(Continuation from yesterday)
これまで、私の日記を読み続けて頂いた皆さんは、―― 特に原発に関しては ―― びっくりされているかもしれません。
If you are a regular reader of my diary, you may be surprised to read the diary of yesterday, especially about "atomic nuclear power plant".
私は、原発が恐しく危険なものであることを知っています。
I know that "atomic nuclear power plants" are formidable danger.
ひとたび、原子炉が暴走したら、人間はもちろんコンピュータにだって、制御できないことも知っています。
I know that not only human being but also computers has no way to stop the meltdown, if once causing a meltdown of the reactor.
公益の観点からは、"原発"は"原爆"と同様に、この地球上から「なかったこと」にしてしまうことが、望ましいとも思います ―― しかし、
For the common good, "atomic nuclear power plants", as well as "atomic bomb" will be disposed on the globe, however,
『「原子炉を絶対に暴走させない管理技術の研究開発」に興味がないか?』 と問われれば、私は、3秒以内に『興味がある』と答える自信があります。
If someone asks me "Are you interested in the R&D of management technology that does not make nuclear reactors runaway absolutely ?", I will answer, "Yes. I am"
私は、「絶対的に安全なシステム」というものが「絶対的な意味において存在しない」ことを知っています。
I know that "an absolutely safe system" does not exist in an absolute sense
それでも、一人のエンジニアとしての私は、「公共の利益」よりも「自分の論理を実証する」の方を、優先させることができる奴なのです。
However, I as an engineer, can put "to proof my theory" before "public interest".
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(他のエンジニアや科学者はのことは知りませんが)エンジニアある私が、このような「悪魔のような考え方」ができる(あるいは、ダブルスタンダードのポリシーを持てる)理由は、
Though I do not know about other engineers and scientists, the reason why I, as an engineer, can do such a "thought like a devil" (or have a double-standard policy)
私は、「自分(江端)の論理を実証する」というプロセスが、99.9%失敗することを知っているからです。
I know well that the process of "to proof my theory" is going to fail 99.9%.
私の挑戦は、ほとんどの場合、成功しません。
My challenge will not succeed in most cases.
私が、これまで、何度、自分の作ったシミュレーションの作成に失敗してきたか、また成功した場合でも、何度、仮説検証に失敗してきたか、数え切れないくらいです。
Do you know how many times I have failed to create my own simulation, or how many times I have failed the hypothesis verification ?
つまり、私が、私のこのような「悪魔のような考え方」を看過できるのは、
In other words, The reason I can overlook such my "thought like a devil" is
―― 自分のエンジニアとしての"無能さ"に、絶大な実績と信頼を置いている
"I have extraordinary achievements and trust in my "incompetence" as my engineer
からです。
(To be continued)