連載コラムのイラスト作りは、結構大変です。
私が娘(長女)にコンセプトを伝えるのですが、コンセプトを受けとれるほど娘の人生経験は豊富ではないので、結局そのミッションは自分に跳ね返ってきます。
特に今回は大変でした。
今回のコンセプトは「刀」。
―― としたのはいいのですが、私のイメージと娘のイメージがなかなか一致しない。
父娘で、座頭市(勝新太郎、ビートたけし、綾瀬はるか、香取慎吾)の映画の殺陣のシーンをYoutubeで視聴し、さらに、るろうに剣心(アニメ)の斎藤一vs緋村剣心のシーン、最近の実写版の佐藤健の殺陣のシーンも見ました。
それでも足りなくて、私が、殺陣をシーンを再現して、それを娘が写メに撮影し、それを印刷して、そこから線画を写し取り、最終的に娘が制作した下絵は、軽く10枚を越えました。
最期の配色も困難を極めましたが、締切当日の昨夜の土壇場で、娘が上手い人物配置 と配色を案出して、なんとか完成しました。
そんな感じで、すったもんだして、イラストを編集担当者さんに送付することができました。
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この忙しい中、一体何やっているんだろーな、と思います。
確かに、仕事の全てが金銭的対価で回るとは思ってはいないのですが、
特に創作に関わる分野では、特に「金銭を越える何か」が「何か」を動かしていることは間違いなさそうです。