来月に「初音ミクのブレーク」を促したライセンス
ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)
についてのコラム寄稿を予定しており、そのライセンスを作られた会社の方から、直接、個人レクチャーを受けています(本当にありがたいことです)。
正直に申し上げて、
―― も・の・す・ご・い
「こーゆーやり方があったか!」という感じですね。
PCLは単体では全く効力がないように見えるのですが、これが、他のライセ ンスと特定のWebサイト、そして現行法(著作権等)と絡みあって、巧みな効果 を発揮しているのです。
その考え抜かれた周到な構成は、圧巻の一言です。
技術であれ、法律であれ、そしてライセンスであれ、美しいものは美しい。
昨日深夜に、届けて頂いた電子メールに添付して頂いた資料を読んで、私は涙が出そうになりました。
-----
そして、汚いものは、どのような態様を取ろうとも汚い。
上記のPCLの製作者に関わった方々の努力に比して、
原著作物権利者の許諾を得ることなく、違法状態を認識せず、または認識しながら、
違法著作物を創作し譲渡している者達の「腹立たしいほどの懈怠さ」に腹を立てていたのですが ――
でも、もう、そういうことで腹を立てるのは止めようと思います。
■権利者の「おめこぼし」で権利侵害の見逃して貰っているだけの世界に安住し、
■そしてその世界は、微妙なバランスで立っているだけで、例えば、為政者等がチェ ンジすれば、あっと言う間に壊滅させら得るものであって、
■現実に、都条例、ダウンロード刑事罰化が立法化して、
■今や、TPPによって最後の王手をかけられているかもしれない状態であっても、
その不利益は、その不利益を被る人達でなんとかして貰いましょう。
私が、義理立てをしなければならない理由はない。