do not leave any data in the PC even one bit".

例えるのであれば「空箱」です。

This analogy is "empty box."

この「空箱」は、個人のトークンデバイスがないと、全く動き出しません。

This "empty box" will not work at all without a personal token device.

そこに個人のパスワードが加わり、さらにそのパスワードは、定期的に頻繁に変更をさせられ、パスワードの再利用は許されていません。

A personal password is required there, and in addition, their passwords are changed frequently on a regular basis, and the password reuse is not allowed.

過去に一度も使ったことがなく、かつ、自分で忘れてはならないパスワードを作り出す、というのが、どれほどの大変か、一度皆さんにも味わっていただきたいものです。

I want everyone to understand how hard to make a password that has never used in the past and I must not forget.

The concept of

「セキュリティ第一。セキュリティの為なら、PCは動かなくても構わない」

"Security first. For security, you don't have to move your PC."

というこの思想は、

seems to be same as that of

「健康第一。健康の為なら、死んだっていい」

"Health first. For health, you can die."

という思想に通じるものがあります。

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そのSPCも、今や、サーバリソースの強化とインターネットの大容量化によって、普通に使えるようになってきました。

The SPC has now become available for general use due to the strengthening of server resources and the increase in the capacity of the Internet.

もちろん、SPCの開発を続けていた部隊の、努力もあります。

Of course, there are efforts of the units that continued to develop SPC.

みんな何も言いませんが、私だけは『開発部隊、偉かったなあぁ』と賞賛しています。

Everyone doesn't say anything, but I'm the only one who praised "The development team, great!"

それにしても、

By the way,

―― 非難したなら、その分は、賞賛する(または、非難を謝罪する)

"If you accuse anything, you should praise the recovery (or apologize for the accusation)"

ということを、皆、怠りすぎているのではないでしょうか。

I guess everyone is too lazy to do that normal thing.

かつて、私のコラムのシミュレーション結果を非難してきた人間(根拠もなく「間違っている」と言い張る奴)がいました。

In the past, there was a person who accused me of the simulation results in my column (a person who claims to be "wrong" without reasons).

その後、私のコラムのシミュレーション結果が定式化(他の方がやってくれましたが)で、完全に正しかったことが証明された後も、その人から、一文字の謝罪を貰っていません。

Since then, I have not received a single letter of apology from the person, even after the simulation results in my column have been proved to be completely correct (by kind others).

それはさておき

Aside.

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やたら「重い」のです。

It is too "slow",

SPCの反応速度が。

That is the reaction speed of SPC.

現在、出社自粛(という名前の強制)が発動している真っ最中であり、

Currently, self-restraint (compulsory) is in the process of being activated,

ほぼ全員がSPCからのアクセスで会社のサーバにログインしており、

Almost ever worker is logged in to the company server with access from SPC,

さらに、そこに、数十人規模の電話会議(Skype等)が入ってきている訳です。

In addition, there is a teleconference (Skype etc.) of dozens of people entering there.

そんな訳で、サーバが悲鳴を上げるほどのリソースを使いまくっています。

The server is running out of resources to scream.

私は、会社のリモートサービスシステムがダウンしていないことを、心の底から「立派だ」と思っています。

I think from the bottom of my heart that it is great that the company's remote service system has not been down.

もう少し、身の回りの「あたりまえ」を見直して ―― 少なくとも10年くらいは遡って ―― 色々なことを(意識的に)褒めてみましょう。

Review the "natural" around you a little more ---- Back at least about 10 years ---- Let's praise (consciously) various things.


2021-03-31 ―― いずれ、こうなる私を、あまり冷たく扱うな

父の最期の入院前の、自宅での食事の時の会話です。

This was a conversation we had at home during a meal before my father's last hospitalization.

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父:「智一、"ダイナミック"とはどういう意味かな?」

"Tomoichi, what do you mean 'dynamic'?"

私:「動いている、止っていない状態のことだよ」

"It's a moving, unstoppable state.

(2分後)

(2 minutes later)

父:「智一、"ダイナミック"とはどういう意味かな?」

"Tomoichi, what do you mean 'dynamic'?"

私:「力強い、行動的という、形容詞として使われることがあるよ」

"Sometimes it's used as an adjective, like powerful or dynamic.

(2分後)

(2 minutes later)

父:「智一、"ダイナミック"とはどういう意味かな?」

"Tomoichi, what do you mean 'dynamic'?"

私:「生き生きした、活力に満ちたという、人格を表現する言葉だよ」

"It's a word that describes a person's personality: lively, full of vitality"

『さて、私は、何通りの答え方ができるかな?』―― と、食事中に「自分との勝負」をしている感じでした。

"Well, how many different ways can I answer that?" I felt I was "playing a game with myself" while eating.

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なぜ、私がこのようなことを記載しているかというと、

The reason why I describe the above,

―― いずれ、私も、こうなる

"Sooner or later, this will happen to me"

ということを、娘たちに言っておきたい、ということと、

I want to tell my daughters what I am going to be.

―― いずれ、こうなる私を、あまり冷たく扱うな

"Don't be too cold to me in the future"

と、今のうちに言い残しておきたい、と思いまして。

I think that I want to leave them at that now.


2022-03-31 『私が、私(江端)の意見を否定する論を作るために、なぜ、私(江端)が汗をかかなればならないのですか?』

最近、読者の方からメールを頂きます。

Recently, I received emails from readers.

多くの場合は、礼儀正しいメールで、嬉しいです(ファンレターが多い)。

Often it's a polite email, and I'm happy to receive it (often fan letters).

ただ、私のコラムに反論する人の中には、「失礼な人」がいます。

However, some of the people who argue with the content of my column are "rude".

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私に意見(反論)を行う以上、「立証責任の原則(*1~4)」くらいは守って欲しいです。

As long as you are giving me an opinion (rebuttal), I would like you to at least observe the "principle of burden of proof (*1-4)".

(*1)https://www.kobore.net/diary/?date=20160614

(*2)https://www.kobore.net/diary/?date=20180515

(*3)https://www.kobore.net/diary/?date=20191002

(*4)https://www.kobore.net/diary/?date=20201112

特に、『江端さんのXXXという意見には賛成できません。○○を調べてみて下さい』という数行のメールが、私を激怒させています。

In particular, 'I do not agree with Mr. Ebata's opinion of XXX. Please look into XXX.' A few lines of the e-mail infuriated me.

何度も言います。

I will say it again and again.

『私が、私(江端)の意見を否定する論を作るために、なぜ、私(江端)が汗をかかなればならないのですか?』

"Why should I (Ebata) sweat to make an argument that I (Ebata) disagree with?"

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あなたが、私(江端)の論に反論するのであれば、

If you are going to refute my (Ebata's) argument, then

(1)あなたが自力で仮説(江端に論対する反論)を立て、

(1) You formulate a hypothesis (a counterargument to Ebata's argument) on your own, and

(2)あなたが自力で調査し、

(2) You investigate on your own, and

(3)あなたが自力で出典を明らかにして、

(3) You identify the source on your own, and

(4)あなたが自力でデータ収集・分析・解析をして、

(4) You collect, analyze, and analyze the data on your own.

(5)あなたの仮説(江端の論に対する反論)が採用される(棄却されない)旨の論を自力で展開して、

(5) You develop an argument on your own to the effect that your hypothesis (refutation of Ebata's argument) is adopted (not rejected), and

(6)上記(1)~(5)の全てを、あなた自身の言葉で記載する

(6) You describe all of the above (1)-(5) in your own words

このプロセスの全てがメールに記載されていることをもって、「立証責任の原則」が満たされた、と、私は判断します。

I would judge that the "Burden of Proof Principle" has been met, with all of this process being described in the email.

少なくとも、最後の『あなた自身の言葉で記載する』は、絶対です。

At least the last one, 'describe in your own words', is absolute.

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私はコラムを執筆する時に、膨大な時間と頭とお金(自腹)を使い、多くの人の協力を得ています。

I spend an enormous amount of time, head and money (my own money) when I write my columns, and I have the cooperation of many people.

私に意見(反論)を試みる方に対して、私は、同程度のコスト(負荷)を要求します。

I demand the same level of cost (load) for those who attempt to give me an opinion (rebuttal).

物量的に言えば「最低でも50行以下のメールということはないだろう」という感じです。

In terms of quantity, it's like, "At the very least, it's not going to be less than 50 lines of mail.

その他、コラムに記載していないメールアドレスを使って、連絡を取ってくる人は、論外です。

Other people who contact you using an e-mail address not listed in the column are out of line.

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Please observe this level of civility, however formal it may be.

私は、いきなり、私を『勉強不足』呼ばわりする人と、コミュニケーションする意思も時間もありません。

I have neither the will nor the time to communicate with someone who suddenly calls me 'unlearned'.


2023-03-31 私は生れて始めて『AI技術による廃業』の予感を感じました ―― 最初の犠牲者は、語学教師です。

日常的にChatGPTを使い倒しています。

I use ChatGPT on a daily basis.

「珍しく本当に役に立ちそうなAI技術」と認めています。

I admit "It's a rare AI technology that could be really useful".

しかし、ChatGPTは、(現時点では)『分からなくても答えを捻り出す』という悪いクセがあります(かなり見抜けるようになってきましたが)。

However, ChatGPT has a bad habit (at the moment) of "twisting answers even not knowing them" (although I'm getting pretty good at spotting them).

ですので、論文の要約などを語らせる時には、ダブルチェック用に使っています。

So I use it for double-checking when I have them talk about summaries of papers, etc.

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ChatGPTのアプリケーションで、私に衝撃を与えたのが、コレです(YouTubeに飛びます)

One application of ChatGPT that struck me was this one (jump to YouTube).

This is an interactive class for English conversation by ChatGPT.

スマホで会話のキャッチボールをすることができて、その会話に違和感がない。

I can catch a conversation on my phone and feel comfortable with that conversation.

どっかの会社のマヌケなChatBotとは比較になりません。

It cannot be compared to some company's dumb ChatBot.

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私は生れて始めて『AIによる廃業』の予感を感じました ―― 最初の犠牲者は、語学教師です。

For the first time in my life, I had a premonition of "AI out of business" -- the first victims will be language teachers.

だって、英語が当たり前にしゃべれないような教師が、教育現場で英語を教えている国なんて、我が国だけですよ。

Japan is the only country in the world where teachers who do not speak English teach English in an educational setting.

AI技術のプログラムを組めない奴が、AI技術のプログラミングを語っているのと同じくらい滑稽です(ええ、はっきり言って、私は、そういうやつらを"バカ"にしているのです)。

It is as ridiculous as someone who can't program AI technology talking about programming AI technology (Well, to be clear, I am making fun of them).

上記の映像を見て頂ければ明らかですが、そんな教師より、ChatGPTの方がはるかに"マシ"です。

As the above video clearly shows, ChatGPT is much "better" than such teachers.

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I, previously, have prophesied that the essence of English will cease to be "communication" and become merely an "interface".

Both the inside and outside of a human being are put together as "attributes" and then all of them are further passed through and the relationship between "that person" and "I" becomes a worldview governed only by the value of "is/is not worth it".

ところが、このChatGPTの語学教育機能は、私のこの「インタフェース世界観」を、すっかり低次元にまで落してしまったのです。

However, the language education function of ChatGPT has completely reduced this "interface worldview" of mine to a lower level.

つまり、「機械(コンピュータ)に語学を教えてもらう」ことで、「機械(コンピュータ)とコミュニケーションを行う手段」を習得することになった、ということです。

In other words, by "having a machine (computer) teach you a language," you have acquired "a means of communicating with a machine (computer).

纏めますと、『英語のコミュニケーションにおいて、「人間」が介在する意味が失われた』 ―― ということです。

It means that the significance of "human" intervention in English communication has been completely lost.


2024-03-31 ともあれ、私には語るべき「教育論」がありません。

私は、娘たちに、『(スマホなどの)ゲームをしろ』とも『ゲームをするな』とも言いませんでした。

I did not tell my daughters to 'play games (such as on their phones)' or 'don't play games.

しかし、世間の多くの保護者が頭を抱えている『子どもがゲームから離れない』という現象に出会ったことがありません。

However, I have never encountered the phenomenon many parents are annoyed with: 'My child won't leave the game.

私は、娘たちに『本を読め』とも『本を読むな』とも言いませんでした。

I did not tell my daughters to 'read books' or 'don't read books.

でも、彼女らは、普通に本を読んでいるみたいです。

But they seem to be reading books just fine.

私は、娘たちに『勉強しろ』とも言いませんでした。

I didn't even tell my daughters to 'study.

優秀な成績だったのかどうかは知りませんが、卒業しているようなので、それなりにやっていたのだと思います。

I don't know if they excelled, but they seem to have graduated, so I think they did reasonably well.

私は、娘たちに、『英語はやっておいた方がいいよ』とは言っていました。

I had told my daughters, 'You might do English.

しかし、二人の娘たちから「少なくとも『就活』に英語は全く必要なかった」と総括されています。

However, my two daughters have summed it up by saying, "At least we didn't need English at all for 'job hunting.

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実際に、私が「命懸け」で英語の勉強始めたのは、30歳を超えてからです。文字通り、命がかかっていたので。

It wasn't until I was over 30 that I started studying English "with my life on the line." My life was on the line.

I managed to work abroad. I am still managing to do so.

ちなみに、『幼少のころから始めないと、英語が使えない』というのは、私が知る限り、根拠となるデータがありません(根拠なしで、そう主張しているのは、幼児向け英語教材の会社だけです)。

Incidentally, as far as I know, there is no data to support the claim that 'if you don't start at an early age, you can't use English' (the only company that claims so, without evidence, is the company that produces English materials for young children).

根拠となるデータや論文があれば、私に教えて下さい。私がエンジアリングアプローチで、きちんと検証します。

Please let me know if you have any data or papers to back this up. I will use an engineering approach to validate it properly.

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ともあれ、私には語るべき「教育論」がありません。

Anyway, I have no "educational theory" to speak of.

The only exception is my memory of doing this.