2020年の東京オリンピック誘致に成功したそうです。
私は、オリンピック誘致に「反対」を表明してきましたが、それはそれとして、この誘致に全力を賭けて取り組んできた方々に対して、最大級の敬意と、心からのお祝いを申し上げたいと思います。
家族は、喜んでいるようです。「英語の勉強をがんばって、ボランティアやる」と言っています。
娘たちに、そのようなモチベーションが立ち上がった点では、オリンピック誘致成功は、私にとっても「ポジティブ」です。
それはさておき。
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日本でのオリンピックの開催は、東京(夏)→札幌(冬)→長野(冬)と、今回の東京(夏)で4回目になります。
長女が「まだ、一度もやっていない国が優先されるべきではないの?」という素朴な疑問を呈してきました。
この疑問に対する、私の答は以下の通りです。
■開催日までに、オリンピックスタジアムを完成できない可能性のある国もある。事実、本当にヤバかったという事例はたくさんある。
■最悪なのは、オリンピック開催中に、テロ事件なんぞが起ったら、その国の政府のメンツは丸潰れだし、開催を決定したIOCの見通しの甘さが非難されることになる。
■そうなると、その国の国際的な信用は地に落ちるし、「IOCなんかいらんわ。俺たちだけで勝手に世界選手権大会やるわ」という話も出てきかねん。
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「オリンピック中にテロ事件なんか起きたことあるの?」
「ある。ドイツのミュウヘンで、選手11人が殺害されたオリンピック史上、最悪の事件があった。まあ、今回の候補の中で、『テロや暴動(治安)』の観点からは、「東京」は有利であったと思えるよ」
―― 娘は、絶句しているように見えました。
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この機会に、日本人が引き起した国際テロ事件のことも話そうかな、と思ったのですが、中学生の娘にはまだ刺激が強すぎるかと、思い留まりました。