当初は、位置座標情報しかかない、テキストファイルから始まったのですが、 ディジタルカメラを購入した後、写真入りとなりました。
その後、江端氏の奥方が、現地の日本人の皆さんが頻繁に利用するとの話を 聞き及び、自分で現地に赴き、住所を取材してくるようになり、 現在の形に至っております。
Nは北緯を、Wは西経を示します。Sは南緯、Eは東経となります。
人工衛星から送られてくる電波をGPSレシーバに受信させることにより、 利用者は自分のいる位置(緯度・経度と高度)を、 世界中のいつどこにいても、正確に知ることができます。
2000年5月2日13:00(日本時間)に、SA(Selective Availability; 選択利用性) が解除されました。
SAとは、GPSを民間用途に開放するにあたり、 その測位精度を意図的に落とす処理のことで、これにより民間用GPS受信機の 測位精度は100メートル程度に抑えられていました。
SA解除により、現在は数メートルの誤差しか発生しないと言われていますが、 江端氏のコメントによれば、 「前回に停めた駐車場の同じパーキングロットに、 確実にもう一度停めることができる」程、正確です。
を購入して下さい。REI, Wal Mart, Target, BEST BUY等にて、 100ドル程度(2001年10月現在)で手に入れることができます。
シガーライターから給電するケーブルも買っておくと、 電池がなくなる心配をする必要がなくなります。
私の場合、eTrexをスピードメータとフロントガラスの間に押し込んで、 カーナビとして使用していますが、専用マウントも売られています。
後はマニュアルを読んで理解して頂く必要がありますが、 基本的には、左下のメニュー画面から、座標情報の数字を打ち込みます。 | |
すると、Pointer Page画面に、目的地への矢印と、正確な距離、
および推定到着時刻が表示されますので、後は、
この矢印に従って運転して下さい。 どんなに道に迷おうとも、入力した目的座標を失なうことはありませんので、 必ず最後には目的地に到着できます。 |
コロラド位置情報ディレクトリに記載されている住所を、 入力して下さい。目的地と、その周辺の地図を表示してくれます。
eTrexを使うことにより、 あなたは始終地図を気にしている必要がなくなります。あなたは、eTrexが 「最後の1マイル」を知らせて来た段階で、 地図を手に取れば良いのです。 これは、安全運転の観点からも、非常に望ましいことです。
一方、道に迷うケースで最も多いのが、「最後の1マイル」だったりします。 もうかなり近くにいるはずなのに、目的地が分からない、 と言う体験は誰もがされていると思います。 コロラド位置情報ディレクトリに記載されている座標情報は、 江端氏が実際にその場所 (例えば、駐車場)で取得したものですから、あなたは、eTrexの示す 矢印に従ってさえいれば、 江端氏と完全に同じ場所に到着すること ができる訳です。
地図ソフトを使えば、目的地の座標を調べることができます。
住所さえ分かれば、Yahoo!Mapで調べて場所が特定できます。 場所が特定できれば、地図ソフトで座標の値を調べることができます。
例えば、Delorme社のMap'in'Goでは、の上にマウスの矢印を置くと、 その場所の座標が表示されますので、その座標を、 eTrexに入力すれば良いのです。
ちなみに、地図ソフトをノートパソコンにインストールして、 eTrexと接続すれば、本物のカーナビにもなります。
しかし、地図を使うのが最もてっとり早いでしょう。
お勧めは、"GPS GRIDS(GPS用の座標付き)"を売りにしている、 見開きA2サイズ、赤い表紙の、
江端家では、自動車で旅行した全ての州、ユタ州、アリゾナ州、ワイオミング州、 サンフランシスコの上記シリーズを所有しており、特にコロラド地図は、 ボロボロになるほどの使い込みかたです。
Yahoo!Mapに地図が表示された段階で、そのページのソースを保存しておきます。 そのソースの中に、以下のような座標情報が含まれています。
eTrexのデフォルトの座標設定では使えませんでしたが、 座標設定を変更すれば多分使えると思います。GarminのGPSシリーズ(GPS2)で、 この座標の値が、そのまま使えたという話を聞いております。
Waypoint+ とは、B.Hildebrand氏作の、GARMIN GPSレシーバ用のフリーソフトで、 eTrexもサポートしています。
eTrexなどでは、座標情報の入力をボタンで行なわなければならず面倒ですが、 Waypoint+を使うと、これらの操作をパソコン上で行うことができます。
コロラド位置情報ディレクトリで、この"Waypoint+"を採用した理由は、 (1)フリーソフトであり、(2)eTrexとの相性(接続等)が極めて良く、 (3)テキストファイルによる位置情報の編集が可能であった為です。
Waypoint+ は、 http://www.tapr.org/~kh2z/Waypoint/からダウンロードできます。
操作方法に関しては、 Waypoint+ の使い方 に詳しく説明されています。
まず、Waypoint+用アップロードデータ
を使う為には、eTrexとパソコンを接続する為の、
eTrexデータケーブル($35程度)(RS-232ポート対応)を購入する必要があります。
これも、REI, Wal-Mart, Target, BEST BUY等にて手に入ります。
なお、このケーブルは、
eTrex と Map'n'Go とノートPC で カーナビを作ろう
でも使用しています。
次に、Waypoint+の設定と位置情報がローディング方法について説明します。
(Step.1)Waypoint+用アップロードデータを、
"colorado.txt"と言う名前でセーブします。
(Step.2)Waypoint.exeを起動します。
(Step.3)[File] -> [Datum] -> "WGS84"を選択 -> [OK]
(Step.4)[File] -> [Configuration] -> Coodinatesで、"Degrees.Minutes"を選択、
Unitで、"Statute Miles"を選択 -> [OK]
(Step.5)[GPS] -> [Port] で、eTrexデータケーブルが接続されている
ポート番号を選択
(Step.6)[File] -> [Open] で、[ファイルの種類]を
"Waypoint Text or Route Point (TRK) Text File"
として、"colorado.txt"を選択すると、
Waypoint+に位置情報がローディングされます。
(Step.7)[Waypoints] -> [Upload] で、eTrexに、
全位置情報がローディングされます。
各ディレクトリのエントリの一番最後に、6文字以内のアルファベットの文字列
(下の例では、(FARM))が記載されています。
eTrexのメニュー画面の"WAYPOINTS"に、
このような文字列が記載され、コロラド位置情報ディレクトリの位置情報(数値)が、
既に入力されているはずです。
後は、目的地に応じてこの文字列を選択し、目的座標として設定して下さい。
永谷園の鮭茶漬か、海苔を手土産(コロラドでは貴重品)に、
eTrexを持っていけば、
Waypoint+用アップロードデータをローディングしてくれると思います。
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