形容矛盾の例題を探してみました。
「国際派ナショナリスト」
「攻撃的ゴールキーパー」
「特別例会」
「人道兵器」
「ピンクの白衣」
「著名な秘密兵器」
「強制的ボランティア活動」
http://www.e-saimin.com/essay/keiyoumujun.htm から抜粋(一部変更)
でも、これには敵わないでしょう。
「安全なレベル7」
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○レベル7(=深刻な事故)は史上最悪の原発事故とされる旧ソ連チェルノブイリ原発事故と同水準。
○原子力安全委員会は、これまでに福島第1原発から最大で毎時1万テラベクレル(テラは1兆)の放射性物質が放出され、これが数時間続いたと試算。
○INESは外部への放出量がヨウ素131等価で数万テラベクレル以上でレベル7と規定しており、保安院もこれに該当すると判断した。
(2011年4月12日(火)新聞各社)
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日本以外の他の国なら許される、というものではないでしょう。
しかし、
世界で唯一の原子爆弾の被爆国である我が国が、
世界で唯一の非核3原則を有し、世界に対して一貫して「核兵器の放棄」を訴えてきた我が国が、
そして、兵器としての「核」のみならず、放射能汚染としての「核」の恐しさを、先人から、これほどまでに、何度も何度も伝えられてきた我々日本人が、
人類史上最悪の原子力発電所の事故「レベル7」を成立させてしまったことは、
どのような言い訳を、 ―― 百も、千も、万も、並べ立て得るとしても ――
『日本人は、世界一愚かな国民である』
と決めつけられて、
―― 反論はできないと思います。