江端さんの忘備録
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- ■2011年
12月 31日
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- ・昨今の恋愛戦略について
- 先日の忘年会では、良い情報を入手することができて、珍しく、「元を取った」と思える飲み会でした。
『情報機器(携帯電話や、メール)を使える諸君(後輩)は、実に恵まれている』という私の発言に対して、一斉に反論の声が上りました。
「便利であるが故に、コンテンツや、タイミングが、物凄く難しい」のである、と。
どういう話題を、
どの程度のメールの量で、
どの範囲(露骨に本命だけに連絡してはならない、等)に配信し、
どういうタイムスケールで、
そして、いつ「勝負」に出るか。
という、『戦略なくして、勝利なし』の現実を、後輩3人から、徹底的に説教されました。
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確かにそうかも。
私の時代の
『電話口に「親」が出るかもしれないという恐怖と、その対応(正しい敬語と、娘さんとの関係の適切な説明)を行うということ』
と、
彼等の時代の、
『メールで本丸を攻められるが、巧妙な戦略が必要であるということ』
は、概ね等価なのかもしれません。
- ■2011年
12月 30日
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- ・「FUKUSHIMA」
- 2011年 04月 09日
の日記より
小学3年生になる娘が、『間違った情報に惑わされないようにしよう』と言っている震災CMを見ていて尋ねました。
娘:「パパ、間違った情報って、どういう情報?」
私:「パパにも、全然分からん」
http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20110409
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私は、『誤った情報に惑わされないようにしよう』と、そのCMで我々に呼びかけていた芸能人や、そのプロダクションの名前を、今、リストアップして晒すことができます。
それが意味がなくても、不当であったとしても、理不尽であったとしても、誰かに、八つ当たりしないと、収まらないといった気分なのです。
○SPEEDIの結果を公開しなかった官庁。
○汚染情報を開示せず、結果的に汚染地区に避難民を誘導した国や地方自治体。
○「想定外」から徹底的に目をそらし続けた電力会社。
どいつもこいつも、腹がたつ。
法人名では足りん。
関係者と思われる個人の人物名を探し出して、ネットで晒してやろうか、と、本気で思うことすらある。
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でも、今、私が一番腹を立てているのは、私自身だ。
東海村JCO臨界事故の時から、もう政府発表は信じない、と誓ったはずだ。
でも、あの時点で、あれ程の情報がありながら、私は、すでに始まっていた「メルトダウン」を見抜けなかった。
「原発玄関前で300ミリシーベルト」で、当然にイメージできなければならず、あのニュースを聞いただけで、即座に逃げ出すべきだった。
生命に危険のある量の放射性物質が、私の住んでいる地区を直撃しなかったのは、単に「運がよかった」に過ぎない。
勉強不足、優柔不断、判断力欠如。
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この年末に、各局から放映されている「福島原発事故」の特集を見ながら、すさまじい自己嫌悪に陥いっております。
http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20110409
- ■2011年
12月 29日
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- ・最近のメール(続き)
- 大学時代に塾の講師をしていた時の、受講生(「生徒」のこと)からメールを貰いました。
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先生は・・・。
1.サイバー攻撃をできる技術を持っている。
2.そして、実際に、かつて迷惑メールのサーバー対して攻撃を行っている。
3.やりたいと思えば、水素をも爆発させる行動力(というか、遊び心(?))を持っている。
・・・と、言うことです。
この3つが揃えば・・・、そりゃ恐ろしいですよ。
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大変不本意ではあるが
――
―― 全て、身に覚えがある。
- ■2011年
12月 28日
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- ・最近のメール
- 最近、こういう文面のメールを貰うことが多いことに気がつきました。
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以下が、私のページのURLになります。
でも、(サイバー)攻撃しないで下さいね。
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・・・。
何を恐れられているんだろうか、私は。
- ■2011年
12月 27日
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- ・坂の上の雲
- 伊地知参謀長:『大本営は、何も分かっちょらん!』
私:「そうだ、その通りだ。『大本営』の奴等は、いつでも、何にも分かっちょらんのだ!!」
と、テレビの前で、相槌を打つ私がいます。
- ■2011年
12月 26日
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- ・クリスマスプレゼント
- 大学時代に塾の講師をしていた時の、受講生(「生徒」のこと)からメールを貰いました。
「クリスマスプレゼント」だそうです。
なかなか秀逸なコンテンツだったので、著者に無許諾、無断で転載します。
今見ると、私の記憶のないものや、明かに嘘を教えているものが含まれていることが分かります。
『大人が、いかに簡単に子どもを騙し得るか』という、良いサンプルになっているようにも思えます。
-----
ここから
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先生。メリークリスマス。
先生にとっては普通の1/365の一日かもしれませんが、世間では敬虔なクリスチャンでなくても何となく祝います。
あれからも色々と先生から教えていただいたことを、思い出してみました。
今でも記憶している先生から教えてもらったこと。第2弾
<勉強編>
・紙の器でも湯は沸かせる。
(燃焼を始める温度より沸騰する温度の方が低い)
・1秒とは光が一定の距離を進む時間で定義される。
研究が進みその距離が変わると1秒の定義が変わることになる。
・1+1=2を証明するのは大変である。
・世界の人口比率を考えても、これからは英語ではなく中国語を勉強するべし。
・炊飯器のご飯をずーーーとほったらかしにしておいたら、黒い水に完全に分解された。
・住所をすべて言うと
大宇宙>小宇宙>島宇宙>太陽系>地球>日本>・・・京都府京都市左京区岩倉・・・
(順番については記憶があやふやです。現在小宇宙や、島宇宙という表現は使わない様です。
宇宙>天の川銀河>オリオン腕>太陽系・・・などとなるのでしょうか?)
<その他>
・初めてスキーに行った時に、滑れないのに山頂まで連れて行かれ、スパルタ方式で上手くなった。
・飛び込み自殺はするな。(遺族に降りかかる賠償額が大きい)
ウイスキーをあおり、雪山に行くのが一番きれいに死ねる。
(この話題は別の先生だったかもしれません)
今でも一番気になっているのは、
先生の名前が「ともいち」ではない!
と言いきっていたことですが、
先生のコンテンツを見る限りあれは嘘でしたか?(笑)
先生に撮ってもらった写真が手元にありましたので、
アップしておきます___
!#
(中略)
ではでは、良い週末を。
----- ここまで -----
- ■2011年
12月 25日
-
- ・意義を求める意義
- 若い頃、経験に裏打ちされていない稚拙な判断で、大切なものをいくつか失ってきたと思います。
齢を重ねた今、同じ失敗をしてはならない、とも思います。
一見して意味があるのかどうか不明なものでも、「取り敢えず続けてみる」「人と同じようにやってみる」ということは、とても大切だということが、随分後で分かったりもします。
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で、年賀状ですが。
年賀状とは、旧知の友人に対する懐しい思い出や活躍に思いを馳せ、連絡の取れなくなった親戚への健康への留意と気遣いを、短い文章に載せる、日本の美しい風俗(この言葉の意味は、ちゃんと辞書を引け)
――
――
などは、全然ないぞ。
○宛先住所はパソコンのデータベースで管理され、
○年賀状の為だけに取った家族写真を張りつけ、
○Googleの検索エンジンで探した干支のイラストを模写し、
○プリンターのジャムに気を付けながら、
家族全員分、200枚以上の年賀状作成作業を、元旦到着を保障する、最終日の一日で、全て完了する。
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誤解や批判を恐れず、はっきり言おう。
これは、完全な「情報処理システム」である。
そして、そこに「心」を込められるかどうかは、年賀状の作成主体者に依存する。
しかし、少くとも我が家では、全員が、年賀状作成作業を家長である私に丸投げしている、という事実がある。
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このように高度な情報伝達網が発達した今にあって、年賀状の意義とは、何であろうか。
―
という「問いかけ自体」が、多分、もう間違っている。
と言うことが、最近分かり出したということは、要するに
歳を喰った、
ということなのでしょう。
- ■2011年
12月 24日
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- ・「神の火」と「神の子の日」
- 図書館で、また立ち読みしてしまいました。
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すべての科学技術は本来、その運用に当たって完全という言葉は使えない人間の所産に過ぎないが、いったん壊れたが最後、周辺地域が死滅するような技術の恩恵を、人間はどれほど受けてきたというのか。
原子力は、人間にどれほど必要な代物だったというのか、そう思い至ると、島田は回復不能の懐疑の闇に陥った。
(高村薫
著「神の火」)
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私が生きている最中の今年、そして、この瞬間。
原発は本当に、我が国の国民が平和に居住していた一つの地域を破壊した。
そして、住民が帰れない土地にしてしまった。
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今宵。
実は、これは酷く長い悪い夢の中の話であって、『なんちゃってー』と、誰か言ってくれないかな、と心から思う。
- ■2011年
12月 23日
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- ・「成績の上がる勉強方法」
- 嫁さんは、「英語なんて普通に勉強していれば、成績が上がる」と確信していますが、勉強すればするほどに、どんどん成績が下がっていた私には、到底、認められないコメントです。
一方、私は「科学なんて普通に勉強していれば、成績が上がる」と確信していますが、リトマス試験紙が、赤くなろうが青くなろうが、何の興味もない嫁さんは、私の意見を認めることができません。
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何が言いたいかと言うと、「成績の上がる勉強方法」などという本を、迷いもなく執筆、出版できる人って、
『厚顔なんだなぁ』
と言うことです。
- ■2011年
12月 22日
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- ・12月18日放送の「NHKスペシャル 原発危機 メルトダウン 〜福島第一原発 あのとき何が」
- 私の人生で、あれほど怖い4日間はなかった。
あの恐怖を味わうのは、もうご免だ。
- ■2011年
12月 21日
-
- ・社会的な歩留まり
- =====
○男の子が100人いれば、そのうちの2人か3人は、どうやっても社会にうまく適応することができない。
○それは、システムとか、心構えとか、教育の問題ではない。
○言わば、社会的な歩留まりの問題で、どうしようもない話だ。
(小田嶋隆
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」生意気な「談志」と二人の友だち
より抜粋)
=====
そうかぁ。つまるところ、「歩留まり」なんだ。
じゃあ、仕方ない。無駄な努力はやめよう。
単なる母集団の統計の問題に対して、思い悩む必要はない。
- ■2011年
12月 20日
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- ・加害者がお得(その2)
- http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20110520
の続編です。
よく、殺人事件の犯人に関する民事訴訟(×刑事訴訟)において、
『被害者遺族に、7000万円を払え』
とか言う判決が出ているじゃないですか。
-----
多くの人が「犯人」が「7000万円」払っていると思っているかもしれません。
しかし、大抵の場合、殺人事件を起こすような人間が、そんな財産を持っている訳がありません。
ではどうなるか。
民事訴訟で判決が出ても強制力はなく、基本的に被告に支払い能力がなければ、回収はできません。
財産強制執行で差し押さえは可能ですが、被告に財産がなければ回収はできませんし、大抵の場合、被告には財産がありません。
#
「7000万円」どころか、「7000円」だって怪しいものです。
と、ここまでが前回までの話。
-----
じゃあ何で、被害者やその遺族は、何故補償されないことが、分かりきっている民事訴訟を提起するのだろう?
私は、この疑問をずっと持っていましたが、先日、法学の講師の方に教えて貰う機会を得ました。
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『謝罪して貰いたい』
ただ、それだけなのだそうです。
服役中の加害者に、被害者の遺族が出会う為には、訴訟を提起するしか、方法がないから。
被害者の遺族である原告は、勝訴/敗訴は勿論、ましてや、一円ですら払われる予定もない補償金額なんぞには、全く興味がありません。
#
大体、刑事事件の証拠を持ってくれば、勝訴するに決っている。
被害者の遺族は、ただ、加害者に会いたいのです。
そして、「心底からの謝罪の言葉」を聞きたいのだそうです。
そんな、ほんのささいなことの為だけに、被害者やその遺族の人達は、金も時間も手間もかかり、そして、被害者の最期の様子を、果てしなく審議するという、この世の地獄のような時間を過すのです。
-----
判決「7000万円を支払え」には、全く意味がない――
犯罪被害者またはその遺族は、「加害者と立ち会う為だけ」に、そして、「謝罪の言葉を聞くためだけ」に、民事訴訟を提起する――
そして、刑事事件の判決が確定していなければ、不利な自白となるからでしょうか。
多くの加害者が、その「謝罪すらもしない」という事実があるそうです。
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「罪を報いる方法」というものは、原則として「ない」――
被害者を正しく救済する正義は、実現されない――
改めて、この事実に、打ちひしがれた私でした。
http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20110520
- ■2011年
12月 19日
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- ・人間ドッグ予約発動条件
- 「嫁さんが人間ドッグの予約をしない限り、私も予約をしない」
を、家長権限でルール化しました。
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夫婦間における、一種の「安全保障条約」とも見做せそうです。
- ■2011年
12月 18日
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- ・「夢と冒険」に、「味覚」という要素は不要なのか
- 3/11の大震災直後の、顧客への最適な対応と、救援活動支援で、日本のみならず、世界から大絶賛を受けた、東京ディズニーランド。
私も、記事を読んで、「素晴しい」を越えて、「これは凄い」と唸ってしまったものです。
もちろんメインのアミューズメントに対する各種サービスも、最高レベルにあるといって良いでしょう。
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なのに、なんで「飯」だけは、どのレストランでも、あんなに
不味い
のだろう。
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値段が高いのは、仕方がないと思います。
我々は「非日常」に対して、対価を支払っているからです。
私達夫婦が、食えたもんじゃないと思うようなファミスの食事を「美味しい」と喜ぶ娘が、今回、食事を残したというくらい、本当に残念な味。
東京ディズニーランドの「夢と冒険」には、「味覚」という要素は入っていないのかもしれません。
仕方がないことなのかもしれませんが。
(娘は、「予約制のレストラントとの差別化戦略だ」、という意味の意見も言っていましたが)
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ディズニーランドで夕食を取る予定は、家族一致で却下され、そのまま、近くの「ダイエー」で、うどんを食しました。
冷えた体に、涙が出そうな程、美味しかったです。
- ■2011年
12月 17日
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- ・「大学生意識調査」
- ○毎日コミュニケーションズが実施した「大学生意識調査」によると、「楽しく働きたい」という就職観を持っている学生が圧倒的に多い。
○会社が自分を楽しくさせてくれると考えている若者が多い。デジタル化世代は被害者意識が強く、自分の行動を指示されるのを嫌う傾向が顕著だ
(週刊東洋経済11/12
「特集
管理職のための「教え方」入門」より抜粋)
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この著者の指摘は、正しいのかもしれないが、一部に瑕疵がある。
『会社が自分を楽しくさせてくれるべきである』と考えている「管理職」も存在するのである。
私である。
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私の場合、「会社」に留まらず、「『世の中』が、自分を楽しくさせてくれるべきである」と考えている。
だから、私は四六時中、何かに怒っている。
- ■2011年
12月 16日
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- ・コンセプト特許
- 「コンセプト特許」と言う言い方があるそうです。
しかし、私は、この「コンセプト特許」という言葉の意味、「黒い色した白」と言うくらいに、よく分かりません。
「コンセプト特許」ですから、観念/概念の特許なのでしょう。
しかし、『そんなもの、特許にさせてたまるか』と、特許法自身が規定していますし(特許法36条4項1号、6項1号、2号)。
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だれか、「コンセプト特許」を定義するか、定義を知っていたら教えて下さい。
- ■2011年
12月 15日
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- ・電子マネーが活躍する場面
- 外国によっては、ジュースをVISAカードで買うことができます。
持ち運びできるカードリーダに、カードを差し込んで、暗証番号打てば終り。簡単な決済です。
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日本の忘年会でも、VISAでさっさと支払いできれば良いんですよ。
あるいは携帯でもSUICAでもPASMOでも良い。
飲み会の後で、あの現金を徴収する場面は、本当に興醒めします。
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どさくさに、言わせて頂くと、差額のある決済金額を、他人(幹事)の主観で決められるというのも、愉快ではありません。
- ■2011年
12月 14日
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- ・妻に贈る言葉
- 昨日、人間ドックに向かう嫁さんに、言いました。
―
胃カメラは、きっと苦しいと思っているだろう。
― 『自分の中で想像し得る最悪の苦しさ』だろうと思っているかもしれない
―
でもね、それは違うんだ。
―
そんなもの、軽く凌駕する、想像を絶する凄さまじい苦しみだから
と。
- ■2011年
12月 13日
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- ・英国入国
- 私の場合、出国時の空港のセキュリティでの、キャプチャー率は、軽く50%を越えます(ちなみにヒースロー空港では100%)。
人相悪い、変な形状の荷物多い、無駄に情報機器が多い。
仕方がないことですし、このセキュリティチェックがテロを防止してくれているのだと思えば、特に腹は立ちません。
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しかし、先日、ヒースロー空港のイミグレーションを通過し、ターンテーブルで荷物を受け取った後で、空港警察官(セキュリティ)に掴まりました。
#
日本人としては、相当珍しい事例ではないか、と思っています。
その時の私の服装は、
○膝まである漆黒の防寒着に、黒のキャップを着用。
○iPodのヘッドホンを装着し、黒のリュックサックを背負い、
○黒のサイドバッグを肩からかけて、
○銀色のハーフサイズのスーツケースを携行
仕事のことを考えながら歩いていたので、随分厳しい顔をしていたんだろうと思います。
前にも書きましたが、確かに「特殊工作部隊の狙撃手」のようにも見えます。
いわゆる「職務質問」というやつだろうと思います。勿論、対応は丁寧でしたけどね。
ボディチェックこそされませんでしたけど、荷物という荷物は、は全部開示させられました。
ここから、拳銃か、ライフルの部品が出てきたら、結構面白いことになるだろうな、と思いながら、冷めた目でセキュリティサービスの荷物チェックを眺めていました。
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なんか、英国が、全力で私に嫌がらせをしている気がしてきました。
http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20100108
- ■2011年
12月 12日
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- ・邪眼
- ロンドンのユーストン駅の人通りの少ない夜の歩道で、薬でラリっている若者に、絡まれそうになりました。
原則、私は、こういう奴を見ると、全力疾走で逃亡することにしています。こういう場面を逃げまくったことで、今の私がいます。
が、私の五感が「危険」のアラートを発していなかった(どうも、ラリっているだけの陽気なアホに見えた)ので、手を出してくた奴の脇を掻い潜って、そのまま、奴の背後に回って、合気道の構えの姿勢を取りました。
#
17歳の時に、合気道5級
私は、その日、仕事で最高に不快な思いをしており、ただでさえ悪いと言われている、私の目付きは"最凶"でした。
その邪眼で、正面から睨めつけたら、彼等(二人組)は目線をそらして、そのまま去っていきました。
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外国でこういうことは、絶対にやってはいけないのです。
20代の前半、安全でない海外をリュックで歩いてきた私は、そのことをよく知っています。
しかし、それ以上に、その時の私の機嫌は、最低の状態にあったのです。
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『ここで奴等と殴り合いしたら、少しはスッキリするかな』という位に。
- ■2011年
12月 11日
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- ・カースト制度
- ボーディングの際、『ファーストクラス、エコノミクラス、お手伝いが必要な方は、お並び下さい』というアナウンスの後、
『では、エコノミークラスのお客様をご案内致します』
が、
『残りの家畜ども、とっとと入ってこいや』
と、言っているように聞こえる。
- ■2011年
12月 10日
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- ・「アンフェア the answer」と言う映画
- 帰国の便、疲労困憊で、もう何もする気力がありませんでした。
そこで、本当に10年ぶりかで、飛行機の中で、邦画を見ました。
「アンフェア
the
answer」と言う映画で、まあまあ楽しめました。
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ですが、ネットワークシステムのエンジニアとしては、ITシステムに関する部分では、無理のある設定があり、それが気になって仕方ありませんでした。
もちろん、フィクションなので、「ツッコミ禁止」だとは思うのですが、できるなら、このような仕組みを実現させてあげたい、で、実現できたら、発明として特許出願にしてやろう、と思いました。
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課題1:USBを破壊するだけでデータをパーにする方法(多分、サーバの情報まで破壊する必要もあるのだろう)
課題2:USBの起動だけでGPS等の位置測位システムを起動する方法
課題3:USBの起動だけでUSBまたばサーバに入っている必要な情報をハッキングする方法
課題4:USBの給電だけで、USB本体を物理的に破壊させる方法
課題5:携帯電話の*特定の*受呼信号の電波だけで、USBを破壊させるスイッチをオンさせる方法
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極めて難しい課題です。
私の所感では、
○USBごときで機密管理しているという、この映画の検察庁にはITの専門家がいないんだな、ということと、
○USBデバイスのサイズのノートパソコン程度にして、さらにキャリアが秘密としている発呼のプロトコルとコンテンツを開示させる必要があるということと、
○3V程度で起動する小型の爆薬が必要になる、ということ、その他多数の技術的に解決する事項がありました。
飛行機降りる前に、この発明を完成させようと思ったのですが、できませんでした。
ウイスキーと睡眠薬で、意識不明となった為です。
- ■2011年
12月 09日
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- ・一泊178ポンドのホテル
- 宿泊代2万円以上のホテルに、風呂がなく、シャワーだけ。
舐めとんのか、ロンドン。
- ■2011年
12月 08日
-
- ・怪しげな店
- 外国に行くと、私は滅多にホテルのレストランで食事をすることはありません。
値段が高いので、もったいないと思ってしまう気持ちもありますが、それ以上に、汚なくて、怪しげな店でありながら、素晴しく安く旨い店を見つけることがあるからです。
今回はインド料理街に入り込んで、
「一人だ」
「沢山は食べれん」
「辛くて」
「安くて」
「あんたのお勧めを」
を包め
と言って、ホテルに持ち帰って食べました。
-----
不味かった。
今回の旅、仕事だけでなく、とにかく何もかも上手くいかない。
- ■2011年
12月 07日
-
- ・午前3時のイベント
- 時差ボケで、何をしても、現地時間の午前3時に目が覚めます。
精神安定剤を、500ccの現地ビールで流し込む、というイベントで、毎日凌いでおります。
- ■2011年
12月 06日
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- ・海外携帯電話
- 会社の海外携帯電話が、全部出払っているとのことで、現地で使える電話を成田空港で借りることになりました。
メールなし、Webなし。
こんな電話が、まだ現役なんだなぁ、と思うと感慨深いものがありました。
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というか、日本の携帯電話が、無駄にスペック高いのだろう。
- ■2011年
12月 05日
-
- ・なにもかも面倒くさい
- という、精神状態にあります。
今の私には近づかない方が良い。
- ■2011年
12月 04日
-
- ・労災認定
- 過労死の認否のにおいて、妻が記載していた、旦那の帰宅時間のメモが、証拠として採用され、労災が認定されたという裁判がありました。
私も嫁さんに頼もうかと思ったのですが、私が帰宅する時間には、当然嫁さん寝ているからメモできない、と、後で気がつきました。
- ■2011年
12月 03日
-
- ・娘達にペンダントのお土産
- 自分の装飾に一片の興味のない私が、女性の装飾具を購入することは、現金をドブに捨てる以上に無謀な行為です。
が、ここ一月、週末を全て仕事で潰している負い目から、娘達に土産を買ってくることを、宣言しました。
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嫁さんが、気をきかせて、ガイドブックに「ハロッズ」という有名高級デパートにマークを付けていたので、ナイツブリッジ駅で降り、改札を出たところにあるデパートに入って、約200秒後に店を後にしました。
5ケタのポンドのタグの付いている腕時計が展示されている世界は、私とは関係のない別次元の空間。
はっきりいって、息をしているだけでも不快である。
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とっとと別のアクセサリーショップで、娘達にペンダントの土産を購入しました。
それぞれ2つのペンダント。
その内、一つはイニシャルが入っているだけの安物でしたが、子供達は喜んでいたようです。
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娘達は、父親が、このような似合わない苦行の行為をしたことに対して、敬意を払ってくれたのだと思います。
- ■2011年
12月 02日
-
- ・私は「最近の若い人」
- ○クルマに興味がない
○高価な衣服や装飾具に興味がない
○高級レストランやグレードの高い住居に興味がない
誰のことかと思ったら、「最近の若い人」だそうです。
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なんだ、私は「最近の若い人」だったのか。
生まれてくるのを、少し早まったようです。
- ■2011年
12月 01日
-
- ・坂の上の雲
3年ごしの放送も、ようやく最終年度となりました。
こんな凄い番組を、映画館でなくて、自宅のテレビで見せて頂けるなんて、もう、なんて言うか
――
――
今年も、しっかりNHK受信料、払わせて頂きます。
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旅順攻略の「乃木大将」を、原作通り「低能」「無能」とボロクソに表現するか否か、NHKの演出を、しっかりと見せて頂きます。