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2017-05-14 『もし、この子が、私の部下となったら、私は、どうするだろう?』 [長年日記]

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

被保護者(子ども)である皆さんは、以下のことを、是非覚えておいて下さい。

You, who is a nonworking dependents, never forget the next.

あなたを見ている、あなたのお父さんやお母さんは、頭の中で、こんなシミュレーションを行っています。

Your mother and father, who are providers for you, are doing a simulation in their mind.

『もし、この子が、私の部下となったら、私は、どうするだろう?』

"If my child becomes my subordinate in my office, what do I do ?"

She or he

■命令されるまで何もしない

doesn't do anything by my order,

■自分でやり方を工夫しない

doesn't think out how to study by themselves,

■自分の意見をちゃんと整理して言えない 

cannot say their opinions logically,

■新しい仕事の提案もできない

cannot propose a new method,

■チームメンバと協力することもできない

cannot cooperate and work well to others in a team,

―― うん、そうだな。こんなヤツ、いらない

"Well, I don't need her/him"

あなたのお父さんやお母さんは、こんな風に考えて、2秒もかからず「部下」を切り捨てます。

After thinking that, your mother and father will abandon the subordinate.

忘れないで下さい。あなたのお父さんやお母さんは、あなた達を食べさせていく為に、「部下」を切り捨てるのです。

Don't forget that your mother and father will discard the subordinate for your caring.

つまり ――

That means,

あなたのお父さんやお母さんが、あなたに「勉強しろ」と言い続けるのは、詰るところ「あなたの為」ではありません。

It is not for you, that your mother and father continue saying "Study" to you.

「自分の子どもが、社会から切り捨てられる」という恐怖から逃れたい「自分の為」です。

It is for your mother and father themselves, that you will be thrown away from society.

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しかし、あなたの人生は、あなたのものです。

However, your life is yours, of course.

あなたには、「勉強をしないで、社会から切り捨てられる」という自由と権利があります。

You have a free and a right "to be truncated by society at my own risk".

あなたの人生なのですから、それは全く構いません。

There is no problem, because it is yours.

存分に「切り捨てられ」て、良いと思います。

I think you can have a chance to conflict against society.

人間には「幸せになる権利」と同様に、「不幸になる権利」だって、あると思うのです。

In addition, Human is a right of not only "to be happy" but also "to be unhappy".

しかし、それでも、私は、あなたが「自分の親を恐怖に落とす」という権利までも認められているとは思いません。

On the other hand, I believe that you don't have a freedom to frighten your parents.

保護者は、あなたが生きる環境を、無償で提供している当事者なのです。

Your parents are parties who are providing free environment to live your.

仮に、あなたが、自分の意思で生まれてきたのではないとしても、生存を担保してくれる保護者に対して、「苦痛」までも味わせることは、著しく利害のバランスを欠いていると思います。

Even if you were not born with your own will, I think that it lacks a considerable balance of interests, to give "suffering" to parents who guarantee your survival.

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この話は、私が以前から言っている通りの主張に帰着します。

This story will result in my opinion as I have said before.

勉強をしなくてもいい。勉強をしているフリをしろ ――

"You don't have to study, but pretend to study"

と。

これで、全員が幸せになれるのであれば、もの凄く安いコストだと思いませんか?

If everyone can become happy, do not you think it is a very cheap cost?

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それに、「勉強しているフリ」というのは、これはこれで、結構侮れないのです。

Also, this "pretending studying" in itself, will be reckoned.

『フリで続けていたことがいつしか本心にすり替わるなんて良くあることだ』 ―― と、某有名なアニメのキャラも言っています。

A famous animation character says that "pretending can eventually turn into your reality."

あなたにとっても「フリが、勉強の起動スイッチになる」なら、ハッピーなことです。

If "the pretending becomes a start switch for studying", it is also good too.