介護認定を受けている父や母に送付した、私のコラムは、実家でメモ用紙 になっていました(一行も読まれた形跡なし)。
娘達が「パソコンで作った絵」も、なんか娘達の著作であると認定されて いなかったようです。
しかし、娘達が手書きで書いた絵だけは、ガラスとテーブルの間に挟まれ て、キレイに整理されて、きれいに並べられていました。
コンピュータの技や技法によって、美的に装飾されたものでは人間は感動 できない。
詰まるところ、人間は、人間の手によって直接的に創作されたものに感動 するようにできているのではないか、と思う様になってきました。
もう、彼等は、旅行も、外食もできないだろう。
私の器量、裁量、そして金銭があったとしても、「もう私にできることは 何もないのだ」と、思い知らされます。
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