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2008-03-02 神は沈黙せず

私は「神が云々」とか「神の~~」というような本にも弱かったりします。

原則的には真面目に、言い替えれば凡庸に行きる術しかない我が身にとって、「オメーがちゃんとしてくれないから、私が楽しくない人生じゃねーか」と、世の中の矛盾を押し付ける存在が必要だからです。

今は、そんなことはなくなりましたが。

以前にも書きましたが、私の「神」に関する結論は

(1)神、または神みたいな奴はいる。

(2)私はそのことは知っている(見た)。

(3)でも、そいつは何にもしてくれないみたいだし、多分、これらも何にもしてくれそうにないように思える(神の気が変わる可能性はあるかもしれないけど)。

(4)結局、世の中の矛盾は、結局、人類が人類なりに、局所的かつ場当たり的に解決していくしかない

です。

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「神は沈黙せず」という著書を読みました。

UFOやら超常現象に関する(筆者の過大な想いによる記載を)全部ふっ飛ばして、楽しく読みました。

私は、本書で登場するコンピュータアルゴリズムである、遺伝的アルゴリズムに関して、高速計算方法の発明者であったりします(ま、出願しただけで、出願審査請求も会社に却下されましたので、単なる「発明者」(特許公開平06-161980 遺伝的アルゴリズムの高速処理方法))。

ただ、このアルゴリズムで色々遊んでいたのですが、「えっ! 嘘!!」という位に高速に解答を見つけるのに驚いていました。

例えば、私(だけ)が知っている問題に対して、遺伝子からなる集団をコンピュータの中に作って、「探せ!」と指示を出すと、滅茶苦茶な速度で、その解を見つけ出していました。

実際の所、私は求解アルゴリズムに関して、そんなに詳しい訳ではないのですが、通常の求解方法(例えばガウスの求解法とか、ニューラルネットワークやファジィ推論)では、コンピュータを起動させる前に、「お願い、今度は見付けてね(ハート)」というような想いで、プログラムを起動していた日々が、阿呆みたいに感じることがありました。

まあ、遺伝的アルゴリズムにしたって、問題の種類によっては苦手な分野もありますし、何より良い解を求める為には、問題求解の為の良い環境を「私」が作っている訳ですから、上記の内容は、甚だしく公平性を欠くコメントだ、とは分っているのですが。

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「神は沈黙せず」において、

■地球は、神のコンピュータシステム。

■人間は、遺伝的アルゴリズムの1個体。

うーん、判りやすい。

私も遺伝的アルゴリズムのアルゴリズム動かしている時、ちょっとしたジェノサイド(大虐殺)を指令する独裁者の気分でした。

『愚劣な大衆は死ね。エリートだけが次世代を継げば良い・・・』

(いや、本当にこういうアルゴリズムなんだってば。興味のある人は、ちょっと調べてね)

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第二次大戦時に、ヨーロッパ全土を焦土と化した某国の独裁者が、同じようなことを、コンピュータを使わずにやりました(つまり、本当にこういうことを実施した→興味のある人は調べましょう)。

私は、私自身が「コンピュータで遊ぶ程度の、無力な、権力なき弱小小市民」であることを、本当に感謝しています


2012-03-02 源氏物語

清水義範の「読み違え源氏物語」を読んでいます。

○夕顔の死因は、六条御息所の怨念ではなく、

○空蝉、惟光を共犯とする、頭の中将の陰謀であり、

○夕顔は空蝉と同一人物で、しかも死んでいない

という、ぶっ飛んだ、「源氏物語殺人事件」に仕上がっています。

こういう本は楽しい。

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ところで、私が「夕顔」「六条御息所」「頭の中将」とかの名前をスラスラ出せるのは、

「文部科学省の指導要項による古文の教育の成果」などでは、

『断じて無く』

全て、

大和和紀による漫画コミック、

「源氏物語 あさきゆめみし」

の内容を完全暗記していることと、

そして最近では、

魔夜峰央による漫画コミック

「パタリロ源氏物語!」

で、内容の理解が再強化されている為です。

源氏物語に関しては、文部科学省の指導要項(要するに古文の教科書)は不要でした。

# というか、むしろ邪魔。

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文部科学省は、(教育を統制する機関としてのメンツと立場もあるのだろうけど)、

「古典をつまらなくする為に存在しているのだろうか」

とまで邪推することがあります。

なんで、源氏物語を、わざわざ読みにくい原文で記載するのかな。

漫画とまでは言わないけど、現代訳で「内容」を楽しませるのが先だろうが。

そして、現在の価値観に照らして、

『「光源氏」に殺意を覚える』

というくらいまでの親近感を持たせることが大切だと思うんですが。

どうでしょうか。

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付録

源氏物語の「『光源氏』批判」としては、あまりに著名な「笑う大天使」(川原泉)より、長文抜粋。

---- ここから -----

(1)校則違反(?)の罰として、源氏物語の全文読破とレポート提出を課せられた3人の女子高校生の、レポート作成中の会話

「女癖は悪いし、くっだらねえ事で悩むし泣くし」

「マザコンでロリコンで不倫大好きの変態だよな」

「この平安人は恋愛沙汰以外にな~んも考えとらんぞ」

(2)提出されたレポートの結言

『――結論

…だから光源氏とゆー人は、女の人の迷惑も考えずやみくもに本能のまま行動し、知的ブレーキのあまり利かない性格か或はブレーキ自体が存在しない質であり、いわゆる「歩く煩悩様」の典型的な例だと思われます。(更科柚子)』

『――結論

…ゆえに光源氏とゆー人は、性的衝動の赴くまま、他を顧みる事無く自らの欲望を満足させなければ気がすまないミーイズムの人であり、このよーなタイプはさしずめ「性衝動人」と申せましょう。(司城史緒)』

『――結論

…つまり光源氏とゆー人は、独りよがりの悩みで周囲の人々を不幸に巻き込むだけでなく、さらにその執着心と多情さで不幸を拡大させるとゆー得意技がパターン化された「増殖ワラジムシ」であるといえる。(斎木和音)』

---- ここまで -----

http://www.amazon.co.jp/あさきゆめみし―源氏物語%20(1)%20(講談社コミックスミミ%20(960巻))%20[単行本]%20/dp/4061089609/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1330573218&sr=1-2


2013-03-02 熱血成人"TOEIC"マンガ

先日、「ちはやふる」という競技カルタのマンガのお話をしました。

このマンガは、一瞬の札の取り合いのスリリングさが最大のウリの、一種のスポーツのマンガです。

百人一首は、上の句が確定した段階で、下の句を取りに行くことになるので、札によっては、最初の一文字で下の句が確定することがあります。

これを一字決まりと言うらしいです。

-----

で、思ったのですよ。

これが、「競技カルタ」ではなく「TOEICのヒアリング」だったらどうだったらろうか、と。

■動作が違う文章に注意しよう

■写真にない名詞が聞こえてきたら正解ではない

■単語の意味を使用して混乱させてくるものに気をつけよう

■抽象的な内容は正解ではない

■現在進行形なら8割は正解である

というルールを叩き込まれた受験者が、TOEICヒアリングの解答を瞬時に解いていく、

―― 熱血成人マンガ

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まあ、賭けても言いですけどね。

この漫画、絶対に当たらない。


2014-03-02 ―― 一体、なんのご褒美だったのだろう

I remember the days,

Popping an apple and a bottle of water in rucksack, and pitching a set of ski goods in my car, driving to a sky place,

―― 一体、なんのご褒美だったのだろう

Who gave me what kind of incentive was ?

と思うことがあります。

人気のない地味なエキスパートコースの山頂付近にあるロッジで、カフェオレとチリドッグだけの、たった3ドルの昼食が、あんなにも美味しかったのは、なぜだろう。

I wonder why the coffee and the chilly hot dog, that cost was three dollars only , was so delicious.

先日、電車の中で、「一番幸せだった食事」という吊り広告を見たのですが、

When The other days, I saw the phase of dangler "the happiest food in your life",

私は、あの「カフェオレとチリドッグ」を越える食事を思い浮べることができなかったです。

I cannot remember any food in my life, except for the coffee and the chilly hot dog.

-----

「もう人生のご褒美は、使い切っちゃったのかなー」

I have already run out of reward of my life haven't I?

「もう一回くらい、来ないかなぁ」

Can I pray for one more chance ?

と、今や他力本願の日々です。

Now I live in days of justification by faith.


2015-03-02 『こういうバカがいるから、自分の借金の金利の計算もできないまま、自己破産していく人が断たないのだ』

最近、本屋やテレビで「日本が誇る○○技術」という言葉を聞きます。

Recently, I often hear phrases "Technology that Japan boasts to the world" in a bookstore and TV program.

凄い違和感と(ときおり嫌悪感も)感じます。

Whenever I hear the phrase, I have a great feeling of wrongness and disgust.

-----

Previously, I calculated a ration between humanities department and sciences department in Japan, when I investigated school expresses in Japan.

ざっくり、7:3。

It's almost 7:3.

理系学部出身者が、全部、科学者やエンジニアになっている訳ではないことを考えると、さらに文系比率が高いことになりそうです。

The ratio of humanities department might become high, because not all of the student graduated from sciences department become scientists and engineers.

今、この日記を電車の中で書いているのですが、この車両に30人ほどいますので、理系の職業についている人は9人程度となる訳です。

Now I am writing this daily in a commute train, and I can find almost 30 persons in this cargo. So, there are only nine persons who work for science field.

それはさておき。

The above aside.

-----

以前、我が国が「ゆとり教育」という試みを行った時、

When Japan used to try a new education concept of "pressure-free education", so called,

―― 二次方程式などは社会へ出て何の役にも立たないので、このようなものは追放すべきだ

"The quadratic equations is not useful for our life at all, so we should banish these equations"

という、奥方(作家)の意見を間に受けて、我が国の数学力の低下に最大限の貢献をした作家がいたそうです。

There seemed to be a fatuous novelist who made a great contribute to the lowering of mathematics in Japan, taking stupid his wife's comment seriously.

『こういう奴がいるから、自分の借金の金利の計算もできないまま、自己破産していく人が断たないのだ』

"Because of the existence of such a fool, persons, who go bankrupt without calculating their rate of debt, are increasing.

と思ったことを、よく覚えています。

I remember very well at that time.

(To be continued)


2016-03-02 ―― えづいて、3秒後に嘔吐

体調を崩したようで、会社を休んで、ずっと寝ていました。

I seemed to upset my health and tool a day off on my futon.

一昨日の昼頃から、気分が悪くなり、嘔吐感を感じた瞬間に帰宅を決意しました。

Afternoon of the day before yesterday, I felt sick. As soon as feeling vomiting, I decided to go home.

-----

今年は、先週に、すでに妻と次女がやられており、その症状は激烈でした。

In this year, last week, my wife and the junior daughter has already been hit, and the symptom was terrifying.

―― えづいて、3秒後に嘔吐

"Only three seconds after vomiting reflex"

「待ったなし」で、トイレにかけこむ時間すらない。

It is really "no time" to come to the restroom.

マスク、ビニール手袋、キッチンハイターなどで、次女の嘔吐物処理を行っていたのですが、正直「今年の風邪は怖いぞ」と思いました。

While putting this stuff away using mask, vinyl glove and bleach, I thought "this cold is hard-case"

それはさておき。

That aside.

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家に到着するや否や、嫁さんに、バケツ、ビニール袋、ふきん、スポーツ飲料などを、部屋の中に用意して貰い、そのままふとんに倒れ込みました。

As soon as coming back to home, I asked my wife bucket, plastic bag, towel and something to drink, and collapsed onto mu futon,

布団を何枚きても、寒くて、がたがた震えていたと思えば、体が熱くて布団を退けたりと、典型的な「体温調整」ができない状況。

In spite of many pieces the futon, I could not stop feeling cold. After that, body temperature became hot and I reduced the futon. That was a typical situation that I could not "body temperature adjustment".

病気であることは分かりましたが、問題は、風邪なのかインフルエンザなのか、ということが問題でした。

I knew it is a disease, but the problem was, whether just the cold or the flu.

インフルエンザであれば今週の出社は絶望ですが、そんなことより、39度近い高熱で何日も苦しむのが耐えられそうにありません。

Even if it was the flu, I had to give up going to the office for this week, however, it is not serious problem for me.I am not likely to bear the suffer from the flu for many days under the high heat of 39 degrees .

私は、痛みとか苦しみというが、徹底的に嫌いでして、「直ると分っている病気」の最中でさえ、―― 死んでしまいたい ―― と考えてしまうほど、豆腐の根性の持ち主です。

I dislike any pain and suffering thoroughly. Even if I know that the disease is going well in a few days, I come to think "I want to die". I am an owner of wimpy guts.

(続く)

(To be continued)


2017-03-02 ―― 大人になったなぁ

Another story at the time of question and answer after the last lecture.

若い受講者の方が質問をされました。

When a young audience asked a question,

「江端さんは、数多くのAI技術についてのプログラミングをされてこられたと思いますが、お薦めのプログラミング言語はありますか?」

"I think that Mr.Ebata has been programming about numerous AI technologies, so would you tell me your recommended programming language?"

と質問された時、

I almost said

「それは、"C/C++" ・・・」

"It is "C/C++""

but, I made it back,

と言いかけて、

「やはり、ここは"Python"でしょう。数多くのAI技術の実装例がありますし、ライブラリも充実しています」

"I think " Python" is good for you. Because there are many implementation examples of AI technology and the libraries"

と言い直した私は、

At that time, I realized that I became

―― 大人になったなぁ、

"a good adult"

と思います。


2018-03-02 先日、「分煙」をかかげているレストランの売上が落ちているという記事を読みました。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

この「私の楽しい食事を破壊」する「たばこの煙の暴力的な臭さ」を、文章や映像で伝達するのは、無理だろうと諦めています。

I am afraid that it is difficult for smokers to understand that this violence smell of tobacco smoke to destroy my joyful meal. And I give myself up on explaining about it.

大抵の喫煙者は、「自分は喫煙マナーが良い」と信じていて、そして、実際、その通りなのです ―― 「受動喫煙」という観点では。

I think that many smokers think "I have a good smoking manner", and I can agree with them from the view point of "passive smoking".

しかし「匂い」の話となると、次元が異ります。

However, according to "smell of smoke", it is a different story.

たばこの煙の匂いというのは ―― どういう仕組みになっているのかは、私にも分からないのですが ―― 恐しく強烈なのです。

"Smell of smoke" is --- I don't know the mechanism --- terrible intense.

200メートル前方を歩く喫煙者の「歩きたばこ」だけで、歩行通勤の全行程で、たばこの匂いから逃げられない、というくらい強いのです。

For example, I cannot run away from the smell through all commute walking, by just an existence of leading smoking person, 200 meters apart from me.

これは、「喫煙マナーが良くなった」というために発生している、という解釈もできるかもしれません。

This case might occur because of "good smoking manner", in another respect.

-----

先日、「分煙」をかかげているレストランの売上が落ちているという記事を読みました。

The other day, I read an article that the restaurant that deal with separation of smoking areas, loses sales.

よく分かります。

I can understand it.

まず、分煙室の近くの席は、たばこの煙の匂いが酷いので私は座りません。

For me, I don't get a seat near a smoking corner, because I cannot stand for the smell.

その席しかないなら、私は店を去ります。

If no seat apart from the corner, I leave the restaurant.

さらに、そのようなレストランでは、若いアルバイトが定着しないらしいです。

The article said that younger cannot keep working in that restaurant.

喫煙エリアの清掃なんぞは、彼らにとっては「ガス室での拷問」のようなものでしょう。

Sweeping a smoking corner is likely to be a "torture in gas chamber" for them.

(続く)

(To be continued)


2019-03-02 「子ども」の為ではなく「私」の為です。

文部科学省が「小学生のスマホの所持」を認容する方向に、方針を変更してきております。

The Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology has changed its policy to accept "the possession of a smartphone more than elementary school students".

私は、娘の学校が許可をしていない頃、『娘が望まない』にも関わらず、無理矢理持たせていました。

When my daughter's school permitted it, I was forced to give them, despite "they do not want my daughter".

「子ども」の為ではなく「私」の為です。

It was "for me" instead of "for children".

災害、誘拐、あるいは、緊急連絡手段として、「私」が、どうしても必要だったからです。

"I" was absolutely necessary as a means of disaster, kidnapping, or emergency contact.

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娘たちには、『学校の中では決して使うな』といっておきましたし、学校から文句が出たら、100%論破する自信があり、いざとなったら裁判で争う意思もありました。

I said to my daughters "Do not use in school," and when I got complaints from school I had the confidence to 100% refuse and there was also a will to fight in trial when it came.

そもそも、省庁や学校は、「公に携帯やスマホを使われたら、面倒くさい」という立場であったことは、想像に難くないです。

It is easy to imagine that ministries and schools think that "if they use public phone or smartphone publicly, it is troublesome"

本音は「見えないようにやって欲しい」だったと思います ―― それは、私達大人の世界では、普通にあることです。

I think that real intention was "I want you to make it invisible". That is normal in our adult world.

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今回、携帯やスマホを公認するということの理由の一つには、上記の「緊急時のインフラ」という観点がほとんどだと思うのですが、

One of the reasons for approving mobile phone and smartphone this time is that, the point of view of "the infrastructure at the time of emergency" is almost all.

―― パソコンでキップ予約もできない、買い物もできない、メールすら打てない「大量の大人」によって、『働き方改革』が一向に進まない

"Working way reform" does not progress in all directions, for a large number of adults who can not reserve a ticket with a computer, can not shop, can not even e-mail.

ということに、行政が改めてビックリしたのではないか、と推測しています。

In other words, I guess that the administration was surprised again.

(続く)

(To be continued)


2020-03-02 ―― 私は、マイノリティ(少数派)ではなかった

最近、「お一人様」をターゲットとした飲食店がクローズアップされています。

Recently, restaurants target of "one-person seat" have been highlighted.

ラーメンや焼き肉などは知られていますが、今や、ファミリーレストランに至るまで「お一人様」専用座席が登場してきているようです。

At ramen shops and grilled meat restaurants, I know that one-person seat have been familiar before. However, now the seats are coming up to family-friendly restaurants.

「ファミレスで一人席」というのは、形容矛盾のようにも感じますが、ニーズが十分にあるなら、ファミレスだって、当然に取り入れるでしょう。

"One-person seat at family restaurant" feels something contradiction, but if there are enough needs, even a family it is matural that the restaurants will take the seats.

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正直私はショックを受けています。

Honestly I am shocked.

私が、これまで、一人飯を愛してきたことは散々書いてきました。

I've written a lot about what I've loved about a single meal.

ざっと探しただけでも、これだけ書いています。

I wrote the followings, just looking for it.

しかし、

However, I noticed that

―― 私は、マイノリティ(少数派)ではなかった

I have not been a minority

のです。

一人飯のトレンドは、ファミレスに「お一人様席」を設置させるほどのマーケットがあったのです。

The trend of "meal alone" has big market share where family-friendly restaurant could set up "one-person seats".

なんか、世間に裏切られたような気がします ―― まあ、私が勝手にそう思い込んでいただけなのですが。

Somehow, I feel like being betrayed by the world, however, this is just my feeling.

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ただ、「お一人様席」の「お一人」が、私に匹敵する「お一人様マインド」を持っているかは、不明です。

However, I am wondering whether "the person" of "one-person seat" has a mind of "one person mind" like me.

後輩から、

Even when I was asked from a junior,

『「私と一緒にごはんを食べる」のと「本を読みながら一人で食べるのと、どっちがいいんですか?』

"Which is better to eat rice with me" or to eat alone while reading a book?"

と問われた時に、

私のように、

I wonder if they can answer

『なめんな。「お前」ごときが、「本」に勝てると思っているのか』

"Don't be silly. Do you think that you can beat the book? "

と、本人の面前で言い切れるほどの、「お一人様マインド」があるかどうかは、疑わしいと思っています。

in front of the junior with the same mind of mine.


2021-03-02 『うん! 私は、緩んでいます。だから、ここにいるんですよ。あなたも、下らない質問をしないで下さいね!!』

緊急事態宣言 ―― というからには、戒厳令がセットメニューでなければならないと思うのです。

When it comes to declaring a state of emergency, I think "martial law" should be on the menu.

「戒厳令」ということになれば、当然、新宿や渋谷のスクランブル交差点に、戦車と小火器を携帯した自衛隊隊員が、仁王立ちで、街行く市民を睨めつけていなければならない、と思うのです。

If "martial law" were to be declared, of course there would have to be Self-Defense Forces personnel with tanks and small arms at the scramble intersections of Shinjuku and Shibuya, standing on their heads and glaring at the citizens on the street.

自衛隊 ―― となると、治安出動となりますが、

The Self-Defense Forces -- that would mean mobilizing security forces, however,

我が国では、『実際に治安出動が発令されたことは一度もない』です。

In Japan, there has never been a "security mobilization" actually issued.

これが発動されるためには、大手町あたりが火の海になっているか、自衛隊基地がミサイル攻撃を受けている、くらいのレベルでないとダメでしょう。

In order for this to be triggered, it would have to be at a level where Otemachi is on fire or the SDF base is under missile attack.

内閣として安易に切れるカードではありません。

This is not a card that the Cabinet can easily play.

―― 感染症ごときで、治安出動できるか

"I don't know if I can mobilize security for an infectious disease"

と、私でも思います。

I think that.

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街行く人が、インタビューで「緩んできていますね」と語るのは、なんというか違和感を感じます。

When people on the street talk about "loosening up" in interviews, I feel somewhat uncomfortable.

そもそも、テレビ局の人間は、インタビューする相手を間違っているし、インタビューに応じている人もどうかしていると思う。

In the first place, I think the people at the TV station are interviewing the wrong people, and I think the people being interviewed are nonsense.

私なら、この手のインタビューが近寄ってきたら、直ぐに逃げます。

For me, I would run away immediately if this kind of interview approached me.

もし、逃げないで、受け答えするのであれば、

If I don't run away and answer...

『うん! 私は、緩んでいます。だから、ここにいるんですよ。あなたも、下らない質問をしないで下さいね!!』

"Yes! I'm loose. That's why I'm here. You don't have to ask me any lame questions either!

と応答して、夕方のニュースの映像に出てきて、名前と住所を晒されて、炎上を喰らう覚悟があります。

I will respond as such. And I'm ready to appear in the evening news footage, have my name and address exposed, and go to the flames.

というか、インタビューするなら、一日15時間以上、自宅のPCで、シミュレーションとコーディングをやっている、この私に聞くのが筋だろうが、と思うのです。

I mean, if they're going to interview someone, it's me, I think, who spends more than 15 hours a day doing simulations and coding on my PC at home.

我が家において、「緩んできていますね」とか「緩んできてはいませんね」とコメントできるのは、この私くらいです。

In my family, I am the only one who can comment that things are loosening up or that things are not loosening up.

(続く)

(To be continued)


2022-03-02 「私(江端)だけ、3回目も軽症で逃げ切った」ということになれば、私たちのチームに『気まずい空気』が流れるのではないかと、ちょっとだけ心配しています。

私の次のコロナワクチン接種(第3回目)は、今週の金曜日です。

My next corona vaccination (3rd dose) is this Friday.

今になって『しまった』と思っています。

Now I'm thinking, 'Oh! No!".

私、ウイークデーの就業時間中は、『社会人』江端智一ですが、私は、その時間以外は、『私人』江端智一です。

I, Tomoichi Ebata, am a "working person" during my working hours on weekdays, but I am a "private person" outside of those hours.

でもって、土日は、概ね、私人としての私は、資料調査、図表作成、コラム執筆、シミュレーションに、ほぼ全ての時間を投入しています。

And, on Saturdays and Sundays, as a "private person", I generally invest almost all my time in researching materials, creating charts, writing columns, and simulations.

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第3回目の副反応は凄いぞ ―― という話を色々なところから聞いています。

I've heard from various sources that the third adverse reaction is going to be terrible.

今週の土日が、副反応対応で潰れてしまったら、3月のコラムの執筆計画が、かなり危うくなってきます。

If I have to spend this Saturday and Sunday dealing with adverse reactions, my writing for the March column will be in serious critical condition.

振り返ってみると・・・

Looking back...

1回目は、私は、副反応を自覚できませんでした。

The first time, I was not aware of any adverse reactions.

2回目は、翌日から翌々日にかけて、歩行困難となる時がありました。

The second time, I had difficulty walking at times during the next day and the day after that.

In general, I think that my wife and I had a mild adverse reaction.

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ですから、3回目もきっと軽症に違いない、と信じています ―― が、

So I'm sure that the third will be minor -- however,

共同執筆者であるシバタ先生や、編集担当であるMさんは、副反応で大変な目に遭われているようです。

Dr. Shibata, my co-author, and Ms. M, my editor, have been having a hard time with adverse reactions.

「私(江端)だけ、3回目も軽症で逃げ切った」ということになれば、私たちのチームに『気まずい空気』が流れるのではないかと、(ちょっとだけ)心配しています。

I'm (a little) worried that if it turns out that I (Ebata) was the only one who escaped with a minor injury in the third round, there will be an 'awkward atmosphere' in our team.


2023-03-02 「正確な英語」で「TOEICでハイスコアを出すため」に時間を費すより、「デタラメな英語」で「外国人留学生にAI技術を伝えるため」に時間を費すほうが ―― 少なくとも私は、有意義だと感じます。

外国人留学生向けに、1時間の英語でのAI技術の講義をする為に、練習を続けています。

I am continuing to practice to give a one-hour lecture on AI technology in English for international students.

国際学会発表では「事前30回練習」を基本としていますが、さすがに1時間の講義で、30時間を使うことはできませんので、散歩とか風呂とかトイレの時間を使っています。

The basic rule for international conference presentations is "practice 30 times in advance," but as expected, I cannot spend 30 hours in a one-hour lecture, so I use the time to take a walk, take a bath, or use the restroom.

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ところで、英語に関して、私は、従来の以下の方針を、1mmも変更しておりません。

By the way, I have not changed my existing policy on English language by one millimeter as follows.

(以下のコピペの部分をクリックすると、コラムに飛びます)

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で、まあ、ぶっちゃけちゃいますが ―― こんなデタラメ英語でも、英語を使った講義の講師の役目を、なんとか果たせています。

And, well, I must confess -- even with this bullshit English, I am somehow able to fulfill my role as an instructor of lectures using English.

「正確な英語」で「TOEICでハイスコアを出すため」に時間を費すより、「デタラメな英語」で「外国人留学生にAI技術を伝えるため」に時間を費すほうが ――

Spending more time "communicating AI technology to foreign students" in "bullshit English" than "getting a high score on the TOEIC" in "accurate English"

少なくとも私は、有意義だと感じます。

At least, I think that it is meaningful.


2024-03-02 ―― 辛い作業を、"他人"に押しつけてきたから

今、私は、「現実の街と同じ街を、コンピュータの中に作りこむ」をやっています。

I am currently working on "creating a city on the computer identical to an actual town.

詳しいことは割愛しますが、これを完成させて動かさないと、大学院を卒業できません。

I will spare you the details, but if I do not complete and move this, I will not graduate from college.

週末はこの作業で、全部の時間が溶けていきます。

This process melts away the entire weekend.

恐しく面倒くさい作業なのに、学術的には語るべき内容がない ―― 苦労談ならいくらでも語れるんですけどね。

It's a horrible and annoying process, but there's no academic content. Even if I could tell you all about the hard work.

面倒なのは、ゲームのように「自由に街を設計する」のではなく、「現実にある街を反映させる」ことです。

What is troublesome is not "freely designing a city" as in a game but "building in" a city that exists in reality.

言うまでもなく、"ワープ"とか"どこでもドア"のような架空の設定は許されません。

Fictitious settings such as "warps" or "doors to anywhere" are prohibited.

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会社の仕事でやっていた時は、もっと短期間で試作システムを作ることができたように思うのですが、今は、"亀"のような遅さです。

When I was working for the company, I thought I could create a prototype system in a much shorter time, but now it is as slow as a "turtle.

あらためて『なんで、こんなに時間がかかるんだろう』と考えてみて、当たり前の事実に気がつきました。

I thought again, 'Why is it taking so long?' and realized an obvious fact.

―― 辛い作業を、"他人"に押しつけてきたから

"I've been putting the hard work on "others"."

"他人"とは、例えば、会社の同僚や、ソフト外注さんです。

Others" are, for example, colleagues in the company or software subcontractors.

そういう人たちの圧倒的な支えがあったら、今と比較して、"光の速度"のような構築ができていた。

I had the overwhelming support of such people, so I would have been able to build at the "speed of light" compared to today.

しかし、私が大学でやっている研究対象のシステムの作り手は、私ひとりだけです。

However, I am the sole creator of the system, which is the subject of my research at the university.

そりゃ、"亀"のような速度になるのは、当然です。

Naturally, the speed would be like that of a tortoise.

私、ちょくちょく「一人でがんばっている」ような記述をしていましたが ―― 当たり前ですが ―― 一人でできることなんて、高が知れているんですよね。

I have often described myself as "working hard on my own," but there is only so much one person can do.

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バーチャルの街とは言え、これを一人で作るのは、本当に大変です。

Even though it is a virtual city, it is a real challenge to create this all by oneself.

この街、本当に完成するのか ―― そう考えると、怖くて眠れない日があります。

This city, will it be completed -- there are days when I can't sleep because I'm so scared to think about it.

これは、「一人でがんばっている」と思い上がっていた私への「報い」なのかもしれません。

This may be a "retaliation" for my presumption that I was doing my best on my own.