江端さんの忘備録
2007年12月分を表示
- ■2007年
12月 29日
-
- ・年末恒例テニス
- 七宝グリーンテニス
海部郡七宝町大字沖之島字西流15
052-441-9210
- ■2007年
12月 28日
-
- ・天国からメリークリスマス
- ちょっと憧れました。
以下、著作権法41条に基づく引用(適用可能か?)
[
2007年12月27日 16時09分 ]
[米オレゴン州アッシュランド 25日 AP] 10月に88歳で亡くなったチェット・フェッチさんから34人の友人に手書きのクリスマスカードが届いた。送り主の住所は「天国」。
友人たちの間で、そのユーモアのセンスが知られていたフェッチさんのカードにはこう書かれていた。
「神さまに、ちょっとだけ現世に戻って、カードを送らせてもらえないだろうかって頼んだんだよ。最初はダメだって言ってたけど、しつこく頼んだらとうとう『ああ、もう、行ってきなさい。あっちに長居しちゃいかんぞ』って許してくれた。天国の様子を教えてあげたいけど、とても言葉では表現できません」
「そろそろ戻らなきゃ。神さまが天国への入り口を開けててやると言ってた。調子に乗りすぎないようにしないとね。きっとまた会えるよ(君が思っているよりいくぶん早くね)。メリー・クリスマス。チェット・フェッチ」
25年近くフェッチさんの友人だったデビー・ハンセンさんは「全く困った人ね、と思うわ。あんまりチェットらしくてビックリよ。最後の笑いを取らないと気が済まないんだから」と語った。
このカードは、美容師のパティ・ディーンさん(57)と20年も前から計画していたものだという。フェッチさんは宛先リストを更新し続けていた。そうして郵便料金が上がると、差額をディーンさんに渡していた。この秋、髪を切っているときに椅子からディーンさんを見上げてこう言った。
「例のカードを送るのを待つのにいい加減うんざりだろうが、たぶん今年は送れると思うよ」
フェッチさんはその1週間後に亡くなったそうだ。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081198739455.html
- ■2007年
12月 27日
-
- ・常識
- 「常識がない」といって人を非難する人って多いですね。
私は「常識」を未定義で使う人はあまり好きではありません。
というのは、「常識」という言葉で正当化しなければならない人に、不勉強と無知性を感じるからです。
人類(というか「近代」)が、この言葉の本質的な意味を求めて、どれだけ大変な思いをしてきたか全然判っていないように思えるからです。(「常識」という観念を法体系まで持っていった国は、本当にエライと思う)
「(世間がどう思うかは知らんが)私が不快だから止めろ!」と言い切る私が、私は好きです。
- ■2007年
12月 26日
-
- ・NHKラジオ「ビジネス英会話」の使い方
- NHKラジオ「ビジネス英会話」は、NHKのラジオ放送の中でも最も難しいプログラムの一つだと思います。
私は日曜日に再放送される3回分を録音して、風呂場にテキスト持ち込んで聞いています。
でも、聞いているだけです。
「ビジネス英会話」は、日本語の解説だけでも、内容が結構面白いのです。
「ヘイ!
キャサリン。どこに行くんだい?」「学校よ!」とか言うような、阿呆なシュチュエーションの英語を聞かされるのは苦痛ですが、「ビジネス英会話」は題材が良いのです。
ビジネスチームワーク、退職後の過ごし方、医療問題、ストレス、子育て、理想の職場環境などなどのテーマの話を、杉田敏先生の「日本語」の解説で聞くのは、知的な興味をかきたてられます。
先週は、ビジネスカジュアルがテーマになっていました。
会社に行く時の服装に、少し気を使うようになりました。
- ■2007年
12月 25日
-
- ・My wife will kill me
- 欧州の電話会社との共同研究で、これまでずっとチームを組んできたドイツ人(イニシャルP.H)が、欧州で新しいビジネス展開を実施しており、ここ数ヶ月、彼の手伝いをしております。
今回、状況説明に来日したのですが、国内において所々の事情があり、彼の帰国は2回程延期するに至りました。
2回目の延期が決まった時、酷く動揺していた様なので、変だなーと思っていたのですが、彼の航空券のキャンセルと再予約を手伝っていた人から聞いた話では、P.Hは『もし、クリスマスまでに帰国できなかったら、私は妻に殺される』と言っていたとのことです。
我が国においてもクリスマスは、それなりの意味を持つようになりましたが、国外、特に欧州では、洒落にならないくらいの重要性を持つようです。
- ■2007年
12月 24日
-
- ・イラクからの年賀状
- 日曜日のサザエさんの予告で、「イラクからの年賀状」と出た時には、椅子から落ちそうになりました。
磯野家で出てくる外国人といえば、カタカナで日本語をしゃべるティーンの少女か少年。
しかも白人限定。
逆差別とまでは言えないまでも、ちょっとバリエーション少なすぎない、と思えるくらいのステレオタイプの外国人しか出さないサザエさん。
そのサザエさんが、「イラク」ですよ、「イラク」。
今や、世界の国際紛争の中心点といっても良いくらいの話題の国。
サザエさんがいきなり社会派のアニメに転じたのか、と、私でなくても驚くでしょう。
私が自分の勘違いに気がつくのに、1秒程度でしたが。
「イクラからの年賀状」でした。
- ■2007年
12月 23日
-
- ・子供の名前
- パソコンの年賀状作成ソフトに、氏名や住所を登録すれば、年賀状の宛名書きをやってくれる時代に、遅まきながらも参加することができて本当によかったと思っています。
しかしデータベースに名前を登録できないケースがあり、時々閉口します。
漢字だけでは読みが推測できないような名前を子供に付ける親は、一体何を考えているのだろうと思わずにはいられまえん。
例を挙げたいのですが、何しろ読み方が分からないので、漢字変換すらできません。
一言でいえば、「夜露死苦」(この字でいいんだよな)というような名前を子供に名付けるという感じと言ったら良いのでしょうか(でも、この場合、一応「よろしく」とは読める)。
子供の命名に際して、子供の将来への願いや想いがこもるのは当然ですが、なにより自分と他人とを識別する力を有していなければ、名前本来の機能すら発揮できません。
先ず、名前は読めなければ意味がないのです。
自分の無知性・無教養を、「個性的な名前」というすり替えで、子供に因果を押しつけているだけじゃないのかなあ、と思う私は、考え過ぎでしょうか。
- ■2007年
12月 22日
-
- ・文部科学省が正式採用しない理由は?
- 「聞いているだけで・・・」
「勉強しなくても・・・」
「3週間で・・・」
「たちまち・・・」
「ペラペラ」
の後にくる言葉は、なんでしょうか?
答えは「英語」
私はいつも不思議なのですが、そんな夢のような学習方式があったら、文部科学省が正式採用しない訳がないと思うのですが。
と言うか、もし採用しなかったら、監督官庁であるところの内閣府の長(総理大臣)が非難されます。
- ■2007年
12月 21日
-
- ・選択する個性
- 先日、隣の課の飲み会に誘われて、忘年会に出席しました。
そこで面白い話を聞きました。
現代の個性は、「選択する個性」なのだそうです。
どのバックを買い、どの服を着て、どの靴を履いて、どの着信音を選び、他人に対して『私は、こういう人なのです』と主張することが「個性」なのだそうです。
勿論、誰もがそれを「自分の個性」として認識している訳ではないでしょうが、いずれにしろ、選択の組合せの数を考えれば、個性のバリエーションは無数にある訳です。
確かに、苦労して「世界に唯一の個性」なんぞ作らなくて良いと思いますし、そもそも作ろうと思って個性を作ることなんかできませんから。
- ■2007年
12月 20日
-
- ・未来メール
- 長い間、6時間後や2箇月後の自分や嫁さんにメールを送付するシステムを作ろうと思っていました。
要するにメールベースのリマインダーが欲しかったのです。
探してみたら、私の思い描いていたコンセプトをそのまま実現しているシステムがありました。
今、数ヶ月後の嫁さんに、ばしばしメールを送っています。
http://atdma.jp/
- ■2007年
12月 19日
-
- ・リバプールの前橋
- 朝のNHKニュースをテレビで見ていたら、英国リバプールからのニュースが入っていました。
ところがテロップに「前橋」と出ていて、ちょっと混乱しました。
リバプールにも「前橋」という、日本語で記載される日本人街があるんだなぁ、と。
「前橋」というテロップの横に、傘のマークと気温も併記されているのを見つけて、自分の勘違いに気がつきました。
- ■2007年
12月 14日
-
- ・ローテク技術の利用方法
- 我が家の中には、1〜2000円で買ったラジカセがゴロゴロしています。
一台は、「ビジネス英会話」を日曜日の再放送(一気にその週の全部の回を流す)で、自動タイマーで録音する為のものです。
もう一台は、入浴時に風呂の中に置いて、上記の英会話のテープを聞く為のものです。
さらにもう一台は、二階の私の書斎の机の上にあって、勉強やら仕事やらしながら、FMトランスミットで送信したリビングのテレビの音声を聞く為のものです。
(テレビというのは、音声だけでも結構面白いものです。お試しあれ)
他にはNHKの「お話でてこい」を録音する為だけの専用録音ラジカセ(「お話でてこいサーバ」)や、深夜に食器の洗い片付けをする時など、さっきのFMトランスミッタで飛したテレビの音を拾う為のラジカセもあります。
安いラジカセだから壊れてもショックは少ないし、構造が単純なので剥き出しで風呂にいれても全然壊れないし、録音テープはただみたいな値段で売っています。
「物を大切にしろ」などと言う積りは全然ないのですが、上記のような用途に関しては、何もiPodを慌てて買う必要や、パソコンでラジオサーバを構築する為に苦労する必要などないのです。
これらのローテクシステムは、便利で、ロバストで、その上、安い。
- ■2007年
12月 13日
-
- ・ちょっと驚いたニュース(その2)
- 以前に記載した内容ですが、
>私の中の「売春禁止」の理論は、売春を「債権の目的」とすることを防止する為、という理解です。
という考えに至った経緯について、ちょっと補足したいと思います。
私は「売春が絶対的に悪い」という論理構築は、以下のような理由では難しいように思うのです。
(1)「売春が『体に』悪い」ことは間違いないと思います。性病、HIV等の観点からも、滅茶苦茶に危険な行為です。しかし自己責任の観点から見れば、どうも上手くない理論です。
(2)「売春が『他の人を傷付ける(親や伴侶や恋人等)から』悪い」とも言えるかもしれませんが、でも、これも「絶対的に悪い」という観点からは遠い感じがします。
売春を止めて、マクドナルドでバイトを始めた女の子の話があったのですが、これは本当に「良い話」なのか、という問題提起があり、私も考え込んでしまいました。
(この話には、「マクドナルド」は社会悪という前提があります(これはいずれ機会がありましたら))
-----
私の中の「売春=悪」の論理構築は、前にも述べましたように、
「売春を望まない女性に、売春を容認することを(直接的であれ間接的であれ)強要することになる」
または
「そのような社会(というか雰囲気)を作ることを手助けする」
というものです。
http://www.aijinfurin.com/contents/law/index.htm
- ■2007年
12月 12日
-
- ・会社による結婚支援組織
- 私が入社当時に主張していた「会社による結婚支援組織」がようやく現実のものになったようです。
しかし、その実体は私が予想していたより遥かにアバンギャルド(前衛的)のようです。
まず、お見合い前に3回程のコンサルティングがあるそうなのです。このコンサルティングの内容は、『異性に対して言ってはならない内容』、逆に『言わなければならない事項』、『話題の振り方』、等々と聞きました(伝聞)。
お見合いの時にもコンサルタントが付き、お見合いが終った直後の休憩(・・休憩?)の間に「コンサルティング」があるそうです。
この辺りは、よく判りませんが、『デートの組立』とか『会食時の注意』、『歩き方(先に歩いていってはいけない等)』の注意がなされるのではないか、という話です(あくまで伝聞)。
-----
「これって、ネタ(冗談)なんだろう?」と疑わしげに言う私に対して、後僚は私にいい含めるように言いました。
「こういうことが苦手な人だからこそ、必要な組織なのです」
-----
上記のコンサルタントの指摘事項は、非常に的を得ていると思います。
こういう基本事項がなっていなくて、私は、独身時代に異性関係でどれだけ泣きを見たことか。
しかし、こういうことって「アドバイス」でなんとかなるもんなんですか?
- ■2007年
12月 09日
-
- ・学習法移行
- そろそろ、レジュメから論文構成に及べ。
- ■2007年
12月 08日
-
- ・疲れた、大変、仕事がいっぱい はあまり言わない
- これも歳を取って分ったことですが、「疲れた」「大変」「仕事がいっぱい
」は、あまり濫用しない方が良いようです。
上司になるという人は、そもそもそういう器量があるか、滅茶苦茶に努力してきたか、あるいはその両方をやってきた人なのです。
こういう人に「疲れた」「大変」「仕事がいっぱい
」は、通じません。
そんなことは、上司には日常だからです。
- ■2007年
12月 07日
-
- ・ちょっと驚いたニュース
- 「売春」「デモ」→「女性人権問題」「貧富問題」と直結して考えてきた私は、世界情勢が全然分っていない一人だったようです。
「売春の合法化を求めて、女性達がデモ(南アフリカ)」と聞いたときは、一瞬、誤植の前に、自分の目の病気を疑いました。
-----
私の中の「売春禁止」の理論は、売春を「債権の目的」とすることを防止する為、という理解です。
例えば「借金をして返済できない場合には、性行為、または性行為による金銭で代替する」という契約書の内容で、女性本人(または、その父親や夫)がお金を借りて、返済できなかった場合を想定します。
この場合、債権者は契約履行(売春行為)を求めて、返済を要求できるばずなのですが、債務不履行で裁判となっても、我が国では「契約は無効。債権の目的とできないから(多分、公序良俗違反、と言われると思います)」とされて、債務者が無原資(よーるすに破産)していても「売春して金稼げ」とは言えなくなるようになっています。
「女性の財産権の一つに売春行為がある」とするような社会は、やっぱり歪な社会ですよね。
http://www.tilolu.com/text/text-3.htm
- ■2007年
12月 05日
-
- ・セキュアソケットクライアントの不調時の対応
- (1)サービスからセキュアソケットクライアントに係わるものを、「プログラムの追加と削除」を使って削除する。
(2)C:\home\ebata\BIN\keymobile\SecureSocket_Client_03-01-L\setup.exe
をインストールする。
(3)再起動する
- ■2007年
12月 03日
-
- ・CHEMISTRY
- 先日、番組の時間がずれたようで、NHKのSONGSという番組が録画されており、深夜に嫁さんと二人で視聴することになりました。
最初、CHEMISTRYというペアのソンガーを知らなかった私は、「化学反応」というコミックバンドだと思っていたのですが、「相性、親和性」の意味もあったのですね。
My
Gift To You
という曲を、嫁さんと神妙に拝聴した後、嫁さんと曲の解釈について色々話をしていました。
嫁さんは「ラブソング」であるといい、私は「父娘の絆」が暗喩されているといって、深夜のリビングで議論していました。
さらに「アシタヘカエル」に至っては、歌のテーマの主体となるべき中心点が迷走していると主張する私に対して、嫁さんは、この曲の歌詞はアンビギュアスに扱うべきであると述べ、議論は平行線のまま、悪戯に夫婦の睡眠時間を削ることになってしまいました。
まあ、私は曲の解釈は結構滅茶苦茶と自覚しているので、多分読めさんが正しいのだとは思いますが。
- ■2007年
12月 02日
-
- ・Wii Board購入
- X10通信(X10ってなんだという人、リンクを参照して下さい)で、体重計のデータを家のホームサーバに叩き込んで、嫁さんの体重管理をしよう。
てなことを考えて、すでに1年くらい経過することになります。
今日、クリスマスプレゼントのレビューをしに、トイザラスにいって、WII
Boardを見つけました。
即、購入しました。
私のやろうとしていることは、この機械一台で全て完結し(しかも、コストも安い)、かつ、それ以上に楽しそうだったからです。
実際、滅茶苦茶に楽しかったです(内容については後日)。
-----
このWiiやWii
Boardは、「独身生活の方が楽しい」という独身主義者の主張に対して、相当な説得力を持つ反例となり得るデバイスだと思います。
このゲームマシン。伴侶や子供なしには、語れん楽しさです。
http://www.kobore.net/soft/x10broker/index-jp.html
- ■2007年
12月 01日
-
- ・まだ覚えている
- 大学の頃、私の友人はZ80や他のICを組み合わせて、自作でパソコンを作っていました。
今の「自作PC」と一緒にしないようにして下さい。
彼は、コンピュータの論理回路を「自作」していたのです。
#
マザーボードを自作するようなもの
そんな凄い彼に色々教えて貰いながら、私も簡単なアナログ回路やデジタル回路を作って、遊べるようになりました。
遠隔の起爆装置を使って、リモートから爆竹を鳴らして遊んでいたら、成田闘争の先輩から声をかけられて、慌てて回路図を廃棄したことも思い出の一つです。
#
もう、このネタ、いいかげん止めよう。
-----
ここ2ヶ月くらい、電子回路未体験の若い外注さんにお願いして、簡易PLCの通信モジュールを作って貰っていました。
彼の困っている内容に対して、色々指示できることを知って、自分自身で驚いています(プルアップとか、トランジスタを使ったスイッチングとか、インピーダンス整合程度の、簡単な話ですが)。
『この歳になっても、意外に覚えているもんだなーー』と。
というか、20年も前の知識が、今も通用するという世界がある、ということでしょうか。技術の世界も『基本は、それほど変わらない』と言えるような気がします。