次回のコラムのネタとして、漫画「キャンデイキャンディ事件」を調べています。
二次的著作物の解釈を巡って、最高裁判決まで闘われた事件として、超有名な事件です。
まあ、この事件自体は、私のコラムを読んで頂くとして、結論から言うと、現時点において、「キャンディキャンディ」という漫画またはアニメが再販、流通する可能性はない、というものです。
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ところがですね、嫁さんが、この「キャンディキャンディ」をCMで見たと言っているのを聞いて、心底驚いています。
―― 絶対にありえない
ネットでも調べましたが、確証たる情報をつかめておりません。
いや、「絶対にありえない」といいながら、実はその可能性があることも知っています。
「またか」という感じです。
法律を理解できず、裁判所の判決文を読み下せない権利者は、もうしょうがないとしても、
こんなに有名なこの事件も知らないで、「キャンディキャンディ」に手を出した会社があったとすれば、
―― 確定した最高裁判決を覆すだけの日本最強クラスの知財部門を持っている会社
か、
―― 著作権の意味も最判の意義も理解できない、驚く程無能な会社
としか思えません。
私は、こんな会社の製品を買うのは「怖い」ですよ。
なお、「キャンディキャンディ」ではないキャラクターのCMは、私も1回確認し、この会社の名前も、だいたい絞り込んでいるのですが、確証に足る証拠がありません。
もっとも、本件について、ちゃんと問題が解決しているのであれば、これほど嬉しいこともありませんが。
情報提供頂きたく、よろしくお願い致します。