0207|09|
2007|09|10|12|
2008|01|02|03|
2009|01|05|08|10|11|12|
2010|01|02|03|04|09|11|12|
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2024|01|02|03|04|05|

2013-02-09 「中二病」の父親

中学二年生の長女は、不思議なことに、「中二病」を発症していないように見えます。

もっとも、保護者に見えるように、中二病を振る舞う中学二年生というのは、いないのかもしれませんが。

しかし、自分のことを返り見てみると、「大国のエゴ」とか、「理想では誰も救えない」などという、中二病特有のフレーズは、結構使っていたように思うのです。

そのような発言が、日常生活で思わず漏れ出てしまうのが「中二病」というものだと思うのですよ。

で、本日、考察してみました。

結論から言うと「私が悪い」。

-----

「中二病」を発症する為には、一定の環境が必要となると考えます。

まず第一に、

■保護者の無理解

が必要です。

「そんな、エラそうなこと言っている暇があったら、勉強でもしていなさい」

という、極め台詞、黄金フレーズが、保護者から発せられなければなりません。

また、

■一定の知識

も必要です。きちんとした系統だった知識は不要でも、少くとも「単語」は必要です。

そうですね、「搾取」「圧政」「階級的矛盾」「貧困」「富の不平等」程度の単語がなければ、中二病のスタートラインに立つことができません。

-----

さて、我が家の場合、どうなるかというと、

■父親が中二病

例えば、娘に「死刑制度」「麻薬と責任能力」「イジメと法律」「テロリズム」という、ありとあらゆる社会問題に関して、議論をふっかける主体が、こともあろうに、

―― 父親

そんでもって、その父親が、また下手に知識だけは仕入れているものだから、さらに面倒くさい。

科学技術は勿論、行政法や法律(民法)も一定の知識があり、哲学なども嫌いな方ではない(ただ、どれもこれも中途半端で、極めていない)。

■本を読むのがそれほど好きではない

ラノベ(ライトノベル)を時々読む程度。新聞もほとんど読まない。

こういう環境下で、子供が中二病を発症するのは、困難です。

下手な議論をふっかけようものなら、父親の独壇場が延々1時間以上も続き、

で、いつまでも就寝しない父娘に、ついに母親が切れる、と。

-----

中二病は、一定の社会性を持ったバランスの良い人格を形成する上で、罹患が必要な必要な病気だと思うのです。

そういう観点では、私は、父親としては望ましくない人間なのかもしれません。


2014-02-09 しかし、その「お元気なご老人」の「最期」は、放送されません(後半)。

(「前半はこちら」からの続き)

具体的には以下の2点。

There are concrete two points as follow.

(1)もう、もとの生活に戻れず、今より悪くなっていくことが確定した命を、その命の持ち主は、どう考えて生きているのでしょうか?

(1)How do they think their life that have already been decided that they cannot return to the previous health life, and go worse than now.

(2)そして、当事者ではない私たちは、そのような命を、どのように把握して生きていくべきなのでしょうか?

and, (2)How do we have to understand their life from the third person's views?

この問題が哲学の領域の問題であり、ソーシャルワーカやケアマネージャの人には、荷の重すぎる質問であることは、十二分に判っていました。

I knew well that these questions belonged to philosophy, so it should has been hard for social workers and care managers to answer the problems.

しかし、「現場」という観点では、彼らこそがスペシャリストである、と考えました。

However, from the viewpoint of "on-the-spot", I thought they were really specialists.

彼らは、明示的には言ってくれませんでしたが、黙示的に「解はない」と教えてくれた ―― と考えています。

They didn't answer my questions explicitly, I believed that they told me that "nothing to answer" implicitly.

上記(1)の質問に対しては、「産まれてきてよかったハズである。生きてきてよかったハズである、と思えるように、人生の最期を生きること」

According to the (1) question, that is "getting the ending time they feel happy to had been born and their life"

上記(2)の質問に対しては、「産まれてきてよかったハズである。生きてきてよかったハズである、と思わせるように、人生の最期の環境を整えて上げること」

According to the (2) question that is "making their ending time they feel happy to had been born and their life"

と。

で、私は「それは、一体どのようなものなのですか?」と、さらに尋ねたところ、

Additionally, I asked the care persons to what it is in detail.

「『優しい気持』『穏やかな気持ち』『安心できる気持ち』にさせるようなものだと思います」と教えて頂きました。

They answered me "warm, calm and easy feeling".

更に私は、「それはどのように具体化されるのですか」と尋ねました(私も、たいがいしつこい)。

Insistently, I asked them how to give sharp the feelings.

「それは『一所懸命』を一生懸命やることでしょうか。所詮、私たちにでることは、その程度のことだと思うのですよ」と、おっしゃっておられました。

They told me that "I think we do best for "doing our best". What we can do is such thing, after all.

深く感銘を受けるお話だったと思います。

Impressed deep stories, I thought.

「一生懸命」が、そのまま「優しさ」に至るとは限らないし、ましてや、健康な元の日々に戻すことなんかできない

Not all "do best" can reach "warm feeling", much less to make them return to old good days.

―― でも、それしかできないじゃないですか、と。

However, What we can do is such thing.

-----

全ての人生が死に向っている以上、私たちは、皆、負ける運命にある ―― これは絶対的な事実のようです。

All of the people in the world have fate of defeat. I think this is real grit.

とすれば、目的や目標を与えられて、そこに向かって進むことを、絶対的な価値のように言われている今の世の中、―― それは、受験でも、仕事でも、なんでもいいのですが、―― このような価値観は、人生の最期の最期で、完全に裏切られることになる。

So, the concept of value that going to purposes or targets for example, examination and business, is the best, eventually becomes meaningless.

私たちを、受験や仕事に追いたてて来たものに対して、嘘つき!」「嘘つき!」「嘘つき!」と、100回呼び続けても、もう、その時では遅いのです。

It should be too late if we accuse the concept in the last stage of our life, with shouting "you are a liar!!" repeat.

「目的・目標指向ベース」の生き方を、今変えておかないと、私は人生の最期の最期で、世の中を呪詛しながら死んでいくことになりそうです。

Unless I change the direction of my life now, I am about to going to death with cursing the world around me.

-----

今の私は、「優しさ」とか「愛」とか、そのようなものの片鱗しか理解できていないと思います。

Now I think I understand a little part of warm feeing and love.

でも、今のうちに、人生の位置付けを「目的」や「目標」などというものから、方向転換していかないと、

Unless I change the direction of "purposes" and "targets" to others, I come to think,

―― マジでヤバイ

Seriously dangerous.

と、真剣に思い始めています。


2015-02-09 「江端さんも、やればできるじゃないですか」

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, a new column is released, so I take a diary off.

"Let's turn the world by "Number" (11) Does oil really dry up?"

御一読頂き、Twitter等で、江端が喜ぶコメント(だけ)を頂ければ幸いです。

I hope you read the column, and give me some nice comment that make Ebata be happy (only) by Twitter.

-----

今回のコラムの中で登場する

The junior fellow who appeared in this column and said the following

「江端さんも、やればできるじゃないですか」

"Ebata-san. You can do it if you try"

と言った後輩は、

―― 実在します。

exists.


2016-02-09 ―― あのね。油断するとね、あっと言う間に堕ちていくんだよ

昨夜、コラム用のイラストを描き上げて、階下のキッチンに降りたところで、冷蔵庫の前で立っている長女と出あいました。

Last night, after finishing drawing the picture for a column in series, I went downstairs. I met my senior daughter in front of the refrigerator at the dining room.

何をやっているのか? と尋ねたら、

When I asked her what she was doing, she said,

『アイドルの写真を見ているの』

"I am watching a pinup picture"

と言われました。

冷蔵庫の扉を覗いてみたら、そこには(誰だかは知らない)アイドルの女の子の写真を印刷したものが貼ってありました。

I saw the refrigerator door, there was a popular girl's photo (I don't know her at all) that was printed.

女子高生が少女のアイドルのファンであることは、別段珍しいことではないでしょうが、(いまさら、アイドル?) という感じはありました。

I thought that if she was fan of the girl, it was not special for teenagers girls, however, I also thought "Why now?".

-----

She said,

『現役のアイドルの頃の写真と、今の写真の両方を貼っている』

"I pasted pictures of both on active and the after,

というので、「何の為に?」と尋ねたら、

I asked her "What for?"

―― あのね。油断するとね、あっと言う間に堕ちていくんだよ

"Well, if I am relax, I start to fall down in just about no time"

と応えました。

She answered.

そうか、パパにはお前が言っていることが全然分からんが。

Yes. I could understand what you said, but I could understand what you want to s say.

(続く)

(To be continued)


2017-02-09 危うくメンタルをやられそうになった

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, new my column is released, so I take a day off.

Let's turn the world by "Number" Accident resulting in injury or death (39) "

"Diving" simulated in 1/100 second units was full of unimaginable pain and despair

-----

今回の執筆で、

In this column,

危うくメンタルをやられそうになった

Nearly being mentally maddened

そういう週末研究員は

Such a weekend researcher

実在します。

has existed.


2018-02-09 『「横展開」は、特定の人間をビークルとしなれば成功しない』

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

私の二人の娘の差異よりも、製品やサービスシステムの差異は、もっと大きいです。

The difference between products and service systems is even greater than the difference between my two daughters.

(ちなみに、嫁さんは、『システムの方が差異が小さいんじゃないの?』と驚いていました)

(Incidentally, the wife was surprised to hear my opinion, and said "Is not the system smaller than the difference?")

システムに対して、気楽に「横展開」と言うような人は ――

People who say "horizontal expansion" comfortably for the system,

「基本的に『システム』なるものを分っていない」

"do not know what is "system""

と、私は思っています。

I think so.

(口にしないだけです。私、サラリーマンですから)。

(But I do not say anymore, because I am a hired engineer).

-----

ところで、特許法の解釈では、「技術」とは

By the way, in interpretation of patent law, "technology" is

(1)特定の目的を達成する為の手段

(1) Means for achieving a specific purpose

であって

and

(2)第三者に伝達可能なもの

(2) Things that can be communicated to a third party

でなければならず、さらに

in addition,

(3)その個人の特性(能力やセンスやカン)に依存する「技能」ではない

(3) not "skill" that depends on the characteristics (ability, sense or can) of the individual

と明確に言い切っています

It is clearly stipulated.

(特許法の講義では、一番最初の授業で、最初に「技術とは何か」を叩き込まれます)

(In the lecture of the patent law, at the very first lesson, "what "technology" is")

「横展開」は「技術」ではありません。

"Horizontal expansion" is not "technology".

さらに言えば、「技能」ですらありません。

In addition, is not even "skill".

-----

「横展開」とは、

"Horizontal expansion" is

(1)商品とかサービスモデルの「設計図」のようなものとしては継承できないもので、

(1) not be able to be inherited as things like "design drawing" of goods or service model,

(2)その「設計」をした人間のみに「思想」としてのみ残るもので、

(2) to remain only as a "thought" for a person who "designed" it,

(3)そういう、暗黙知的で、一身専属的で、他人に譲渡できないもの

(3) something that is implicitly intellectual, personally exclusive and can not be inherited

です。

-----

『「横展開」は、特定の人間をビークルとしなれば成功しない』

""Horizontal expansion" will not succeed if we make a specific person a vehicle"

これを理解していない人が、あまりにも多すぎると思うのです。

I am afraid that there are too many people who do not understand this.

(でも「誰が」とは言いません。私、サラリーマンですから)。

(But I do not say anymore, because I am a hired engineer).


2019-02-09 その損失時間、ざっくり5時間。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

話を戻します。

I return the story.

会社からの「スマホやPCのOSの強制交換命令」は、運用コストやセキュリティの観点から言えば、仕方のないことだと思います。

From the viewpoint of operational cost and security, I think that it is inevitable "instruction for forced exchange of smartphone or PC OS" from the company.

しかし、使い慣れたデバイスを捨てて、新しいデバイスを期設定から作り直す、というのは、心理的負担と時間的負担の両方から、非常に気の進まない作業です。

However, to throw away familiar devices and recreate new devices from schedule setting, it is a very unwilling work from both psychological burden and time burden.

例えば、新しいiPhoneに移行するとしても、

For example, even if I have to move to a new iPhone,

「ほら、今日からこれを使え」

"Here, use this one from today"

と、以前の設定が完全に受け継がれた新しい機種が、ポンっと手渡されるのであれば、私は文句を言いません。

And I will not complain if a new model whose previous setting was inherited completely is handed over in a brief manner.

-----

ところが、新しい機種変更への設定は、単に電話番号が引き継がれるだけです。

However, in many case, it will simply take over the phone number.

メールアドレスやSNSのアカウントが引き継がれることはありません。

E-mail address and SNS account will not be carried over.

多くの場合、設定用のアカウントとパスワードを忘れてしまっており、この設定を最初からやり直す手間で、設定やヘルプセンターへの相談などで、膨大な時間が費されます。

Many people have forgotten their account and password for configuration, and it takes a huge amount of time to redo this setting from the beginning, and to contact a help center, etc.

また、その間の通信が断絶することで、人間関係にヒビが入る可能性も否定できません ―― 特に学生世代では、それが顕著なようです。

Moreover, the possibility of cracking into human relations will be happen durring downtime of communcations. Especially in a student, it seems to be prominent.

法人(会社)に至っては、電話番号の引継ぎ手続や、会社システムとの連携も社員にやらせているくらいです。

To the corporation (company), employees are also trying to hand over the phone numbers and cooperate with the company system.

実際に私は、30ページからなるマニュアル2冊を読みながら作業を行い、そして、その手続と連携に失敗して、情報管理部の人に直接電話しなければならなくなりました。

Actually I worked while reading the two manuals consisting of 30 pages, failing to cooperate with that procedure, and I had to call people in the information management department directly.

その損失時間、ざっくり5時間。

That loss time, was roughly 5 hours.

(続く)

(To be continued)


2020-02-09 ―― 江端は、2行で説明可能な文章を、わざわざ100行にする能力 ―― 駄文作成能力 ―― がある

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

長女:「『自分にできることを、他人にもできる』と考えるのは、暴力だ」

Eldest daughter: "It's violence to think that you can do what you can do to others."

とも言われました。

She said.

長女も、今、大学のゼミのレポートで狂っている最中です。

My eldest daughter is now going crazy with a report from a college seminar.

-----

私は、友人も、恋愛も、学業も、仕事も、語学も、人間関係も、沢山の「できないこと」があります。

I have many things that I can't do with friends, love, school, work, language, and relationships.

要領も悪いし、頭も悪い、という自覚もあります。

I have a bad sense and a conscious mind.

しかし、

However, I think

―― 「文章を書く」ことで、困ったことは、(ワープロ登場後)人生で一度もない

"I've never had any trouble writing in my life (after a word processor)"

とは、思います。

後輩や同僚から、

Juniors and colleagues said to me

―― 江端は、2行で説明可能な文章を、わざわざ100行にする能力 ―― 駄文作成能力 ―― がある

"Ebata has the ability to make 100 lines of text that can be explained in just two lines --- "Bad writing ability""

とも言われてきました。

実際、友人のレポートの代筆で、昼飯代を稼ぎましたし、大学の卒論では、友人から「共同執筆として欲しい」と縋り付かれたこともあります。

In fact, I earned lunch tickets by my friend's report, and in a university graduation thesis, a friend asked me about "Co-authoring".

-----

確かに、長女の言う通り、私には、

Certainly, as the eldest daughter says,

「世の中には、どうしたって『レポート』というものを書けない人がいるんだよ!!」

"There are people in the world who can't write a "report" anyway!"

を、理解できていないのだろう、と思います。

I am afraid that I cannot understand it.

という訳で、この事件、司法の判断を待ちたい、と思います。

So, I want to wait for this case of judicial decision.


2021-02-09 ―― 学閥、人脈、コネ一切なしの、シニアのサラリーマンエンジニアの「ぼっち戦略」

The manga whose title is "Saving a Weak Nation by the Numbers!" This is a very interesting comic book.

# パパのkindleで読めるぞ > 娘たち

# You can read this on Dad's Kindle > my daughters

今調べたら、文庫版もあるようでした。購入を検討中です。

I found that there is also a paperback version. I'm considering buying it.

-----

As I've explained in my previous in "AI Series", this books include

■ゲーム理論

- Game Theory

■オークション理論

- Auction Theory

の話が、物語の中で、大変分かりやすいユースケースになっていて、感動しています。

and, I am impressed by the very clear use cases in the story.

それと、私の知らなかった「ホルト・ウィンスタース法」による需要予測計算や「ランチェスターの法則」なども登場します。

Also, "Holt-Winsters method" and "Lanchester's Law", which I have not known about, come to appear in the book.

これらを、WikiPediaで調べながら、マンガを読んでいました。

I was reading the manga while looking these up on WikiPedia.

「ランチェスターの法則」の戦力比較方式など、『いつか、どこかのコラムで使ってやろう』と虎視眈々と考えております。

I've been vigilantly thinking about using the "Lanchester's Law" method of comparing forces in my columns.

この年齢になって、私はようやく「単利計算」と「複利計算」の違いを理解するに至りました。

At this age, I have finally come to understand the difference between "simple interest calculation" and "compound interest calculation".

(でも、これは以前お話した「消費者金融」や「アムウェイ」の話と似ています)

(These are similar to the "consumer finance" and "Amway" stories we talked about before.)

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この漫画(文庫)の一貫したポリシーは、「徹底した弱者戦略」です。

The consistent policy of this manga (library) is "thoroughgoing strategy for the weak".

私の立場に置き換えるのであれば、

If I were to put myself in my shoes. I could think,

―― 学閥、人脈、コネ一切なしの、シニアのサラリーマンエンジニアの「ぼっち戦略」

""A lonely strategy" of a senior salaried engineer without any academic cliques, connections, etc."

と考えることができます。

これも以前お話しましたが、

I told you this before, too.

""Weak" is "strong" when I master it."

に通じるものがあり、大変勉強になります。

I learned a lot from this story.

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という訳で、世界に冠たる「数学大嫌い国家、日本」の若者のみなさん。

So, to all the young people of Japan, the world's leading math-phobic nation.

「ぼっち」で、これからの人生を生き抜くには、数学は結構な武器になりそうですよ。

If you are a "loner" and want to survive in the future, math is going to be a great weapon.


2022-02-09 ―― ぶっちゃけ、ITエンジニアの私が、"mRNAワクチン"の製造プロセスを知って、腰を抜かすほど驚いたくらいですから

私のブログを読んで本を選んでいる方がいらっしゃるようです。

It seems that some of you are reading my blog and choosing books.

ですので、最近、書評を書くのにも、少し緊張するようになりました。

So, recently, I have been a little nervous about writing book reviews.

それはさておき。

Aside from that.

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Today, I would like to recommend "Resurrection Day," another blockbuster science fiction novel by the late Sakyo Komatsu.

(I've repeated this story before, but I'll do it again.)

私の中の「新型コロナウイルスワクチンが"できなかった"世界観」の基本形は、ここにあります。

This is the basic form of my view of the world in which the new coronavirus vaccine could not be developed.

もっとも、COVID-19は、(MM-88とは違って)、致死率100%でもないし、空気感染もしません(感染率は高いですが接触/飛沫感染です)。

COVID-19 (unlike MM-88) does not have a 100% fatality rate, nor is it airborne (it is highly contagious, but only by contact/droplet transmission).

しかし「医療崩壊の最終形態」は、この小説や映画で描かれているものと同じだと思っています ―― というか、医療崩壊は現在進行形です。

However, I believe that the "final form of medical collapse" is the same as the one depicted in this novel and movie -- or rather, medical collapse is ongoing.

『患者が、満床で、入院できずに帰宅を余儀なくされ、自宅で治療を受けるも死亡』

"A patient was unable to be admitted to the hospital due to full occupancy, was forced to return home, and died after receiving treatment at home".

この状態を「医療崩壊」と言わず、何を「医療崩壊」と言うか、です。

If we don't call this situation "medical collapse," what do we call it?

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I can't tell you how many times I've seen this movie, but this time it was on Amazon Prime, so I was doing data calculations while the movie was playing (data calculations don't require my "brain").

そして、今回の視聴で、初めて気がついたのですが、

And I noticed it for the first time during this viewing.

―― 日本人の役者の皆さんの、英語の発音が『もの凄く良い』

"The English pronunciations of the Japanese actors is 'excellent'"

いわゆる「カタカナ英語発音」ではなく、といって「ネイティブ発音」というのでもないです。

It's not so-called "katakana English pronunciation", but it's not "native pronunciation" either.

上手く言えないのですが『日本人が外国で仕事していたら、こういう英語をしゃべるようになるだろうな』と思われる発音の英語です。

It's hard to put into words, but it's the kind of pronunciation that makes me think, "If a Japanese person were working in a foreign country, this is the kind of English they would speak".

多分、役者の皆さんは、メチャクチャにセリフを練習したのだと思います。

The actors probably practiced their lines over and over again.

凄いなぁ、と、心の底から感心しました。

It was amazing, and I was deeply impressed.

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さて、今回も『小説と映画、どっちが先がいい?』の問題でひっかかっています。

Now, again, I'm stuck with the "Which comes first, the novel or the movie?

私のお勧めは、基本的に「小説ファースト」ですが、小説が気にいってしまうと『映画を見て怒り出す』というやっかいな問題が付随します。

My recommendation is basically 'novel first', but it comes with the annoying problem of 'getting angry after watching the movie' if you like the novel.

加えて、小松左京先生の小説は、それなりに高度な知識(「復活の日」の場合、ウイルスやワクチンについての知識)がないと、ちょっと「しんどい」かもしれません。

In addition, Sakyo Komatsu's novels can be a bit "tough" if you don't have a certain level of advanced knowledge (in the case of "Resurrection Day", knowledge about viruses and vaccines).

それでも、1964年の段階では、あの小松左京先生と言えども『コンピュータによるワクチンの設計』までには、発想は及ばなったのだろうな、と思っています。

Still, I think that even Sakyo Komatsu could not have come up with the idea of "designing vaccines by computer" in 1964.

まあ、当時「コンピュータ」というのは、「魔法の箱」と同義で、恐しく高価でしたから。

Well, at that time, "computer" was synonymous with "magic box," and it was terribly expensive.

例えば、当時、ただの電卓(×コンピュータ)は、その重量が13kg、価格は36万円(大学初任給 1.7万円(1969年)/23.5万円(2020年)から換算すると、今の価格で497万円)でした。

For example, at the time, a mere calculator (computer) weighed 13 kg and cost 360,000 yen (49.7 million yen at today's prices, based on the starting university salary of 17,000 yen (1964)/235,000 yen (2020)).

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新型コロナウイルスの"mRNAワクチン"は、最新のワクチンのテクノロジーと、コンピュータによるデジタル技術で作り出された、((人間に本格適用するワクチンとしては)人類初のワクチンです。

The "mRNA vaccine" for new coronaviruses is the first human vaccine (for full-scale use in humans) created using the latest vaccine technology and computerized digital technology.

―― ぶっちゃけ、ITエンジニアの私が、"mRNAワクチン"の製造プロセスを知って、腰を抜かすほど驚いたくらいですから

"To be honest, I was so surprised to learn about the manufacturing process of the mRNA vaccine that I was even shaken out of my skin as an IT engineer."

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However, as I wrote here, 'there is a hell of a lot of steady empirical experiments hidden to fill in the gaps between theory and practice'.

つまるところ、ワクチン製造は『コンピュータに丸投げしたらできる』というような、甘いものではありません。

After all, vaccine production is not something that can be done by a computer.

安全性検証の為の、膨大な実証実験/臨床実験のプロセスは、避けて通れないのです。

It is inevitable that there will be a huge process of empirical/clinical testing to verify the safety of the product.

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ネタばれになるので書きませんが、「復活の日」の中で、致死率100%のウイルスMM-88を完全に駆除したものは、意外なモノです。

I won't write about it because it would be a spoiler, but the one thing in "Resurrection Day" that completely eliminates MM-88, a virus with a 100% fatality rate, is a surprising object.

そうですね ・・・ うん、やっぱり私は、「小説ファースト」をお勧めしたいと思います。

Well... Yeah, I would still recommend "Novel First".


2023-02-09 ラジオをどこに運んでも、音声が聞こえるのは、嬉しいです(例えば、私は2Fの書斎で、NHKスペシャルを「聞きながら」、プログラミングをしています)。

The Ebata family uses an FM transmitter + radio system to bring the TV sound to their hands.

上記の「豊作ラジオ」は、江端家で2台稼動中ですが、

Two of the above "bumper radios" are now in operation in the Ebata household.

下記の、固定局FMトランスミッタ(車載用を除く)は、販売されていないようです。

However, the following, fixed station FM transmitters (except for in-vehicle use) do not appear to be available for sale.

まあ、江端家では、まだ2台、予備の在庫を確保しているので大丈夫なのですが(先日、実家の一台を回収しました)。

Well, the Ebata family still has two of them in reserve, so we are fine (we recently retrieved one from my parents' house).

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最近、音声を認識できなくなることで、認知障害が進行しやすくなる、という研究結果のニュースを見ました。

I recently saw a news story about a study that found that the inability to recognize speech sounds can lead to progressive cognitive impairment.

「補聴器」の早期着用が推奨されていましたが、こういうラジオを使ったシステムも有効だと思います。

Early wearing of "hearing aids" was recommended, but I think this kind of radio-based system is also effective.

ラジオをどこに運んでも、音声が聞こえるのは、嬉しいです(例えば、私は2Fの書斎で、NHKスペシャルを「聞きながら」、プログラミングをしています)。

It is nice to be able to hear the audio wherever I carry the radio (for example, I am programming in my study on the 2nd floor while "listening" to the NHK special).

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However, such products seem to be sold quite well, so there may be no need to force the creation of such a system.

しかし、「送信機(FMトランスミッタ)」だけ販売してで、どんなラジオでも対応O.K.というのは、結構「美味しい」と思うのですが、案外、一体型の方が、高齢者のニーズに合っているのかもしれません。

However, I think it is quite "good" to sell only a "transmitter (FM transmitter)" and any radio can be used with it, but perhaps the integrated type is better suited to the needs of the elderly.

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私は、ラジオの電池にも工夫しています。

I am also creative with my radio batteries.

電池2個だけで動くようにしたり、と、いろいろとチマチマとした省エネ対策しています。

I am taking various chiseled energy-saving measures, such as making it work with only two batteries.


2024-02-09 私は、『人を育てる』というフレーズを使ったことがありません。

私、これまで、日常生活やブログで、色々なことを言ってきました。

I have said many things in my daily life and on my blog.

逆に言っていないことは何だろうな、と考えた時、私は、

When I wondered what I hadn't said to the contrary,

『人を育てる』

"Nurturing People"

というフレーズを使ったことがありません。

I have never used the phrase

(過去の日記を全検索しましたが、確かにありませんでした)

(I searched all past diaries, and it was not there.)

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私は、自分の子どもですら『育てる』と思ったことはないです ―― あれは『勝手に育った』です。

I've never thought of even my children as 'Nurturing' -- that was 'Nurtured on their own.

まあ、明らかに間違ったことについては、すさまじい勢いで叱りとばしたことはありますが、それも数えるくらいしか覚えていません。

I have scolded them tremendously for wrong things, but I can only remember a few.

私がやったのは、彼女らの生活インフラの提供と整備と保守だけです(必要なら、組織を壊滅させるくらいのつもりで闘かったこともありますが)。

All I did was provide, build, and maintain the infrastructure for their lives (although I also fought to the point of destroying the organization if necessary).

私の場合、『子どもを育てた』などと言うつもりはありません。

In my case, I will not say that I Nurtured my children or anything like that.

なぜか。

Why?

私は、そんな、面倒くさいことはしたくなかったからです。

Because I didn't want to go through all that hassle.

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会社の管理職向けの資料とか読んでいると、『部下を育てる』などという文言が出てきます。

When I read materials for company managers, I see phrases such as "nurture subordinates.

純粋に『凄いなぁ』と感心しています(嫌味ではなく)。

I am genuinely impressed (no sarcasm intended).

私は、人を動かすための"策"は考えますが、それは『人を育てる』ためではありません。

I think of "measures" to move people, but not to "train" them.

純粋に、自分がラクをするためです。

It is purely to make things easier for me.

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私が、長い間、サラリーマンをやってきて分かったことは、『人を育てる』などというセリフを平気で使う奴は、大抵、『人を潰している』という現実です。

Through my long career as a salaried worker, I have learned that those who use phrases such as "nurturing people" without hesitation are usually "destroying people.

これは、私の数少ない特技である、発明や特許明細書の作成したプロセスの視点になってしまいますが、特に顕著だったのが、発明創成という業務です。

This is one of my few specialties from the perspective of how inventions and patent specifications were created. Still, it was particularly noticeable in the work of invention-creation.

私は、『若い研究員が必死で案出した、生れたての弱々しく小さな発明を、自分の経験や知見で叩き潰す阿呆な上司たち』を、うんざるするほど見てきました。

I have seen enough of "stupid bosses who crush the freshly born, feeble little inventions of young researchers with their own experience and knowledge.

発明というは、『新生児』のように弱く小さい存在として生まれてきます。

The invention is born as a weak and small being, like a 'newborn.'

この『新生児』に栄養を与えて、歩けるようにして、強い特許権に育て上げることが、上司の役目です。

The boss's role is to nourish this "newborn" and raise it into a strong patent right by enabling it to walk.

これを、『人を育てる』と言いながら、『新規性がない』だの『進歩性がない』などと言って、この新生児を殺し続ける上司を見てきました。

I have seen bosses who say this is 'nurturing people' but continue to kill these newborns because they are 'not novel' or 'not progressive.'

ともあれ、私は、

Anyway, I thought,?

- 何やってんだ? その「新生児」を、苦労しながら一緒に育てていくのが、上司の役目だろう?

- What are you doing? Isn't it the role of the boss to raise that "newborn baby" with you while struggling to make it work?

- 一体、どの口が『部下を育てる』と言っているんだ?

- What in the world are you talking about "Nurturing subordinates"?

と、思ってきました。

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しかし、まあ、これは私のちっちゃいスコープの中の一例に過ぎません。

But, well, this is just one example in my tiny scope.

私の狭い視野と経験で、人材育成を論じるのは、おこがましいとさえ思います。

It would be presumptuous of me to discuss human resource development from my narrow perspective and experience.

ともあれ、『人を育てる』ことを『面倒くさい』と考える私が、組織を率いる立場にならなかったことは、極めて当然である、と、深く納得しています。

Anyway, I am deeply convinced that it is pretty natural that I, who consider "Nurturing people" to be "troublesome," have not been in a position to lead an organization.