Staff:自覚のない主賓(吉川) 日和見的幹事(市森) 扇動的書記(中山)
前回の御報告から雌伏すること数日間。我々は理想的な歓送会を探すべく、昼夜を徹
した真剣かつ誠実この上もない討論を重ねた。我々は歓送会に要求される要素をおお
よそ想像し得るあらゆる角度から分類し、比較し、検討し、吟味し、分析し、体系化
した上で解体し、統合し、止揚し、脱構築化した後に再構築した。
しかしながら、我々の理想は、場所あくまで近く(徒歩1分程度)、値段あくまで安
く(死ぬほど飲み食いして50円程度)、料理あくまで旨く(高級料亭に匹敵するク
オリティ)、できれば色気も欲しい、と言う若干の無理があるものであり、なかなか
該当する店がないために、最後には感情的になりお互いに相手を誹謀し中傷し悪口雑
言を投げ合う阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されたのである。
結局我々は、当初の理想から半歩下がって下記のような提案で妥協したのである。
日時 3月13日(金)18:00〜
会場 やおしげ
会費 3000円+α
集合場所 17:45 本館1Fロビー
1mm
理性を喪失したアルコールの鯨飲とそれによって発動されるとめどもない痴呆的会話。 ペルソナの崩壊に伴う反道徳的至福と卑俗な哄笑そしてデカダンス、交錯する自己の 幻影が空虚な現在の鏡像に過ぎないと言う覚醒から実存への憧憬を経て、永遠の聖性 を希求する魂の彷徨の果てに、善悪の彼岸に達した我々の酔眼に、無垢な朝焼けはど のように映じるのであろうか?と言う哲学的アポリアに答を出すためにも、