TOEICを受験してきた、その翌日に、TOEICのコラムが掲載されていることに気がつきました。
因果を感じますが、気のせいでしょう。
もう、世の中、もう、「TOEIC花ざかり」ですから。
今回のコラムでは、私は私なりのTOEICの意義とその行動方針(「だらだらと受験を続ける」)を明示してしまいました。
ですから、自分で、それに逆らうことができないのです。
―― つまらないことを書いてしまった
後の祭でした。
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最近、いわゆる「TOEIC攻略法」と言われる本を、かなり読み込んだのですが(もちろん、立ち読みで)
―― 所詮は、英語に愛されている者たちの「戯言(ざれごと)」だ
と、切って捨てています。
彼らは、まだまだ甘い。
TOEICを、本質的に破壊させ、事実上の解体に導くには、この程度の攻略法では、全然足りない。
しかし、私がこのようなTOEIC(の殲滅戦)の研究を始めたとしても、すでに「後発参入」ですので、何か「売り」を出さなければなりません。
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今、私は、TOEICの勉強を1秒もすることなく、TOEICのスコアを上げる方法を、「本気」で考えています。
何かあるのではないか、と、思うのです。
例えば、
『「レストラン」という単語が聞こえたら「店の改装」という解答を選べ』
『「ホテル」という単語が見えたら「空調装置の故障」という解答を選べ』
というような、英語と全く無関係な、そういう法則性だけで勝負できないか、と。
あるいは、ETS(Educational Testing Service)組織の徹底調査、スーパーコンピュータを用いた出題予測推論、あるいは、解答(A,B,C,D)のマークシートパターン推測、等々。
不正行為(問題作成者の拉致・監禁・拷問、問題配布ルートの襲撃、あるいは試験会場の爆破テロ)以外であれば、どのような手段も「正義」であると位置づけた、徹底的なTOEIC壊滅作戦の立案。
これは、研究員たる私が、その人生を賭けるに足る一大研究、ライフワークである、と思えるのです。
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ところで、
一昨日、TOEICを受験してきた後輩が、
「勉強はしませんでしたが、直前に江端さんの全てのコラムを読み直しました」
と言っているのが聞こえました。
―― 何、考えているんだろう?
「彼は、私のコラムの趣旨を理解していないのか?」と、私は、首をかしげていました。
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私のコラムで、TOEICのスコアが上がるのであれば、
著者である私のスコアが、あのように「悲劇的」で「壊滅的」である訳がありません。