江端さんの忘備録

2011年03月分を表示
2011年 03月 31日
SPEEDIを邪推する
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)というシステムがあるそうです(今まで知らなかった)。

緊急事態が発生した際に、六時間先までの希ガスによる外部被曝線量や甲状腺等価線量などをシミュレーションすることができるものだそうです。

ところが、事故発生後から、この情報の開示を色々な団体が政府に請求してきたが、全く開示されないと言う問題があり、国民からは不満・・・というよりは、不信の声が上っていました。

そこで、この非開示とされてきた理由を「邪推」してみました。

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ところで、実は私、パソコンに触れた時から今日まで、色々なシミュレーションをやってきました。

具体的には、

○アルバイト先の塾の生徒の成績予想、
○半導体の電圧・電流等の挙動、
○歩行ロボットの歩行パターン
○ファジィ推論によるパン焼き炉の温度や電子レンジのサンマとサバの判別方法
○大阪梅田駅を想定した大量歩行者の歩行挙動
○エイズの免疫機構をヒントにした最適解探索

など。

結構楽しかったです。

条件設定パラメータを弄ると、結果が様々に変化して、夜が明けるまでコンピュータの画面に喰い入っていました。

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ところが、逆に、シミュレーション結果を妥当な値にする為の、「初期値パラメータ」を探すことは、とても難しいです。

特に気象・流体系のシミュレーションの場合は、計算結果から初期値を求めることはできません(これを「不可逆」といいます)。

初期値に対してセンシティブ(敏感)なシミュレーションの場合、初期値の与え方によって、計算結果が、それはもう、「信じられないくらい滅茶苦茶な結果となる」からです。

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SPEEDIは、政府の持ち物なので、基本的には行政府の行動を、論理的・科学的にに裏づけしなければならないと思うのです。

今回のSPEEDIのミッションは、「政府の避難指示の妥当性」を出さなければならなかったと『邪推』してみます。

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SPEEDIに入力される情報には、気象観測情報、アメダス情報と放出核種、放出量等の情報があり、これは「点」の情報として入力されます。

また、さらに高さ方向の情報も入力しなければなりませんが、当然、地上1000メートルとかに固定されているセンサなんぞある訳がありません。

そうなるとですね、非常に少ない計測地点だけを使って、計算をしなければなりません。平面(二次元)の状態を把握するのでも相当難しいのですが、当然汚染は大気にも広がっています。

すると、3次元の空間をシミュレートする必要があるのですが、もうこれは、相当に難しいと推認されるのです。

イメージを言えば、

◯北海道の稚内で測定した海水温度と、
◯沖縄で測定した気温から、
◯福島の河川の温度を計る、

というような、難しさ(ちょっと大袈裟か)。

そもそも、問題となっている事故が進行中の原発から放射された「放射性物質の総量」が全然分からんのですから、「今日の天気が、晴れか曇りか雨かは教えないけど、本日の最高予想気温を出せ」と言うような感じでしょうか(これも大袈裟かな)。

で、決定的なデータ不足の中でシミュレータを稼働させているのではないかな、と。

多分、空間をメッシュ状の単位で区切って、その単位内で各種の計算(流体計算とか)線形・非線形補完をする計算方式を採用しているのだろうと思います。

この計算式は結構膨大なものですから、どうしてもスーパーコンピュータ(スパコン)クラスのパワーが必要になってきますが、求める精度によっては、相当の時間(数時間〜数十時間)が必要になるのではないかと思っています。


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で、恐らく、その計算を行った科学者は、その計算結果を見て、「愕然」としたのではないかと「邪推」するのです。

――― なんだ、これ?

例えば、

◯中国やロシアまで、放射性物質が拡散しているという計算結果が出てしまった。

間違いなく前代未聞の国際問題に発展するでしょう。
政府は、国際的な非難を浴びることを回避する為、公開できません。

◯地元でなく、東京や北海道の方が汚染濃度が高い計算結果が出てしまった。

政府が定めた避難範囲(半径20-30km)の意義をぶち壊してしまう為、公開できません。

◯汚染が全く見られないという計算結果が出てしまった。

「そのSPEEDIというシミュレータは、オモチャか!」という非難を受け、「そんなシステムに税金使うな」の大合唱で予算が無くなるのを回避する為、公開できません。

再計算する度に、訳の分からん計算結果が出てくる。

国民からは計算結果を出せと言われているが、こんな結果を出したら、間違いなくSPEEDIの来年度予算はなくなるし、諸外国の政府・研究機関からは笑いものになる。

困った。どうしよう。

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少し「邪推」の程度が酷すぎますかね。
私も本当にこんなことがあったとは、信じていません(というか、信じていいよね)。

でもね、仮に、

そういう無茶苦茶な計算結果があったとしても、
それが日本の技術者の名誉を損うことになったとしても、
それでも公開するのが、政府系研究機関の義務でしょう。

SPEEDIに血税を払っているのは、我々国民なのですから。
2011年 03月 30日
言霊
言霊とは、ある言葉(忌み言葉等)を言うとそれが現実に起ってしまうという、言葉に宿ると信じられた霊的な力のことです。

だから使わなかったんです、私。

『プルトニウム』という言葉。

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技術者たるもの、

○現象や対象の状態を客観的に把握し、
○推測やデマを排して正確な判断をしなければならず、また、
○常日頃からそうあるように訓練されている

・・・と(いいな、と)思っています。

しかし、私は、この『プルトニウム』という言葉だけで、もう検討前の段階から、「もうダメだ・・・」と、いとも簡単に降参してしまうのです。

その位、私にとっては深層心理でトラウマとなっている、この『プルトニウム』。

その一番最初の恐怖を教えたのは、三原順の「X DAY」でした。

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○1945年、長崎市に投下された原子爆弾の原材料であり、

○ウランよりも簡単に臨界に達してしまい

○わずか1グラムで半径500メートルの人間を殺傷し

○誤って、プルトニウムの一部を家に持ち帰ってしまった技術者の家族を、一月も経たないうちに、全員を死亡せしめ、

○『かつて人類が遭遇した物質のうちでも最高の毒性』と言われていた、

あのプルトニウムが、

ついに、我が国の領域である、福島原発敷地内の土壌から検出された。

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私は、今、思考停止の真っ最中にいます。
http://www.amazon.co.jp/X%20day%20(白泉社文庫)%20[文庫]%20/dp/4592883802
2011年 03月 29日
本当に「想定外」なのですか?
官房長官が、一番最初に「ミリシーベルト」の単位を発した時の恐怖は今でも覚えていますし、「1時間当り300ミリシーベルト」が出てきた時には、本当に倒れそうになりました。

3000ミリシーベルトで人は死ぬ。
私が、原発正面玄関前(原子炉建屋ではない)に10時間立っているだけで死ぬ。

真っ青になったことを覚えています。

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それなのに、今や「1000ミリシーベルト」単位が日常的に語られている。
これは、もの凄く恐しいことだと思います。

私のイメージでは、今回の事故が人類史上の最悪の地震で発生したものでなかったとすれば、

○東京電力の社長以下、重役クラスは10回辞任し、
○内閣は20回倒れて、政権政党もなくなってしまっている、

というくらいの大惨事です。

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もうこれ以上の悪くなり事態は考えられないだろう、と思っているところに、

○建屋が水素で爆発し、

○放射能物質の放出を前提とした格納器の蒸気を大気に排出し、

○単なる保管しておいただけの使用済み核燃料が3000度近い熱で溶け出し、

○放射線の暴風圏内に突入するという命と引き換えの放水作業が行われ、

○"1000万倍"という高濃度の汚染水で作業員が被爆する

そして、

○修理したくても強烈な放射線で原子炉建屋に近づけず、その間にも燃料棒が溶解して、さらに放射線量が増えていく。

腹立たしく思っても、暴走中の原子炉をミサイルで破壊でもしようものなら、それこそ日本全土が高濃度放射能物質で汚染されるし、原子炉を運搬しようにも、その間の被爆で間違いなく死者が出る。

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私は、これまで、数多くの「原発クライシス」に関する書籍、映画、ドキュメントを見てきましたが、どれもこれも、

『我が国で、現在進行形で起きている事態以上のシナリオはどこにもなかった』

と断言できます。

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今回の福島原発事故は、想定外の津波に因るものとされています。

でも、少し考えてみたいと思います。

その「想定外」が事実であったとしても、津波は原子炉への直接の被害は与えていないのです。
津波は、バックアップ用のディーゼル発電機とその周辺機器を無力化しただけです。

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では、私が10人くらいのテロリストを募って、3年くらいの破壊工作の訓練を受けて、福島原発に侵入してみたらどうでしょうか。

ダイナマイトで、送電塔を全部倒壊させて、ディーゼル発電機を破壊し、その後、武器で発電所を制圧して、建屋の人間を全部人質として立て籠ったら?

燃料棒溶解なんぞ待たないで、拳銃で職員を脅して、中央制御室から、燃料棒を引き上げさせてそのまま放置しておいたら?

警察の姿が視認できる度に、人質を纏めて数人くらい殺害して、原子力発電所に誰も入れないようにしたら?

勿論、テロリストである私とその同士達は、端から自分の命が助かろうという気持ちは欠片もありません。

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放射性核燃料が手がつけられなくなる前に、民間人の犠牲者を前提に、特殊部隊は、私達テロリスト全員をきちんと殲滅してくれるでしょうか。

なんか、別の福島原発事故を「創り出す」ことは、そんなに難しくないように思えます。

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残念ながら、この発想、私のオリジナルではなく、「神の火」(高村薫著)の最後のシーンから盗用しています。

この著書の中では、主人公とその友人のたった二人が、冬の夜の原発に襲撃をかけ、原子炉格納容器の蓋を開くというテロに成功します。

しかも、その緻密な計画は、読者からしても全く無理がなく、十分に現実可能な範囲にあると思えました。

このテロを防ぐには、武装した一個分隊を、日本の稼働中の原発の全てに配置しないと駄目だろう、と思えます。

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もっと話を簡単にしてみましょうか。

我が国と仲が良いとは言えない隣国が、「瀬戸際外交」を踏み越えて、日本の原子炉全部をミサイル攻撃、または空爆してきたら、どうなるのでしょうか。

血の気の引くような思いをする時間もなく、一瞬で国土と水は放射能で汚染され、(国家の存亡はどうでも良いですが)、国民の大半は生命と引き換えの被曝に晒されるのでしょうね。

知らない人も多いかと思いますが、1981年に、現実にイスラエルがイラクの原子力発電所を空爆しています(バビロン作戦)。

戦争となれば、なんでもありです。

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という訳で、私は尋ねたいのです。

今回の福島原発事故は、本当に「想定外」なのですか?
2011年 03月 28日
真面目な提案です
携帯電話にガイガーカウンターを具備する、というのはどうでしょうか。
少くとも、私は、メガピクセルのカメラなんぞは手放しても構いません。

スーパーでお買い物をする時に、ちょっとホウレンソウに携帯電話をかざしてみると、シーベルト値が画面に表示される、と。

「あら、今日はちょっと、値が高いわねえ。でも、今夜は、子供達が修学旅行だから、まあ良いか」

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昨日私が「『悪魔』と共存」と書いた、その選択肢の一つの実施例です。

真面目な提案です。
2011年 03月 27日
日本の原発、現在54基
11年前に私が調べた時は、47基だったのですが、増えていたんですね。

当時も今も、リンクの様な資料が見つけられずに困ったことを思い出しました。

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原発を放棄するか、それとも共存するかは、我々に課せられた重い課題です。
もし「共存」を選択するのであれば、私としてはいくつかの条件があります。

(1)「安全神話」の完全放棄
全てのシステムは、全て故障と制御不能を前提として作られています。
原子力発電システムにおいても、例外として取り扱わないこと。

(2)地震災害と同程度の避難訓練の実施
現行の災害の日(9月1日)とは別に、原発の日(3月11日)を設けて、原発事故を想定した避難訓練を実施すること。

(3)4年に1度程度の、県外脱出を想定とした模擬避難
数万人のエグゾダス(大脱出)と、その受け入れ体制を、少なくとも1週間程度の規模で実施すること。

(4)原子力教育の教育義務化
◯過去の原子力事故の体系的な歴史教育
◯シーベルト、ベクレム、半減期、人体に対する被曝の影響とその回避方法などの基本的知識の取得
◯ガイガーカウンター等の使用方法
等の、技術的または心理的な教育を徹底すること。

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『悪魔』と共に生きていくという選択なら、『悪魔』と決別できるまでの日々を ――― それが何十年か何百年かは不明ですが ――― 生き抜く技術が必要です。
http://www.kobore.net/20110323org00m040022000p_size8.jpg
2011年 03月 26日
「お茶」で「うどん」を作る
先日(3月23日)、福島原発の事故の影響で、東京都の浄水場の水道水から、乳児の摂取制限の規制値を超える放射性ヨウ素が検出されました。

このニュースの第一報は嫁さんの実家からの電話で知りました。

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警告があったのは1歳未満の乳幼児であり、それ以外の子供や大人は、警告対象外だったのですが、嫁さんが、その1時間後にスーパーマーケットに行ったところ、すでに、ミネラルウォータは完売。

お茶のペットボトルがかろうじて手に入る程度だったそうです。

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基本的に利己主義で凝り固まった私ですら、『これは、よろしくないぞ』と思った次第です。

ミルクを作る為に、水だけは、乳幼児に残しておかなければ。

乳幼児以外は、原則として害はない(という発表のよう)のだし、我々の水分摂取は、お茶でもジュースでも何とでもなる。

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しかし、これからのことを考えると、1キロあたり300ベクレル以上の水質汚染が行われることは、十分にありえます。

しかし、放射性ヨウ素は半減期8日と短いので、連続して300ベクレル以上が毎日連続して続く可能性は低いと思います。

とすれば、暫くの間は、少し前に購入した水分で過せば良いということです。

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問題は、食事です。

もっとも原材料をそのまま齧っていれば、生命を維持するのに何の問題もないのですが、ガスや電気に問題がないなら、できるだけ日常の生活を維持したいと思うのは人情です。

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水分はある。

しかしそれは「水」ではなく、「お茶」であったり「オレンジジュース」であったり、あるいは「コーラ」であったりする。

では、「水」以外のもので、食事を作ったらどうなるか?

これは興味深い研究テーマです。

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本日は、第一回の実験結果を報告します。

実験テーマ:
「お茶」で「うどん」を作る

実験プロセス:
麺つゆを、水ではなくお茶(今回は、パック麦茶)で作るだけ。なお、出汁には「追いがつおつゆ」を使ってみた。

実験結果:
味は悪くなかった。麺つゆにお茶の渋みが加わって、なかなか深い味わいとなった。念の為、普通の水を使ったうどんとも食べ比べてみたので、決して誇張したり捏造した結果報告ではない。

考察:
今回は麦茶を使用したが、緑茶であれば、更に良い味になったと思われる。

今後は、

○お茶を使ったインスタントラーメン、
○コカコーラを使ったカレーライス、
○オレンジジュースを使ったビーフシチュウ、

も追加して検証をしてみたいと思う。

が、私個人では限界があるので、本研究の共同研究者同志諸君を募りたい。そして、結果をどんどん私に報告して欲しい。

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結論:

日本の大人達。腹を括れ。
我々は汚染された土地と水の中で生きていくのだ。

それには、なにより、先ず子供達を守ることが必要だ。

「お茶」で「うどん」は作れる。
しかも、旨い。
2011年 03月 25日
甘えたことを言っている場合ではない
我が国は、これから、100グラム当たりの牛肉、豚肉、鶏肉を扱う程度の日常さで、マイクロシーベルト、ベクレムという単位を使うことになるでしょう。

このような非日常は、これが世界最初ではありません。

実際にチェルノブイリ原発事故後のロシアや欧州では、パックで売られている肉のラベルに、重量、値段以外に、放射能物質含有量(ベクレム)が記載されていたのです(本当)。

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いつまでも「単位が分からん」と、算数の問題が解けない小学生のようにダダをこねていないで、いい加減、真面目に理解しましょう。

# もうダダを言える段階は、軽く超えている。

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○先ず「ミリ」と「マイクロ」の違いですが、
1ミリ = 1000マイクロ と覚えておけば十分です。

○あと注意したいのは単位時間です。1年 = 約9000時間 ですから、1マイクロシーベルト/時間 と 9000マイクロシーベルト(=9ミリシーベルト)/年は 同じ値になります。

○最近で最も解りやすかった「ベクレム」と「シーベルト」の説明を紹介します。

『放射性物質を電球に例えると、60ワットや100ワットなどの電球そのものの明るさはベクレル、その電球で照らされた場所の明るさがシーベルトに相当する(2011年3月24日 読売新聞)』

○江端風の説明:「ベクレムは打ち上げ花火の火薬の量」「シーベルトは打ち上げ花火の大きさ。近くから見ると大きく、遠くから見ると小さく見える」

○シーベルトの人体への影響は、以下のコンテンツで理解してしまいましょう。

「いいか、草介。人が死ぬような放射能といえば、3000から4000ミリシーベルト以上だ。そんなものすごい量の放射線を一気に全身に浴びるのは、チェルノブイリのように炉心が融けて剥き出しになる事故か、核爆弾しか考えられない。
だから、こんなふうに考えて欲しい。
人が健康に生きていくための許容被曝量線は、年間5ミリシーベルト。胃のレントゲン検査一回で、約4ミリシーベルト。原発から出る放射線は、年間0.05ミリシーベルト以下。それよりは確実に多い。人によっては身体に影響が出るかも知れない。危険というのはそういう意味だ」

「そうなると、あのチェルノブイリというのは、ものすごい事故やったんやな・・・・・・」

----- 高村薫 「神の火(下)」より抜粋
TGA
2011年 03月 24日
「健康に影響がない」訳ではない。
「直ちに健康に影響がない被曝」とは、私の解釈では、「健康の間に因果関係が立証できない程度の被曝」と言うことだろう、と思っています。

あるいは、「裁判となっても、結審までに原告が全員、原告適格を失う(死亡)と思われる程度の被曝」とも言えるかと思います。

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被爆による健康被害の、損害賠償の責任の立証って、それはもう滅茶苦茶に難しい、と推認できます。

その立証の難しさでは、他の公害訴訟(水俣病等)とは比較にならないほど難しいだろうと思います。

なぜなら、日常生活や食物でも我々は日々被曝しており、原発事故がなくても、一定の割合で染色体異常は発生しており、そしてその一部はガン細胞にもなっている為です。

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どこぞの本で読んだ話ですが、米国の軍隊では、原爆実験直後に爆心地(グランドゼロ)に向って進行するという軍事訓練をしていたそうです。

にわかには信じられない無謀さですが、当時は放射能の恐しさが定量的に分っていなかったのかもしれません。

訓練に参加した兵士(数万人?)の平均寿命は47歳。
米国が認定した被曝者は4人だそうです。
2011年 03月 23日
地鎮祭
家を建てる前に、地鎮祭を行なう人は多いです。

地鎮祭というのは、

「我が家に幸を下さい」

ということではなく、

「どうか、土地の神様、暴れないで静かにしていて下さい」

と、お願いするものだそうです(出展:八雲立つ(樹なつみ))。

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前にも書いたと思うのですが、私は、この地鎮祭を自ら実施した者です。

この話を上司にしたところ、大爆笑していました。

『修行も精進もしていない君に、神様を静める力があるのか』と言われました。

確かに、私の祝詞(のりと)では、逆に神様を『激怒』させたかもしれない、と今になって思います。

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私は、『全ての事象には原因と結果があり、正しい手順で正しく取り扱えば、どのような系(システム)も必ず正常に制御できる』と言うことを信条としてきた、一技術者です。

原子力発電所の事故に対して、何の役にも立てない一技術者として、今ここに、手を合わせて、地面に平伏して、神様にお願い奉ります。

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どうか、どうか、お静まり下さいませ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/八雲立つ
2011年 03月 22日
常揺列島
余震が続いている為でしょうが、最近地震でオフィスが揺れていても、あまり動じなくなりました。

「ええい! ディスプレイが揺れて見にくい!!」

こういう「慣れ」は良いことだと思いませんけど。

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先日、電車に乗っていたのですが、何ごとも無いかのように静に停止して、数秒停止した後、静かに運行を開始しました。

乗客すら「あれ?」と後で気がつく程に、あまりにも自然な停止でした。

『只今、地震を感知したので停止しましたが、小規模であったので、そのまま運行を再開しました』とだけ、簡単にアナウンスがありました。

こういう「慣れ」は、絶対に良いことだと思いませんけど。
2011年 03月 18日
ウルトラマンはやって来ない
『原子力発電所の真上でヘリコプターをホバリングさせて、放水作業を行なう』とは、こういうことです。

―――― 原子炉から全方向に装着された1000機の機関銃が、毎秒1000発の実弾を全弾発射している場所で、何の盾もなく銃弾に撃たれながら、任務を遂行し続ける ―――

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私は、子供達に語り伝えたいと思います。

『怪獣が私達の家を破壊し、故郷の土地を蹂躙していても、ウルトラマンはやって来なかった』

『いつだって怪獣と闘ってくれたのは、命を賭けて私達を守ろうとしてくれた人達だ』

と。
2011年 03月 17日
あっ、その手があったか!
よく、デモ隊を解散させる為に使われる放水車。

あの、放水が、30メートル先から板を割ることができる程の威力があることは、意外に知られていません。

# なんでそんなことに、やたら詳しいんだ、という質問は却下。

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確かに、あの放水車を使えば、比較的安全な位置から、原子炉に給水できるかもしれません。

どうか、何卒よろしくお願いします > 警察の機動隊の皆さん
2011年 03月 16日
子供達を責めないで
避難所で、友達と走り回り騒ぐ子供。
計画停電中、ろうそくの光の下の食事を楽しいと言う子供。
いきなり春休みになったことを喜ぶ子供。

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子ども達は、いつか自分自身で気がつきます。
今は、子ども達を責めないで下さい。

彼等の笑い声だけが、私達の唯一の希望であり、最後の生きる力です。
2011年 03月 15日
背中は撃たない
ミリシーベルトの世界の恐怖が分かりますか。

私は、現実の死と隣り会わせて命を賭けて闘っている人の背中を、撃てません。
http://www.kobore.net/godfire.txt
2011年 03月 12日
MindManagerの外でハイパーリンクを開く"をデフォルトにしたい
<<相談内容>>
"MindManagerの外でハイパーリンクを開く"をデフォルトにしたい

<<頂いた回答>>
この度は、お問合せをいただきありがとうございます。
取り急ぎ私のわかる範囲でご回答させていただきます。
残念ながら、デフォルトを変更することはできないのですが、
内蔵ブラウザによる表示を無効にすることは可能です。

Mボタンよりオプションを選択いただき「アドイン」内の
内蔵ブラウザのチェックをはずしてみてください。
念のため画面ショットを添付しておきますのでご確認ください。

なお、今後技術的なご質問や使い方などお問合せいただく
際は下記窓口をご利用いただけたらと思います。

https://www.mindjet.com/support/contact/overview

どうぞよろしくお願いいたします。
2011年 03月 10日
江端さんに、怖いものなんてあるんですか
昨日、食堂で同僚の方から、尋ねられました。

『江端さんに、怖いものなんてあるんですか』

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勿論、あります。
2011年 03月 09日
英語を理解できないということが理解できない
米国に住んでいた時、気がついたことがあります。

当然、私は言葉が大変に不自由だったので、米国人が喋っている内容が分からない場合は、何度も、聞き返すことになります。

聞き返した場合、2つのパターンの反応がありました。

(1)さらに早口で詳細に具体的な英語を、大量に話し出す人。
(2)できるだけゆっくりと単純な英単語を、少しだけ話す人。

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(1)の人は『日本の首都は北京だ』というような人に多く、
(2)の人は、いわゆる医者、弁護士、そして *ネットワーク技術者* というようなインテリ層に属する人が多かったです。

どちらも「親切」であるという点では共通していましたが。

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(1)のような人は、はっきり言って、『英語を理解できないということが理解できない』という米国人であることが多く、そして、驚くべきことに、

こういう人、結構な人数、いたのです。
2011年 03月 08日
あなたが可愛くて叱責している部下は、間違いなくあなたを『憎んでいる』。
年末に録画していた「忠臣蔵」を、嫁さんが受験の終った娘に見せています。

嫁さんは、「忠臣蔵」は日本人の基本スペックであるとの信念を持っているようです。

私が『赤穂浪士はテロリスト』と語った時、嫁さんに酷く怒られたのは、至極当然と言えましょう。

それはさておき。

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赤穂浪士の討ち入りを描いた、池宮彰一郎著の「四十七人の刺客」には、吉良上野介が、回顧する場面があります。

今だに、私には分からないのだ。
なぜ、浅野内匠頭が、私に対して斬りかかってきたのか。
私は、内匠頭に対して悪意を持っていない。
むしろ、将来性のある若者として可愛がっていたのだ。

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主人公である色部又四郎安長は、このような吉良上野介の心情を『老いの甘え』であると斬り捨てる。

可愛いが故に、厳しく接することで、立派な人物になって貰いたいという『甘え』。

激しく叱責することで、今は憎まれていたとしても、いつかは分ってくれる時がきて、尊敬すべき人物として、いつまでも記憶して貰えるという期待の『甘え』。

私は、この一節を読んで、これが赤穂浪士事件の真相であると確信しました。

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あなたが可愛くて叱責している部下は、間違いなくあなたを『憎んでいる』。

あなたに感謝する日などは、永久に来やしない。

自分の低いマネージメント能力を棚に置いて、部下に甘えるな。
2011年 03月 07日
幸せを感じる能力
「リゾートホテルのプールで・・・」という文言をよく見ます。
多いのは、『幸せを招く○○』という広告の『喜びの声』の欄です。

私、人生で2回程、リゾートホテルのプールサイドでカクテル飲んだことあるんですけど、駄目でした。

全然、楽しくない。

先ず、滅茶苦茶に退屈であることは勿論ですが、『何も考えない』という状態を維持することは、私にはちょっとした「拷問」に近いものがあります。

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例えば、

夕凪を心地よく感じ、沈んでいく夕日に感動しながら、カクテルの堪能する

をですね、

→ 夕凪が発生する原理を、地上と海上における空気の温度から発生する気圧の変動から生じるものであることを、思わず確認してしまい、

→沈んでいく夕日の、時間やその方向から、現在の国に緯度・経度を試算し、概ね計算通りであると、満足し、

→カクテルを飲みながら、アルコールがアルデヒドを経由して、酢酸に分解されるプロセス思いだす

というのは、自分でもどうかと思うのです。

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プールサイドで、プールの排水溝の形状を見て、

○一分間当りの排出水量を想像してみたり、
○当該排水溝の形状で意匠権を取れるだろうかと思い至る

ような奴には、

「リゾートホテルのプールで」、「幸せを感じる能力」が、本質的に欠如しているのです。

そういう能力を普通に具備している人は、「それが普通であるのだ」などとは思わずに、人類として傑出した能力を有しているのだと、是非自覚して欲しいです。
2011年 03月 06日
携帯カンニング工夫するヒマに勉強しろよ!
この論者、「阿呆か」と思いました。

「携帯カンニング」の方が、圧倒的に「勉強する」より、コストが安いのは、当たり前ではないですか。

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そもそも、20年も前から、ディスプレイを見ないで、ポケベル(懐しいなあ)をポケットに入れたままで、返事をする程度のことは、ちょっと訓練すればできていたのです。

問題は、カンニングの答を得る方法ですが、一般には無理ですが、私なら「モールス信号」の符号で、携帯電話を振動させることができれば、携帯電話の画面を一度も見ることなく、確実に回答を受けとることができます。

さて、ここで、携帯電話のブラインドタッチとモールス信号を覚える手間暇と、日本の最高学府に入学するコスト、どっちが高いと思いますか。

ちなみに、(携帯電話ではないけど)、キーボードのブラインドタッチは、19歳の時、初めてパソコンを振れたときから3月目には、もうキーボードは見ていなかったと思います。

また、モールス信号に関しては、中学生の時にテープレッスンで一月で履修完了し、アマチュア無線の電信技術者のライセンスを取得しました。

大学試験勉強の方が、これらの技術取得に比べれば、(私の所感では)100〜1000倍以上も大変です。

不正によるリスクを考慮しなけれは(そして、実際にこのカンニングは技術的には成功していた訳で)、勉強する暇があったら、カンニングの工夫をすべきなのです。

『携帯カンニング工夫するヒマに勉強しろよ!』とは、私に言わせれば、ナンセンスな話です。

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こういう時こそ、是非、我々ネットワーク技術者を使って欲しいのです。

我々は、携帯電話の通話を妨害する手段(Jammer:ジャマーといいます)は勿論、携帯電話の周期的に発射する電波をキャッチして、その発信源の「座席周辺」までもを特定する手段も持っています。

キャリア(電話会社)が協力すれば、もっと凄いこともできます(が、これは差し控えさせて頂きます)。

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と言う訳で、携帯カンニングはこれからも、巧妙かつ狡猾になっていくでしょう。

# こうしている間にも、私は2〜3のカンニング方法の発明を完成しています。

大学の職員の皆さんの知識では、これらのIT技術に対抗することは、難しいです。

で、是非とも、我々、ネットワーク技術者をご利用頂きたいのです(と、営業する)。
2011年 03月 05日
字の下手な人の為のスタンプ
結婚式や葬式の記帳や、祝儀袋に自分の名前の記載用に、自分の名前のスタンプがあるようです。

「記帳をお願いします」と言われて、そそっとそのスタンプを取り出して押す、と。

ちょっと無理があるような気がします。

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まあ、この程度については、「字が美しくない」ことが「恥しい」程度でしょう。

しかし、美しくない字というものは、一種の個性であり、芸術であるとも言えます(言えないか)。

凄く美しい女性が、思わずハッとするような、凄く汚い字を書いても、それなりに愛嬌があるものです。

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私の場合、「読めない」のです。

ですから下手をすると、私は結婚式に参列しても「欠席」扱いになりかねないのです。

「字と言うものはね、ゆっくり書けば、それなりに読めるものなの」という定番の説教には、『ここに反例があるぞ』と主張したい。

この主要な原因は、パソコン等情報機器にあります。思考の速度で記載できるデバイスがあれば、字なんぞ書く気になる訳がありません。

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記帳も「エクセル」でやればいいじゃん。
どうせ、あとで集計や確認作業するんだし。
メールで簡単に展開できていいことばかりじゃんか。

iPadを使って、自分の名前を「指」で押して貰えれば、簡単だし。

と思うのですが、ダメですか?

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さて、話を戻しまして、「スタンプ」ですが、これは、記帳のサイズに対応できません。記入欄を超えたらシャレになりませんし、小さすぎると下手に目立ちます。

そこで、提案します。

透明のテプラーに自分の名前を記載したものを、各種のサイズ(縦書き、横書きの両方)書体で、あらかじめ各種大量に用意しておき、必要に応じて、張りつける、というのはいかがでしょうか。

私、今度の結婚式で、本気でやってみようと思っています。

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「そういう準備をする手間があれば・・・」という、理論は私には通じません。

私は、釜を止めて炊飯ジャーを作り、薪をやめてユニットバスを作ってきた側に立つ者ーーー

「技術者」と呼ばれる者の一人です。
2011年 03月 04日
発明を完成する、とは
1975年に、娘の代わりに、「父親」が「女子大」を替え玉受験をしたという事件があったそうです。

事の是非は脇において、『現役受験生の学力を発揮できる、父親というのは大したものではないか』と思いました。

平方根や連立一次方程式、三角関数を一切使わずに、娘の算数の問題を解くのに全力を注いでいた、父親の一人はそう思ったりしました。

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ちょっと調べてみたところ、娘の通っている高校の英語教師だった、そうです。

なるほど。これなら可能性は高い。

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これを、「馬鹿なことをする奴だ」と批判することは簡単です。

しかし、これを『課題』と捉えて、『「父親」が「女子大」を替え玉受験する方法』という『課題を解決する手段』に変更するだけで、これはもう立派な『発明』になります。

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私が、「本発明を完成できたか」については秘密です。

もしかしたら、発明を実施する時が来るかもしれませんから。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/tudajuku.htm
2011年 03月 03日
入試ネット投稿、警察が捜査へ ヤフーも「全面協力」
春なのに、溜息、また一つ。

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ちょっとスレッド違いますが、

『国家権力が本気になれば、殆どのことはできるものだなあ』と、私は大学の自治寮に住んでいた時に学びました。

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「この荷物持っていて」と言われて、困惑しながら押しつけられた荷物を持っているところを、警察官に「窃盗だ!」と言われて、その場で逮捕された人を、知っています。

『なるほど。この程度の事は普通なんだ』
と、しみじみと納得した二十の冬。
http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20110223
2011年 03月 02日
ホームサーバのハードディスク クラッシュ
先日、ホームサーバのハードディスクがクラッシュして、夜通しOSが再起動を繰り返すという事態になりました。

拾い物のドイツ製のPCをサーバとして使っているので、いつ壊れても仕方がないと思いつつも、家の中の色々な業務をこなして貰っているので、止ってしまうと、大変困ってしまいました。

プリンタから、セキュリティシステムまでが全部停止してしまうと、その心細さたるや、まさしく

「いなくなり わかるサーバ ありがたさ」

と一句詠んでしまいそうです。

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で、ちょっと気が動転したのだと思うのです。

このドイツ製のPCのハードディスク、40GB程度の容量のものなのですが、同じメーカの同じ型番のものを求めて、ネット中を探し回りました。

当然、1TのHDDが当然の昨今、こんなHDDなんぞは当然生産中止。
中古市場にすら出てこない。

『これは本当に困ったぞ』と頭を抱えていたところ、洒落で、ヤフオク(Yahooオークション)を見てみたら、

でるわでるわ。

こんなHDDドライブがジャンク品扱いで、山のように出品されておりました。

新品の1TBが1万円で購入できる昨今、ジャンクの40GBが3千円近くもするというのには、ちょっと釈然としない気持もありましたが、背に腹にはかえられません。

衝動的に、最高落札価格で落としてしまいました。

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で、ちょっと冷静になってから、ホームサーバのシステムイメージ全部(OS、ドライバ、アプリを含めて、何もかも)を外部ディスクに退避させているのを思いだしました。

「まあ、ハードディスクがシークエラー起しているんだから、システム回復させても、動かない・・・よな」

と言いつつ、リカバリ処理を行いました。

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半年前のリカバリイメージ退避時のシステムに戻って、ホームサーバ完璧に回復。
48時間経過後、エラー無発生。

購入してしまったジャンクHDD、どうしよう。

「まあ、いつかは完璧に壊れるので、予備部品としては必要だし・・」と自分を納得させつう、明日届くはずのブツを待つことにします。
2011年 03月 01日
春の火災予防月間のポスター
アイドルの女性3人が立っているだけのポスター

このポスターが、一体、何がどうなれば「春の火災予防」になるのかが、どうしても分からん。

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女性が写っているだけのポスターを、ちょっと検索してみたところ、

○雑誌愛読月間ポスター
○不正改造車排除月間ポスター
○建設業年度末労働災害防止強調月間ポスター
○労働災害防止強調月間ポスター
○労働保険適用促進月間ポスター
○非行問題に取り組む全国強調月間ポスター
○労働災害防止強調月間ポスター
・・・

正直、切りがない。

これらのポスターは、一体、何を訴えたいのだろうか。

そして、我々の血税は、女性タレントの写真の増刷なんぞの為に、使われているのだろうか。

誰でも良いので、

「あのポスターのお陰で、『労働災害を防止しなければ』という意識に目覚めましたよ」

という人を、一人でも良いから、紹介して貰えませんか。


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私なら、こう作る。

アイドルの女性3人のセリフに吹き出しをつけて、

ポスター前面は、
一人は『火災報知器って大事だよね』と言っている。
もう一人は『ええー、そんなの設置するの面倒だしぃ、火事なんて起こさないよ』と言っている。

ポスター裏面は、
裏面には、焼死体となって、炭と骨になったアイドルの無惨な遺体と、それを見ながら泣き叫ぶ、もう一人のアイドル。
『だから、設置しろって・・・言ったのに!』と書かれた吹き出し。

着飾った可愛いアイドルも、所詮燃えればタダの炭である、という諸行無常の響きを、電車の車内全体に漂わせること、確実です。

「春の火災予防」の効果、絶対に保証します。

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労働災害防止強調月間ポスターなら、

前面に、電動ノコギリを持って、ニッコリ微笑むアイドル。

裏面に、ノコギリの使用を誤って、指を切り落してしまい、吹き出す血が天井にまで達するのを、真っ青な顔で視点の合わない目で見つめるアイドル。

訴求力、凄いと思うんですけどね。

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私の血税を使う以上、これくらいのことはやって貰いたいと思うのです。