江端さんの忘備録

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2010年 10月 31日
啓蒙書は、もう読まない
上司には逆らえ、と言う本があり、
上司には従え、と言う本がある。

部下は威圧的に管理しろ、と言う本があり、
部下は寛容的に自由にさせろ、と言う本がある。

人生は自己を厳しく律しろ、と言う本があり、
人生は自分に優しく接しろ、と言う本がある。

成果を上げろ、と言う会社が、
定時時刻に帰宅しろ、ともいう。

無駄な資料を作るな、と言われ、
これでは内容が分からん、と叱責される。

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はっきりしていることは、

正しいやり方もあり、間違ったやり方もあるが、
結局のところ、

『私のやり方』

しか、やりようがない、という事実です。
2010年 10月 29日
既存のHDDレコーダを廃棄するしかないのか(その1)
なんでも、小学校の保護者用の連絡網に、まだ、電子メールが使えないそうです。

「まだ、電子メールが使えない者がいる」との理由ですが、私が初めて電子メールを使った時から、すでに25年以上経過しています。

特に、携帯電話の電子メールは、電話と同義の「インフラ」と言い切って良いと思います。

『「電子メールが使えん、読めん」などと甘えたことを言っている者は、もう助けん』というのは、もう社会的に容認されても良いと思います。

携帯電話での入力ができないデメリットは、(私がそうであるように)、ご自分で負って貰うしかないと思います。

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私の予想を裏切って、地上デジタル放送は、予定通り実現される可能性が高くなってきたように思います。

大抵の場合、この手の国家規模の技術的な方式移行は、大抵手間どり、ずるずると遅延するものなのです。

しかし、今回、政府は強権発動に躊躇い(ためらい)がないように見えます。

『何年も前からちゃんと警告してきた』
『「デジタルデバイド」の地位に甘んじている者は、もう助けん』

と言うことでしょう。

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ただ、携帯電話と違うところは、

○現行テレビの廃棄、またはチューナの強制購入

がありますが、まあこれは許せるとして、

○アンテナ設置の必須

です。

これを国民に強制するのは、さすがに「権力の濫用」ではないかと思うんですよ。

工事費用を調べたら、大体4〜5万円程度かかりそうです。
これは、どんな世帯であろうとも、「理不尽」と感じるに足る金額です。

チューナ等と入れれば、最低でも10万円以上のコストは必要となるでしょう。

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私が期待しているのは、国民の30%程度が、テレビメディアを捨てて、ラジオや書籍、新聞のメディアに移行することです。

コンテンツは全て、DVDやCD等の記録媒体に依存するようになり、
リアルタイムコンテンツとしては、既存のテレビメディアが崩壊していく様を、この目で見れれば、それはそれで、かなり痛快かと。

○俳優や女優、芸人の半分がリストラ
○偉そうにしている評論家の多くが失職
○テレビ局の統廃合

少くとも、私は全然困らないので。

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一方、家族にとっては大問題です。

我が家は2台のHDDレコーダをフル活用しているのですが、この両方が使えなくなるインパクトは、相当大きいです。

私は、総務省の地デジ対策センタにまで電話したのですが、現在のHDDレコーダを救済する知見は得られませんでした。

答えは、

時刻予約型のチューナを購入し、チューナの予約時間と、さらにHDDレコーダを外部入力の予約時間を一致させて、録画する

でした。

そんな、面倒な処理、毎日できると思うか?

せめて、チューナが起動すると、HDDレコーダの録画を自動的に開始するような連携ができる機能がないものか、探してみましたが、現在の所、調査結果は芳しくありません。

メーカもそのような機能拡張機能を設けるよりは、新製品に注力する方が簡単で、かつ高い利益を期待できるのだから、そういうことをやる訳がない。

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とすると、草の根でエンジニアが何かの仕組みを作りそうなものですが、そういうものも、あまりない。

結局、「チューナ2台分で、HDDレコーダが購入できるのだから、古い装置は捨てろ」というのが、主流の意見のようです。

多分それは事実なのでしょう。

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しかし、それで良いのか、日本の技術者。

無論、我々は企業の構成員である以上、企業の利潤追求に貢献しなければならない。

しかし、苦しい家計を支える家族の一員として、この「買い替えれば足る」という、思考停止の論調に対して、せめて一矢報いたいとは思わんか?

まだ十分に使えるものを買い替えるということに、製品を世の中に提供するものの一人として、痛みを感じないか?

週末研究や週末開発で、チューナのDIOを解析し、アナログHDDレコーダの赤外線経由で、チューナからHDDを自動的に連動させるような、方式や、電子回路図を世の中に開示したりすることはできそうではないでしょうか。

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そのようなアイデアをお持ちの方、実際に回路図を提供できる方、是非とも私にご連絡下さい。

当方、この活動のフロントとなって、世の中に広める役割を果たさせて頂く所存です。

たとえ、会社の製品開発部門に睨まれるようなことになろうとも。
2010年 10月 28日
映像の世紀

民族
独立
大量
ベトナム
マンハッタン

町田図書館で借りたDVD。
残り、あと6巻。

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「10月の悪夢−1962年キューバ危機・戦慄の記録」が貸出開始されたら、ちょっと悔しいかも。
# 個人購入したから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A0%E5%83%8F%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%B4%80
2010年 10月 27日
MindManagerだけが動く端末

MindManagerだけが動く端末が欲しいです。

メールもWebもいらない(ネットワーク接続できなくても良い)。
私は、MindMapというツールさえあれば、仕事の99%はできる。
(エッセイでさえMindMapで記述可能)

私のお気に入りのMindManagerは、優れたMindMapツールなのですが、「重い」のだ、これが。
これをリモートデスクトップで作業する場合は、そのストレスで作業効率が落ること甚だしくて。

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私の上司は、MindMap形式の記載が苦手です。
MindMapは作成する方には天国ですが、読み手にやさしいとは言えないと思っています。
しかし、創作時間の短かさを鑑みれば、上司の方に諦めて貰うしかありません。

上司には本当に申し訳ないと思っています(本当)が、諦めて下さい。
2010年 10月 26日
人権啓発標語
「人権啓発標語応募」なるものが回ってきたので、ギャグ狙いでメールを回したら、エントリされそうになりました。

慌てて、取下げました。

こんな標語がエントリされたら、ボーナス査定は勿論、(出世は期待していないが)解雇の参考資料くらいには、されるかもしれない。

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『虐待を 止めてくれよと 泣く子かな』
2010年 10月 25日
「深夜でも働け」のメール

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田中様

先程、江端主任に、書類の見直しをお願いしました。
明朝までには修正版が来ると思います。
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要するに、「深夜でも働け」という文意のメールです。

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まあ、私も後僚に、この手のメール送り付けますので、上司に文句を言える立場ではありません。

私の場合、

○定時までに書面修正がなければ、このままで幹部に提出します。
○本日中に補正案が提出されなければ、出願の拒絶が確定します。
○明朝までに提出がなければ、申請を取り下げたものとみなします。

等、濫用しています。

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いずれ、パワハラで警告注意を受けるだろうなぁ。
2010年 10月 24日
図書館でDVDを借りました
○NHKスペシャル4大文明「エジプト」「インダス」
○NHKスペシャル「生命」昆虫たちの情報戦略

前者は、あまりヒットしませんでした。
後者は、私的には大ヒット。GA研究やっていたからかも。

ただ、昆虫が出てくるたぐいの番組は、我が家では忌避されているので、自分の部屋のパソコンでコッソリ見ていました。

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それにしても、イモリとヤモリの写真が付いているだけで、小学生向けのテストの問題を、廃棄してしまうのは、どうかなぁ、と思うのです。

昆虫達は、地球の生命体の70%を占め、歴史的にも大先輩なのだから、もう少し、哺乳類の側からも歩みよる必要もあるんじゃないかなぁ、と思うのです。
2010年 10月 23日
我が社のセンス
研究した成果が、製品やシステムに反映されると、ボーナスの査定や、社内の各種の賞を貰えたりします。

各種の賞の場合、いくらかの賞金が付与される場合があるのですが、関係者全員で分割すると、当然に大したお金にはなりません。

お金で分割すると、手続上の問題(現金支払いはできない)や、税制上の問題となってしまうので、大抵の場合、何かの「物品」で配られることが多いです。

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で、この前、貰った「物品」が

『ホッチキス』

しかも、100枚の紙を一発で挟めるという、それは巨大なホッチキス。

こんなものを「個人」で貰って、どーする。

『休日も特許の仕事しているんだろうから、明細書のファイリングが必要でしょう』という皮肉が込められているのか、と一瞬でも考えました。

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その前、貰った「物品」は、

『マウスパッド』

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学会の奨励賞みたいな物で定番は、

『USBメモリ』

部屋の中を見渡せば、必ず1つや2つは目に入る。

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最悪なのが、大学に赴任された元上司の著書。
#しかも、内容がちょっと・・その、あれ?っていう感じの
#(明言を避けました)

家に持ち帰らないと、捨てられない(研究所のゴミ箱で見付かるのは、なんとも気まずい)

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うーん・・・。

私なら、『カニ缶』の方が、絶対に嬉しい。

別の切り口で『交通安全のお守り』とか。

独身の人向けとして『良縁祈願』なんて、なかなか我が社らしくて良いと思います。

セクハラ、パワハラ訴訟のリスクもあるけど。
2010年 10月 22日
3秒に1人
「3秒に1人、5歳未満の子どもが死んでいるのです」のNPOのデータは多分正しいと思います。

個人的には、他国との比較(例:日本国)や、別の視点の統計値(その国の出生率)も付けて出して欲しいのです。

# どんなに小さい字になろうとも、視力2.0の私なら読めます。

コピーの内容から鑑みるに、「他の比較して圧倒的な悲劇がある」ということを主張すべきなのですから。

ただ、個人的には「単位時間あたりの数量」というコピーは好きではありません(このやり方が一番効果があるとしても)。

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日本では、今日一日だけで、

(1)100人程度の自殺者が、電車を止めていますし、
(2)少くとも20人の人間が、交通事故で即死または24時間以内に死亡しています。
(3)交通事故は、報告されているだけで約1000件ありました。

と言うことを知識として知っていれば、3秒に1人が良く判らなくなると思います。

世界の人口は、今、どれくらい増えているかというと、
0.4秒に1人 (3秒に 7.6人) 増加中です。

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所詮、統計は統計。

目の前で子どもが死んでいく現場の「地獄」は、現場のものでしかありません。

私は、核攻撃されるかもしれない現場の恐怖の中、のんきに「平和」だの「法律」だのとネットで議論していた野郎共を、今でも憎悪しています。

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この地獄が、お前に分かるか!

地面の上で腐っていく子どもの体を見ながら、それをぼんやりと眺めながら、黙々と今日も家族に食事を作る母親の怒りと悲しみが分かるか!

『人口増加を抑止しなければならない』などと、分かりきった議論を、気楽にパソコンから入力して、したり顔をしているお前らに、何が分かるか!

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という、気持ちが、

「3秒に1人」に込められていることを、(多分)私は知っていると思います。

けど、やっぱり、これでは、伝わらないと思うのです。
2010年 10月 21日
私が能書きをたれることができる理由
私が若い頃に、エラそうに知識をひけらかして、いっぱしの社会派を気取っていたことは、何度か話したと思います。

で、いわゆる、発展途上国(貧困国)などにも、1人で旅をして、『何も得られないまま、逃げ帰ってきた』ことも、何度か話したと思います。

私は、他の人の国の人を助けられるような『器』ではないことを、世界中の誰よりも、自分が知っているのです。

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では、何故私は、未だに色々な問題に対して、『能書きをたれることを止めない』のでしょうか。

それは、少くとも、

(1)私は「何か」「誰か」を助けたいと思って、一応、行動はしてみた。
(2)その結果、私は「何か」「誰か」を助けることができる人間ではないことを、自分自信で確定した。

というステップを経たことだけは、絶対的な事実であるからです。

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世の中の、上記(1)すら実施していない奴等のエラそうな所業に比べれば、「私の方がナンボかマシ」ということ、それこそが、

私が能書きをたれることができる理由

の根拠です。
2010年 10月 18日
「毎日かあさん」
西原理恵子(以下、サイバラという)の、「毎日かあさん」を図書館から借りてきて、嫁さんに勧めてみたのですが、

『とても「絵」についていけない』

と言われて、拒否されました。

ま、無理はないと思ったので、無理強いはしませんでした。

『騙されたと思って、「うつくしいのはら」と「毎日かあさん4の最後の1話」だけ読んでみたら』と、勧めました。

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『これは、同一作者の作品か?』と驚いていた様子。

無理はないと思います。
http://www.amazon.co.jp/%E6%AF%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%934-%E5%87%BA%E6%88%BB%E3%82%8A%E7%B7%A8-%E8%A5%BF%E5%8E%9F-%E7%90%86%E6%81%B5%E5%AD%90/dp/4620770574
テスト
携帯電話からの書き込みテスト
2010年 10月 17日
授業参観
下の娘の事業参観に参加させら・・しました。

娘から「怖い顔をして立っているのは、止めて欲しい」と頼まれました。

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なんで「道徳」の授業なんかを見せるか。

私も、理由は分っているのです。

○子どもが手を挙げない授業では、もり下がるでしょう。

○先生につまらん批判も行くかもしれない。

○簡単な分数の計算もできない子どもに、親が激怒して、その日の夜の夕食が、最悪の場の悪さになる、という懸案もあります。

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『ベンチを汚したA君は、どうすればよかったでしょうか』

→「バケツと雑巾を取りに、家に戻れば良い」

『ベンチを汚された街の人は、どう思ったでしょうか』

→「公園を管轄している行政に、クレームを出し、改善がないようであれば、行政またはA君の保護者に対して、損害賠償の請求をする」

→「えっと、この場合、行政に対しては、行政不服審査法に基づく審査請求をすれば良いのかな」

→「それとも、A君の保護者に対して、ベンチを汚さない旨の警告状を送付するのが先かな」

→「いやいや。行政を先に提訴し、行政が損賠を、A君の保護者に対して行うという流れが正しいか」

で、考え込む、と。

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結果として、『怖い顔をして立っているお父さん』が完成する訳です。
2010年 10月 16日
「自分のことは自分で」
我が家の家訓は、

「自分のことは自分で」

であり、

「人に何かを頼む場合は礼を尽くし、かつ、聞き遂げられなかった場合でも逆恨みしない」

です。

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先日、小学校2年生の娘用に、インターネットで本の予約ができるアカウントを取得しました。

今後、パソコンを使った予約は、娘自身でやって貰うつもりです。

小学生にすら自立を促すのですから、パソコンに関して「大人」を助けるつもりはありません。

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気楽に相談してくる野郎共。

いいかげんにしやがれ。
2010年 10月 13日
「いずれは死んでしまうのに、人生に意味はあるのでしょうか」
という書込みがあると、本当に多くの人が書き込んできますね。

こんなにも自分の信念を語りたい人がいる、という事実に驚きます。
# それは、もう『待っていました』と言わんばかりに。

意地の悪い見方をすれば、『飲み屋で若者に人生を語りたがる迷惑な酔っ払い』のようにも見えます。

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私なら「さあ」とだけ言って、首をかしげるだけです。
2010年 10月 12日
なんか、いいなぁ。
コンピュータ将棋が、始めて名人に勝ったという話。

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今回の対局は、今年4月、情報処理学会(白鳥則郎会長)が「トップのプロ棋士に勝つ」と目標を掲げ、「名人に伍する力ありと認めるまでに強いコンピューター将棋を完成した」と挑戦状をたたきつけた。
日本将棋連盟も「いい度胸をしていると、その不遜な度胸に感服つかまつった次第」と受けて立ち実現した。

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こういう対応、ほのぼのとしていて、「なんか、いいなぁ」という気持ちになりました。

基本的に、あと1000年位は、コンピュータの処理能力が人間を越えることはないと考えています。
# 吃驚するような技術革新や脳メカニズムの発見によって、この予想が軽く覆される可能性も否定できませんが。

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「4つのソフトを、サーバー169台からなる東大のクラスターマシンを使用して駆動」

『名人というのは、100台を越えるクラスタマシンレベルの情報処理能力があるんかい』という方に吃驚した。
2010年 10月 10日
西原理恵子
どんな人でも、つきあってみないと(闘ってみないと)分からないけど、この人(西原理恵子)だけには、絶対敵わないと思うのです。

私は、「インドのトイレでヒジュラーと一緒に寝る」という凄さを理解できる、数少ない日本人の一人だと思います。

インドの大都市(インドの中ではもっとも清潔な場所であろう)ニューデリーの街から一歩も出ない内に、インドから敗走した私としては。

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確かに、ニューデリーの街では、内蔵器官の全てが、全て排出されるかと思うような凄い下痢で、私は瀕死の状態でした。

しかし、その程度でインドから逃げだすような器の人間は、所詮はその程度の器なのです。

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「竜馬のように生きたい」とかほざいている、芸能人や政治家や経営者が、西原と同程度の逆境で、同じ様に生きられるのか、私は知りたいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC
2010年 10月 09日
我が家から本がなくなる日
○町田図書館は、サイバラの漫画までインターネット予約させてくれる
→サイバラの本は、日曜日に図書館に取りに行くだけ。

○町田市図書館の蔵書と、私の趣味の嗜好は概ね同じ方向らしい
→しかし、町田市の市民の嗜好とはあまり一致していないのかも。
→なぜなら、予約した本が「完全な新書」であるというケース、結構あるから。

○技術書は、裁断器でバカスカ切り落し、会社のスキャナで取り込み、原本は廃棄
→技術書なんぞ、人生で2回目を読むチャンスの方が圧倒的に少ない
→ただ、必要な情報の検索では、圧倒的に負けると思うし、パソコンで本を読むというのは、仕事以外では結構面倒。

○水没前提のiPadが登場すれば、本は全部なくしてもよい
→私は本は、殆ど風呂で読むから。

○水没前提のノートパソコンも必要でなないか
→あるにはあるのだが、雨天前提程度では足りない
→私が必要とするスペックは、風呂の底に沈めたまま、2〜3日忘れていてもO.K.というレベルである。
→風呂でコーディングをしたいし。
→会社でプログラミングすると、上司から文句を言われ、部下からちゃんと管理の仕事をしろと注意される。

○しかし、我が家から本がなくなった場合、その空間には何が這入ってくるのだろうか。
→PCとかの情報機器が占拠するなら頂けない話である。
→「クラウド」なるものの時代に逆行しているし。

○ところで「クラウド」という言葉も嫌いだ。
→所詮は、サービス発見機能を有するクライアント&サーバだろうが。「イクメン」という言葉と一緒に早く消え去れ。

とりあえず、ダラダラと。
2010年 10月 08日
サブシステムの移行
ホームサーバのUSBポートのポート数が足りなくなりました。
「電力が足りん」とPCから文句を言われるので、カスケード接続もできない。

USBポートなんぞ、私の半径2メートルに3つ程、転がっているので、これ以上買うのは嫌。

で、ノートPC用のパワー供給型のUSBバブを、ホームサーバ用に交換することにしました。

この程度の、サブシステムの移行ですら、一発で稼動できなかった。

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現在稼動中の世界最大クラスの巨大システムの通信装置移行が、本当にできるんだろうか。
2010年 10月 07日
体外受精研究に対するノーベル賞受賞に、バチカンが不快感
またか。
黙って、苦い顔をしているだけでいいのに。
ガリレオ裁判のように、400年後に承認するのだろうか。

この宗教団体は、私ですら聞こえる、「不妊」という悲しさと辛さで苦しむ多く人々の声が聞こえんのか。
2010年 10月 06日
OS作っています
オペレーティングシステムを自作しています。

『ついに、江端が日本の「リーナス・トーバルズ」を目指して、起動開始!』

という訳もなく、

単に制御機器のエミュレータの特許明細書を作成する為、バックボーン技術の取得の為に、教科書を読みながら、その通りに作っているだけです。

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「仕組みが分からなかったら、サンプルコードを全部、自分で手入力せよ」という、泥くさい方法を実施しているだけです。
2010年 10月 05日
『ドラマに出てくる坂本竜馬はカッコイイ』
我が家では、ドラマを見ていて『「坂本竜馬」をカッコイイ』というと、私の機嫌が悪くなるので、家族が気を使っているようです。

『ドラマに出てくる坂本竜馬はカッコイイ』と言うようになりました。

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「坂本竜馬」のファンに、

○社員モチベーションを無視するモーレツ型の中小企業の社長や、
○論理的な口述ができない政治家や、
○本をほとんど読まない学生

が多いという事実は、(勿論、多分に偏見を含んでいても)私の中では真実です。
2010年 10月 03日
アルバイト
大学院に在学中の頃、担当教授からデータの解析の仕事を、アルバイトで引き受けてくれないか、と頼まれたことがあります。

データの内容が、教授の学会発表に関するものであり、かつ、私の論文のテーマとは全然関係がなかったので、「アルバイト」でオファされたのだと思います。

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私が、データの収集の結果のレポートに、私は請求書とその内訳を付けて、教授に提出したところ、教授はちょっと驚いた顔をした後、自分の財布からお金を出して、私に渡しました。

今思えば、体良くゼミ学生を使って、データを纏めようとしていただけであり、まさか「請求書」を提出してくる学生がいようとは思わなかったのかもしれません。

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この辺の雰囲気を察することができないところが、今なお出世とは無縁の人生を生きていることと、関係があるような気がしています。
2010年 10月 02日
神曲
「若者の言葉が乱れている」というフレーズが嫌いです。

結局のところ、基準が「自分」であり、「自分の学んだ言葉と違う」ということに不愉快を感じているだけだろう、と思ってしまうからです。

「文法がどうのこうの」は、後から取ってつけた理由の様に思えます。

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大体ね。

誰もが、英語を勉強していれば、"to" と "for" などの前置詞に統一がないことに、どれほど腹立たしい思いをしたか、経験しているはずです。

一度、英語の教師に「どうして、統一がないのだ!」と喰ってかかったことがありますが、「日本語には、統一的な文法があるのか」と反論されて、黙ってしまったことがあります。

言語というものは、運命的に、非論理的なものを包含しなければならないものだ、と思っています。

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意味の判らない単語だって、別に気になりません。

新しい単語が次々と開発されていくのは当たり前であるし、その開発のフロントが10〜20代の若者であるのは当然です。

必要以上の(そうとう無駄の多い)情報を発信し、受信する、主体者であるからです。

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そこまで分っていても、どうしても気持ちの悪い言葉があります。

「神○○」という言葉です。

「神曲」「神アニメ」というのは、比類なき素晴しい楽曲、またはアニメーションと言いたいのだろう、と分っているのです。

しかし、創作力の限界まで尽して創作された物に対して、この程度の単純な表現しか使えない人は、要するに、評価する文章も記述することのできない、単なる

馬鹿

なのだなぁ、と思ってしまうのです。