若い頃、上司に限らず年上の人間で「お前はよく考えていない」という人が多かったように思えます。
また、大学生というだけで遊びまくっているという風に見られることも多かったように思えます。
上記の場合、私が「何を考えているか」を述べたでは、その態度を全く変えようとしない人が、私が「何の本を読んできたか」をラインナップするだけで、沈黙することが多かったように思えます。
また、私が学費稼ぎの為に週7日のバイトをしていること、大学、レポート、講義の連続で、遊ぶという概念すらなかったことを述べると黙ってしまう人が殆どでした。
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若者を侮蔑する風潮は、昔もありました。
ある人々は、一握りの馬鹿がやらかす、馬鹿を見て、それを若者全体に適用するという、非常に狭量な視野しか持ちえないのです。
なぜでしょうか。
私は、そのような人々は、自分の若い頃を自信が持てないからではないかと思うのです。
今の私は、若い頃の自分とディベートして、勝てるという自信がありません。
若い頃の自分は不器用ではあったけど、真剣で真摯に生きていたという自信があるからです。
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世の中に、若くて馬鹿な奴はいます。
しかし歳を取っていても馬鹿な奴も腐るほどいます。
若者を馬鹿にする人は、卑怯、その人の若い時代が「馬鹿」そのものであったのでしょう。
だから、私は若い人に言いたいのです。
少なくとも、「お前はよく考えていない」と言われた時、あなたが、それを理不尽である、不当であると感じた場合、真面目に考える必要がありません。
『若い頃、何も考えてこなかった阿呆なあんたを、私に当て嵌めるな』と思っていれば良いのです。
実際、その通りなのですから。