「初音ミク」シリーズのコラムの中で、「初音ミクのキャラクター設定は、後発的、かつ、自然淘汰的になされていく」旨のインタビューを掲載しました。
とすれば、ですね、「初音ミク」には、「歌姫」だけではなく、別のキャラクターとしての可能性が出てきます。
政治家です。
国民の意思を反映した、後発的かつ自然淘汰的な世論を反映し、国内は勿論、国際外交の舞台にも立てる、「初音ミク」です。
これは、真剣に検討してみる価値があるのではないか、と思っています。
技術的にはコミュニケーションインターフェースの問題が丸ごと残っていますが、これも、BOT技術などを援用することで、ある程度解決できるかと考えます。
勿論、このような提案に関しては、賛否両論あると思いますが、先ずは政府広報のPR活動をメインにやって貰うことから始める、というのでいかがでしょうか。
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(ここから、15分間、長考)
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ちょっと嫌な未来が見えてきました。
■各政党がそれぞれの政策に応じた「初音ミク」を立ち上げたら、「初音ミク」同士で、論争をすることになって、「初音ミク」の甚だしい価値毀損が起こりそう。
■極右や極左団体が「初音ミク」を立ち上げたら、もっと嫌だ。「七生報国」「尊皇攘夷」とか、「世界革命」を叫び、「インターナショナル」を歌う「初音ミク」は見たくない。
そして、これが決定打。
■私の敬愛する小沢一郎先生のように振る舞う「初音ミク」が出来上がったら、どうしよう。
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駄目だ。却下だ。
私が自分の提案を取り下げるのは珍しいことですが、この案は、私ですらも、受け入れることができない。
また、もし、この論を進めて、技術的は課題解決に取り組み出したら、今度こそ、本当に私はテロの標的になりかねない。
冗談抜きで。