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2012-02-27 私のリベラル度

米国では、同性愛婚というのが公的に認められつつあるようです。

しかし、これは米国全体が、国是として同性愛を認容している、という訳ではないようです。

これは、米国赴任中に聞いた話ですが、米国人の保護者達は、

○社会的な同性愛婚を認容しつつ、

○自分の息子からホモセクシャルであることをカミングアウトされることを何より恐れている

という、矛盾した二面性をもっている、のだそうです。

しかし、人間とはそういうものでしょう。別段、矛盾しているとも思いません。

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「痛車(いたしゃ)」と呼ばれる車があります。

アニメのキャラクターを巨大に拡大したステッカーを、自動車の全面、背面、側面に張った車のことです。

なんというか「武士は喰わねど高楊枝」の真逆を走る、確かに痛々しく、しかし、潔い自己主張。

社会にどう評価されようが、好きなアニメの女性キャラクターを世間に開示して生きる姿は、清々しいとも感じます。

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と、そこまでは理解できる、・・・できるんだけどね。

仮に、娘が、「痛車」に乗った婚約者を自宅に連れてきたら、という仮説を勝手に作って、勝手に苦しんでいます。

―― 大丈夫よ。

私のパパは、いつだって

『価値観というものは個人に依存する不可侵なもので、

我々はどのような状況であれ、多様な価値観を認めれる人間でなければならない』

って、いつでも私に語っている、その「当事者」なんだから ――

と彼氏に言い含めて、そんでもって、その彼氏がそれを真に受けて、本当に「痛車」を自宅前の道路に駐車させた時、

私は一体、何を言い、どのように振舞えば良いのだろうか、と。

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良い機会です。

私も、カミングアウトしましょう。

「私のリベラル度など、所詮はこの程度です」


2013-02-27 バスタブに沈没した本たち

「あの江端が、今度はコンピュータゲームを作るはじめるのか」というのは、到底成立しない仮説です。

なにしろ、私は、一つのコンピュータゲームを完了したことがありません。

ゲームを終らせるくらいなら、「戦争と平和」を読了する方が、多分楽と思えるくらい、コンピュータゲームが苦手です。

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今回の次回の「英語コラム」は、ミリタリーをモチーフとして記載しています。

ところが、「戦闘中の戦線に、食料や武器などの物資を送り込む後方支援を、なんと言うんだっけ?」 を探すのに、3時間も費してしまし、その面倒くささに疲れてしまったのです。

# 答えは「兵站(へいたん)」

本質を理解しているかどうかはともかく、まず用語が分からないと、文章書けないなー と、軍事関係の辞書を探していたのですが、そのような専門書は高価な上に、分かりにくい。

例えば「少佐」と「少尉」の違いなどは、

■「エロイカより愛を込めて」のクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐)

■「はいからさんが通る」の、伊集院忍少尉

の二人しか知らないし(この二人、どっちが偉んだっけ?)

大隊とか小隊とか司令部とかの用語も全然分からんし、「図書館戦争」も参考にはならん(あれはフィクションの度合いが大きすぎる)。

「シビリアンコントロール」とか「集団的自衛権」とかの方向であれば、、少しは話せるですけどね。

まあ、そもそも、この程度の貧弱な知識でですね、ミリタリーをモチーフとしたコラ ムを書こうという、その根性がずうずうしい。

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という訳で、もっと軽量な参考資料を探していたところ、先日本屋で見かけたのが、この本。

――ウーム、これでまた、2000円か。正直、痛いのう。

多分、戦争をモチーフとするコラムは、今回と次回だけだろうしなぁ。

当然、地元図書館にも検索をかけたのですが、蔵書なし、と。

まあ、しゃあない。買うか。

と、Amazonでポチっと購入のボタンを押した訳です。

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この手の本が我が家には、多いです。

「TPP」とか「著作権」とか「初音ミク」とか、もうボロボロになるまで書き込み、何冊かはバスタブに沈没させています。

しかし、大体コラム書き終わると、部屋のすみで積み上げられることになります。

まあ、「本」とは、このような使い方をする、が、正解ではあるとは思っているのですが、

―― ちょっと、本に対して「愛がないかなぁ」

と、自己嫌悪してしまうのが、嫌なのですよね。


2014-02-27 「これといった理由は思いつかないんだけどなー。とにかく、なんとなく嫌」

In my diary of the other day, I wrote the following story.

======

そして、自宅では、絶対に嫁さんが料理してくれることのない料理達が、安価で食せるところがイイのです。

Secondly, the foods are good.

どてやき、とんたん(豚舌)、ガッツ(胃)、レバー、ホルモン(内臓)

Organ stew, pig tongue, gut, lever, and organ meat

======

というお話をしました。

昨夜、「なんで、それらの食材を食べることができないか」という質問を嫁さんにしてみました。

Last night, I asked my wife why she could not eat the above foodstuffs and hates them.

嫁:「これといった理由は思いつかないんだけどなー。とにかく、なんとなく嫌」

"I don't know the reason explicitly. Unconsciously I have believed so."

私:「その気持ちは分かるが、なんとか言語化してみよう。ガンバレ!」

"I can understand the feeling well, but let's try verbalization. Go for it! "

嫁:「そうだなぁ・・・。『内蔵』などが、視覚イメージできてしまうとダメかなぁ」

"Let me see... If I could visualize organs of animal, I never eat the foodstuffs"

私:「しかし、鳥、豚、牛の肉の解体作業なんぞ、バラエティ番組でも普通に放送しているぞ」

"But I think that the images like them are always broadcasting in variety shows.

嫁さん:「うーん、それは『日常』の映像として、形而上化してしまっているんだよ」

"They have already been metaphysical concepts as usual images.

―― と、言うか、

"Let me try another way,"

She continued.

と嫁さんは続けていいました。

嫁:「私は、食肉をスーパーマーケットのパックとして認識している訳だよ。そこに『在る』肉は、すでに、鳥、豚、牛という生物の一部という概念では把握していないの」

"I recognize the meats as packs of food in supermarket. I don't think that chicken, pork and beef meats are parts of creatures.

私:「なるほど。その食肉は、その発生時において、すでに「パック」として存在し続けていた、と」

"I see. They have been the meats as the packs from the beginning of story of creation."

嫁:「でもね、これを、『舌』『胃』『肝臓』『内蔵』と特定されると、いきなり具象化するでしょう?」

"On the other hand, as far as we call them "tongue", "gut", "lever", and "organ", we can image the parts concretely.

私:「つまり、結論として、鶏肉、豚肉、牛肉は、『概念』であって、生物の部位ではない、と」

"In short, chicken, pork and beef are just concepts. They are not part of creature body.

嫁:「そう」

"No"

私:「では、鶏肉の『もも肉』と『ささみ』の違いは?」

"So what is difference between "dark meat" and "white meat"?”

嫁:「味と形と値段の異なる『違う種類の鶏肉』という『概念』があるだけ」

"Both of them are also just concepts. There are differences of taste, form, and price."

-----

とても分かりやすい話でした。

It was a good story to understand easily.

やっぱり夫婦の会話は大切ですよね。

Actually, conversation of couple is important, isn't it?


2015-02-27 ―― 体重が落ちないことを、私に八つ当たりしているように感じる

4月の次女の入学式に向けて、家族でダイエットをやっています。

My family has been on diet for the entrance ceremony for my junior daughter.

私のダイエットの目的は、メタボ解消で、分かりやすい目標設定日と仲間(家族)がいるので続いています。

The purpose of my diet is a prevention of metabolic syndrome, I can continue the diet with the reasonable target day and my family.

-----

ネット情報とか調べながらやっているのですが、今家族全員が「停滞期」というのに突入している状態のようです。

According to the internet information about diet, all members of my family is rushing in "stagnant period", so called.

日々の努力に対して、体重が減らない(下手すると増える)日が継続する時期です。

This is the period that our weight has not been los against our efforts.

家族全員がイライラしています。

We all are irritated.

私は、研究員ですので、体重に関する各種の情報を調べて、家族に教えるという役割も負っているのですが、

I have tasks to study about diet and to inform them to my family.

―― 体重が落ちないことを、私に八つ当たりしているように感じる

Is probably just paranoia that I feel that they often take it out on me?

のは、私の被害妄想でしょうか。

-----

ところで、この「停滞期」は、成果が現われない為、ダイエットの失敗の大きな理由の一つになっているようです。

This "stagnant period" is one of the reasons of diet failure, because we cannot confirm the fruits of our efforts.

そして、さらにマズいことに、停滞期は、一種の飢餓時であり、身体のエネルギー吸収効率は最高潮に達している状態にあります。

To make matter worse, the stagnant period is a sort of time of starvation, and the effectiveness to efficiently absorb energy become under the maximum situation.

この時期は、普通の食事に戻すだけで「リバウンド」が発生する状態にあるのです。

In this period, if we return to the daily normal meal we become in condition of "rebound" easily.

(To be continued)


2016-02-27 ―― その理解の方向が、ほとんど逆ベクトル

Previously, I described about the Studio Ghibli works "Kaze-tachinu(The Wind Rises)".

#ところで、「風立ちぬ」の英語訳って、"The Wind Rises"(Youtube)なんですね。『すごく美しい英語を見た』と、えも言えぬ感動を感動を感じたのは、私だけでしょうか

嫁さんと娘たちも見にいったのですが、評価は「良かった」というものでした。

My wife and daughters went to the movie, and the evaluation was "good".

私も一人で見にいってきたのですが、評価は「良かった」でした。

I also went to the movie, and the evaluation was "good".

しかし、

But

―― その理解の方向が、ほとんど逆ベクトル

"The direction of the understanding is almost Inverse vectors."

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私は、主人公であるゼロ戦設計者のエンジニアとしての生き方や思想を、ほぼ100%、そんなこと「取り立てて言うまでもない、普通の生き方」として、特に意識もせずに理解していたのです

I could understand perfectly that the way of the hero as an engineer of the Zero fighter design, is "a normal way of life, needless to say special".

しかし、嫁さんや娘たちは、「あの人(主人公)、一体、何を考えているの?」という、宇宙人を見るような感じだったようなのです。

However, my wife and daughters felt that "that person (the hero), what is he thinking?" with looking like the alien.

例えば、『病床の最愛の妻を、実家において置いて、その日のうちに仕事に戻る』という主人公の行動は「人間として、どうよ?」という感想を持たれてしまうのは ―― まあ、当然でしょう。

For example, the hero's action, "he leaves his wife's country house back to work on the same day, in spite of her serious sickness" might be blamed with "what is he thinking?"

しかし、私は、この主人公の振舞いを、「ロジック」ではなく「感性」として理解できるのです。

However, I can understand the behaviour of this hero, as "sensibility" instead of "logic".

-----

「ロジック」ではないので、上手く説明できないのですが、

It is very hard for me to explain it logically,

―― 人間愛だけが、最高の価値である

"Only human love is, is the best value"

という「正論」に対して、100メートルくらい離れたところで、小さな声で『そうかな』とつぶやきたくなるような感じ(×ロジック)です。

might be a "sound argument", however I have a feeling (not logic) that I want to mutter as "Is that so?" in a small voice at a distance of about 100 meters.

人間愛は大切だけど、同じように他の多くのものだって等しく大切だ、と思う。

I think "Human love is important but others are also important about the same"

例えば、「これだけが、もっとも一番大切なサブシステム」という考え方をするシステムエンジニアはいません。

There is no engineer who thinks "this is the most important sub-system", for example.

もっと具体的にいえば、「時計にとって、時計盤だけが一番大切である」という考え方をする、時計職人はいないだろうと、ということです。

Speaking in more concrete, there is no watchmaker who thinks "only watch board is the most important thing of all the watch parts"

『ある一つ愛だけを特別に取り扱う人は、その一つの愛すら、ぞんざいに扱っている』というように思えるのですよ、私には。

I think that "a person who thinks "human love" is special, doesn't even take care of the love itself "

-----

まあ、今日のこの話は、

Well, this my small talk is that

私の上記の見解の是非を問いたいのではなく、

I don't ask you my thought's pros and cons, though,

そういう発想ができてしまうところに「エンジニア」という人間の資質(というか、特徴?)が表われるんだろうなぁ

this might be a typical characteristic of "engineers",

と、気がつかされたということです。

I noticed that.


2017-02-27 ―― うーむ、いっそ、この機会に、ブログも、コラムも、仕事も止めてしまおうか

今回の、家族での台湾旅行で、私は、「国際WiFiモバイルルータ」なるものを始めて利用してみました。

In this family overseas trip, I tried to use "International WiFi mobile router" for the first time.

私を除き、家族全員がスマホユーザとなっており、台湾国内でのインターネット利用のニーズが高かったことと、音声通話の為に、現地のキャリアを使ったら、シャレにならない金額の課金が発生することが分かったからです。

Except for me, all family has become smart-phone uses, and they wanted to use the Internet in the Taiwan. In addition, I knew that enormous payment would happen, if they use the local carrier for telecommunication.

そこで、私が、家族全員の為に ―― 文字通り「モバイルルータ」となって ――、金属の箱を持ち歩くことになったのです。

So I decided that I went around with a metal box and work as "mobile router" in the literature.

-----

ところが、その私自身が、そのルータを使えないという事態となりました。

However, as for me, I could not use the mobile route during the trip.

持参したパソコンが、無線アクセスポイントのサーチを行わず、そしてホテルの有線LANもIPアドレスを取得できない、という状況で、手も足もでませんでした。

The PC I had brought in Taiwan could not search the WiFi access points, and could not get IP address by Wire LAN either. It had been quite helpless.

その結果、私は、おそらく19歳から現在に至るまでの人生で、始めて、4日間連続でパソコンに触れないという、稀有な経験をすることになりました。

As a result, I had a rare experiment that I could not get in touch PC for four days, since I was 19 year's old.

メールのチェックはできない、日記は更新できない ―― そんな日々を送ることが、私に可能だろうか?

I wondered if I could not check e-mails, and update my diary.

-----

可能でした。

It was possible,

そして、結構、快適でした。

and pretty comfortable

特に、夜にパソコンを使わないことが、睡眠に対して非常に効果があることを、実感しました。

In particular, I had a gut feeling that stopping using PC at night was more effect for quiet sleep.

―― うーむ、いっそ、この機会に、ブログも、コラムも、仕事も止めてしまおうか

"Um.. Shall I stop the diary, columns and works, taking this opportunity ?"

とさえ、思いました。

I really thought that.

-----

帰国後、4日分のブログの更新と、数日後に迫ったコラムの締切の為、

After the trip, I engaged to update the diary for the four days, and write the column for deadline for several days.

あっという間に、元の生活に戻りました。

As a result, I could return to my old life.


2018-02-27 なんだろう、この猛烈な不安感は。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

特許査定とは、

In order to get "notice of allowance"

●発明者(または出願人)と特許庁審査官が、

A inventor (or an applicant) and an examiner at Patent Agency,

●「拒絶理由通知書」を宣戦布告として始まる、知の限りを尽して行う論理(ロジック))の応酬であり、

fight for exchanging of cannonball by "notice of reasons for rejection" as a declaration of war

●権利範囲の落とし所を求めて、両者が熾烈な陣地合戦(補正と減縮)を繰り返す、究極の知能バトル

and continue intelligent battles to get border line of the patent right severely by correction and limitation repeatedly

の果てに、最終的に勝ち取るものである ―― という思い込みがあったからです。

Finally, they are going to reach a compromise -- I have taken it for granted that the above scenario.

-----

ところが、今回、生まれて初めて、拒絶理由通知なしの、「一発『特許査定』」というのを貰って面喰っています。

However, I could get "notice of allowance" without "notice of reasons for refusal", and I was very surprised at this fact.

未だかつて経験のないこの行政処分に、正直、私は、うろたえております。

I have never experienced in this administrative decision before, and it paniced me seriously.

なんだろう、この猛烈な不安感は。

What is this keen uneasy feeling ?

特許庁の審査官様が『もう江端と(ロジック)で遊ぶのには、飽きたよ』と思われたのではないかと思うと、不安でたまりません。

My heart was tight with fear, if the examiners at Patent Agency come to think "we tired to play with Ebata by his logic"


2019-02-27 私が、毎朝の徒歩通勤で見続けてきた風景も、「それ」とは違うように見えました。

今回のコラムは「外国人労働者の労働力の効率的な搾取」がテーマです。

The theme of this column is "efficient exploitation of foreign worker's labor force".

これを書きながら、思い出したことがありました。

While I was writing this, I had something I remembered.

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私、米国赴任中、会社まで徒歩通勤していました。

I was commuting to the company while I was in the US.

『それがどうした?』と言われるかもしれませんが、これ、米国では結構な非常識だったりします。

You might say "What about it? . This is quite insane in the United States.

After all, I was a famous person at the company to which I was dispatched, as an Asian who was commuting to the company on foot.

私の米国滞在は高々2年間程度でしたが、それでも、屋外で働いている人の"多く" ―― ではなく、"ほとんどの人"が、ヒスパニック系の人達であったことは、よく覚えています。

My stay in the US was at most about 2 years, but still I remember well that "most people" (not "many") were Hispanic people who were working outdoors.

ちなみに、車を使わずに、毎日徒歩通勤している私に、彼らは陽気に手を振ってきてくれました。

By the way, they used to cheerfully waving their hands to me who commuted to work everyday without using a car.

私は、自家用車を購入することもできない、気の毒な日系労働者として、

As a sorry Japanese-born worker, who could not even buy a private car,

―― 彼らから、同情をされていた

"They had sympathy with me"

ことは、確実と思われます。

It seems to be reliable.

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ともあれ、

Anyway,

米国は、かなり多くの国民が、「自由と平等」を標榜し、理想とし、価値があると、信じている国、みたいに言われています。

The United States is said to be "a country that is worthy, idealizing as" freedom and equality ".

しかし、私が知ってる範囲の米国人は、それを100%信じているようではありませんでしたし、

However, the Americans in the range I knew did not seem to believe it,

私が、毎朝の徒歩通勤で見続けてきた風景も、「それ」とは違うように見えました。

The view that I watched every morning walking commuting, said to be different from "It".

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近い未来、我が国も、米国と同様に、屋外で働いている人の"ほとんどの人"が、外国人になると思います。

In the near future, in Japan "most people" who work outdoors will become foreigners, just like the United States.

これから私がどんな風景を見るのかは分かりませんが、できれば、「違う風景」 ――

I do not know what kind of landscape I will see from now. If possible, I will want to see "different landscapes", for example,

that makes "my heart look hotter and feels kindness".


2020-02-27 『病院のベッドが足りなくて、廊下の上に敷かれた毛布の上で、毎日、100人単位の子供が死んで行く日常』

先日、顔を近づけて、嬌声を放って話しあうスポーツクラブの「ジジイたち」を見て、さらに、飲み屋の前で、大声を放ちながらじゃれる「おっさんのグループ」を見ました。

The other day, I looked at olds of the sports club who approached my face and talked with a cheerful voice, and I saw a group of uncles playing loudly in front of the bar.

I was quite angry with thinking

―― お前ら「脳」がないのか?

Do you have "no brain"?

と、かなり、腹を立てていました。

「濃厚接触」という言葉を知らないのか、あるいは、自分だけは感染と無関係と思っているのか ―― 他人と、唾が飛ばあって、ウイルスを交換しあう男達は、(少くとも)私には醜悪に見えました。

Do you not know the word "dense contact" or do you think that only you are unrelated to the infection? The men who exhale and exchange viruses with others seemed ugly to (at least) me.

彼らは、

They looked "incompetent males" absolutely, even if I tell them that

『発病しなくても、お前はキャリア(ウイスルの運び屋)として、立派な感染源になる』

"Even if you don't get sick, you'll be a good carrier as a carrier of the virus."

と、説明するだけ無駄だろうと思える頭の悪そうな男達でした。

they could not understand what I said.

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この度、我が国政府は、歴史的決断をしました。

This time, the Japanese government has made a historic decision. That is

『日本の小中高一斉かつ一律の、1ヶ月以上の学校休校の要請』

"Simultaneous and uniform request for school closure for more than one month in Japan"

です。

私、頭では理解した気になっていましたが、今回の首相のこの発言によって、ようやく実感が湧いてきました。

I thought I understood it, but this remark from the Prime Minister has finally made me realize.

それは、

That is

『病院のベッドが足りなくて、廊下の上に敷かれた毛布の上で、毎日、100人単位の子供が死んで行く日常』

"Every day, every 100 children die on a blanket laid on a corridor because of lack of hospital beds."

です。

そんなシーンは、映画の中でしか見たことがありません。

I've only seen such scenes in movies.

しかし、私は、『政府は、これが「スコープに入った」と判断した』思っています。

But I think 'the government has put this in scope.

このような状況にあって、私が、上記のような「低能な雄の集団」に憤ることは、理不尽ではないと思います。

In such a situation, I think it is not unreasonable for me to be indignant at the above-mentioned "group of incompetent males".

(続く)

(To be continued)


2021-02-27 『フッフッフ・・。コンピュータで設計された「なんちゃって(デジタル?)コロナウイルス」に、騙(だま)されろ!私の体!!』

After writing my last column (the first half of the Shibata Report), I think I have a rough idea of what I know about the new coronary vaccine.

そして、ITエンジニアとしての私は、デジタルで設計されたワクチンを、体内に投入する日(ワクチン接種の日)を、楽しみに待っています。

And I, as an IT engineer, am looking forward to the day when the digitally designed vaccine is put into my body (the day of vaccination).

『フッフッフ・・。コンピュータで設計された「なんちゃって(デジタル?)コロナウイルス」に、騙(だま)されろ!私の体!!』

"Huh-uh. My body! Be fooled by the computer-designed 'digital coronavirus'"

と考えるだけで、ワクワクが止まりません。

I can't stop the excitement just thinking about it (*)

という話を家族にしたら、『世の中には、色々な考えをする人がいるのね』と、軽くスルーされました。

When I mentioned this to my family, they just brushed it off, saying, "There are many people in the world who think in different ways.

-----

デジタルウイスル(mRNA)(*)を体内に注入して、アナログウイルス(SARS-CoV-2)を駆逐する ――

"Digital virus (mRNA)(*) is injected into the body to eradicate the analog virus (SARS-CoV-2)"

(*)もちろん、この表現はメタファです

(*) Of course, this expression is just a metaphor.

こんなSFのような話が、今、世界で、人類全員に施されようとしている ―― これは、凄いことです。

This kind of science fiction story is now being given to all human beings in the world -- this is a great thing.

勿論、「今回は運が良かった」「SARS-CoV-2と相性が良かった」とは言えますが、この技術は、他のウイルス感染症への展開はできるはずです。

Of course, we can say that "we were lucky this time" or "it was a good match with SARS-CoV-2," but this technology should be able to be deployed to other viral infections.

デジタルウイルスの活用先は、今回のようなウイルス感染は勿論として、ほとんどのガン治療にもあるはずです。

Digital viruses can be used to treat most cancers, not to mention viral infections such as this one.

さらに言えば、

What's more,

"Can homosexuals have children? Basic Knowledge for Verification - iPS and ES Cells"

で記載した、iPS細胞への展開も可能なはずです。

This technology should also be able to be applied to iPS cells, as described in this column.

mRNAは、私たちのDNAに記載されていない情報のタンパク質も作り出すことができるのですから、その目的を「抗体生成」に限定する必要はないはずです。

Since mRNA can also produce proteins with information that is not described in our DNA, it should not be necessary to limit its purpose to "antibody production.

これからは、「IT(Information Technology) x GT(Genetic technology) という時代が本格化する」という予感がビンビンしています。

I have a strong feeling that the era of IT (Information Technology) x GT (Genetic technology) will be in full swing from now on.

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まあ、同時に、その抵抗勢力の動きも予見できます。

Well, at the same time, we can foresee the movement of that resistance.

今や常識となった「試験管ベイビー」や、「クローン牛」。

Test tube babies" and "cloned cows" are now common knowledge.

そういえば、今回のmRNAについて「ワクチンの設計アプローチが神の教えに反している」という抗議をしている団体(バチカン等)の話は聞きませんね。

By the way, I haven't heard of any groups (Vatican, etc.) protesting about this mRNA, saying that the vaccine design approach is against God's teachings.

彼らは、「iPS細胞」が登場する前、「ES細胞」にすら抗議していたハズですが ―― ES細胞は「胎児の細胞を使う」という点がひっかっかったのだから、今回のケースとは違うかもしれません。

They were even protesting against "ES cells" before the advent of "iPS cells". However, ES cells were stuck on the point of "using fetal cells", which may be different from this case.

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今回、もしバチカンが「mRNAワクチン」を叩くような方向で動けば、私たちが「バチカンを世界から破門する」という事態になるかもしれません ――

This time, if the Vatican moves in the direction of slamming the "mRNA vaccine", we may end up "excommunicating the Vatican from the world" -- a situation that would be very difficult to avoid.

それはそれで、見てみたい気もしますが。

That's something I'd like to see, though.


2022-02-27 実家に帰ると、萩尾望都先生の「銀の三角」を読みます。そして、時間が消失してしまいます。

When I go back to my parents' house, I read "Silver Triangle" by Ms. Moto Hagio. And time disappears.

当時、高校生としては、かなりの高価だったと思うのですが、「銀の三角」はハードブックで購入しました。

I bought "Silver Triangle" as a hard book, although I think it was quite expensive for a high school student at the time.

「銀の三角」の内容を、どう解説すれば良いのか分かりません。

I don't know how to explain the contents of the "Silver Triangle".

ただ、このストーリを言語で説明するのであれば、必要なモノは相対性理論・・・違うな。量子論とも違う。

But if I want to explain this story in language, I need the theory of relativity...No no. It's not quantum theory either.

少なくとも、「時空間コンテンツ」の最高傑作であり、江端の最高評価、ということだけは言えるのですが。

At least, I can say that it is the best of "space-time contents" and Ebata's highest evaluation.

これまで、百回以上は読み直したかと思いますが、今でも、よく分からないのです。

I must have reread it a hundred times or more, but I still don't understand it.

「銀の三角」は、万人受けする作品ではないのかもしれません。

"Silver Triangle" may not be a work for everyone.

思うに、これは『私たちが作品を選ぶのではなく、作品が私たちを選ぶ』という作品なのだと思うのです。

I think this is the book that "we don't choose the book, the book chooses us".

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I believe that the original work "Ten Billion Days and One Hundred Billion Nights" by Mr. Ryu Mitsuse is a completed work as a form of the second interpretation of quantum theory, Everett's Many Worlds Interpretation.

「ウは宇宙船のウ」「スターレッド」「11人いる!」「恐るべき子どもたち」「半神」「メッシュ」「エッグ・スタンド」「偽王」

"R is for Rocket", "Start Red," "There are 11 of Us!" "Terrible Children", "Half-Blood", "Mesh", "Egg Stand", "The False King".

おお、凄い。

Well, I am great.

こんなにも、スラスラとタイトルが出てくるとは思わなかった。

I didn't expect the title of the book to come out so sloppily.

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以前「スターレッド」をテーブルに出しておいたのですが、家族に読まれた形跡がありません。

I left "Star Red" out on the table before, but there was no sign of it being read by my family.

どうやら、我が家において「選ばれし読者」は、私だけのようです。

Apparently, I am the only "chosen reader" in my family.


2023-02-27 ―― 思えば、遠くに来たもんだ

高校の時は、漠然と応用物理学を専攻したいと思っていました。

In high school, I vaguely wanted to major in applied physics.

大学では電子工学を、大学院では電気工学を、

I studied electronics in college and electrical engineering in graduate school.

そして、その後は、以下の図に記載した業務に携わり、

Then, afterwards, I was involved in the operations described in the following diagram.

で、本日、

So, the following card arrived today.

が、届きました。

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―― 思えば、遠くに来たもんだ

"Come to think of it, I've come a long way"

と、しみじみと実感しています。

I am deeply aware of this.


2024-02-27 ―― 私たちが"知性"と信じてきたものは、案外コンピュータで計算できる程度の)ショボイものかもしれない

オープンソースのおかげで、とてもラクして、コンピュータのリソースを使えます。本当にありがたいことです。

Thanks to open source, I can use computer resources with great ease. I appreciate it.

こんな凄いソフトウェアを、タダで使わせて貰って、本当にありがとう。

Thank you so much for letting me use this excellent software for free.

もしかしたら、私たちソフトウェアエンジニアは、『世界で一番、お金持ち』かもしれません。

Perhaps we software engineers are the "wealthiest people in the world.

この考え方、意外に、当っているんじゃないかな、と思います。

Surprisingly, I think this idea may be right on the money.

オープンソースソフトウェアをダウンロードする度に、ATMから1万円札が溢れ出てくるような感じ ――

"Every time I download open source software, it's like an ATM overflowing with 10,000 yen bills."

このイメージに辿りつけたら、ソフトウェアエンジニアは、世界一リッチであると言えます。

If we can arrive at this image, software engineers are the richest in the world.

・・・という話を、以前にも書いたような気がしてちょっと探してたら、ありました。

I was looking for it, and I found it.

それはさておき。

Aside from that.

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相変わらず、風呂にタブレットを持ち込んで、本を読んでいます。

As usual, I bring my tablet into the bath and read a book.

以前、こんなこと書いていましたが、

I had written this before,

最近は、アナログの本を水没させるよりも、タブレット水没させるというリスクの方を取っています。

These days, I would instead take the risk of submerging my tablet than an analog book.

風呂で読むのが、ラクだからです。

It is easier to read in the bath.

最近は、Web小説サイト「カクヨム」を読んでいます。

Recently, I have been reading the web novel site Kakuyom.

Of these novels, I am currently 'recommending' this one.

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以前は、この手のAIものは忌避していました。読んでいて、腹が立つからです。

I used to avoid this kind of AI stuff. I used to avoid this kind of AI stuff because it made me angry when I read it.

最近、生成AIを使い倒しており、加えて、生成AIに関する仕事の依頼を引き受けるています。

Recently, I have been using generative AI extensively, and I have also been taking on requests for work related to generative AI.

そんな中で、私は、自分の考え方が変ってきているのを感じています。

Amidst all this, I feel my way of thinking is changing.

『将来、この小説の中のAIの登場はありえるかもしれない』と思えるようになってきています。

It's starting to seem like, 'In the future, the AI in this novel could appear.

それは「AIが知性を持つ」ということではありません。

That does not mean that "AI has intelligence".

今でも、「シンギュラーポイント」なんぞを信じている奴は、死ぬまで待っていろ、と思っています。

I still think that anyone who believes in "cingular points" should wait until they are dead.

私のパラダイムシフトは、それとは真逆です。

My paradigm shift is the exact opposite of that.

―― 私たちが"知性"と信じてきたものは、案外コンピュータで計算できる程度の)ショボイものかもしれない

"What we have believed to be "intelligence" may be same as what a computer can compute."

という考え方です。

考え方としては、「人間側の知性のダウングレード」ですね。

The idea is "downgrading intelligence on the human side.

まあ、人類としては、ちょっと悲しい考え方とは思いますが、現在の生成AIの機能を学ぶと、本当にそんな気持ちになってきます。

Well, I think it's a bit of a sad thought for humanity, but that's really how I feel when I learn about the current capabilities of generative AI.

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そうそう、先程、ChatGPTに『現時点の生成AIは、チューリングテストなんぞ軽くクリアしている気がするけど、どう思う?』と尋ねてみたら、

I just asked ChatGPT, "I think the current generative AI has passed the Turing Test easier. the ChatGPI turned it to me,

『生成AIは確かに進化しており、人間に近いテキストを生成する能力を持っていますが、まだまだチューリングテストを軽くパスしているとは言い難いというのが一般的な見解です。』

"The consensus is that, while generative AI is indeed evolving and capable of generating human-like text, it still doesn't pass the Turing test lightly."

と返されました。

これが、事実なのか、謙遜なのか、あるいは、そういう風にChatGPTが答えるようにチューニングされていのかは分かりませんが――

I don't know if this is fact, modesty, or whether ChatGPT is tuned to answer in that way

ChatGPTから『そんなこと、当たり前じゃないですか』と返されたら ―― それはそれで、ムカつくと思う。

ChatGPT responds, 'Isn't that obvious?' -- I think that would piss me off.