江端さんの忘備録

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2008年 07月 30日
坂の上の雲
本を読む習慣のないティーンの男子が、それでも無理をして、なんとか一冊読む本の一つに「竜馬が行く(司馬遼太郎)」があります。

一番好きな本を尋ねた時に、この本を答える友人を、私は斜に見ていました。

なぜなら、彼等は「二番目に好きな本」を尋ねると、決まって答えられなかったからです。

つまり、彼が読んだ唯一無二の歴史小説が「竜馬が行く」だった、と。
# 邪推かもしれませんが。

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滅茶苦茶な数の登場人物。不必要にくどい人物描写。
物語の途中に差し込まれる、興醒めな筆者の所感・コメント。

私は、「竜馬が行く」を読み終った時に、感動云々以前に、怒っていた、という珍しい男子でした。

「坂の上の雲」も一巻の半分でゴミ箱行きでした。あの頃は。

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今、読むと、これが非常に面白い。

物語を語る上で登場しなくてはならない人物。適切かつ的を得た人物描写。
物語の途中に差し込まれる、幕間の司会者のような絶妙なタイミングの筆者の所感・コメント。

この変化は一体なんだろう、と思いましたよ。

つまるところ、やはり「適切な年齢の、適切な嗜好パターン」、という言葉に尽きるのでしょう。

死ぬほど嫌いだったクラッシックのピアノの演奏を、今やiPodに叩き込んで、背筋がぞくぞくするような感動をする自分を、不思議に思います。

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「将来に希望がない」と、安直に人生の撤退をしてしまいたいティーンの諸君。

将来には希望がないかもしれんが、君自身には面白いことがありそうです。

別段、自分で努力しなくても、人間は勝手に変っていくようです。
「人生の撤退」は、自然現象に任せて、そんな自分をのんびり観察するのも一興です。

せいぜい、100年足らずです。
2008年 07月 28日
傾聴教育

http://www.kobore.net/respectful-hearing.pdf
2008年 07月 27日
もし政府が月収40万円の家庭だったら
久々に読んだ秀逸コンテンツです。
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061005/1160017329
2008年 07月 25日
菩提を弔いたい
研究者をやっていて辛いことの一つには、特許出願の中間処理(拒絶理由対応)があります。

新しい研究テーマでの特許出願を執筆しながら、4年以上の前のテーマである出願済みの特許出願の権利化を進めるという処理は、結構なストレスなのです。

# ある戦を敗走しながら、別の戦を仕掛ける軍隊のような気持ち
# しかも、「たった一人の軍隊」

俗世を捨てて菩提を弔いたいと言って、出家する人の気持ち、今の私にはよく判ります。
2008年 07月 24日
傾聴教育
一日、会議室に叩きこまれて研修を受けました。

「傾聴教育」とは、部下と会話を行なう為の技の教育です。
威圧を与えることなく、真剣に、かつ部下の意図を引き出し、仕事の一体感を得ることを目的とします。

なかなか興味ある話を多数聞くことがありまして、私としては珍しく意義のある講習を受けたという実感があります。

でもなぁ、この教育の受講を、我々中間管理職だけが受講しているって、どういうことだ?

トップが自らが受講すべきじゃないのか?

って、受講の感想用紙に赤字で記載しておいたから、また上長から呼び出されるかもしれない。『よけいなことを書くな』って。
2008年 07月 22日
花より男子
嫁さんが友人から借りてきた37巻全巻を一気読みした。
# 滅茶苦茶、疲れたが。

『少女漫画の王道』と言われるだけのことはあるなあ、と。

誰にでも勧められるというものではないと思うけど、私は大変楽しめました。
夏休みの自由研究
小学4年生の子供が、『夏休みの自由研究どうしよう』といっていたので、『計測装置を買ってやるから、家中の家電製品の消費電力を計ってみたら』と提案してみました。

アマゾンで「エコワット」という計測装置を購入(2980円)しました。
これで、私も、研究の基礎データを取得できて、一石二鳥。
2008年 07月 08日
平成20年度合格通知
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