次回の寄稿コラムは、「プレゼンテーション」について記載することになっています。
そんな訳で、最近、プレゼンについて色々考えています。
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話はかわりますが。
私は、音楽や語学の学習なんぞ、音が聞こえれば良いと思っています。
ですので、秋葉原で1000円程度で手に入るMP3プレーヤーを購入して、自分と家族に与えています。
ところが娘が、昨年のクリスマスの頃に、自分専用の音楽PODが欲しいと言い出し、親にねだり始めました。
私は、「もし、現状のMP3プレーヤでは実現できない理由を明確にした上で、保護者としてサポートする必然的理由を『プレゼン』できたら、出資する」と言いました。
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結局、娘は自分のこずかい(正月のお年玉)で購入するに至りました。
「先ずは、私にプレゼンを試みてみろよ~~」と思ったりしていますが、私もあまり人のことが言えないかと思っています。
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例えば、研究提案のプレゼンテーションで、上司から、
――その研究の目的は何か?
と問われて、
――はい、私が楽しむ為です。
と応えたら、どんな企業でも殴られます(色々な意味で)。
ここは、嘘でも、「100億円の儲けになるます」というプレゼンをしなければなりません。
大丈夫。上司だって「100億円」なんて信じていないし、その上司が報告しなければならない幹部だって、信じてはいません。
取り敢えず「100億円」の理屈に筋が通っていれば良いのです。
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しかし、この「100億円」の論理付けが一番難しいのですけどね。
それに比べれば、研究そのものは「屁」みたいに簡単です。