私が通勤で使う小田急電鉄は、頻繁にダイヤが遅延します。
人身事故というのは仕方ないとして、雨天時や混雑時でも簡単にダイヤが狂うようです。
私は鉄道システムのプロではありませんが、2年くらい鉄道ネットワークの研究に係わってきたこともあり、そのダイヤが乱れていく仕組みが、なんとなく理解できてしまいます。
すると「小田急電鉄」よりも、人身事故を発生させた当事者の方に、怒りが発生しやすくなります。
しかし、人身事故も、殆ど当事者の意思ではなく、当事者の思考を破壊する病気(心の病)によって発生しています。
すると、怒りの行き先がどこに行くかというと、「ホームドア」を作らない、小田急電鉄に戻ってきてしまう、と。
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私は、「ホームドア」用に、例えば3年間を上限に運賃を値上げするのは、「あり」だと思っているですよ。
「心の病を撲滅する闘い」それ自体に意義はあっても、それは「インフルエンザの流行を完全に鎮圧する」というくらい、遠大な上に、迂遠で、投資対効果がなさそうに思えるからです。
しかし、「ホームドア」の課題が、単に「金」の問題ではないことも知っています。
例えば、「ホームドア」用に車両の方を入れ替えないといけない、という面倒な問題もありますしね。
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という訳で、ダイヤの乱れに関して、これといった決定策がないことを承知の上で、今、私が小田急電鉄にお願いしたいのは、
「遅延原因の詳細な説明」
です。
「藤沢到着は15分遅れを予定しています」は勿論、有用な情報です。
しかし、私個人としては、
■連動装置からのアラート信号の発報を検知した
■閉塞区間に車両が侵入して、ATCが自動作動した
■LCXのネットワークでのキープアライブ信号のロストを検知した
■CTCシステムの運行管理制御コンピュータのPRCプログラムが保安システムによって強制停止させられた
という情報も車内でアナウンスして貰えれば、
―― 少くとも、私の怒りは完全に解消し、それどころか、私は、他の人の怒りをなだめる側として、他の乗客の方の説得にあたれると思います。
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小田急電鉄さん。
私のこの提案、いかがでしょうか
まあ、無理でしょうけどね。