どこぞの著名なソフトウェア会社が、来年の4月でOSのサポートを止めるというものですから、今、パソコンのOSの総入れ替えをやっております。
これまでの私なら、
―― サポートだぁ、そんなもんに、最初から当てにしていないし、そもそも、あんた、私をサポートしてれたことあるか?
というスタンスだったのですが、
さすがに、セキュリティパッチが期待できないという状況は、私でも「怖い」と思います。
パソコン1台でもやられたら、我が家のパソコンは勿論、ホームセキュリティシステムが、根こそぎやられる可能性があります。
しかし、それにしても、面倒くさい。
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家には、現在7台のPCがあるのですが、できるものなら、全部Linuxにしてしまいたい。
しかし、それをやると、
■嫁さんがフリマのチラシを作れなくなり
■娘達が私の原稿のイラストを描けなくなり、
そして、彼女らの友人から送付されてきたワードやらパワーポイントのファイルを取り扱えなくなる、と
もちろん、別のやり方もありますが、それを嫁さんや、娘たちに強要することは、論外です。
当然メンテナンスは、全部、私が面倒みなければならない。
ああ、本当に面倒くさい。
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この貴重な週末、OSの入れ替えで音がでなくなったノートPCのドライバを求めて、6時間。
メーカは新しいOSのサポートしていないし、配布先メーカは合併してもうドライバを配布していない。
ここは、PCを諦めて捨てる、が「正解」なのですが、そうも言えないのが、我が家の経済状況です。
OSがドライバのインストールを弾こうとするのを、力づくで押えつけて、無理矢理嵌め込みました。
なんか、誰かに、似わわない服を無理矢理着せるような、気分の悪さです。
コンピュータが高性能になるのに併わせて、我々はどんどん不幸になっているように思えます。
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私は、MS-DOSがあって、BASICと86アセンブリがあれば、結構幸せだったと思うんですよ。
技術は進歩し過ぎたなぁ、と思います。
1988年から2003年の15年間で、コンピュータの処理能力は4300万倍になったそうです(出展:「機械との競争」) 。
私の頭脳の処理能力は、1.0を中心に±0.05程度しか変動がないのに。
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コンピュータの処理能力が、4300万倍になったのであれば、
我々の労働時間が、1/4300万 になっていないのは、何故なのでしょうか?