先日英国に発注した、GPSの専門書が昨日家に届きました。
高価な洋書を個人購入するなど馬鹿げた話で(会社に購入して貰うのが正解)で、加えて、どうせ英文の内容も理解できないのですが、このような暴挙に出たのは、
「付録のDVD」を個人で所有したかったのです(図書に返却したくなかった)。
GPS信号をダウンコンバートした後のビット符号化されたデータというのが、なかなか入手できない上に、そのようなデータを貰える研究機関にもコネがありません。
「自由研究」の代償は、高くつくのです。
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先日、事後承諾で、嫁さんにこの洋書の購入のことを話しました。
Amazonで購入した金額は、全て嫁さんの検閲が入ります。後で問い詰められるより、今、叱られた方が良いと思いまして。
「付録のDVDが欲しかった」という話に至った時、
―― イギリスのアニメにまで、コラムの調査範囲が及んでいる訳 ?
と、詰問されました。
「は? え? 何のこと?」と逆に問い返したら、最近、私の嫁さんは、いわゆるサブカルチャーの自由研究に余念がない、自分の旦那の
「オタク化」
に、随分、心配しているようなのです。
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私も、調査を開始するまでは知らなかったのですが、サブカルチャーの世界は、めちゃくちゃに広くて、そのカテゴリーも数え切れない程あります。
これらの全てを「オタク」という言葉で、一元的に表現することは、
■例えば、米国人の気質を、「愉快で、ジョークが好きで、コカコーラばかりを飲んでいる」とか、
■あるいは、中国人の気質を、「日本を敵視していて、傲慢で、乱暴」と極めつけるような、
酷く乱暴な話だと思います。
私は、上記の例の全てに、自分の体験からなる反例を、いくらでも挙げられます。
だてに、山程の海外出張命令を受けてきた訳ではありません。
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ただまあ、嫁さんや二人の娘達が、「オタク」という世界を単純化して一元化してしまうことは、ある種、止むを得ないこともあるでしょう。
なにしろ、嫁さんも、娘も、その世界の中に、分け入ったことがある訳ではないのですから。
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嫁さんとのやりとりを見ていた娘(長女)も、厳しい目をして、私に注文を付けてきました。
「パパがアニメの少女キャラクターのフィギュアを購入して、下からそのフィギュアのパンツを覗くような振舞をしたら、別居して貰うからね」
一体、どこの誰から、このような知識を持ってくるのか、私には知り得ませんが、取り急ぎ、私は娘に対して、即答しました。
「うむ。絶対的な意味において、約束する」