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2013-02-06 「パワーポイント」と​「エクセル」を使った​算数の解説

小学4年生の娘の学習塾の算数の問題が難しいです。

面倒ですが、質問されたら逃げる訳には行きません。我が家で唯一の理系でもあるし。

まあ、この手のお話の定番のお話は、

問い:A君とB君は、150本のジュースを何本づつ飲むことができるでしょうか。

答え:A君とB君は、1本のジュースを飲めれば、十分満足である。

というものが多いのですが、本日のお話はちょっと違います。

-----

■折り紙を重ね合わせて、その面積を求める問題

などの問題では、キレイで正確な図を書けれないと、問題のイメージを把握するのに失敗します。

■定数が決っていない(上限と下限は判っている)ような、箱詰め問題

の場合、初期状態を設定して、条件を変えながら、その変化量から回答を求めることになります。

前者は、正確な正方形や三角形が書けないと上手く説明できないし、

後者は、最初の3回くらいは実際に計算しなければならず面倒です。

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私は、娘に、これらの問題を解説するのに、解答は読まずに、

「パワーポイント」と「エクセル」

を使います。

コンピュータを使うことに無条件に非難する人が出てくるのは承知なのですけど、私は、多分、どんな塾の講師より分かり易く手く説明している自信があります。

「よし、正方形が3つの場合は、こうなるな。では4つにしてみよう。どの部分の面積が増えて、どこが増えないままになっている?」

「よし、今度は箱を一つ増やしてみよう。余ったミカンの数は、前回と比較して、どれだけ増えている?」

この解説方法のポイントは、子供に解説する際に「解答が『動く』」という点にあります。

そして、子供が理解できなかったら、簡単に最初の状態に戻れる(Undo機能)という点でも優れています。

解説を読むだけではよく分からなくても、目の前で、図形を増やしたり減らしたり、数値を1つだけ変えてみたり、そして、その数値の列を10個同時に表示してみたりすれば、

―― そりゃ、理解できるに決まっている

生徒の目の前に、折り紙があって、ミカン箱があるのと同じ環境を実現するのだから。

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一方で、私は、CAI(computer-assisted instruction:コンピュータ支援教育)のソフトウェアを使った教育は、100%失敗すると確信しています。

なぜか。

私の二人の娘達が、DSソフトで購入した英語やら絵画やら算数やらのソフトは、例外なく、1日で使用されなくなってきたからです。

普通のテキストでも勉強しないのに、DSソフトなら勉強するようになって、成績が上がったという子供がいたら、

―― たった、ひとりでいいから、教えて

日本国内なら、私が自腹を切ってインタビューに参上して、私の技術コラムで紹介させて頂きたいと思います(本当)。

CAIなんぞは、「金はかかるし、人は集りゃしねーし、かったるくてやってらんねーよ」というような、企業のセキュリティ教育とか、環境教育などを、アリバイ的にやる為のツールです。

大人ですら真面目にやりゃしないものを、子供がやる訳がない。

ちょっと考えれば分かりそうなものです。

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私はCAIなんぞをやっている訳ではないのです。

単に、黒板(白板)の代わりに、パソコンの画面を使っているだけです。

子供と会話をしながら、パソコンで「キレイな図」「正しい計算結果」を表示しているだけです。

簡単に消して、やりなおして、作り直して、解説する。

理想的な学習装置とは、やはり「黒板(白板)+教師」のコンビネーションであることには変わりはないのです。

ただ、私の場合「パワーポイント」「エクセル」とは20年以上のお付き合いで、30秒もあれば設問の図を書けますし、シートに計算式を埋め込むことができます。

このやり方を一般化しろというのは、乱暴な話であることは承知しています。

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世の中には、紙と鉛筆を使うことに意義があると信じている教師や保護者もいるようですが、「バカ言ってるんじゃねーよ」と思っています。

算数の目的は、問題解決手段能力の向上にあります。

その理解の方法が、紙であれパソコンであれ、そんなもんはどーだって良いのです。

大切なことは「子供に『分かった!』と言わせれるかどうか」、この一点のみです。


2014-02-06 「彼女がいなくてもしょうがない」という免罪符

ここ一週間くらい「理系女子」という単語をよく聞きますが、私達の時代では、すでに、「理系男子」という言葉は普通に使われていました。

This week, I often hear the word "science girl". In my generation, the word "science boy" was also used frequently.

今になって思えば、差別的な用語だったとも思えますが、一種の「免罪符」としても機能していたような気がします。

With hindsight, I think "science someone" is a sort of discrimination word. But the word was also used as s indulgence as a following phase.

―― 彼女がいなくてもしょうがない

"It cannot be helped that we don't get a girlfriend".

-----

(1)学校に女性がいないのですから(正確にいうと「少ない」)、当然出会いがない。

(1)There is no (few) girl in our department of college, so it is natural that we have no change to meet a girl.

(2)出会いがければ、つきあえない。

(2)No girl, No love.

(3)つきあえないから、勉強や研究に専念できる。

(3)No love, to study hard.

(4)勉強や研究に専念するから、出会いはない。

(4)To study hard, no girl.

と、あとは(2)~(4)が、卒業までグルグル続けて、結局、在学中には彼女はできない、と。

The above (2)~(4) keeps in a circle, and we cannot get a girl friend during campus life.

「俺たちの主戦場は、卒業後だ!」という、後ろ向きの掛け声が、私達の時代に、確かにあったのです。

The sprechchor(in German) "Our real battle field will be coming after graduation" had been shouted in our younger generation.

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しかし、理系男子のする発想としては、かなり非論理的であることは、明らかであると思います。

However, you know, it might be clear that this paradigm was non-logical for the science boys.

一言で纏めますと、

In one phase,

『学生時代ですらできなかった彼女が、就職してからできる訳がなかろう』

"Why do you think that you can get a girlfriend in work day, even if you could not do in college life?”

ということです。

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しかし、理系男子と言われている者たちが、この程度のロジック破綻に気がつかない訳がありません。

They were called "science boys", so there was no reason for overlooking the fault for them.

要するに、彼ら(私ら)は、彼女がいない現実に対して「目をつぶっていたかった」のです。

In short, they (we) wanted to ignore their (our) daily life with no girlfriend.


2015-02-06 「中学受験の受験生の保護者向けに、暗記用の音声ファイルを作る無償サービスを始めてみようかな、と思っているんだけど」

A few days ago, I opened all of the voice file for learning by heart for the junior high school examination.

私たち、ITエンジニアや、PCに精通した人であれば、このような音声ファイルを作ることはそれほど難しいことではないと思うのですが、多くの人は、そうでもないかもしれません。

For the IT engineer, like me, it is not so difficult to make such voice files, but I am afraid that ordinal many people might not.

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The other day, when I asked my wife's advice with saying,

「中学受験の受験生の保護者向けに、暗記用の音声ファイルを作る無償サービスを始めてみようかな、と思っているんだけど」

"I would like to start the free voice file making service for the guardians of student preparing for an exam."

と嫁さんに相談したら、真剣な顔で嗜められました。

she rapped my knuckles seriously.

「今のパパの生活の中に、そんな時間が1秒でもあるの?」

"Do you have even just one second time in your life?"

と。

反論できませんでした。

I could not argue against her.

-----

ただ、私は、苦労して作ったファイルの記載内容が古くなって、近い未来に、誰も使わなくなるのは、なんとも残念なのです。

However, it is pity for me that these files become older and nobody come to use them in the near future.

それに、この「音声ファイル」が、受験生の一辛い「暗記」という作業を助けるものであるなら、やっぱりファイルを更新し続けたいと思うのです。

In addition, if this files could help students preparing for an exam, I want to continue the renewal operation.

-----

そんなことを考えているうちに、

Thinking the above, I came to think of

―― オープンソースの方式を援用しよう

"How to use the open source program management method"

と思いつきました。

つまり、こういうことです。

I mean,

■古くなった音声ファイルの内容を更新したい人(受験生、またはその保護者)は、その更新したテキストファイルを私に送付する。

- Students or their guardians who want to renew the voice file, send me the renewal text file.

■私はテキストファイルの内容を確認した後、そのファイルを、音声ファイルに変更して、このサイトで公開する。

- After the confirmation of the text file, I make the voice file and open it on this web site.

さらに、

Added,

■全く新しい暗記用音声ファイル(国語、英語など)が欲しい人は、そのテキストファイルを江端に送付すれば、私はその音声ファイルを作成し、さらにこのサイトで公開する。

- Persons who want new voice files, of, for example Japanese or English, could send me the new text file.

-----

この方法によるメリットは以下の通りです。

The merit of this method is as follow.

(1)更新した内容の、または新規の音声ファイルが欲しい人は、私がそれを作成するので、公開したものを使うことができる。

(1)A person who want to get the renewal or new voice file, could use them, after I make them.

(2)私はファイルを音声ファイルにして公開するだけだから(編集は一切行わない)、大した手間はかからない。

(2)My task is going to be not so hard, because I just make and open the file without editing.

一方、この方法によるデメリットは以下の通りです。

On the other hand, the demerits of this method are as follows.

(1)テキストファイルを更新した人「以外」にも、その更新した音声ファイルが入手可能となる。

(1)Other person, who doesn't do any effort, can get the renew or new voice file easily.

(2)自分以外の(子どもの)学力を上げることになりますので、そのような更新ファイルの提供は、「不要なライバルを作る」ものになる、とも言える。

(2)The above works will make you worse. Because you would make a gesture of respect to the enemy with making such a text file.

-----

結局のところ、「ゆかりさん」を購入して頂き、なんとかして、自分で音声ファイルを作成して頂くことが、『一番面倒そうに見えて、一番面倒がない』ということになりますが。

After all, buying "Yukari-san" and trying to make voice files by yourself, are not annoying for you, even if it looks annoying.

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では、只今より、ボランティアベースでの、更新テキストファイル、新規テキストファイルの受付、音声ファイルの作成、公開を開始します。

Now, I start this project voluntarily, about getting your text files, making and opening the voice files.

Please send me the text files by mail.

(2)音声ファイルの公開日はお約束できません(気持ちとしては1週間以内)。

I don't promise the exact day of the open.

I might not meet your demand without opening the reasons.

(4)テキストファイルのフォーマットは、私の作成したテキストファイルの中身を参照してください(多分、直ぐに理解できると思います)。

Please refer to the text file on the web site, in order to understand the format of description.

(5)その他(ファイル名、クレジットの表示)、ご相談に応じることは可能です。

I could meet your some requests (the name of file, showing your credit, etc)

なお、

In addition,

(a)江端または第三者に対して、テキストファイルの著作権による権利行使はしないで下さい。

Please do not execute your copyright or others, against Ebata or the others.

(b)原則として、私は、テキストファイルの編集は行わない予定ですが、必要に応じて行うこともあると思いますので、著作権法28条の権利を許諾して頂いたものとみなします。

In principle, I have no plan to edit the text file. But if it is needed, I am going to edit the file. So I ask you the permission of the article 28 of the copyright law in Japan.

(c)テキストファイルの内容が、第三者の著作権を侵害していないか、十分に注意して下さい(受験の暗記の内容であれば、原則問題はありません)

Please take care of the infringement of right of the other person's copyright. (I think there is no problem if it's contents is within the realm of studying for exam.)

(d)本ファイル公開の趣旨に基づき、本ファイルの商用利用はご遠慮下さい。

Based on the intention of this project, please refrain from using this files on business.

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最後に一言。

Finally,

江端家には、大学受験を控えた娘がおりますので、大学受験準備用の暗記用テキストファイルは、特に歓迎致します。

I strongly welcome your gift of the text file for university entrance exam, because I have daughters who prepare for the exam.


2016-02-06 私を含めて ―― 多くの人は、「国連決議」というものを間違って解釈しているんじゃないかなぁ、と思うことがあります。

今週末は、月曜日の締切を控えて、 必死で「神降ろし」の儀式を実施中です。

This weekend, for the next Monday's deadline, I am carrying out a practice ritual of "Kamioroshi".

ところで、今、パソコンでニュース映像を見ているのですが、

By the way, I am watching a new program on my PC, however,

私を含めて ―― 多くの人は、「国連決議」というものを間違って解釈しているんじゃないかなぁ、と思うことがあります。

For not only me, but also a lot of people, I wonder if we could not understand "UN resolutions" correctly.

4年くらい前に、

To about four years ago,

I wrote a diray about "UN resolutions" and my own interpretation. Please read it, if you have any interest.


2017-02-06 江端をターゲットに狙ってくるなら、こういう広告で撃ってくるべきでしょう。

「ターゲットマーケティング」という言葉があります。

There is words "Target marketing"

これは、Webからの物品の購入履歴から、そのユーザの嗜好にターゲットを絞って、特定の商品の広告を行うものです。

This is a kind of advertising gimmick. to use a user's preference for advertising from the record of purchase.

Amazonなんかでは主力の広告ですし、Youtubeでさえ、最近の視聴履歴から、私の好みの番組を探してきているようです。

Amazon uses this ad normally, and Youtube also shows me my favourite program from my access records.

しかし、そんな中、まだこんな広告メールを出してくるサイトもあります。

However, there is a web-site to give me a following advertisement.

『ロレックス、カシオなどの人気ブランド時計、掘り出しもの』

"Rolex, CASIO, other popular branded watches and good find "

ヤフーオークション(ヤフオク)なんですけど、このサイトは、ターゲットマーケティングをやっていないのかもしれません。

This web-site is Yahoo auction, though, this site might not activate "Target marketing".

私が「ブランド時計」と真逆の生き方をしていることは、過去のオークション履歴を見れば明らかなはずです。

Because they could know easily that I am going through opposite life of "popular branded watches" from my auction records.

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江端をターゲットに狙ってくるなら、こういう広告で撃ってくるべきでしょう。

If they target me, they should hit me by the advertisement as a follow.

『動作保証なしWebカメラ、中古のEtherCATマスタ、15年前のノートPCの新古バッテリー』

"Web-Camera, no guarantee of proper operation" "Used EtherCAT master" or "new battery for sale as used for note PC, released 15 years ago"


2018-02-06 女性:「では、先ず、ダイエットをしましょうか」

先日、休憩用のコーナーで、グループ会社向けの情報誌を読んでいました。

Recently, I read an information magazine for group companies at the corner for coffee-breaks.

その雑誌には、結婚コンサルタントの人(女性)と、相談員(男性)の会話の様子が掲載されていました。

In that magazine, the dialogue between a marriage consultant(woman) and a consultant (man) was described.

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女性:「では、先ず、ダイエットをしましょうか」

Woman: "Well, let's first go on a diet"

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うん、これ正しい。

Yes, she is right.

If you lose weight, you can become beautiful.

拒食症を回避する限り、男女共に、ダイエットは、最高の美容方法です。

If you are careful about anorexia, diet is the best cosmetic method for both men and women.

外見については、どんな高価な化粧品も比較できないほど、(暴力的な)効果があります。

For appearance, there are (violent) effects that can not compare any expensive cosmetics.

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「知性を高める」「教養を身につける」「自分に自信を持つ」「他人から頼られる行動を行う」 ―― は、もちろん大切なことです。

I can agree that that it is important, of course, to "increase intelligence," "acquire cultural knowledge," "have confidence in yourself," "active something others depend on you".

しかし、こと「恋愛」「結婚」戦略については ―― 残念ですが ―― アクションリストのトップは「ダイエット」です。

But for "romance" "marriage" strategy, -- Unfortunately -- the top of the action list is "diet".


2019-02-06 「1mmの感慨もない」

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

「このグループのファンが多数存在する」というのは、確かなようです。

I know that there are many devotees of this singer group.

ですので、マジョリティの関心のある事項がニュースソースになるのは、至って自然なことです。

I think that it is natural that the issue majority is interested come to a momentous news.

マスコミも、内閣官房長官も、別段、間違ったことをしているとも思えません。

The attitude of both medias and the Chief Cabinet Secretary seem to be not at all unusual

なのに、私の中に感じる、この強烈な違和感は何だろうか? ―― と考え続けてきました。

However, I have thought that "What is this big uncomfortable feeling in my mind ?"

-----

現時点では、仮説なのですが、こんな風に考えています。

At the present, I think the following, however that is a just my assumption.

このニュースには、

There is no ask a question of

『で、お前には、何ができる?』

"What can you do against this news?

という問いかけがなく、私にできるリアクションがない、ということです。

and there is also no reaction against it.

子どもの虐待や、政府の不正統計や、詐欺や、交通事故や火災事故、これらは、自分との関わり合いの比率は異なりますが、「自分の問題」でもあります。

Physical abuse of children, unfair of government statistics, fraud case, traffic accident and fire accident. how much the ratio of our life is, they are also our problems too.

これらのニュースに対して、私たちは、憤怒し、体制批判をし、自己批判をし、自分に対して注意換気をし、そして、それらの問題を、自分の問題として考えて、対策を頭の中に思い浮べる、ということができます。

To hear the new, we can get angry, criticize the government and myself, and pay attentions. And we can get the problem as ourselves and come to think to avoid or resolve the problem.

しかし、この「この人気グループの解散」というニュースに対して、私は、そのニュース以上のことを思い浮べることが全くできなかったのです。

However, according to "the news of disbandment of popular singer group", I could not feel more than the news content.

この一点において、私は違和感を感じた ―― そういう仮説を立てています。

"This is the reason of uncomfortable feeling in my mind". This is my my assumption.

-----

と、ここまで書いて、気がついたのですが、

Now I notice that

―― かなり多くの人は、この人気グループの解散を、「悲しい」と感じるいるのではないか?

"Do many people feel "sad" for the disbandment of popular singer group ?"

ということに気がつきました。

つまり、このニュースは「訃報」なのだ、と。

That means that this news is an "obituary".

国民的に愛されてきた俳優さんや、偉大な業績を上げてきた政治家や研究者の死に即した時と同じである、と思い至りました。

as the same obituary of actors who had been loved by the public, or politician, scientist of great attainments.

それは、親しい人や愛する人の「訃報」とは違い、

That is not "obituary" based on "love" or "familiarity", but, for example,

「あの人の演技をもっと見たかった」「あの人が生きていれば、もっと世の中の為に色々働いてくれたはずなのに」という、

"I wanted to watch his/her acting" or "I wanted to keep working for our good life",

その人の「パフォーマンスの消滅」を残念に思う―― その手の「訃報」

"obituary" based on "regret" of "disappearance of their performances or abilities"

そのように考えることで、私はようやく自分を納得させることができました。

Thinking the above, I could understand the reason of my unpleasant feeling.

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まあ、逆に言えば、私は、その人気グループの訃報に際しても、、

On the contrary, according to "the news of disbandment of popular singer group"

「1mmの感慨もない」

"I don't feel anything"

ということを、再確認したということです。

I could reconfirm that in my mind.


2020-02-06 ―― 運転免許の取得が、TOEIC受験と同程度に『うっとうしい』

大学での実証実験のお手伝いを、学生さんにお願いしております。

Now I ask some college students to help a campus field experiments.

理系の皆さんは、本当に礼儀正しくて、ロジカルで、知的で、お話していて気持ちがいいです。

The students in the science and engineering majors, is really polite, logical and intelligent, so I feel good to talk with them.

# ちなみに、私は理系です。

Incidentally, I am in the science and engineering majors.

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今回、お手伝いして頂いている学生さんの、実に6割以上が運転免許を所持していませんでした。

This time, more than 60% of the students who helped did not have a driver's license.

『運転免許取らなければ、と思っているうちに、M1(修士課程1年生)になってしまいまして・・・』

While thinking that I need to get a driver's license, I became "M1" (first year master's student) ...

という話は、まるで、

I feel that this story is like that

『就職までに、TOEIC受験しなければ・・・』

"I have to take the TOEIC test before I get a job..."

というノリと同じ、と感じました。

これは、私の推測の粋を出ませんが、

This is just my guess, however, they are thinking

―― 運転免許の取得が、TOEIC受験と同程度に『うっとうしい』

"Obtaining a driver's license is as annoying as taking the TOEIC test"

ということのように思えました。

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私、30年以上前、親に強制的に自動車運転免許を取らされました。

I was forced to get a driving license by my parents more than 30 years ago.

当時の私は、「原付の免許があれば足りる」くらいの気持ちでいましたし、今でも正直そう思っています。

At that time, I felt like I only needed a motorbike license, and I still think so.

ただ、これは、大きな都市の交通網の充実しているから、そう感じるだけなのかもしれません。

However, this may only be felt because of the large urban transportation network.

唯一の例外は ―― 米国に赴任させられた時だけは、『車がなければ、この国では、3日で死ぬ』と思ったくらいです。

The only exception for me, when I was sent to the United States, I thought, "If I don't have a car, I will die in three days in this country."

(続く)

(To be continued)


2021-02-06 そのくらいの気合いで、『自分の殺され方』を準備しておかなければダメなのです。

昨日、「尊厳死宣言公正証書」を作成された方のメールを公開させて頂きましたが、本日、その方より、以下のような内容のメールを頂きました。

Yesterday, I published an email from a person who had a "Notarized Declaration of Death with Dignity. Today, I received an email from him again with the following information.

====== ここから ======

====== From here ======

ご家族がある場合は、ご家族と内容をよくすり合わせておくことをお勧めします。

If you have your family, it is recommended that you discuss the contents with them.

土壇場で、家族が本人の意志に反する意志決定(延命治療を懇願する等)をすることは、普通にあるようです。

It is common for family members to make decisions against the patient's will (e.g., begging for life-prolonging treatment) at the last minute.

====== ここまで ======

====== To here ======

実は、私も、「尊厳死宣言公正証書」の作成を予定しているのですが、その理由が、まさに、その「家族」です。

As a matter of fact, I am also planning to make a "Notarized Declaration of Death with Dignity," and the reason is exactly the "family".

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As you may know, I am the one who made the decision to "kill" my father.

これは、自分なりの学習と知識と事例と"理"に基づく結果として、私なりの信念で下したジャッジです。

This was a judgment based on my own beliefs, based on my own learning, knowledge, examples and "reason".

今も後悔はありません。

Even now, I have no regrets.

とはいえ、他人の命を自分の信念でジャッジするというのは、相当な重圧であったのは事実です。

Nevertheless, it is true that it was a lot of pressure to judge other people's lives by my own beliefs.

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比して、私の命についてジャッジする立場になる(予定の)私の娘たちには、『私のような覚悟が全くない』ようです。

In contrast, my daughters, who will be the judges of my life, seem to be "completely unprepared.

私:「私は、ここまで明確に自分の死に様について語っているんだから、ちゃんと私の意志に沿うような形で、私を『キチンと殺して』くれよ。お前たちが最後の砦なんだからな」

Ebata: "Since I've been so clear about how I want to die, I want you to 'kill me properly' in a way that conforms to my will. You are my last line of defense"

長女:「うーん、でも、多分、お医者さんに『延命治療すべきです』と強い口調でまくしたてられたら、簡単に折れる自信がある」

Senior daughter: "Hmm, but I'm confident that if a doctor were to tell me in a strong tone of voice that I should prolong your life. I would easily snap"

私:「えー・・・」

Ebata: "Oh, my..."

長女:「うん、私は、3分間も抵抗できない。直ぐに、お医者さんに論破されると思う」

Senior daughter: "Well, I won't resist for three minutes. I'm sure the doctor will break me down right away"

私:「それでは困るんだが・・・」

Ebata: "That's not good enough for me..."

次女:「そもそも、それは、パパの命のことでしょう?! パパがちゃんと万全の手配をしておきなさい! 自分ことは自分で、でしょ?」

Junior daughter: "In the first place, it's about your life, isn't it? You have to make sure everything is in order! You can take care of yourself, can't you?"

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残念ながら、本件に関しては、娘たちの側に、"理"があります。

Unfortunately, my daughters are the ones with the "reason" in this case.

私は、自分の意志表明できなくなったら、自動的に起動する「バッチ処理」を、事前に仕込んでおく必要があるようです。

It seems that I need to pre-install a "batch process" that will automatically activate when I am unable to express my will.

そのくらいの気合いで、『自分の殺され方』を準備しておかなければダメなのです。

I have to be prepared for 'how to get myself killed' with that kind of determination.

-----

私には、もう一人の親(母)が、寝たきりの状態で生きています。

I have another parent (my mother) who is living in a bedridden state.

母は、過去に一回、延命治療に関して、自らジャッジをするチャンスがあり、そこで意見 ―― 延命を希望する ―― を表明しました。

My mother has had the chance to make her own judgments about life-prolonging treatment once before, and she has expressed her opinion -- that she wants to prolong her life.

しかし、私には、"今"の母が何を考えているかは分かりません。

However, I don't know what my mother is thinking about now.

母は、もう「ジャッジの変更」を表明することができないからです。

My mother is no longer allowed to express her "change of judgement".

故に、母のその「最後のジャッジ」が、今の私の行動(母の介護、延命治療)の原則となって、ロックしています。

Therefore, my mother's "final judgment" has become the principle and lock for my current actions (her care and life-prolonging treatment).

-----

私の両親が、私に残してくれた最大の教えは ―― その是非や功罪や重圧や葛藤があったとしても、

The greatest lesson my parents left for me was -- no matter the pros and cons, the merits and demerits, the pressures and conflicts,

―― 自分の命の取り扱いは、自分で決めなければならない

"I have to decide how to handle my own life"

という、この「自己決定死」の必要性だと思っています。

that is the necessity of this "self-determined death", I believe.


2022-02-06 ―― もし、首つり自殺をするなら、これはなかなか理想的な装置だな

Today, I was building an iron bar in my room.

ぶら下がってみたのですが ―― 腕がもげそうになりました。

I tried to hang on -- I felt like I was going to rip my arm off.

そして、手を離して着地した瞬間、全身の節々から、(体組織が壊れるような)不穏な音が、内耳に響いてきました。

And the moment I let go of my hand and landed, disturbing sounds (like body parts breaking down) came from every knot in my body, echoing in my inner ear.

―― いらんものを作ってしまったかもしれないなぁ

"I may have made something meaningless"

と思いました。

I thought.

現在、私が、ぶらさがっていられる時間は、10秒弱です。

Currently, I can only hang on for less than 10 seconds.

この記録を、3月末までに60秒まで伸ばして、年内に『懸垂1回』を実現するのが目標です。

My goal is to improve this record to 60 seconds by the end of March, and to achieve "one pull-up" by the end of the year.

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ふと思ったのですが、

It occurred to me...

"If I were to hang myself, this would be quite an ideal device"

と。

現在、首つり自殺を検討中の方は、一度、自宅で、実施できそうな箇所を捜してみて下さい。

If you are currently considering hanging yourself, try to find a place at home where you can do it.

多分、見つけられないと思います。

Maybe you won't find it.

一般的な家屋では、体重(50kg~100kg)の荷重に耐えられるような器具は設置されていないからです。

This is because ordinary houses are not equipped with equipment that can withstand a weight (50kg-100kg) load -- or rather

というか ―― もしかしたら、意図的に、そういう風に設計されているのかもしれません。

Maybe it was intentionally designed that way.


2023-02-06 ―― シュレーディンガーの父母

In the tree burial service here, a hole about 15 cm in diameter and 60 cm deep was dug and the remains were placed in the hole.

父→母の順番で死去しましたので、父の遺骨を最初に、その上に母の遺骨を収める、という予定でした。

Since my father died first, then my mother, the plan was to place my father's remains first, and then my mother's on top of his.

ところが、骨壺に貼ってあったマークを、担当の方が外してしまい、納骨直前にどちらの遺骨か分からなくなってしまいました。

However, the person in charge had removed the markings on the urn, and just before the bones were delivered, it was impossible to tell which remains were which.

姉と二人で、『こっちのような気がするな~』『うん、それでいいと思う』という会話を5秒間くらいして、遺骨の主を、その場で決定してしまいました。

My sister and I had a conversation for about five seconds, saying, 'This is that,' and 'Yes, I agree that", and we decided which is which on the spot.

現在、どの順番で納骨されたかは不明で、これからも不明です。

It is currently unknown in which order the bones were delivered and will remain unknown.

そんな訳で、私は、この父と母の墓所を、

That is why I call this cemetery of my father and mother as follows,

―― シュレーディンガーの父母

-- Schrodinger's parents

と呼んでいます。


2024-02-06 「土地が隆起する」ということは、知識としては知っていましたが、生きている間に自国の領土で、これを知ることになるとは思いませんでした。

「土地が隆起する」ということは、知識としては知っていましたが、生きている間に自国の領土で、これを知ることになるとは思いませんでした。

I knew that "land rises," but I had no idea I would see it in my territory during my lifetime.

■ 生活用水としての地下水の汲み上げによって、現在、各国の首都で深刻な地盤沈下が進行中

- Groundwater pumping for domestic use is currently causing severe land subsidence in the capitals of many countries.

■ 地球温暖化による海面上昇によって、現在、沿岸部の都市の多くのエリアが水没中

- Many areas of coastal cities are now under water due to rising sea levels caused by global warming.

ということは、NHKスペシャル等で知っていました。

I knew this from NHK specials and other sources.

しかし、今回の能登半島の大震災で、4メートルものの海岸線の土地隆起を知り、そして映像でも知りました。

However, after the Noto Peninsula earthquake, I learned about the 4-meter uplift of the coastline and learned about it on video.

こういう現象は、地球誕生後の億年の単位のどこかで発生する事象 ―― 要するに、遠い過去か、遠い未来の「他人事」と思っていました。

I had thought that these phenomena would occur somewhere in the billion years after the birth of the earth -- in other words, they were "someone else's problem" in the distant past or future.

『私は、億年単位の歴史の中で生きているんだなぁ』と実感するに至りました。

I realized that I was living in a billion years of history.

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今であれば、世界地図を見れば明らかな「大陸移動説」ですが、当時、この説の提唱者(アルフレート・ヴェーゲナー)は、世間から散々バカにされたそうです(しかも、かなり最近(1912年))。

Today, the theory of continental drift is evident if you look at a world map. Still, at the time, the proponent of this theory (Alfred Wegener) was widely ridiculed by the public (and quite recently (1912)).

でも、まあ、『地面が動くはずなかろうが!』と思うのも、納得できます。

But, well, 'the ground can't possibly move!' I can understand why you would think that.

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私、小学生のころ、ハワイが日本の近辺にあったという話を聞いて、計算してみたことがあります。

I heard that Hawaii was near Japan in elementary school, and I did the math.

(1)陸地は、だいたい1年で1cmくらいは移動している

(1) Land moves roughly 1 cm per year.

(2)日本とハワイの間は、現在6600kmである

(2) The distance between Japan and Hawaii is currently 6600 km.

上記(1)(2)をそのまま当てはめると、ハワイが現在の位置に至るのに必要な時間は、660,000,000年 = 6.6億年

Applying (1) and (2) above as they are, the time required for Hawaii to reach its present position is 660,000,000 years = 660 million years

地球誕生が45億年前、ミトコンドリが発生したのが21億年前、多細胞生物は10億年前、6億年前は氷河期だったようです。

The earth was born 4.5 billion years ago, mitochondrion arose 2.1 billion years ago, multicellular organisms a billion years ago, and 600 million years ago was an ice age.

人類の誕生は、ざっくり10~100万年前(0.001億年~0.01億年前)なので、それよりは、十分に長い時間ではあるのですが、

The birth of humankind is roughly 10 to 1 million years ago (0.001 to 0.01 billion years ago), so it is well longer than that,

―― 地面が動く速度は、意外に速いものだなぁ

"The ground moves surprisingly fast."

と、子ども心にも、思ったものでした。

Even as a child, I thought it.

ともあれ、私は『自分の生きている間に、数メートルの地面の隆起が起った』ということに、驚きを感じえずにはいられないのです。

Anyway, I can't help but be amazed that the ground has risen several meters in my lifetime.