かつて郵政改革を断行したとされている日本国の元首相が、「原発ゼロ目指すべき」という発言をして、政権与党に波紋が広がっているらしいです。
私もかつて
という内容で、コラム寄稿してきました。
-----
私は、以下の条件が満たされれば、明日にでも「原発推進」の側に「転ぶ」つもりです。そもそも、私はエンジニアですから、その属性として技術は発展させていきたい側の人間なのです。
(1)政府が「原発は絶対的な意味で危険である」ことを表明し、国民がその認識を共有すること。
(2)政府は、危険に対する避難等の施策を万全に準備し、国民はそれに協力すること。
そして、最後に、
(3)「原発の『ウンコ』」の問題を、解決する目処がつくこと。
で、(1)(2)は、長い時間をかけて、あるいは、いつもの通り、なし崩しでなんとかなるかもしれませんが、(3)だけは、そうはいきません。
「原発の『ウンコ』」―― 高レベル放射性廃棄物が、概ね無害化するのに、ざっくり10万年の期間が必要で、それをどっかに安全に保管しておかなければなりません。
-----
一言で、10万年といいますが、我々の祖先が、マンモスを追いかけていたのが、2万年前です。
その5倍もの期間を、安全に安定に「原発の『ウンコ』」を保存するというのは、無理というか嘘だと思うんですよね。
だから最近思うのですよ。
―― 「原発の『ウンコ』」は、コンクリート詰めにして、深さ1万メートルの日本海溝に捨てちまって、そのまま、皆で忘れちゃおう
でも、いいのではないか、と。
-----
もちろん、よかないですよ。
10万年あれば、絶対に「高レベル放射性廃棄物」は流出する。そして、それは、地球の生態に、壊滅的な打撃を与える ―― かもしれない。
でも、与えないかもしれない。
最近、私がこのような刹那的な考え方に至ってきたのは、人口予測の計算を続けているうちに、人類は、いいとこ、あと1万年続けば、「上がり」になるのではないか、と思うようになってきたからです。
10万年先まで、人類か、あるいはそれに相当するものの存在までを考えるのは、無駄だろうという気がしてきているのです。
また、時間のオーダが違いますが、太陽が赤色巨星になるより前に、太陽から放射される高熱量が高くなって地球の気温は海水が全部干上がるほど上昇して金星のような状況になると言われています。
-----
と書きながら、今、ふと思ったのですが、もしかして、原発を推進している人達って、もしかして、陽には言わなくても、そんなことは「おりこみ済み」で、10万年先には、我々の未来自体が存在しない、と考えているのでしょうか?
もしそうなら、私が色々寄稿してきたコラムの内容って、全然意味のなかったことになります。
そうなら、そうと、早く言って下さいよー。公に言えないのであれば、メールアドレスでもいいので教えて下さい。秘密は私の命に賭けて守ります。
もし「そうだ」と一言言って頂ければ、、私、これから「原発の『ウンコ』」のことは忘れて生きることにしますから。