先日、電車の中で一組の男女が話をしているのが耳に入ってきました。
The other day, a couple of men and women on the train is in a small talk.
「あいつは、意見はあるんだけど、それを言わないんだ」
"He has a certain opinion, but he doesn't say it."
―― ん ?
"What ?"
なぜ、「言わない意見」が「ある」ことを、この人は知っているのだろう?
"How does this man know the existence of this unknown opinion ?"
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まあ、このフレーズの意味は、
Well, the meaning of this phrase is
■あいつは、自分なりの見解を持っていて、私は、プライベートにその意見を聞いたことがある。
"He have his own views, and I have heard it in private"
■しかし、彼は、その意見を公(パブリック)、または特定の人種にははしゃべろうとはしない。
"However, he seldom open the opinion in public or persons"
と言うことなのでしょう。
うん、そういうことなら話は分かる。
Yeah, I can understand it under the above circumstance.
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自分の思っていることを、誰それ構わず、直接しゃべっているような社会人はいません。
There are no business persons who are talking directly about what they think
私だって、人によって意見を変えるし、時として真逆のことを平気でいいます。
I also change my opinion by the people, and sometimes I can say that of true reverse unabashedly .
といっても、それは、嘘をついている訳ではないのです(嘘をついているように見えますが)。
Even though, I do not mean that I am lying ( it might appear to have lied).
どんな事象も、つまるところ、一つのオブジェクトなのです。
Any event is also a object, after all.
そのオブジェクトはアングルを変えれば、無数の見え方や、見せ方があります。
There are countless appearance and fascination from the several angle.
だから、私達が誰かの話の中に矛盾しているように感じるようなことがあっても、その人が語っている事象は、常に矛盾なく存在する一つのオブジェクトなのです。
So, even if we like feel like a contradiction in someone's story, the event that the person is said is always one of the objects that exist without contradiction.
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だから、夏目漱石の小説「ぼっちゃん」に出てくる主人公って、
So, I think that a hero to come out to Soseki Natsume's novel "Botchan", is
―― 矯正不能の馬鹿だなぁ
"an idiot of correction inability"
って、思うんですよ。
Well, that's the reason the novel is fun for us.