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2013-08-23 初音ミクの「インターナショナル」

初音ミクは、人の声を生成する楽器ですので、どのような歌でも歌わせることができます。

いかなる、思想、歴史、政治、体制、まったく制約はありません。

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今朝、久々に、「初音ミク」のことを思い出して、日記のネタを考えていました。

―― 「初音ミクの『君が代』」は当然にあるだろう。なにしろ、祝詞(のりと)まであったくらいなんだから。

―― しかし、「初音ミクの『インターナショナル』」はないだろう。

―― よし! 今日は、このネタで書こう。

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「インターナショナル」とは、

■社会主義者の歌の一つで、基本的には共産主義革命を目指す運動家によって良く歌われた歌です。

■労働組合運動の団結意識を高める際にも歌われました。

■1960年、70年安保闘争、学生運動でもよく歌われました。

■1917年から1944年の間、ソビエト連邦の国歌でもありました。

それは、まさに「革命歌」

―― 起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し ♪

―― 醒めよ我が同胞(はらから) 暁(あかつき)は来ぬ ♪

―― 暴虐の鎖 断つ日 旗は血に燃えて ♪

―― 海を隔てつ我等 腕(かいな)結びゆく ♪

―― いざ闘わん いざ 奮い立て いざ ♪

―― あぁ インターナショナル 我等がもの ♪

旋律も本当に美しく、多くの革命を目指す人達に愛されてきたというのも理解できます。

実は、私、一番だけなら「歌えます」

当時、もう学生運動の残滓だけが残っていた大学の自治寮で、先輩に教えて貰いました(つまり口伝です)

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「これを、初音ミクに歌わせてみよう! かなり評判になるにに違いない!!」

「今の日本の左翼勢力が、私にテロをかけるだけの力量は残っていないだろう」

てなことを考えながら、それでも、念の為、ネットで調べてました。

初音ミクの「インターナショナル」を見つけて、がっかりでしたが、一応、 聞いてみました。

それで ―― 「自我崩壊」を起こしそうになりました。

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私のもっていた「インターナショナル」のイメージはこちら

「初音ミク『インターナショナル』」はこちら

・・・もう、本当に、何がなんだか・・

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ちなみに、私、赤松健先生の「世界平和戦略」を本気で信じている一人です。


2014-08-23 ―― 大成しない私は、正しい。

ここ数年間で、最大級のショックを受けた本として、

I pick up a book that give me a shock for several years,

"The wisdom of PSYCHOPATHS Kebin Dutton"

をエントリーできます。

サイコパスでもっとも有名な人物の一人は、映画『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に登場するレクター博士です。

I think that the most famous person who is called "PSYCHOPATH" is Dr.Hannibal Lecter in the movie "The Silence of the Lambs"

私は、このような人物は、所詮は映画の中の話と思っていました。

I thought that the person is just movie's character.

しかし、「良心を持つことができずに、産まれてくる人」が、私達の社会の中で、かなり高い確率で存在する、という話(確か、1.2%だったかと)を読んで、心底驚きました。

However, I was very surprised to read that the person who is born without conscience, exists with fixed ratio (1.2 %?) in our society.

サイコパスの傾向が強い人間は、「人を殺すことを、衣服を選ぶ程度の気楽さで行える」という事実に、私は戦慄しました。

I froze to hear that some of them could kill a person with a feeling of choosing clothes.

さらに、サイコパスは、必ずしも凶悪な犯罪者には限らず、

In addition, the book says that the PSYCHOPATH is not only a Brutal criminal.

―― 企業の社長、弁護士、医者

Some presidents of company, lawyers, and doctors

などにも多数、存在し、彼らは、そのサイコパス的な資質で、社会的な成功を納めているという事実も述べられていました。

are also PSYCHOPATHs, and they can success in their business by their PSYCHOPATH qualification.

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なるほど。

I see.

私が、出世しないのも、女性に持てないのも、そしてTOEICで優れたスコアを上げることができないのも、全て、

The reason why I don't promote, I am not popular with women, and I don't raise good score of TOEIC is that

―― 私に、サイコパス的資質がないから

"I don't have the PSYCHOPATH's qualification."

なのです。

つまり、私が、社会的に成功しないのは、私が、人の心の痛みを知り、他者を思いやる、優しい気持ちのある、

Therefore, it is natural that I cannot success in socially, because I and gentle, can feel other pains, and have a feeling to be considerate to others, in short, I am a

『まっとうな人間』

"Honest human being"

だからなのです。

ようやく、長年の疑問に終止符が打たれました。

A longtime question finally came to an end.

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今こそ声を大にして言おう。

Let's say loud now.

―― 大成しない私は、正しい。


2015-08-23 今こそ「個人リモコン」という概念を広めるべきです。

我が家のリビングには、リモコンが5つありますが、これを、家族が適当な所(床、机、キッチン、その他)に置くので困っています。

There are five wireless remote controllers in my home, but we are in trouble because my family put the controllers at several places (floor, desk, kitchen, others).

探し出す時間がかかることが腹立たしいですし、最悪の場合、録画した番組が見られないということもあります。

I am irritated about searching the controllers, and I cannot watch a program that had recorded at my worst.

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今こそ「個人リモコン」という概念を広めるべきです。

Now we should expand the concept of "private remote controller".

携帯電話やスマホは共有しないのに、リモコンは共有するもの、と決めつけるのは変なのではないでしょうか。

It is funny to regard "remote controller" as a shared device, nevertheless we don't share cell-phone and smart-phone.

リモコンを紛失した当事者は、テレビやビデオレコーダのアクセスができなくなる、という正当な制裁が課されるべきです。

A person who has lost their remote controller, cannot come to access the television and recorder. I believe that this should be an ideal situation.

-----

そして、「チャンネル争い」という、一つのメディアを奪いあう、美しい昭和の文化を復活させるのです。

In addition, we start again the concept of "quarrel over what TV program to watch" that is a traditional custom in the showa-period.

強い電波や赤外線だけでは足りず(混信するだけ)、相手の信号をジャミングしたり、信号のエンコードを変更させたりするという、情報処理技術を駆使する「チャンネル争い」です。

This quarrel might be going to be a technical war, using the technologies of wireless wave power, jamming and encode transfer.

情報エントロピー理論が分っていないと、到底勝目のない「チャンネル争い」。

No one can win the war without knowledge of information entropy theory.

情報系エンジニアの復権を図る為にも、是非とも「個人リモコン」を流行らせたいものです。

In order for the reinstatement of IT engineer. I want to set the trend for "private remote controller".


2016-08-23 ■台風の情報、鉄道や道路の事故情報がリアルタイムで分からない

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

■台風の情報、鉄道や道路の事故情報がリアルタイムで分からない

(2)No realtime information about weather including tyhoons and traffic accidents.

ネット経由の映像ニュースは、基本的に録画されているものが出てきますので、事件が発生した時間と視聴している時間にタイムラグが発生します。

Most of the Internet video news are saved as recorded clips basically, the time-lag occurs between the time of the accidents and watching the clips.

台風や事故情報も、そのニュースが流れた時間を意識しないと、間違った判断をしてしまうことになります。

If I don't take care of the differential time about tyhoons or traffic accidents, I will make an error in my assessment of the situation.

―― というか、そういうことを意識してニュースを見なければならないことが面倒くさい

"To tell you the truth, these notices are annoying me"

-----

リアルタイムの地上波の放送を、インターネットに流してくれれば、それでいいんですけどね。

I become happy that TV stations stars the news are broadcasting on the Internet.

というか、地上波やBSって、まだ必要なのかな?

In fact, I doublt the existance of nesesarry of surface wave of BS.

(緊急災害情報は、ラジオ放送のみに限定する、という割り切りもある、と思う)

As counter methods against natural disasters, I think that radio broadcastings are enough for us as a life line.

先程も言いましたが、放送事業は利権の塊ですから、そう簡単には変化していかないことも、分かっているんですけどね。

However, I said before, broadcasting businesses are mass of interest, so I know it is hard to be changed.


2017-08-23 ―― 私には"ともだち"がいない

私は、ティーンエイジャの頃から、今に到るまで、

From the time I was a teenager, until now, I have not known the definition of

「友人」

"Friends"

の定義が良く分かりませんでした。

「友人」というからには、相互に「友人」であるという認定が必要なはずだ ―― という、面倒くさいことをずっと考えていましたので。

"If we use the word "friends", we should be certified as "friends" with each other" --- I have thought it is troublesome.

実際、誰かが自分のことを「友人の江端」と言っているのを聞くと、

In fact, when I heard that someone was saying "I am Ebata's friend", I always thought that

『私を、気安く"友達"と呼ぶな』

"Do not call me "friend" easily,"

と思っており、

そして、そのロジックはブーメランのように自分に戻ってきて、

And that logic came back to me like a boomerang,

『私は、彼/彼女を"友人"と呼んでもいいのか?』

"Can I call him / her" a friend "? "

という、自己撞着に陥いっておりました。

I always went felling into self - contradiction.

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しかし、この問題は、今、ITによって解決されているようです。

However, this problem seems to be solved by IT right now, is not it?

「"ともだち"申請」という、SNSの手続によって。

It is an "application for" friends ", by a SNS function

私の長年の哲学的アポリアが、技術的に解決された、という点において、

In my respect that my long-standing philosophical apolia was technically resolved,

「技術」というのは、やっぱり偉大だと思うのです。

I think that "technology" is still great.

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で、上記の技術によって、

On the other hand, by the above "technology", the fact of

―― 私には"ともだち"がいない

"I have no friend"

が、合理的に確定した、という訳です。

has been confirmed reasonably.


2018-08-23 『社長にすらなっていないのに、戦国武将にたとえるとか、ずうずうしいです』

Recently I enjoy reading the manga comic whose title is "howling a local woman (be Setoguchi Mizuki-san)"

現在、3巻まで発売されているのですが、5日以内に全巻を揃えたのは、これが初めてかもしれません。

Three comics has already been released until now, however for me, this might be the first time to buy all comics within 5days.

いつか、どこかでパクり・・もとい、引用したい、キレのよいウイットに飛んだセリフの数々に笑わせて頂いております。

In these comics, there are a lot of keen and wit phrases and I will steal.. no, way quote them in my columns.

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自分のことを戦国武将にたとえれば誰か? ―― という、(下らないことを聞いてくる)上司に対して、

For a "ridiculous" question from a boss, like, "Who is close to me, if I had been a warring lord?"

『「足軽」じゃないですか』

"You were an infantry weren't you?"

『社長にすらなっていないのに、戦国武将にたとえるとか、ずうずうしいです』

"You are really shameless because you are not even a president. Much less to liken a warring lord to you "

と言い放って、静岡に左遷された男性と、

the man who gave out and was demoted to Shizuoka pref.

and

『飲み会とは、残業代のない労働ではありますが、これも仕事の一つと思えば我慢できるものです』

"Drinking party is a labor without allowance for overtime work, however we can endure to think it is a work"

と前置きして、飲み会の乾杯の挨拶をする、東京から地元(静岡)に戻ってきた女性と、

the woman who gave a toast and returned her local(Shizuoka) from Tokyo,

その他、クセのあるキャラクターとで描かれる日常を描いた、ローカル(静岡)のお話です。

and the mannerist others make a daily life in Shizuoka pref.

この話の中では、静岡の人達の、「富士山」と「徳川家康」に対する、並々ならぬ「愛」が、そこらじゅうに登場してきて、これが、また、とても面白いのです。

In these comics, "Mt.Fuji" and "Tokugawa Ieyasu (the original general of Edo Period)" come to appear anywhere, and they make me enjoy very much.

―― と、ここまでが前置きです。

And the above is a prolegomenous.

(続く)

(To be continued)


2019-08-23 「いじめの加害者であった自分」を子どもに語るのは、大人にとっては、おそろしく辛く苦しいことだからです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

『私は、子どものころに、こういう風に、いじめに加担していました』

"I was bullying in this way when I was a child.”

という大人の実体験の発信は、いじめの被害や、その救済方法なんぞを山ほど並べ立てるよより、説得力があるはずです。

Such an actual experience of adults should be more convincing than arranging a bunch of bullying damages and their remedies.

なぜなら、いじめを行っている者は『自分がいじめの実行者である』という認識が100%ないからです。

This is because those who are bullying are not aware that they are the bullyers at all.

しかし、このような話は出てきません。

But such a story does not come out.

これからも出てこないでしょう。

It will not come out from now on.

「いじめの加害者であった自分」を子どもに語るのは、大人にとっては、おそろしく辛く苦しいことだからです。

Talking to a child about "I was a bully performer" is a terrible and painful thing.

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小学生4年生の頃、私はとなりの席の女の子にちょっかいを出していました ―― 楽しくふざけた気持ちで、です。

When I was in the fourth grade of elementary school, I was giving a little to the girl in the next seat with a fun and playful feeling.

この時、担任の教師に呼び出されて『女の子から苦情の相談を受けている』と聞いた時、当然に驚いたのですが、それ以上に、私は

At that time, when I was called by my homeroom teacher and heard that I was receiving a complaint from a girl, I was naturally surprised. More than that, I noticed

■自分が「加害者」であること

"I am a perpetrator"

■自分が「加害者」であることには、自分では気づけない

"I do not realize that I am a "perpetrator""

という事に気がついたのです。

この時、担任教師は、私が「いじめという認識を持っていない子ども」ということを、良く分かっていたようで、子ども心に、『気を使われていた』ということに気がついたのです。

At this time, the homeroom teacher seemed to have understood well that I was a child who did not recognize bullying. I realized that the teacher took care of me.

この教師からの指摘がなければ、私は、

If there was no indication from this teacher, I didn't notice

―― 日常の自分が、そのまま「いじめの加害者」になる

"My daily life makes me a "perpetrator of bullying"

という事実に気がつくのにかなり遅れたか、最悪、気がつかないままであっただろうと思います。

I am afraid that I was too late to realize the fact, or at worst, I have never noticed that.

私は、あまり「教師」には感謝しないのですが(大抵の場合、私にとって教師は敵だった)、このことだけは、心から感謝しています。

I haven't been very grateful to "teachers" (in most cases teachers were enemies for me), I am truly grateful for this.

(続く)

(To be continued)


2020-08-23 (Q1)江端さんのコラムの分野は、多岐に渡っていますが、どのように情報収集をされていますか?

2020年8月22日の10:41ごろに、私のコラムをご愛読頂いている方から、質問のメールを頂きました。

On August 22, 2020, at about 10:41 a.m., I received an email from a reader of my column with a question.

私も直ぐに答えられなかったので、ここ1~2日、ちゃんと考えた上で、ブログでお返事することにしました。

I couldn't answer right away either, so I've been thinking about it for a day or two and decided to respond to him on my blog.

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(Q1)江端さんのコラムの分野は、多岐に渡っていますが、どのように情報収集をされていますか?

(Q1) Your columns cover a wide range of subjects. How do you gather information?

=====================

私は、定期的な情報収集はやっていません。

I don't do regular information gathering.

コラムは基本的には1月に1回リリースとなりますので、この一月の間で、狂ったように、コラムに関連する情報収集をやっています。

The column will basically be released once a month in January, so I've been doing a crazy amount of information gathering over the past month.

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インターネットの検索エンジンを使えば、そこそこの情報は手に入りますが、ニュースや個人のブログよりは、"Google Scholar(論文検索)"を頻用しています。

I can get a lot of information by using Internet search engines. and I use "Google Scholar" (paper search) more frequently than news and personal blogs.

良質のデータ、理路整然としたロジック、非凡な問題への着眼点という点では、論文は、頭2つ分くらいは抜けている感じがします。

In terms of good quality data, methodical logic, and a focus on extraordinary problems, papers are outstanding.

とは言え、論文の文章は難解なので「ななめ読み」を心掛けています。

Nevertheless, I try to "lickety-split" because the text of the paper is difficult to understand.

For more information, this is how you can help.

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論文以外では、やはり書籍(本)です。

Other than papers, it's still books.

お金がないので、市営図書館の予約システムを使って本を借りまくっています。

Since I don't have the money, I use the city library's reservation system to borrow books.

予約が間にあわないと判断すれば、自腹を切って、Amazonで書籍を購入しています。

If I decide that I can't make it in time with a reservation, I pay my own way and buy the book on Amazon.

最近は電子書籍が便利だと感じています。

I've found ebooks to be very useful these days.

電子書籍は、PCのディスプレイで本を読みながら、原稿が書けるので、大変重宝しています(ですので、私の部屋では、4台のPCディスプレイ常に起動状態です)

E-books are very useful because I can write a manuscript while reading a book on my PC display (so in my room, I have four PC displays running at all times).

しかし、専門書は値段が高いので、頭痛の種でもあります。

However, specialty books are expensive, and that's a headache.

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最近の私が頻用しているのは、YouTubeです。

One thing I use frequently these days is YouTube.

「量子コンピュータ」や「量子論」に関するYouTubeのコンテンツは秀逸です。

The YouTube content on "quantum computers" and "quantum theory" is excellent.

大学の先生や、予備校の講師によるYouTubeの講義は、映像と併わせて説明をして貰える上に、分からないところでは止めることができ、何度も繰返して視聴できる点が、大変素晴しいです。

The lectures on YouTube, given by university professors and lecturers from prep schools, are excellent because the lectures are explained along with videos, I can stop and watch them over and over again if I cannot understand something,.

一般的に、分かりやすいコンテンツは、視聴者数が多いですので、視聴の前に、コンテンツの品質を評価できる点も良いです。

In general, content that is easy to understand has a larger audience, so it's good to be able to assess the quality of the content before I watch it.

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その他としては、漫画コミックは、社会、行政、医療、福祉、障がい、法律、LBGT、科学技術など、情報の宝庫です。

Otherwise, comic books are a treasure trove of information on social, government, medical, welfare, handicap, law, LBGT, science and technology, and more.

また、ハードSF小説などは、先端技術のてんこ盛りです。

Also, hard science fiction novels, for example, are a pile of advanced technology.

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あと、「メールで連絡して頂いた方から、直接教えて頂く」ことや、「有識者の方のお宅まで行く」こともあります。

Also, I have "people who contacted us by email to tell him/her directly" and sometimes I go to the homes of experts.

これまで、LGBTの方から直接色々教えて頂きましたし、医療や法律や技術やコンテンツの創作者の方にインタビューに参上したこともあります。

I've learned a lot of things directly from LGBT people, and I've attended interviews about medicine, law, technology and content creators .

インタビューの前に『御礼はお支払いできないですけど、いいですか』と伺うのですが、これを理由に断わられたことは、今のところありません。

I ask before the interview, "I am sorry but I can't pay you for your help", however I've never been rejected by this reason.

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これは情報収集ではありませんが、「コンピュータプログラミング & シミュレーション」は、私にとって、最強の味方でありますが、同時に、最悪の敵でもあります。

This isn't information gathering, but "Computer Programming & Simulation" is my strongest ally, but also my worst enemy.

このシミュレーションの結果によって、却下を余儀なくされた私の仮説には、枚挙にいとまがありません。

A number of my hypotheses have been rejected by the results of this simulation.

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Q2:定期的に購読している雑誌やサイト、新聞はありますか?

Q2: Are there any magazines, websites or newspapers that you regularly subscribe to?

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私は、定期購読はしていません。

I do not have a subscription.

私が必要としている時に、必要な情報が入手できるわけではありませんし、必要な時にバックナンバーを入手すれば良いからです(ただし、バックナンバー入手できないケースも多いですが)。

I don't have access to the information when I need them, and I can get back issues when I need them (although in many cases I can't get back issues).

ただ、定期的にNHKスペシャルは見るようにしています。必要なら、NHKアーカイブスにお金を払って見ています。

However, I try to watch the NHK specials on a regular basis. If I have to, I pay for the NHK archives to watch them.

しかし、NHKスペシャルは、受信料を払っていても、NHKアーカイブズを使っても、過去の全てのコンテンツが見れる訳ではなく、正直、不満はあります。

However, even if I pay a subscription fee or use the NHK archives, I can't watch all of the past content of the NHK Special. Honestly, I'm not happy with it.

新聞については、嫁さんが、契約用の米やら洗剤や遊園地にチケット欲しさに、定期的に新聞を換えてしまうので、「不定期購読」をしているという状況です。

As for the newspapers, I am in a situation where I have an "irregular subscription" because my wife changes newspapers regularly because she wants rice, detergent and tickets to the amusement park with the contracts.

Hence, I can write this diary.

以上です。

That's all.

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当方のコラムをご愛読頂き、誠にありがとうございます。

Thank you for reading my columns.

今後とも、引き続き、ご購読頂けましたら、幸甚と存じます。

I would be grateful if I could continue to subscribe to my works.

江端智一

Best regards,

Tomoichi Ebata.


2021-08-23 ―― 娘が「プログラミングを教えてくれ」と言い出さないこと

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, new my column is released, so I take a day off.

Dancing Buzzword - Behind the Buzzword (14) STEM education(2)

The epitome of programming education in the "homemade Raspberry Pi class"

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長女は、昨年、国内の女子大を卒業したのですが、以前、興味深いことを言っていました。

My senior daughter graduated from a women's university in Japan last year, and she once said something interesting.

―― 『女性の社会的な立ち位置や、将来の女性の生き方に関する考え方』について強く意識したカリキュラムになっていて、そして、「ほんのわずかだけど、窮屈(きゅうくつ)だと感じることもあった」

"The curriculum was strongly focused on women's place in society and how women should think about their future lives," and "however, there were times when I felt cramped, but only slightly."

と。

私は、「そりゃまあ、女子大こそが、そういう学問の中心的役割をすべきだから、そのカリキュラムは当然だろうと思う」と、応えておきましたが。

I responded, "Well, I think it's natural for women's universities to have such a curriculum, since they should play a central role in such studies."

ただ、そういう社会を作ることを「使命」とされられるような空気があれば、それは、確かに『窮屈と感じるかもしれないな』、とは思いました。

However, if there is an atmosphere in which it is considered a "mission" to create such a society, I thought to myself, "That may indeed feel constricting.

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さて、この話、

Now, this story connects to

I responded, "Well, I think it's natural for women's universities to have such a curriculum, since they should play a central role in such studies."

の話に繋がります。

何十年か前の「女性に学歴は不要だ」という考え方は ―― もちろん、今の常識からは『ナンセンスの極み』以前に ―― 今や、子ども(特に女性)の生存権を脅かす『テロリズム』とも言えます。

The idea of "women don't need education" some decades ago can now be called "terrorism" that threatens the right to life of children (especially women) -- Of course, from today's common sense, it is 'extreme of nonsense'.

これに対して、私が提示した『「コンピュータが苦手な女の子」の作り方』の話は、なかなか微妙な立ち位置にいます。

In contrast, the story I presented on "How to Create a 'Computer-Hard Girl'" is in a rather delicate position.

というのは、「コンピュータを勉強したいという女の子」の邪魔をしたいという保護者はいないからです(まあ、一部には、そういう低能な保護者もいるでしょうが、レアケースでしょう)。

This is because no parent or guardian wants to interfere with a "girl who wants to learn about computers" (well, there are some parents who are that inept, but they are rare cases).

ただ、保護者は、「コンピュータを勉強したいという女の子」を見つけ出す手段がなく、仮に見つけ出したとしても、コンピュータを教える手段を知りません。

However, parents do not have the means to find girls who want to learn computers, and even if they did, they do not know how to teach computers.

それ故、「コンピュータを勉強したいという子ども」が、自然発生的に出現してくることはありません。

Therefore, there is no spontaneous emergence of "children who want to study computers.

なぜなら、人生の中で、コンピュータを勉強するチャンスは、(『プログラミング教育』でもない限り)、おそらく一生に一度もやってこないからです。

That' s because we probably won't get a chance to learn about computers in our lifetime (unless we have a "programming education").

「数学」も「物理」も「化学」も「生物」も、そういう機会はありませんが、腹だたしいことに「英語」だけは、何度もチャンスがあるのです。

About math, physics, chemistry, and biology, we don't have such opportunities, but about English, to my chagrin, we has many chances.

例えば、毎年、1月と4月だけにバカ売れする「ラジオXXXXX英会話テキスト」が、"それ"です。

For example, "Radio XXXX English Conversation Textbooks" sell like hotcakes only in January and April every year.

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ちなみに、江端家のプログラミング教育の環境は、完璧です。

By the way, the environment for programming education in the Ebata family is perfect.

コンピュータは潤沢にあり(ラズパイを入れれば20台はある)、5つのコンピュータ言語に精通し、クラウドからエッジまで、なんでござれのITエンジニアがいます。

We have plenty of computers (20 if you count Raspy), we have IT engineers who are fluent in 5 computer languages, and can handle anything from the cloud to the edge.

問題は、ただ一つだけです。

There is only one problem.

それは、

―― 娘が「プログラミングを教えてくれ」と言い出さないこと

"My daughters don't ask me to teach programming."

です。

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まあ、それはそれでいいかな、と思っています。

Well, that's a good thing, I guess.

家の中に『プログラミングをすることが「使命」とされられるような空気』を作るなんてこと、私だって、ゴメンです。

I don't want to create an atmosphere in my house where programming is considered a "mission".


2022-08-23 そういう人に、『目的を持ってプログラミングをやれ』というのは、もう滅茶苦茶な話なのです。

「最初に学ぶプログラミング言語」と聞いて、一瞬"?"と思ってしましました。

When I heard the phrase "The first programming language we should study", I thought "what?".

確かにプログラミングに関しては、現時点で、「体系的な教育法」というのは、ないかもしれません。

Certainly, in the case of programming language, there is no systematic education at the present.

私の場合、一番最初に学んだ言語はBASICでした。

For me, I studied "BASIC" for the first time.

次に覚えたのはPascalで、その次がAssembler、で、その次がCでした。

Next, I learned "Pascal" and the next is "Assembler", and the next is "C"

私の見解ですが、プロセスやらスレッドやらは考える必要はなく、プログラムポイントは1つだけの方が良いと思います。

In my opinion, "processes" and "threads" is no needed, and it is better to have only one programme point.

コンパイルとかライブラリとか、そういう面倒なことも、最初は関わらなくてすむなら、なお良いかなぁ、と。

It is rather good that we don't have to study annoying something like compiling, libraries.

オブジェクトとかの概念も、最初は覚えない方がいいと思う。

I think that no need to learn the concept of objects.

いずれにしても、適当に、その場面に応じて、プログラム言語を使ってきた私には、この件については、何も語れそうにありません。

Anyway, I, who used several programming languages as appropriate and case by case, am not proper person to talk about this issue.

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というか、「学ぶプログラミング言語」というフレーズに馴染めません。

Or rather, I am not familiar with the phrase 'programming language to learn'.

「プログラミング言語」は「使うもの」です。

'Programming languages to use' is right.

「使う」プロセスで、必要に応じて仕方なく「学ぶ」ことがある、とは思いますが --

I suppose there are times when the process of 'using' forces you to 'learn' by necessity, however,

目的のないプログラミングの学習は、必ず行き詰まります。「必ず」です。

Learning programming without a purpose will always fail. Absolutely.

ですが、プログラミングの経験のない人は、プログラムで何ができるのかを知りません。

But people with no programming experience do not know what they can do with a programme.

そういう人に、『目的を持ってプログラミングをやれ』というのは、もう滅茶苦茶な話なのです。

To tell such people to 'do programming with a purpose' is already a mess.

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という訳で、この件に関して、私は語るべき言葉がありません。

Therefore, I have no words to say on this matter.

However, I have not dropped my pessimism that 'programming education' is still probably doomed to fail.


2023-08-23 忘れてはならないのは、我が国は「原発事故による処理水」という「ハエ」を作ってしまったということです。

私は、「風評被害」と「健康被害」を説明するパラダイムとして、故小田島隆さんのエッセイを引用することが多いです。

I often cite the late Takashi Odajima's essay as a paradigm to explain "harmful rumors" and "health hazards."

(1)ハエが止まったケーキは、それを目撃した後に即時に食べれば、健康被害は絶無です。

(1) A fly-stopped cake poses absolutely no health hazard if eaten immediately after witnessing it.

(2)問題は、その「健康被害の絶無のケーキ」を、どれだけの人が食べられるか、です。

(2) The question is, how many people can eat that "cake with absolutely no health risks"?

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中国は日本と同レベルまたはそれ以上の放射性濃度の原発の処理水を海洋放出しています。

China has been discharging into the ocean-treated water from nuclear power plants with the same or higher levels of radioactivity than Japan.

ただ、中国の原発の処理水は、「通常の原発運用」によるものです。

However, the treated water from China's nuclear power plants is from "normal nuclear power plant operations."

比して、今回、我が国の処理水は、「原発事故」によるものです。

In comparison, the treated water in our country this time is due to a "nuclear accident."

エンジニアとしての私は、上記の2つに差がないことを「科学的」には理解しているつもりです。

As an engineer, I believe I understand "scientifically" that there is no difference between the above two.

しかし、もしかしたら、上記の2つには、今現在分っていないとんでもない『違い』がある可能性を、100&否定できるものでもありません。

However, the possibility that there may be a tremendous "difference" between the above two that we do not currently know about cannot be 100% denied.

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忘れてはならないのは、我が国は「原発事故による処理水」という「ハエ」を作ってしまったということです。

We must not forget that our country has created a "fly" called "treated water from nuclear accidents."

この「ハエ」を誰が作ったのか、そして、誰がその責を負うべきなのかについては、今日のところは論じません。

I will not discuss today who created this "fly" and who is to blame for it.

しかし、私たち日本人は、このことを忘れてはならないとは思うのです。

However, I do not think we Japanese should forget this.

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ちなみに、私(江端)は、ハエが止まったケーキを、それを目撃した直後に食べたことがあります。

By the way, I (Ebata) once ate a cake that a fly had stopped on.

全く抵抗ありませんでした。

There was no psychological resistance at all.