小学3年生になる娘が、『間違った情報に惑わされないようにしよう』と言っている震災CMを見ていて尋ねました。
娘:「パパ、間違った情報って、どういう情報?」
私:「パパにも、全然分からん」
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間違っていない情報とは、
(1)政府発表の情報
(2)テレビのコメンテータをしている学者のコメント
(3)あるいは、ニュース番組の司会者の所感
(4)ネット上に流れる各種の噂
のどれなのでしょうか。
私には分からんけど、きっとこのCMに出ている人には分かるのでしょう。
今後は、このCMに出ている本人に尋ねることにしましょう。
その芸能人の本人(か、またはその事務所)は、こんな「勇気のある発言」をするCMに出演を決めたものだと、心の底から敬意を称します。
私なら間違っても、こんな「テロップ」を喋らされるCMには、絶対出演しない。
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福島原発の事故のニュースが流れた時から、私の基準は1つでした。
○原発正門前の放射線量が300ミリシーベルトを越えるという政府発表が
○連続して
○3回出た場合、
○家を捨てて逃げる
私のシナリオにおける『原子炉破壊の要件成立』としていたからです。
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私は、一番最初の「300ミリシーベルト」の政府発表時に、
○嫁さんに荷物を纏めるように指示をして、
○自動車にミネラルウォータ24リットルを搭載して
○ガソリンを満タン状態にして
待機していました。
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『逃げるべきなのか、どうなのか、なんど江端さんに電話しようかと思ったかしれませんよ』と言う後僚に、上記の私の基準を一応教えておきました。
しかし、この私の判断基準は、政府発表の内容から鑑みれば、完全に、
『間違った情報』
になります。
原子炉から放出されている放射線(×放射能物質)が何万ミリシーベルトであろうが、放射線が届かない範囲では、絶対的な意味において『安全』だからです。
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何を信じるかは、各個人の自由ですが、少なくとも私は、自分の家族が安全なところに辿りつく前には、『逃げるべきなのか、どうなのか』について、一切コメントしません。
私が二十の頃から、個人の趣味で読み倒してきた、原発クライシスのドキュメント、文献、映画、マンガに記載された「原子力」に関する知識は、先ず自分と家族の為に使わせて頂きます。
ネットに流したりするような「親切な行為」は一切致しませんので、御安心下さい。