ここ一年くらい、中国案件の仕事をやっており、何人かの社内や社外の中国人の方と、お話する機会を得ました。
といっても、私は中国語が全く使えませんので、中国人の方の日本語の能力に頼っているという実情です。
正直、これは、「とても、恥しいことだ」と思っています。その国で仕事をするのであれば、その国の言葉を使うことが、ビジネス上の礼儀でしょう。
ただ、そういうことを厳密に実施しては、人生が1000年あっても足りんだろうと思うし、国際共通語としては「英語」があるから、とりあえず、(稚拙な英語であっても)それで凌げれば、免罪されるだろう ―― と思っていました。
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以前、私が、中国の人に資料を送付する時、
「英文に翻訳して、送付しましょうか?」とオファしたことがあるのですが、
「それなら、日本語のままで送付して下さい」
と言われて、ショックを受けたことがあります。
私は、インターナショナルに、第二外国語は「英語」であると思い込んでいましたが、それが勘違いであったことに気がついたからです。
第二外国語が「日本語」であるという中国の方は、結構多いようです。
考えれば、当たり前で、同じ漢字を使う民族なのですから、そりゃ、アルファベットより親和性は高いはずですよね。
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そこで私は、ある可能性について思い至ったのです。
そうか! 私は、「英語に愛されないエンジニア」だけど、もしかしたら「中国語に愛されるエンジニア」である可能性は、まだ残っているのかもしれない!!
そう、私の可能性は無限です。
「英語」が駄目だらからといって、他の言語が駄目だと、直ちに類推することは、論理的ではありません。
まあ、ただ、ですね。
その可能性について、私は客観的に検証したくないのですよ。
で、現在のところ、まだ中国語の勉強には着手していません。
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まあ、「言い訳にも、ほどがある」と自分でも思いますけど。