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2010-03-07 Tell Me, Sister 中島みゆき

「自分が嫌いだった」から始まる、日本人定番の自己憐憫の歌かとも思えるのですが、その歌の中で『巨大な二重否定』を行い、結論不明に陥いらせる、

本当に、素敵な曲です。

-----

ブスで頭もよくない私の前に現われた完璧な彼女。

曲の前半、美人で、愛想もよく、才能と魅力に溢れた彼女は、コンプレックスの塊である私に『(あなたは)そのままでいいのに』と語りかけ、そして『私には何もない』と謎の言葉を残す。

そして、曲の後半。彼女の死を、報される私。

彼女の『絶望』を全く理解できない私は、今は亡き彼女に、何度も問いかける。

「あなた何に恵まれていたのか」

「私は何に憧れて生きていけば良いのか」と。

-----

この曲の感想の多くは、もっぱら「亡き彼女に何度も問いかける『私』」の観点から、書かれているようですが、私は「完璧な彼女(シスター)」の観点から書いてみようと思います。

数える程しかないのですが、私のような者でも、人から、

『あなたのような人生を生きてみたい』

『地団駄を踏みたくなる程、羨しい』

と言われたことがあります。

酷い人になると『愛の永久機関』とまで言われたことがあります。

-----

なんなの、それ?

という感じです。

-----

自分の持っている自分と、他人の持っている自分との、この宇宙的スケールの認識の乖離。

この事実は、人間の幸・不幸の観念は、その人の立ち位置によって、全く異なるのだということを、私のDNAに書き込みました。

そして、何より『どうやら、人の評価なるものは、あんまり私には関係なさそうだ』ということが分かり、その後の私の、物事を決める基準になったようです。


2012-03-07 公私混同

社内のメーリングリストに、以下のメールを配送しました。

<----- ここから ----->

どなたか助けて下さい。

2002年に、米国で大量に購入してきた点鼻薬の在庫が切れていることが判明して、青冷めています。

花粉が本格化する前に、米国のスーパー"Target"で販売している、これが必要です。

http://www.target.com/p/12-Hour-Nasal-Decongestant-Spray-1-oz/-/A-11031044

なお、日本からの通販の途は固く閉ざされているようです。

-----

日本の薬ではてんでお話にならなくて、米国のこの「暴力的に効果のある」この薬以外で、花粉の時期を通過することは絶望的です。

十分な報酬を保証します。

取り敢えず「原価の2倍で買い上げる」というのでどうでしょう。

必要な個数は10個以上を希望していますので、悪くない取引だと思います。

この他、公序良俗に反しない範囲での、特許のネタ提供、特許明細書の図面の作成、発明検討会での知財部の説得等にも応じましょう。

ちなみにTargetには、

http://www.target.com/s/nasal+spray

の大量の種類の点鼻薬が販売されておりますが、上記以外のものでは、私には効力がないことを、米国滞在中と日本での使用で確認しております。

ご支援の程、何卒よろしくお願い致します。

<----- ここまで -----/>

と書いたメールを、部内に転送したら、10分後に、翌週にニューヨークに出張するという後僚から返事がありました。

― なんと言うか、

先ずは、叫んでみるもんだ。

# 社内でこういうメールを流す、というモラルの問題はさておき。


2013-03-07 私を感動させるようなコンテンツを期待する

保護者の方々が、幼稚園や小学校の学芸会で、必死に写真やビデオを取る為に席を確保し、コンテンツを残そうとする為に、本当に涙ぐましい努力をしています。

この気持は分かるのですが、私の場合、ちょっと視点が違います。

私は、幼稚園であろうが小学校であろうが、

―― 人様にお見せするものである以上、私を感動させるようなコンテンツ

であることを、期待してしまいます。

-----

幼稚園児が、打楽器を、「ぶーすか、がっちゃか」やっていても、私は楽しくない。

この場合、私の批判は、幼稚園児に向かずに、その教諭に向きます。

―― 演出がなっとらん。もっと保護者を感動させるツボを持ってくるようなイベントやサプライズを用意できんのか

小学校の学芸会に至っては、この批判は、役者(つまり小学生本人)にも及びます。

―― 発声練習が不十分である。音楽のバランスが悪い。セリフの間がなっていない。脚本を理解していない。

-----

いつぞやは、「パパは、イベントに参加すると、いつでも不機嫌な顔しているよね」と、小学生4年生の次女に看破されました。

『え、そんなとないよ。実に楽しかったとも』

と惚けているのですが、流石に父親の考えていることは、娘には見抜けるようです。


2014-03-07 「『希望で始まり、絶望で終わる』『祈りで始まり、呪いで終わる』ような最終回」

一昨日、「英語に愛されないエンジニア」の連載の、最終回原稿を脱稿しました。

The day after yesterday, I submit a final draft of the series of "An engineer who is never loved by English".

その話を聞いた、イラスト担当の長女が、酷く嬉しそうでした。

After listening to the above, my senior daughter looked like happy terribly.

何故か、と聞いたところ、

I asked her the reason, she said to me,

『絵を書くのはいいんだよ。でも、完成日をパパから期限を切られて、フォローされるのが辛い』とのこと。

"It it O.K. to draw illustrations, but hard to receive follow-up emails about deadline."

「ギャラを払っている以上、プロとして、納期と品質は厳守して貰う」というごく普通の社会人の常識は、中学生には辛かったようです。

It has seemed to be rough for her, as a school student girl, to keep promises both strict observance of both delivery time and quality, thought this is an ordinary common sense of business person.

江端:「じゃあ、もうイラストは止めるか?」

"Do you want to give up drawing?"

長女:「いや、そうじゃなくてね、パパのイラストのアドバイザー、コンサルタントとして続けるよ」

"No. But I can keep working as an illustrator like an adviser or a consultant.

―― おい。酷く、上から目線だな

―― Hey, girl! You are looking at me from height!

という言葉を、なんとか呑み込みました。

I could possibly keep the above phase.

ここで、ビジネスパートナーシップを清算するのは、双方にとって不利益です。

Breaking our business partnership, both of us will take disadvantages.

長女のかくラフ画(コンセプト図)があれば、私でも、一応絵を仕上げることができるようになりましたので。

Now I can complete the picture if she supplies me this draft line-work.

―― 利害で繋がる父娘。

Father and daughter connected by interest.

まあ、それも悪くはありません。

I think it is so-so.

-----

昨夜の深夜、ダイニングに降りていくと、長女がテスト前の一夜漬けの勉強をやっていました。

At the midnight of yesterday, when I head down to family room, she was cramming for an exam.

この定期テストが終了したら、最終原稿に目を通して貰って、イラストを描いてもらう約束になっていますので、ちょっとだけ、その話をしました。

After the exam, I promised her to start illustration with reading my final draft. So I told the contents.

長女:「で、どんな最終回になるの?」

"What kind of the final is coming?"

江端:「うーん、なんといったらいいか。あ、そうだ。敢えて言えば『マドキまどか』のような終わり方」

"Let me see... I dare say, it is like "Madoki-Madoka" isn't it?"

長女:「何だって?」

"What?"

江端:「『希望で始まり、絶望で終わる』『祈りで始まり、呪いで終わる』」

""Starting with hope, and ending with desperation" or "Starting with pray and ending with curse""

一瞬の沈黙の後、娘は言いました。

After a moment of silence, the daughter said

長女:「パパ。それ、やっぱり読まなきゃ、ダメかな?」

"Should I read the draft, after all?"


2015-03-07 「名誉」のフリーライド(ただ乗り)

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

いかん、いかん。

Oops, I do not go.

話が全然違う方向に流れてしまった。

I take the story toward a different direction.

最初の話に戻します。

Let me go back to the board.

私の申し上げたいことは、

What I would like to claim is that

「日本が誇る○○技術」

persons who can use and be proud of the "Technology that Japan boasts to the world"

を誇っていいのは、その技術を具現化した人たち(発明者、科学者、エンジニア等)だけだと思うのです。

should be just investors, scientists and engineers who try to embody the technology.

極めて限定された範囲の人のはずです。

I think that they are in the limited range.

なぜ「日本」という枠組みまで拡大しなければならないのか。

Why do strangers try to expand the range to "Japan"?

最近、「日本が世界に誇る○○」という書籍を見るたびに、この想いが深くなります。

I often watch the book's title "something that Japan boasts to the world" in bookstores, and I thought out deeply my above question.

------

しかし、「日本が世界に誇る○○」をというフレーズを使っても良いと思うものはあります。

I also think that some matters are worth using the phrase of "something that Japan boasts to the world", for example

「公共交通インフラの定時到着率」、「もったいないの精神」、「災害時における公を優先することのできる精神」などです。

- Mind of the punctuality for public transportation system

- "Mottainai" sprits

- Mind to give priority to the community at the time of disaster

これらは、国民性に基づく日本人全体の誇りであると思うし、積極的に使って良いと思っています。

I believe that the above are really prides based on characteristics of Japanese, and we can use the word "pride".

------

In conclusion,

私は、

I think that

■人口の7~8割の人が技術と関係のない分野で活躍している国家において、

「技術を誇る」という言葉の使用が、

「名誉」のフリーライド(ただ乗り)しているようで、

なんとなく腑に落ちないし、

it is hard to understand for me that persons who use words "proud of a technique" seem to make a freeride of "the honor", in the nation where persons of the 70-80 percent of the population play active part in a field irrelevant to a technique.

and,

■新しい技術開発に対して、冷淡で、ろくな出資もしないで、

下手すると、揶揄や邪魔扱いしてきたような人間をも包含する「日本」という概念に対して、

その技術者達の血と汗の結晶の成果に対する名誉を

共有させたいとは、1mmたりとも思わないし、

I don't want to let the concept of "Japan" share, the honor for the result of blood and the result of one's hard work of engineers. Most of them are not only indifferent to know new technology developments and investments, but also treat ridicule and an obstacle.

and,

■少なくとも、

at least, according to the author couple,

私たちが必死に勉強し、獲得し、

since we are studying, mastering, and

使いやすくする為に工夫を重ね続けている

improving to use easily

「数学」という私たちの大切なツールに対して、

mathematics, that is our precious and important tool,

敬意の欠片すらもない、あの作家夫婦だけには、

「日本が世界に誇る○○技術」というフレーズを

so, I NEVER let the couple use the phase of "Technology that Japan boasts to the world"

―― 死んでも ――

ABSOLUTELY.

使わせてなるものか、

と思っています。


2016-03-07 ―― もの凄い人

先週の週末、実家に戻って、父の運転免許証を、運転経歴証明書に切り替える手続をしてきました。

Last weekend, I came to my country house, and helped my father to change his driver's license for drive history certification.

まあ、いろいろありまして。

For some reasons we had had.

それはさておき。

Aside from that.

日曜日に、地元の運転免許試験場に行ってきたのですが、

On last Sunday, I went to the exam hall of driving test of the prefecture, I was really surprised to see

―― もの凄い人

Enormous numbers of people.

休日に免許の切り替えにくる人で、駐車場が「満車」では足りず、広大な運転免許試験用のコースの全部が、駐車場として開放されていました。

For the people, the excising parking area was not enough at all. All of the larger driving test was opened for the parking lots.

運転試験場の、ホコテン(歩行者天国)です。

"vehicle-free promenade" of the driving test course.

それでも、車を停めるスペースを探すのは、大変でした。

Even so, it was very difficult to find the parking space.

(続く)

(To be continued)


2017-03-07 そういう意味では、私なんかは、『惨めさが際立つことの、筆頭株になるんだろうなぁ』と、今から覚悟しています。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

こういうことを見つけて報告すると、面倒なことに巻き込まれることは分かっていたので、私は自分の分の作業をとっとと進めて、そそくさと帰宅しました。

I know well that if I make a report of these misconduct, something will annoy me, I did my work without a word, and went back home soon.

私だって、いずれは、自分の個人情報をダダ漏れさせるようなことをすることになります。

I think that I am also going to leak my personal information with my fault,

技術の進化に追いつけなくなるか、あるいは、世界を認識できなくなるか、あるいは、その両方で。

because I will not be able to catch up with technology evolution, or to be perceptual disturbance, or both of them.

-----

だから、

So,

■他人に対して沢山の知識をひけらかしたり、

- Making a display of many knowledge and skills,

■自分のもっている才能や財産を自慢したり

- Taking pride in ability or worth

あるいは、

or

■職制上の権限で部下に威圧的な命令を出したり、

- Issuing intimidating orders to subordinates with authority in terms of office,

―― そういうことは、してもいいけど ――、多分、しない方が良いのだろうと思います。

It might be O.K. however, perhaps, I think that it is better not to do.

私達は、誰もが皆、最終的には、「誰かの助けがないと何もできない『惨めな何かになる』」という、一択しか残されていません。

Eventually, there is only one choice for us that "we can not do anything without someone's help and we become something miserable "

私達の、美しい、かっこいい、力強い日々は、その『惨めな何かになった』状態で、簡単に上書きされます。

Our,beautiful, cool, powerful days, will be overwritten easily ,with that "miserable thing".

今、偉そうにしていると、将来、「誰かの助けがないと何もできない」時の惨めさが際立ちます。

Now, if we are doing great, the misery time when "we can not be done without someone's help" will stand out in the future.

-----

で、まあ ――

Well,

そういう意味では、私なんかは、『惨めさが際立つことの、筆頭株になるんだろうなぁ』と、今から覚悟しています。

In that sense, I am prepared from now "I will be the biggest shareholding of the miserable someting,"

私が何を言っているのか分からない人も多いと思いますが、―― 大丈夫、もうすぐ分かるようになりますから。

I think that there are many people who do not know what I am saying, however, It is OK, because you are going to understand it soon.


2018-03-07 ―― 手動で設定すれば、早くね?

多くの人には、実感がないかもしれませんが、パソコンの時計というのは結構簡単に狂っていきます。

You may not feel it, but the clock of PC loses time easily.

これは、

The reasons are that

●パソコンに搭載されている発振器の精度が悪い(その代わり安い)ためと、

- the accuracy of the oscillator installed in the personal computer is bad (instead of cheap)

●大抵のパソコンは、インターネットに接続すると、時刻サーバから正しい時刻を取得することができるため、

- most PCs can acquire the correct time from the time server when connecting to the Internet,

気がつきにくいのです。

so it is difficult for to notice it.

私は以前、0.000000001秒の時間を取り扱う装置を、パソコンで作るという、(かなり無茶な)研究をやっていたので(GPSのことです)、このパソコンの時刻精度(の悪さ)については良く知っています。

I studied about a personal computer to realize handling time of 0.000000001 seconds (quite incredible), so I am familiar with the time accuracy of this personal computer.

-----

大抵の会社では、パソコンから外部のサーバにアクセスする際、かなり厳しいセキュリティが課せられています。

In most companies, when accessing an external server from a personal computer, strict security processes run.

ですので、私のパソコンも、外部サーバのとの時刻同期がなかなか上手く設定できず困っていました。

So, my personal computer was also in trouble because I could not set the time synchronization with the external server quite well.

ほっとくと、一週間で5分以上もの時間が狂ってくるので、いろいろ試していました

Leaving it out, the time goes loses time more than five minutes in a week, so I tried it a lot

ファイアウォール越え、とか、国内の電波時計の電波を受信するモジュールの設計とか。

for example, tunnel a hole in the firewall or design of a module that receives radio waves of domestic radio clock.

-----

ところが、ある日、気がつきました。

However, one day I noticed

―― 手動で設定すれば、早くね?

"If I set it manually, is it soon?"

私の愛用している電波時計の腕時計の時間を見ながら、パソコンの時間を手動で設定するのに、20秒もかかりませんでした。

It took me less than 20 seconds to manually set the time of the computer while watching the time of the watch of my favorite radio clock.

-----

技術者は、なんでも「自動化」したがります。

Engineers want to "automate" everything.

彼らの「自動化」へのモチベーションは、間違っていません。

Their motivation for "automation" is not wrong.

「自動化」「軽量化」「簡易化」「高速化」は、誰がなんと言おうが正義です。

"Automation" "Lightening" "Simplification" "Speeding up" is justice no matter what anyone says.

しかし、「コストに見当った正義」を見失いがちなのも、また、技術者なのです。

However, it is also an engineer who tends to lose sight of "cost with the justice".


2019-03-07 要するに、私は、「電子メールに現金を添付して送付する」のノリを、とっとと実現して欲しいだけなのです

私は、以前より仮想通貨(いわゆる、ビットコイン)等に興味があります。

I have been interested in virtual money (like BitCoin).

しかし、興味があるのは、その「機能」であり、「投資対象」としては、全く興味ありません(いわゆる、"1mm"も興味ない)。

However, my interest of it, is not "function" but "investment choices". I don't care of it at all.

ですので、この仮想通貨の投資ブームがとっとと終って、早く仮想通貨が日常で使えるようになって欲しいと思っています。

So I hope that the "investment boom" will be finished as soon as possible, I want to use it in daily routines.

理由は簡単。

The reason is simple.

■いちいち玄関で対応しなければならない、新聞料金の支払い

"Payment procedure of newspaper at the front door"

■いちいち他人宅を回らなければならない、町内会の会費の徴収

"Collecting of membership fee of block club by routine-run"

が、死ぬほどうっとうしいと思っているからです。

I am annoyed by them to death.

銀行振込で代用できるようにも思えますが、口座名義人や口座番号を、知るのも知られるのも、愉快ではありません。

Bank transfer might substitute for them, however I feel bad to know or be known account number, and account holder's name.

自動引き落としというのも、支払い毎に見直しができなくなる点が、好きではありません。

Direct debit is not good for me, because I lose the review of payment.

仮想通貨は、現金支払いのような「後腐れのなさ」を実現できることに、その価値があります。

Virtual money is valuable to realize cash-out without "future trouble".

要するに、私は、「電子メールに現金を添付して送付する」のノリを、とっとと実現して欲しいだけなのです

In short, I want someone to realize an "attached money by e-mail" as soon as possible.

この際、アマゾンギフト券が、現金化できる仕組みがあれば、それでも良いと思っています。

Even if it is difficult, "Amazon gift ticket" that include an encashment function" is also O.K. to me.

(続く)

(To be continued)


2020-03-07 『絶対的な意味において、トイレットペーパーの不足なぞ、1ミクロンも心配していない人間の一人』

COVID-19とは、いわゆる、現在、流行中のコロナウイルス、いわゆる「新型コロナウイルス」のことです。

COVID-19 is currently in fashion, the so-called “new coronavirus".

今後、私のコラムではこの名称(COVID-19)で統一することにします。

In the future, I will use this name (COVID-19) in my my column.

後日名称が変更となって、記事を追跡できなることが多いためです。

Later, the name will be changed and it will not be possible to track the article.

例えば、「東北地方太平洋沖地震」「宮城・茨城沖大地震」「東北沖大地震」が、最終的に「東日本大震災」と閣議決定されるに至る、など。

For example, the "Tohoku-Pacific Ocean Earthquake", "Miyagi-Ibaraki-oki Earthquake", and "Tohoku-oki Earthquake" are finally decided by the Cabinet as the "Great East Japan Earthquake".

それはさておき。

That aside.

-----

COVID-19の流行によって、全国のマスクの数量が増加しました。

The outbreak of COVID-19 has increased the quantity of masks nationwide.

それによる紙不足への不安から、今、我が国ではトイレットペーパー等の買占め騒ぎが起きています。

Due to concerns about the shortage of paper due to this, in Japan, there is an uproar in purchasing toilet paper.

トイレットペーパーには、各種の利用方法がありますが、その中でも特に、

There are various ways to use toilet paper. However,

―― 用便後に排泄器官の汚れを清拭するために用いる紙

"Paper used to clean the excretory organs after stool"

という用途が主流だと思います。

I think this application is mainstream.

そして、私は、その用途においては、

And, in that application,

『絶対的な意味において、トイレットペーパーの不足なぞ、1ミクロンも心配していない人間の一人』

"In the absolute sense, I am a person who is not worried about lack of toilet paper at all"

と自信を持って言えます。

I can say with confidence.

-----

あのね。

Well, everyone.

よく聞きなさい、皆の者。

Listen to me.

I mentioned here that when I was young I traveled alone in India.

で、私は、当時、インドの安宿を点々として、旅を続けていましたが ―― 郷に入っては郷に従え ―― の旅をしてきました。

At that time, I was traveling around the country at cheap hotels in India with "When in Rome、do as the Romans do."

当時のインドの下町エリアでは、トイレットペーパーがなかった ―― というか、その概念がなかったのです。

At that time, there was no toilet paper in the downtown area of India at that time. Moreover there was no concept.

肛門は、水を使って、手で洗うものだったのです。

"Anus was hand-washed with water"

特に、死線を彷徨っている時は、私は、トイレとの往復が分単位になっていました。

In particular, when wandering the dead line, I had to go to and from the toilet in minutes.

トイレットペーパーなんぞを使っていたら、肛門から出血して、排便そのものができなくなる恐れがありました。

If I was using toilet paper, I could bleed from the anus and not be able to defecate itself.

それゆえ、実際に、水と手を使うことで、肛門を洗浄していました。

Therefore, in fact, I was cleaning my anus using water and hands.

その結果、肛門を清潔な状態に保てていたのは事実です。

As a result, it was true that the anus was kept clean.

それに、これに慣れてくると、この「手動ウオッシュレット」方式の方が「正しい」とさえ思えてくるくらいでした。

And once I got used to it, this "manual washlet" method seemed even more "right".

-----

もちろん、これは、私が、インドで死線を彷徨(さまよ)って得られた、特異な知見であることは認めます。

Of course, I acknowledge that this is a good thing I have gained from the result waking around the dead line in India.

しかし、トイレットペーパーが店舗から消えたところで、

However, when the toilet paper disappeared from the store,

(1)上の様に、水と手を使って、肛門を洗い流せる(*)

(1) As above, my anus can be washed with water and hands (*)

(*)もちろん、その後、十分な手洗いをする必要はある。

(*) Of course, you need to wash your hands afterwards.

(2)雑誌や新聞を水没させて、半乾きになった状態の紙にすれば、トイレットペーパーの代替になる(*)

(2) Submerged magazines and newspapers and semi-dried paper can be used as a substitute for toilet paper (*)

(*)トイレに流すのは望ましくないので、燃えるゴミとして廃棄すれば良い

(*) Since it is not desirable to flush the toilet, you can dispose as burning garbage

汚い? あなた、幼児のオムツをどうやって処理されると思っているんですから? ―― 育児を、普通にやってきた人なら、普通のことです。

dirty? How do you think infant diapers are processed? ―― If you are a regular child care person, you can feel that it is normal.

(3)鼻をかむのなら、普通のA4用紙だって使えますし、(4)テーブルを拭きたいなら、普通にタオルを使えば足りることです。

(3) If you blow your nose, you can use ordinary A4 paper. (4) If you want to wipe the table, just use a normal towel.

ちなみに、(5)A4用紙とホッチキスを使えば、自作の、立体形のマスクだって作れます。

By the way, (5) If you use A4 paper and stapler, you can make three-dimensional mask on your own.

他人への飛沫感染を防ぐ目的に限定すれば、これだって相当の効果を発揮できるはずです。

If limited to the purpose of preventing droplet infection to others, this should be quite effective.

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知性を備える人間として生まれてきたなら、

If you were born as a person with intelligence,

―― 少しは想像力を働かせろ

"Use your imagination a little"

と言いたい。

I want to say that.

今の生活スタイルを1mmも変えずに「COVID-19との闘いに勝つ」など、虫のいい話が通るか。

Do you think that there is a good story of "winning the fight against COVID-19" without changing the current lifestyle.

『自分の尻の穴くらい、自分の手で洗え』だ ―― 文字通り。

"Wash your ass hole with your own hands", literally.


2021-03-07 ―― 旧日本軍か? 陸軍か? それとも軍隊か? 軍隊に所属すれば、アンチエイジングの効果を得られるのか?

BS1スペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文章で迫る~」(再放送)を見ました。

I watched the BS1 Special "2.26 Incident - Approaching with Top Secret Documents" (rebroadcast).

私、Nスペは、「キューバ危機・戦慄の記録 十月の悪夢」を超える作品はないだろうと思っていたのですが、これも凄い作品でした。

I thought that N-Spe would never be able to surpass "The Cuban Missile Crisis: A Shuddering Record, Nightmare in October", but this was another great work.

珍しく、私以外の家族も、真剣に見ていました ―― 映画とは異なった迫力と恐怖がありました。

Unusually, my other family members were also watching the program seriously. There was a different kind of power and fear than in the movies.

―― 陸軍の青年将校のクーデターの発生から鎮圧までを、海軍のネットワークがリアルタイムで把握し続けていた

The Navy's network kept track of the coup d'etat of the army's young officers in real time, from its inception to its suppression.

という、近年発見された資料を元に作られたものです。

This is based on a recently discovered document.

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私、父が、海軍兵学校の学生だった(在学中に終戦)ので、「陸軍 vs 海軍」については、かなり生々しい話を聞いています。

My father was a student at the Naval Academy (the war ended while he was still in school), so I have heard some very vivid stories about the Army vs. the Navy.

まあ、それはさておき。

Well, that's aside.

この番組では、「青年将校が占拠している国会議事堂を、戦艦からの遠方射撃(射程40km)で直接攻撃する」という計画があり、すでに東京湾に戦艦長門が東京湾に配備されていた、という話を聞いて ―― 正直、青さめました。

In this program, I heard that there was a plan to "directly attack the Diet building occupied by young officers with distant fire (40km range) from a battleship", and that the battleship Nagato had already been deployed in Tokyo Bay -- to be honest, I was pale.

この話、レーザを使った、ピンポイントのミサイル攻撃ができる時代の話ではりません。

This is not the era of pinpoint missile attacks using lasers.

―― 千代田区、全滅

"Chiyoda Ward, annihilation"

と、私も思いました。

I thought so too.

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それより、私が一番驚いたのは、反乱軍(に、自動的に組込まれてしまった)当時の陸軍兵 ―― 御歳103歳のインタビューの対応でした。

What surprised me the most was the interview with a 103 year old army soldier who was automatically included in the rebel army.

うそだろ? この理路整然としたしゃべり方、当時の詳細な記憶の証言、どう見たって103歳の御老人のものではない。

No way, right? The way he speaks so clearly, the details of his memories of that time, they don't seem to belong to a 103-year-old man.

「65歳」といっても、十分に通じる若々しさでした。

He looked youthful enough to pass for "65 years old".

―― 旧日本軍か? 陸軍か? それとも軍隊か? 軍隊に所属すれば、アンチエイジングの効果を得られるのか?

Is it "Old Japanese Army" ? Would I get the anti-aging benefits if I joined the military?

『自衛隊のシニア隊員募集』というものはないのか、と思ってしまった私でした。

I wondered if there was such a thing as "recruiting senior members of the Self-Defense Forces.


2022-03-07 ―― 「核」に関してだけは、理性的でも、論理的でもある必要もなく、むしろ、激情や憤怒で対応してもよい

私、SWIFT(*)については、よく知らないですし、今、ロシアの主要銀行を、このシステムから排除する、ということの意味も、正直、肚の底から理解できているとは思っていません。

I don't know much about SWIFT(*), and I honestly don't think I understand deep in my heart what it means to exclude major Russian banks from this system now.

(*)ベルギーに本部を置く非営利組織で、国際金融の送金を手がける世界的な決済ネットワーク

(*)A non-profit organization headquartered in Belgium, a global payment network that handles international financial remittances

ですが、

However,

―― VISAとマスター、ロシアでカード決済停止

"VISA and Master suspend card payments in Russia"

この脅威は、理解できます。

This threat is understandable for me.

こんな制裁を受けたら、江端家のキャッシュフローは、二ヶ月も経たないうちに破綻します。

With such sanctions, the Ebata family's cash flow would collapse in less than two months.

江端家の場合、ここにAmazonのサービス停止が加われば、私は、その瞬間に白旗を上げます。

In the case of the Ebata family, if Amazon's service outage is added to this, I would, at that moment, raise the white flag.

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SWIFTからの排除が「ミサイル攻撃」であるとすれば、VISAとマスターの停止は「市街戦」という感じがします。

If the removal from SWIFT was a "missile attack", the suspension of VISA and Master feels like "urban warfare".

ともあれ、SWIFTであれ、VISA/マスターであれ、Amazonであれ、「インフラを握ったものが世界を制す」を痛感しています。

Anyway, whether it is SWIFT, VISA/Master, or Amazon, I am keenly aware that "The persons who controls the infrastructure, controls the world".

もちろん、「エネルギーを握ったものが世界を制す」は不変であるとは思いますが。

Of course, I believe that "The persons who holds the energy controls the world" will remain constant.

いずれにしても、日本は、そのいずれも(インフラもエネルギー)持っていないから、『世界を制する側には立てない』ということに、変化はありません。

In any case, there is no change in the fact that Japan does not have either of these (infrastructure or energy), and therefore "Japan cannot be the world's dominant player.

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だからこそ、我が国に必要なものは『現実的な弱者戦略』であり、「それが、我が国の生存戦略である」と胸を張って主張できる『開き直り』です。

Therefore, what our country needs is a "realistic strategy for the weak" and the "openness" to be able to proudly claim that "this is our country's survival strategy.

ただ、ここに付け加えることがあるとすれば ―― 「核」です。

Just one thing to add here -- "nuclear".

「核兵器」「核保有」「原子力エネルギー施設」それ以外のありとあらゆる「核」に関する事項について、我が国は、

We are the only country that can express our opinions on "nuclear weapons," "nuclear possession," "nuclear energy facilities," and all other "nuclear" matters in the following manner

■『どのような話も聞き入れない』

"We will not listen to any story"

■『いかなる正当化のロジックも受け入れない』

"We will not accept the logic of any justification"

■『"力"も"言い訳"も、すべて許さない』

"We will not tolerate any force or any excuses"

という、非論理的な感情の発露が許される、世界唯一の国だと信じています。

I believe that our country is the only country in the world where illogical emotional outbursts are allowed.

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原爆投下、原子炉メルトダウン、放射性物質拡散 ―― 「核」に関して、こんな悲惨で悲しく苦しい体験を、立て続けに体験させられた国が、世界中のどこにある?

The atomic bombings, the reactor meltdowns, the proliferation of radioactive materials - where else in the world have we been subjected to such a series of tragic and distressing nuclear experiences?

ないよ。

There has been none.

うち(日本)だけだよ。

Only in our country (Japan).

故に、私は、

Hence, I believe

―― 「核」に関してだけは、理性的でも、論理的でもある必要もなく、むしろ、激情や憤怒で対応してもよい

"Only when it comes to "nuclear weapons," there is no need to be rational or logical, but rather to respond with fury and indignation."

と信じています。


2023-03-07 ぶっちゃけ、戦争や権力への反抗心を持たない若者なんて ―― 『そんな若者なら、とっととやめちまえ!』と言いたいくらいです。

I watched a BS1 special, "Close Look at the Self-Defense Forces: The Realities of Missile Defense".

現在、私、定年後の生き方について色々と考えているのですが、

I'm currently thinking a lot about how I'm going to live after I retire.

――「シニア自衛官」の募集ってないかな

"I wonder if there are any openings for 'Senior(Elder) Self-Defense Officers'"

とか考えています。

I am thinking about it.

かなり真剣に、です。

That is quite seriously,

私は、

I,

(1)500メートル以上走れません

(1)cannot run more than 500 meters

(2)5kg以上重いものを携行して歩けません

(2)cannot walk with objects heavier than 5 kg

(3)武器を扱わせたら、誤使用で味方に死傷者を出しかねません

(3)If you let me handle the firearms, I could cause casualties to our allies by misuse.

(4)野営なんかしたら、2日目で死体になっている自信があります

(4)If I were to camp out, I am confident that I would be a corpse on the second day.

その一方で、

On the other hand,

(1)戦時下で、即席の通信システムを構築します(多分)

(1)build an improvised communication system in wartime (maybe).

(2)敵の戦略システムへのハラスメント(いやがらせ)をします(多分)

(2)harassment of the enemy's strategic system (maybe).

(3)(ちゃんと訓練して頂ければ)各種のサイバー攻撃については、一般の方よりは速習できると思います(多分)

(3) (If I can get proper training), I can learn about various types of cyber attacks faster than the average person (maybe).

就労形態の希望としては、

As for working preferences,

『自宅からリモートワークで、サイバー戦限定で、従軍したい』

'I want to work remotely from home and serve in cyber warfare only.'

となります。

ずいぶんずうずうしいことを言っている、という自覚はあります。

I am aware that I am being very brazen.

ただ、私は、自衛隊の皆さんを侮辱している訳ではなく、「この中途半端なITシニア」を、防衛力として使い倒して貰えば嬉しいなぁと、本気で思っているだけです。

However, I am not insulting the SDF people, I am just really hoping that they will use "this half-assed IT senior" as a defensive force and use it to their advantage.

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大学の自治寮の元寮長(任期中に脱走)が、どうしてこういう考えに至ったのか、自分でも不思議です。

I wonder myself how the former head of the university's self-governing dormitory (who deserted during his term of office) came up with this idea.

If I had to give one reason, I would say it is the influence of this series of articles.

『自衛隊の人員、通常戦力の数値化、各国の戦力比』などを数字で読むクセがついたことで、戦争の"リアル"が見えるようになってきた、という気がします。

I feel that now that I have the habit of reading figures such as "the number of SDF personnel, the quantification of conventional forces, and the ratio of forces in each country," I am able to see the "reality" of war.

その程度の数字も知らずに、国防について語っていた若いころの私って ―― まあ、それはそれで「きちんと役割を果たしてきた」と思っています。

I was a young man when I was talking about national defense without knowing that level of numbers -- well, I think I "played my part properly" in that.

The youth is an important protagonist of Clausewitz's "trinity" of "1. the people = in charge of instinct = in charge of the passion and enthusiasm of war(?)".

ぶっちゃけ、戦争や権力への反抗心を持たない若者なんて ―― 『そんな若者なら、とっととやめちまえ!』と言いたいくらいです。

To be honest, a young man who does not have a rebellious spirit against war and power--I would say, "If you are such a youth, stop being the youth immidiately"


2024-03-07 そんな『IT用務員さん』がいるでしょうか? まあ、いないでしょうね。

以前、GIGAスクール構想に関するコラムを書きました。

I have previously written a column on the GIGA school concept.

先日、ニュース番組で、名古屋市の小学校で、子どもたちの『ITリテラシー格差』の発生に関する特集が組まれていました。

A news program recently ran a feature on an "IT literacy gap" among elementary schools in Nagoya City.

格差の発生の原因を纏めると ―― どの世界でも同じですが ―― 「金(予算)」と「人材(教師)」らしいです。

The causes of the disparity can be summarized as "money (budget)" and "human resources (teachers)" -- the same as in any other world.

学力格差の発生も、「金(塾)」と「人材(講師)」ですから、全く同じ形態であると言えます。

The academic achievement gap is also caused by "money (cram schools)" and "human resources (instructors)," so it can be said that it is precisely the same form.

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ただ、私、見誤っていたことがあります。

I, however, have been looking at it wrong.

確かに「金」と「人材」の問題はあるけど、私たちは、それを乗り越える歴史的奇跡の3年間 ―― "コロナ禍"があったのです。

Yes, there are "money" and "human resources" issues, but we have had three years of historical miracles to overcome -- the "Corona Disaster."

あの時、子ども大人も、登校や出社を禁じられ、自宅での学習や就労をしなければなりませんでした。

At that time, children and adults were also forbidden to go to school or work and had to study or work at home.

それも、3日間でも、3ヶ月間でもなく、3年間です(まあ、3年間まるまる、という訳ではありませんが)。

Not for three days or three months, but for three years (well, not the whole three years).

『この3年間で、教師のITリテラシーは、爆上がりしたんだろう』 ―― 私は、そう信じていましたし、そんなことも書いていました。

I believed, and even wrote, that "IT literacy among teachers must have exploded in the last three years.

(が、私のその日記を見つけられませんでした。誰か見つけたら教えて下さい)。

(but I could not find that journal of mine. If anyone finds it, please let me know).

現場の教師は、全員、リアルタイムの遠隔授業を、自力で実施できるくらいに、レベルアップした ―― と信じていた私は、ただのマヌケでしたか?

Was I just a fool to believe that all teachers in the field had improved to the point where they could conduct real-time remote classes independently?

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ただ、現場の教師が、「タブレットのフリーズ対応」や「Wifiの設定」や「LANの敷設」までやらされているとすれば、それは、かなり酷い状況です。

However, if teachers in the field are being asked to "deal with tablet freezes" or "set up wifi" or even "install LAN", then that is a pretty bad situation.

その仕事は、基本的には、電気、水道、建物の修繕などの、学校の設備のメンテナンスを行う、用務員さんの仕事です。

The jobs are essentially that of a janitor, who maintains the school's facilities, including electricity, water, and building repairs.

しかし、電波強度、指向性、ITアドレス、デバイスドライバ、アプリのインストール、セキュルティ対策から、AWSのクラウド設定に至るまでの、IT設備の全部を網羅する ――

But it covers the whole gamut of IT equipment, from signal strength, directionality, IT addresses, device drivers, app installation, security measures, AWS cloud settings, and more.

そんな『IT用務員さん』がいるでしょうか? まあ、いないでしょうね。

Would there be such an "IT janitor"? Well, I don't think so.

多分、そのスキルがあれば、どこぞの企業のITシステム管理部門で働けます。

Maybe with those skills, they can work in any company's IT systems management department.

公立の小学校の給料よりは、稼ぎが良いでしょうしね。

And they would be making more than a public elementary school salary.

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なんとなく、GIGAスクール構想に根本的に欠けているのは、タブレットとかアプリの使い方以前に、学内における、ITインフラのメンテナンスを行える体制にあると思うんですよ。

I think the GIGA School concept fundamentally lacks a system that can maintain the IT infrastructure on campus, even before tablets and apps are used.

でまあ、その辺りの体制が、私のようなシニアIT技術者のリタイア後の受け皿になってくれるといいなぁ、と思っています。

I hope the system in that area will be a good place for senior IT technicians like myself to receive after retirement.

なにしろ、ITのアプリは凄い進歩していますが、ITのインフラそのものは、私の見たところ、1970年ころから、さほど進化しているようには思えないのです ―― いわば、電気の結線、水道の管の接合レベルです。

IT applications have made significant progress, but the IT infrastructure itself, as far as I can tell, has not evolved much since 1970 -- at the level of electrical wiring or water pipe joints.

なので、「シニアIT技術者のリタイア後の受け皿」は、私が死ぬ時くらいまでは、多分大丈夫かなぁ、と思っているのです。

So, I think the "retired recipients of senior IT technicians" will probably be exemplary until about the time of my death.