AG-デスクトップレコーダで、4秒(数秒)しか録画できない(のが直った)件
■AmuseGraphicsはドキュメントフォルダーにあるAmuseGraphicsというフォルダーに設定ファイルを保存しています。このため、古い設定が残っていて問題が出ている可能性も考えられますので、もしドキュメント\AmuseGraphicsを残されていた場合には、このフォルダーを削除してから、再度、AmuseGraphicsでレジストキーを登録してみて下さい。
■制限設定については、前述のAmuseGraphicsフォルダーの削除で、問題があった場合にも問題は無くなると思われます。制御キーについては、設定ダイアログの「録画制御キー設定」で、「F12」となっている所を「無効」に変更すれば、他ソフトやキーボードの異常動作により、録画制御キーが押された状態になっても録画が終了する事を防げます。
■プレビューダイアログについては、AGアイコンをクリックして表示し、「設定変更」から、「ピン止め」を選択し、再度AGアイコンをクリックし、表示させた状態で、このダイアログにある「録画開始」ボタンを押し、「録画開始」から「録画終了」に変わった後、勝手に「録画開始」に戻っているかどうかを確認すれば、何かしらの問題が発生しているかどうかのヒントは得られるかもしれません。
■なお、H.246コーデックや録音デバイズ絡みの問題も想定されますので、上記の確認を行っても状態に変化がない場合には、コーデック設定を「AmuseGraphics Movie (AGM形式)」、オーディオ設定を「使用しない」に変更しても、やはり4秒しか録画できないかどうかを確認してみて下さい。
■デフォルトではAeroがOnになっていますので、キャプチャー可能なフレームレートは最大15FPS程度にしかなりません。
■この様な状態で高フレームレートでの録画を試みますと、処理負荷が高くなり、特にH.264でのエンコードには悪影響を及ぼす可能性があるのかもしれません。
■Windows7での高フレームレートでの録画用には「Aero停止」機能を提供しています。
■Aeroを停止すると、半透明のAeroグラス表示が行われなくなりますので、ソフト動作のデモ用にキャプチャーする場合等には相応しくは無くなりますが、キャプチャー可能なフレームレートは60FPS程度まで向上します。
■ただし、問題の本質が、H.264エンコーダーが高フレームレートでのリアルタイムエンコードに耐えられない、ということであった場合には、Aeroを停止してキャプチャーレートを上げると、更に酷い状況になる可能性も考えられます。
■その様な場合にも、AGM形式用のエンコーダーは、当方が開発しており、通常は、60FPSのリアルタイム録画でも、CPU性能に応じたエンコードを行う様にしています。
■リアルタイムのH.264エンコードが上手く行かない場合には、録画はAGM形式で行い、AGM形式の録画ファイルが出来上がった後、AGMPlayer/AG-ムービーカッターで、それをmp4(H.264)形式に再エンコードする、という手もあります。
■この場合には、H.264エンコーダーでも、時間をかけて無理のないエンコードが行われますので、リアルタイム録画では問題が発生する場合にも、問題が発生しなくなる可能性は高くなります。時間がある時にでもお試し下さい。