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2013-10-05 「よく分からないけど、私の知らないことを、この人は知っているのだろう」

寄稿コラムに対するツイッターを見ていると、「嬉しい」「楽しい」と思うものもありますが、「腹が立つ」ものが多いです。

そして、私は、その「腹が立つ」方のメッセージを、忘れません。

そのような「腹が立つ」メッセージを、全部、ツイッターのアドレスを含めて全文を日記で公開して、全部論駁してやろうか、というプランを考えています ―― が、未だ実施しておりません。

『江端のコラムに下手なコメント付けると、えげつないないやり方で撃たれる』

という、風評だけは抑えなくてはならない、というところでギリギリ踏ん張っています(もう「手遅れ」だという気もしていますが)。

「むかつくけど、正しい」「悔しいけど筋は通っている」「よく分からないけど、私の知らないことを、この人は知っているのだろう」と思えるコメントまでを、消したくはないのです。

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特に、「よく分からないけど、私の知らないことを、この人は知っているのだろう」と思わせるようなコメントが問題となります。

「難しい専門用語」を使っているコメントとか「ロジックが間違っている」という主張に対しては、

―― 私は喰いつく。徹底的に喰いつく。

■その専門用語を周到かつ完璧に調べ上げ、

■間違っていると指摘を受けたロジックは、およそ想像し得るあらゆる角度から分類し、比較し、検討し、吟味し、分析し、体系化した上で解体し、統合し、止揚し、脱構築化した後に再構築を試みます。

その上で、質問のコメントを返します。「分かりません。教えて下さい」と。

で、その結果の殆どが、この有様です。

ツイッターを書く人は、20秒程度で書いているのでしょうが、私は、少くとも20時間以上はかけています。そして、「専門用語」とか「ロジックの瑕疵」について、散々検討した挙げくに、この結果。

「そりゃないよ」と本当に泣けてきます。

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私は今回のようなネタについては、厚生労働省に勤務している方とか、人口問題のNPO法人の方から、厳しい意見を貰えると期待して待っているのです。

勿論、身分を明かして頂く必要はありません。メールで議論させて頂ければ、私だって察することくらいはできます。

それとも、そのような方々には、厳しい守秘義務か、自己倫理に基づく秘密保持を行っているのかもしれません。大切な国家戦略であれば、やすやすと外部に流出する訳にはいかないのかも、とも思います。

というか、根本的に、そのような人達は、ツイッターなどには、関わらないようにしているのかもしれません。

まあ、それはさておき。

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「ツイッターは、つぶやくメディアなのだから、つぶやいたことに、そんな厳しい対応をされても困る」

という意見が、もう世の中で通用しないことは、ご存知の通りです。

それでも分からない人の為に、例で挙げてみましょう。

すれちがいざまに「ブス」とか「ハゲ」とか「臭い」とか言われても、これは「つぶやき」で、「言論の自由」で、「表現の保証」だ、と思える人は、それは、それで結構です。

しかし、私は、そちらには与しない。

私は、絶対に逃がさない、と決めたのです。


2014-10-05 江端:「私が、食事の時に常に同じ書物を読んでいる、とでも思っているのか?」

昨日の続きです。

後輩:「つまりですね、食事において、『おしゃべり』とはスパイスなのです よ」

Younger: “After all, chatting in lunch is a kind of spice."

江端:「スパイス?」

Ebata: “Spice?"

後輩:「そうです。それは、食事を美味しく、楽しくするものです」

Younger: “Yes. It makes a meal fun and delicious"

江端:「ほう、『美味しく、楽しく』、とな」

Ebata: “Well, fun and delicious"

それを聞いた時に、

When I heard his phases, I was convinced,

―― 勝った

"I won"

と思いました。

-----

江端:「私が、食事の時に常に同じ書物を読んでいる、とでも思っているのか?」

Ebata: “Do you think that I always read a same book during each lunch time?"

後輩:「え?」

Younger: “What? Pardon?"

江端:「私が、食事の内容、場所、時間で、書物を変更していることは知っているか」

Ebata: “Don’t you know that I change a book for each meal's contents, place, and time?"

後輩:「そうなんですか」

Younger: “Are you kidding?"

江端:「中華、カレー、寿司、牛丼、はては、ケーキ屋でカフェを楽しむ場合まで、その書物の種類は異なってくるのだ」

Ebata:” I change kinds of book according to China, Curry, Sushi, Beef bowl, and cake shop.

後輩:「そうなんですか」

Younger: “Really?"

江端:「だから私は、常にリュックとサイドバックの両方に、合計3冊以上の本を携帯している」

Ebata: “So I always have more than three books in both my rucksack and side back"

後輩:「例えば、どういう組合せになるのですか」

Younger: “Show us the combination, for example"

江端:「そうだな。カレーなどではアクション物の小説、牛丼では時事問題が多い。酒を嗜みながらの一人メシの場合は、次のコラムのネタの為の、結構重い社会問題を扱うものを読む」

Ebata: “Let me see. Curry and novel of action, Beef bowl and current topics. In the case of a lunch alone with drinking, I read a quite heavy social problem for the next column."

後輩:「ケーキ屋では?」

Younger: “How about cake shop?"

江端:「うむ、西尾維新先生の『物語シリーズ』が良いマッチングだ」

Ebata: “Well, it is good for me to read Monogatari-serise by Nishio-Ishin sensei"

後輩:「そこまで考えて、一人メシをされていたのですか」

Younger:” I don't know what you thought deeply"

江端:「外食に合わせて、わざわざ本を購入することもある」

Ebata: “Sometimes I buy new book for a kind of lunch."

後輩:「・・・」

Younger:"...."

江端:「食事を『美味しく楽しく』する為の本をチョイスする為には、それなりの事前検討や準備が必要なのだよ。」

Ebata: “In order to makes a meal fun and delicious, I have to prepare for research and direction of books."

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『あまり、私の「一人メシ」を舐めて貰っては困るな』

"Don't make light of my "lunch alone with book""

と、私はキメ顔で言いました。

I said in a smug face.


2015-10-05 「美術という教科は、私に『絶望』を教えているのか?」

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

私は、小中高の全期間を通じて、美術(と体育)の成績を"3"(5段階評価)でキープするのが精一杯でした。

It was everything I could do, that I could do to keep results of the art education in "3" (five phases of evaluations) through the entire period of the K-12.

私には、芸術的な才能がないと ―― そう思っていました。

"I do not have artistic talent" I thought.

なにしろ、楽しくなかった。

Above all, it was not enjoyable.

―― 目に見えている風景と、自分の描いた絵画の間の、絶望的な距離

"Hopeless distance between scenery in front and the picture which I drew"

―― 自分の思い描いていたオブジェと、自分が作った粘土細工との間の、理不尽なまでの不一致

"Unreasonable disagreement between the art object which I imagined, and the clay work which I made

「美術という教科は、私に『絶望』を教えているのか?」

"Does the subject of the art want to teach me "despair?"

と思いましたよ、本気で。

I really thought it.

-----

そんな私が、今、仕事で、ボランティアで、ロゴ(サンプル)のデザインを作成していたりします。

However, now I work making the design of the logo(sample) as a volunteer.

人生、分からないものです。

Who knows my life is going.

忙しくてイラストを依頼できなくなった娘に代わって、自分でイラストを描かなければならなくなった為です。

On behalf of the daughter whom it becomes busy, and difficult to ask an illustration, I came to have to draw an illustration by myself.

この2年間、必死でドローツールの使い方を自習して(市販の本は、「線画」を描きたいだけの私には全く役に立たない)、自分なりのイラストの作り方(×描き方)を完成しました。

For these two years, I have studied how to use draw tool desperately by myself.The commercial books are totally useless to me, because I only want to only draw "line drawing". Finally, I completed how to make(not draw) illustrations for oneself.

これも、パソコンがあってこそ、のことです。

This is never done without PC.

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ある人にとっては、悪魔のような機械かもしれませんが、

For a certain person, this may be the machine like the devil,

文才や画才から完全に見放されていた私を、この世界に連れてきてくれたパソコンには ―― やっぱり感謝しなければならないなぁ、と思うのですよ。

However, PC which brought me the world, even though I was completely given up by literary talent and artistic skill, I want to say "thank you" after all.


2016-10-05 ―― とにかく、レシピ通りに作れ

最近、週末の夕食のいずれかは、私が作っています。

Recently, I cook a dinner one day of weekend, at least.

ここのところ、実家への帰省が多く、料理を作る機会が増えた、ということもありますが、

In these days, I go back to my country house and have some chances do the cooking, and moreover,

「料理を作る」というのは「システム構築」に通じるものがあり、そこそこ楽しいのです。

"Cooking" seems , I think, to be a kind of "system construction", and I can enjoy cooking relatively.

ところで、

By the way,

「料理を楽しむ」為の秘訣は、「美味しく作る」ことであり、

a tip to "enjoy cooking" is to "make it delicious", and

「美味しく作る」為の秘訣は、「冒険をしないこと」です。

a tip to "make it delicious" is not to "take a risk".

―― とにかく、レシピ通りに作れ

"Anyway, obey a recipe"

この一言に付きます。

This phrase comes to an end.

-----

しかし、そのマインドは、「システムエンジニア」としては十分かもしれませんが、新しい価値を創成する「研究員」としては不十分です。

The ming might be good as a system engineer, but it is not enough as a researcher who is asked to make a new value.

「研究員」たるもの、常に新しいパラダイムの料理に挑戦しなければなりません。

I think that researchers should keep seeking a new paradigm at any moment.

(続く)

(To be continued)


2017-10-05 アイドルとファンが等価である ―― という幻想を抱かせる、情報非対称SoSは、自己矛盾を発生させてしまうのです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

ところが、最近は、「握手会」だの「投票」「選挙」だのという、情報の非対称性のプロトコルを破壊する、妙なシステムイベントを発生させるSoSが一般的になってきています。

However, recently, this SoS has strange system events, for example, "handshake party", "voting" "election", and the SoS destroies information asymmetric protocol.

しかし、そのようなイベントを発生させようとも、情報非対称SoSの形態が変わる訳がありません。

However, even if such an event is generated, the form of information asymmetric SoS will not change.

上位システム(アイドル)が、下位システム(ファン)と、等価の情報を有している訳がありません。

The upper system (idol) does not have equivalent information with the lower system (fan).

そもそも、下位システムの数の差が違い過ぎますし、前述した通り、下位システムは、単なる「搾取対象」です。

In the first place, the number of lower systems is too many, and as mentioned above, the lower level system is merely "targeted for exploitation".

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こういシステムイベントを発生させるSoSでは、低スペック(情報リテラシーの低い)下位システムが、暴走するのは、ある意味当然です。

In the SoS that generates such a system event, a low spec (low information literacy) low-level systems, of course, is going to inevitable collapse the SoS.

アイドルとファンが等価である ―― という幻想を抱かせる、情報非対称SoSは、自己矛盾を発生させてしまうのです。

The information asymmetric SoS, that gives a illusion of "Idols and fans are equivalent" to a fun, has a self contradiction in itself.

「アイドルからTwitterでブロックされたことを逆恨みして、そのアイドルに暴行に及ぶ」という、アホが登場するのは、ある意味自明のシステム障害なのです。

A"stupid guy" for example, "who will beat a idol, because of grudging against what he was blocked by Twitter from the idol (singer)" is just a system failure.

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で、なんで、江端は、こんな2~3行で纏められるような話を、わざわざ面倒なシステムから論じているかというと

You might think that Ebata is strange, and he has talked about such a complicated SoS system to explain such a easy story.

実は、先日、私の執筆したSoSの論文の英文チェックが戻ってきたのですが、"poor(5段階評価の2くらい)"が付けられて戻ってきまして ――

To tell you the truth, the other day, I got the invoice of English checking of my paper from a outsourcing company, which included the quality of my paper. It was "poor"(the second from the bottom).

まあ、その事実自体は受け入れ可能なのですが ―― 非常に不愉快な気分になりました。

I could accept the fact, however I could not delete an uncomfortable feelings.

―― というか、

I mean,

『なんで、発注者に対して、受注者が、発注者の提供物に「ケチ」・・・もとい「評価」を付けてくる納品書があるんだ?』と不思議に思いました。

I wondered why this oursourcing company came to find faults.... evaluate in 5 grades about my paper in the invoice.

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今、深く熟考するに

Now I am thinking deeply, and lead to a hypothesis

―― 仮に、お前の論文が、ジャーナルに採択されなくても、

"Even if your paper will not be accepted by a journal"

―― それは、お前の論文の内容が貧弱であるか、

"It might be for your paper's bad quality, or "

―― あるいは、お前の論文の英文が酷すぎるからであって、

"your English literacy might be terrible"

―― 私の英文チェックの品質が悪いからじゃないんだからね

"Anyway the result will not be our English checker's faults"

という風に、『あらかじめ「逃げ」を打っているのかもしれないなぁ』と思ったりしています。

As a above, they might want to include "excuse" in advance in this invoice, I think.

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だからといって、不愉快な気分が収まる訳ではなく、

Even if it is true, I cannot erase my unpleasant feeling in my mind.

私は、何かに八つ当たりするものを探していた、という訳です。

So, I was looking forward to taking it out on something.


2018-10-05 ところが、「家庭の多様化」という考え方については、まだまだ浸透していないように思えます。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

各個人の特性を決めつけることができないように、各家庭の幸せの態様も、何人も決めつけることはできないものなのです。

Nobody cannot decide a happiness style of each family, as nobody cannot decide a person feature.

ところが、不思議なことに、家庭を運営していない人(独身者等)の多くは、家庭の態様をかなり勝手なイメージで構築してしまいがちのようなのです(しかも、メディア等の情報に基づいて)。

However, strangely, many persons who don't manage their family (e.g. a single), are apt to make their image about family by themselves (mostly based on mass-media)

例えば、飲み会なので、彼らの話を聞けば、

For example, in the drinking party, I have heard their opinions,

然り、

like,

■娘の前で、下着姿で歩く父親は嫌われる

"A father who walks in underwear in front of my daughter will be disliked"

だの、

or,

■結婚記念日にプレゼントを忘れると、大変な夫婦不和になる

"A wife will get mad with her husband, if he forgets a present at the anniversary.

だの、

e.t.c.

ハッハッハッ ―― 笑わせるな

Ha-ha-ha. Don't make me laugh,

困ってるのは、私の方だ(詳細は割愛します)。

It is me, that is in troubles.(I omit this topic anymore)

で、そういうステレオタイプな独身者の話を、所帯持ちの方は、ニヤニヤしたり、苦笑いしたりして、聞き流している訳です。

Family owners continues to hear the story with wry smiles of the stereotypical singles talk.

これらを、ロジカルに説明するのが難しく、なにより面倒くさいからです(酒や食べ物も不味くなりますし)。

It is difficult to explain these things logically. Moreover, it is troublesome(sake and food will also be unpleasant).

-----

近年、「個(性を含む)」に対する多様化への理解は深まってきていると思います(*)。

In recent years, I think that the understanding of diversification of "individuals (including gender issues)" is getting deeper (*).

(*)差別的な内容の論文を寄稿する、不勉強に加えて論理的思考能力が欠落している政治家もいるようですが。

(*)There seems to be some politicians who contribute discriminatory content papers about sex difficult issues, and lack their study and logical-thinking.

また以前より「民族」や「国家」に対する多様性については ―― といって、といっても、ここ150年くらいですが ―― その概念はあったと思います(*)。

Also, there seemed to be diversities with respect to "ethnic" and "nation" from the past, though it has been started around 150 years ago(*)

(*)昔から「内政干渉」「民族独立」という言葉があったくらいですから。

(*) Since long ago there were words "domestic interference" and "ethnic independence".

ところが、「家庭の多様化」という考え方については、まだまだ浸透していないように思えます。

However, it seems that the concept of "diversification of the family" has not been recognized yet.

家庭を持った経験のない人が、ステレオタイプの家庭観を持ってしまうことは、仕方がないことかもしれません。

It cannot be helped that a person who has no experience to have a family, have a stereotype family view.

しかし、「家庭の多様性」を理解していないと思われる言動を繰り返す一国の総理大臣が、現状把握ができないままに国政を運営しようとしているのであれば ――

However, the prime minister of a country, who trys to re-make a new (but old) family style withount knowing the present 'family diversity', is going to operate state affairs.

それは、とても怖いことです。

This is a very scary thing.


2019-10-05 『AI技術の内容を1mmも理解せずに、ベンチャーの講演会の話を間に受けて、そのまま、社員にAIビジネスを語る』

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

『現時点で、我が国で出版されているAWS(Amazon Web Service)の教本は、全部"ゴミ"だ』

"At this time, all AWS (Amazon Web Service) textbooks published in Japan are garbage.."

と、私が言っているのは、「本当に、私はそう思っているから」です。

The reason I am saying is because I really think so.

なぜ、"ゴミ"かと問われれば、「その本を読んでも、(私は)AWSでシステム構築ができなかったから」です。

If asked they are "garbage", "I read the books, however, I couldn't build a system with AWS."

これには理由があります。

There is a reason for this.

AWSの本を執筆する人が、AWSをほぼ理解し終えた人であって、その「理解し終えた立場から」 —— つまり「ゴール」に到着した立場から —— 本を執筆しようとするからです。

The author who wrote an AWS book is a person who has almost understood AWS, and he/she tries to write te book On a full understanding, In other words, "from the goal point"

それらの本が、「初学者にとってゴミ本」になるのは当然です。

It is natural for any beginners to be treated as "garbage book"

そもそも、これらの本は、「序文」がゴミです。

To begin with, the introduction of these book is garbage.

序文には、「AWSの素晴しさ」やら「仮想化システムの未来」などという話が、ダラダラと記載されています。

In the introductions, the books has "AWS splendid" or "the future of virtualization system" in a sloppy way

しかし、業務命令でAWSを使ってシステムを組まなければならない私にとって、こんな話は、ただの『ノイズ』でしかありません。

But, I have to make a system using AWS as s business instruction, these stories are such just "noise".

まあ、そういう話は、

These stories are appreciated by persons who want to

『AI技術の内容を1mmも理解せずに、ベンチャーの講演会の話を間に受けて、そのまま、社員にAIビジネスを語る』

"tell "AI ​​business" to employees after hearing stores of lecture of the venture president without understanding contents of the AI ​​technology"

ということをする、『自分の頭の中で、技術を具体化できない』社長や管理職が好きそうではあります。

The persons are, in many case, president and managers who cannot embody the technical in their heads.

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もし、社長や管理職が、

If the president and managers insist

『私は技術者でない。故に技術を理解できないのは仕方がない』

"I am not an engineer. Therefore it cannot be helped that we can not understand the technology",

と言い張るのであれば ——

私も、

I also insist,

『私は法律家でない。故に法律は理解できない』、

"I am not a lawyer. Therefore I cannot understand the law",

『私は翻訳家ではない。故に英文は書けない』

"I'm not a translator. Therefore I cannot write English documents",

『私は経理の専門家ではない。故に会計計算はできない』

"I'm not an expert of accounting. Therefore it can not accounting calculation "

と言い張ります。

そして、契約書の叩き台の作成を、英文論文の執筆を、予算管理の仕事を、正々堂々と「拒否」します。

Then, I will reject the works of "the creation of a basis for agreement", "the writing of the English paper", and "the work of the budget management".openly and squarely.

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I feel hard to continue same phrase again and again, however, I say again." There is none technology called "AI"".

AIとは、単なる「概念」です。

AI, is just a "concept".

その実体は、従来技術を、超高速化、最適化した上で、それらをスケール化して、巨大データを取り扱えるようした技術、またはその集合体です。

The substance is a technology or collection of technologies that can handle huge data by scaling them up after ultra-high speed and optimization of conventional technologies.

少くとも「知能」と呼べる代物ではありません。

It is not a substitute for at least "intelligence".

もちろん、これらは、難しい技術であり、『誰にでも使いこなせる』技術ではないのかもしれません。

Of course, these are difficult technologies, which that might not be able to used by anyone.

しかし、『誰もが理解できない技術』ではありません。

However, it is not "technologies that nobody can understand".

例えば、こんな風に言えると思います。

Let me say it like this,

■「誰もが将棋の名人になれる」とは言わない

- I don't say "everyone can become a shogi master",

だが、

however,

■「誰もが将棋のルールを理解できない」とは言わせない。

- I don't say "nobody can understand the rules of shogi".

-----

要するに、『技術者でないから、技術を理解できない』と言い張る社長や管理職は、

In short, the president and managers who insist that "I am not an engineer. Therefore it cannot be helped that we can not understand the technology", is

—— 甘えている

with the presumptuous attitude

のです。

(続く)

(To be continued)


2020-10-05 「いかなる手を尽しても、絶対的に救えない、究極の死」などというのは ―― 本当に、冗談ではありません。勘弁して下さい、と、全力で土下座できるレベルです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

しかし、一方の私は、「完全な死」など希望していません。

But I, on the other hand, have no hope of "complete death".

■理性的な思考が残存しており、

- Reasonable thinking remains,

■自分の意志が第三者に伝達可能で、

- Being able to convey my intentions to a third party

■自分の肉体が可制御の状態にあって、

- My body is in control

■絶望的な苦痛が到来する前に

- Before the arrival of desperate pain

とっとと死んでしまいたい、という気持ちがあります。

I have a feeling that I want to die suddenly.

I have affirmed the death of pain avoidance and have done it to others.

「いかなる手を尽しても、絶対的に救えない、究極の死」などというのは ―― 本当に、冗談ではありません。勘弁して下さい、と、全力で土下座できるレベルです。

"The ultimate death that I can never save no matter what I do" is not joking. I can kneel down on the ground with saying "Please forgive me "

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私が何を言いたいかというと、

What I want to say, is that

『あらゆる手を尽くして延命を施すという考え方』は、昨日の「江端の腕時計」の話と似ていないか

Isn't "the idea of doing everything possible to prolong life" similar to the story of "Ebata's watch"?

ということです。

私の命を制御する側 ―― 例えば

The side that controls my life, for example

■「医師」の立場からすると、命を可能な限り延すことが「職務」であり、

- From the point of view of a "doctor", it is the "duty" to prolong life as much as possible.

■「身内」の立場からすると、命を可能な限り延すことが「権利」である

- From the standpoint of "relatives", it is "right" to prolong life as much as possible.

かのように思えるかもしれない、ということです。

might think this problem as aboves.

言い換えるのであれば、

In other words, that means,

『私の腕時計は、耐用年数を越えて、すでに廃棄される状態にある』

"My watch has reached the end of its useful life and is already in a state of disposal."

にもかからわず、

however,

『腕時計の意志を無視して、性能劣化している状態で、見苦しい外観を晒され続け、所有者によって動かされて続けられている』

"Ignoring the will of the watch, it continues to be exposed to its unsightly appearance and kept being driven by the owner, with its performance degraded."

ということです。

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『腕時計と人命を同じロジックで説明するのは乱暴に過ぎる』と思う人はいるかもしれません。

Some may think that it is too rough to explain a wristwatch and human life with the same logic.

We know that we have to think comprehensively about various issues such as law, bioethics, and social conventions and common sense at that time.

しかし、私は、この問題、一度、ここまで単純化して考えてみる必要があると思っています。

However, I think this problem needs to be simplified to this point once.

―― 私達は、「腕時計の使用者」であると同時に、「腕時計本体」でもあるのです。

We are not only "watch users" but also "watch bodies".


2021-10-05 「ブルーピリオド」という漫画の無料版を読んで、『久々に凄いもの読んだ』と思いました。

「ブルーピリオド」という漫画の無料版を読んで、『久々に凄いもの読んだ』と思いました。

When I read the free version of the manga "Blue Period," I thought to myself, 'I haven't read anything that good in a long time.

高校で美術部部長をしていた次女に、『「ブルーピリオド」って知っているか』と尋ねたら、『フッ』という顔をされました ――

When I asked my daughter, who was the head of the art club in high school, "Do you know "Blue period?", she gave me a disappointed look.

「知らいでか」という表情でした。

She had a look on her face that said, "Who are you asking?"

我が家では、アニメの予約録画はしないようになっていますが、「ブルーピリオド」は私が予約を入れました。

We are not supposed to pre-record anime in our house, but I did pre-order "Blue Period".

第一話を見た家族全員が(嫁さんも含み)、全員一致で視聴を継続することになりました。

After watching the first episode, my whole family (including my wife) unanimously decided to continue watching.

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私も、自分でイラストを、パソコンを使って『エンジニアリング手法』を駆使して製造(×創作)しています。

I am also manufacturing (x-creating) my own illustrations, using computers and "engineering methods".

ですので、自分の頭の中のイメージを、2次元空間に展開する難しさは ―― まあ、絵画で生きている人の1/100~1/1000くらいは、共感できると信じています。

So I believe I can relate to the difficulty of developing the image in my mind into a two-dimensional space -- well, at least 1/100 to 1/1000 of those who live by painting.

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私はイラストが完成すると、LINEで家族に送付していますが、

When I finish an illustration, I send it to my family on LINE, they said,

『技術が向上したね』

"Your skills have improved"

とは言われても、

However, they have never said to me,

『絵が上手になったね』

"You're getting better at drawing.

とは、一度も言われたことがありません。


2022-10-05 ちなみに、当時の弊社では、メモリリークを起こす実装をしたエンジニアは、回りの人間から『バカ、アホ、死ね』と言われて、頭(こうべ)を垂れ続けなければなりませんでした。

『プログラミング言語「C++」は嫌われる』という内容の記事は、ちょくちょく目にします。

I often see articles that say, "The programming language 'C++' is hated".

しかし、大きな本屋に行くと、C/C++の本の数が圧倒的です。

However, if you go to a large bookstore, you can see the number of C/C++ books is overwhelming.

下手すると、プログラム言語関連の半分が、C/C++の本だったりします。

Half of the books related to programming languages are often C/C++ books.

まあ、C/C++が選ばれる理由は、「ハードウェアの性能を最大限引き出す、低レベルのインターフェース」

Well, C/C++ is chosen because of its "low-level interface that maximizes hardware performance."

であり、

and,

C/C++が嫌われる理由は、「メモリリークが引き起こす、システムダウンへの恐怖」

C/C++ is disliked because of the "fear of system downtime caused by memory leaks."

でしょう。

I think that.

ガーベージコレクションが実装されている言語は、当然のことながら、実行速度が遅くなります。

Languages in which garbage collection is implemented are naturally slower to execute.

そういう面倒なことを気にせずに、平気で実装できる乱暴さがあるからこそ、C/C++は現在も最速の言語として君臨し続けているのです。

It is precisely because of the wildness that can be implemented with impunity, without worrying about such troublesome things, that C/C++ continues to reign as the fastest language to this day.

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私、米国赴任中に、現地で発生していたメモリーリークの問題を、「商用ライブラリ」の中に発見して、この回避方法を見つけました。

While on assignment in the U.S., I found a workaround for this problem of memory leaks that I was experiencing locally in a "commercial library".

それをミーティングの時に発表して、メンバーから絶賛された(と思う)のを覚えています。

I remember presenting it at a meeting and receiving (I think) rave reviews from the members.

というか、『この国のエンジニアは、メモリリークを容認するのか』とビックリしたのを覚えています。

I remember being surprised that 'engineers in this country tolerate memory leaks.

ちなみに、当時の弊社では、メモリリークを起こす実装をしたエンジニアは、回りの人間から『バカ、アホ、死ね』と言われて、頭(こうべ)を垂れ続けなければなりませんでした。

Incidentally, at our company at that time, the engineer who implemented memory leak had to keep hanging his head, with hearing "you are an idiot, a moron, and should die".

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「GoogleはC++の仕組みを土台として、C++と互換性のあるCarbonを開発する」と聞きました。

I heard that "Google will use the C++ mechanism as a foundation to develop Carbon, which is compatible with C++."

Googleのアホー!

"Google Idiot"

そんなもんいらんわー!

"I don't want that! "

そんなもん開発するくらいなら、

Instead of developing something like that, release an extended version of C++ from the get-go! with

(1)スケーラブル軽量スレッド(goroutineのこと)、と

(1) Scalable lightweight threads (goroutine's), and

(2)チャネルを追加実装した、

(2) Additional channels are implemented

最初から拡張版のC++をリリースしろ!

と、言いたい。

I want to say that.

ちなみに、メモリリークは、『間抜けなエンジニアの証明』で、私はO.K.です。

By the way, I am O.K that "memory leaks" is 'dumb engineer proof'"

ガーベージコレクションが走ると、正確なプログラムの実行時間が分からなくなるからです。

Garbage collection is not a good idea because it makes it impossible to know the exact program execution time.

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まあ、どっちみち、私は、Golangを人生最後のプログラム言語とする予定なので、まあ、今からどんな言語が出てこようとも構わないのですが。

Well, anyway, I plan to make Golang the last programming language of my life, so, well, I don't care what language comes out now.


2023-10-05 エンジニアではない多くの皆さんは、企業の実験は、潤沢な資金のある高度な装置を使ったテストをしていると思われているかもしれませんが ―― 現場のテストのリアルなんて、こんなもんです。

劣化した無線通信環境を作って実験する必要があったのですが、この「劣化した無線通信環境」というのが、なかなかに難しいのです。

It was necessary to experiment by creating a degraded wireless communication environment. However, this "degraded wireless communication environment" is quite tricky.

TCとかを使って、ちゃっちゃとやってしまえば簡単だと思うのですが、『自然な環境(?)』というのを試してみたいという意見もあり、今、ドタバタとやっています。

I think it would be easy to do it quickly using a TC, but some want to try a "natural environment(?)," and we are in the doldrums.

終端装置を近い位置に置くと通信品質に差が出てこないし、遠い位置に置くと通信測定ソフト(iPerf3)が動かない。

If the terminating devices are close together, there is no difference in communication quality; if they are far apart, the communication measurement software (iPerf3) does not work.

色々試した結果、ベットマットレスや布団をを障害物につかうと、ギリギリ測定可能なレベルまで通信品質を落すことができることが分かりました。

After various trials, we found that using a bed mattress or futon as an obstacle could reduce the quality of communication to just barely measurable levels.

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ちなみに、アルミ箔やら、金属の箱を使って、通信中継装置や終端装置を包んだ実験では、

Incidentally, in an experiment using aluminum foil and metal boxes to wrap communication repeaters and terminating equipment,

―― 通信レベルが"改善"してしまいました

the communication level was "improved."

正直、頭を抱えました。

Frankly, I had my head in the sand.

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エンジニアではない多くの皆さんは、企業の実験は、潤沢な資金のある高度な装置を使ったテストをしていると思われているかもしれませんが ――

Many of you who are not engineers may think corporate testing is done with well-funded, sophisticated equipment, but

現場のテストのリアルなんて、こんなもんです。

the reality of field testing is like this.