Mewの操作方法 ●日付降順はできない ●ange-ftpの使いかた % mule /remote_host:~/dummy.txt とするか、mule を起動した後に、Ctrl-x Ctrl-f で、 /remote_host:~/dummy.txt と指定すると、remote_host に存在する ~/dummy.txt を直接編集可能。 ●ホルダへの自動振り分け ESC-o あるいは、 mew-summary-auto-refile この振り分け機能は強力なのです(ものぐさ者には非常に助かる)が、時間が かかります。 ●Summaryモードで、マークがついてしまった。 mew-summary-undo-all でマークの種類を指定して、消せる。 ●Summaryモードが表示されなくなった Summaryモードで 's', 'all' を指定してもう一度メール一覧を作成 すれば良い。 ●Mewの起動 XEmacsが立ち上がったときにMailアイコンをマウスでクリックするか,また は,「M-x mew」を入力すると,Mewが立ち上がります。 上記の設定では,日本語のフォントの大きさは現在14ドットのフォントを指 定しています。これ以外にサイズを変更するにはこの数字を変更します(もち ろん,指定したサイズのフォントがインストールされている場合です)。 ●キー操作の説明 キー操作の説明の始めに文中でのキー操作の意味について説明します。例えば, C-xと表記した場合は,「Ctrlキーとxキーを同時に押す」という意味です。同 様に,「M-x」という表記は,「Altキーとxキーを同時に押す」という意味で す。後者の場合は、「ESCキーを押した後にxキーを押す」ことで代用できます。 Escキーを使うときは、例えばtelnetなどでリモート・ホストにログインして そのターミナル内でEmacsを使っている場合などです。この場合は、「Altキー とxキーを同時に押す」という操作がうまく行かないために,Altキーの代わり にEscキーを使います。また、C-x m と空白を間に挟む場合には,「C-x」を押 した後に「m」を押すことを表しています。 ●メールの受信 Mewでメールの一覧を表示するモードを,Summaryモードと言います。標準設定 では、このSummaryモードに移るときに、メール・スプールからメールを受信 します。check(のアイコン)を押すとパスワードを聞いてきます。Mini bufferの「......」が入力したパスワードの形跡です。パスワードの入力後に リターン・キーを押して、認証が済んだ後にメールを受信できます。なお、毎 回パスワードを入力するのは面倒だと言う場合は, http://www.mew.org/FAQ/FAQ05/index-j.html#5.9に,パスワードの設定方法 があるので参照してください。現在の設定ではMewが起動した時点ですぐに Summaryモードに移ります。もし、~/.emacsで (setq mew-auto-get ni1 t) というように,tを追加しておけば、動作がこの逆になります。つまり、M-x mewやmailで新着メールを取ってから、Summaryモードに移るようになります。 ●メールを読む 受信したメールを見るには、スペース・キーを押すだけです。複数の 未読メールがある時は、1つめのメールが読み終わった後でスペース・キーを 押すと次のメールを表示します。添付データをファイルとして保存したいとき は、添付データがあることを表示したウインドウにカーソルを持っていってy を押します。すると、セーブするファイル名の入力を聞いてきます。もし、添 付データにファイル名の指定がある場合には、ファイル名が入力された状態で サーブするかどうかを聞いてきます。Mewでメールを読んでいるときに起きる エラーについても触れておきましょう。メールを読もうとしたとき、Mini bufferに MIME decoding error: Too long header. To see the message, type '.' または、 Too large, MIME analysis was skipped. To analyze, type "." と表示されてメールの内容がうまく表示されないことがあります。いずれの場 合にも、この英語の指示にあるとおりに「.」を入力すれば、メールを正しく 表示します。原因は、前者はそのメールのヘッダが異常に長いことで、後者は 特にマルチパートからなるメールで、そのメールの大きさが mew-file-max-sizeという変数に指定した大きさ(デフォルトでは100,000バイ ト)を越えてしまったことです。MIME解析はそれなりの作業時間がかかるので、 大きなメールに対しては処理の高速化のためにMIMEの解析を行わないように設 定してあります。越えた場合には、MIME解析をする前の生のメールを表示しま す。なお、 (setq mew-file-max-size 200000) などと~/.emacsに記述することにより,メール・サイズのしきい値を調整でき ます。 ●メールを書く Mewでは、メールを書くためのモードを,Draftモードと呼びます。このモード にするには,MewのSummaryモードでwを入力、またはwrite(のアイコン)をクリッ クします。ここで、「----」だけの行がありますが、これよりも上がメール・ ヘッダ部分です。「----」以降がメールの本文になります。メールを書くには まず,「To:」と「Subject:」の欄に相手先のアドレスとメールのタイトルを 書き、メールの本文は「----」よりも下の部分に書きます。本文の最後には、 自分の名前などを書いた署名を挿入しましょう。あらかじめ、ホーム・ディレ クトリに「〜/.signature」というファイルを作り、その中にアドレスや所属 など適当なものを書いておきます。以下に例を示します。 $ vi .signature --------------------------------------------------- Ryutaro Yoshida Email:yoshida@linuxprobe.org http://linuxprobe.org/ --------------------------------------------------- :wq! といった具合です。C-c TABで上記署名内容がカーソル位置に挿入されます。 ●メールを送信する C-c C-c を入力して,「y」を押します(nで変換前の状態に戻ります)。また は、Send(のアイコン)をクリックしてください。これで、メールが送信されま す。次にメールに画像データなどを添付して送信してみましょう。手順は以下 のようになります。1.通常のメールと同様に本文を書きます。2.C-c C-aで、 マルチパート作成の準備をします。本文の下にマルチパートの構造を示すため のタグ(「--- attachments --」以降)が挿入されます。添付領域を表すこれ らの行は,送信するときには消えてなくなります。カーソルは、この次の「.」 のところにあります。ここにデータを挿入します。3.実際にデータを添付しま す。添付領域の「.」の位置でcを押すと、Mini bufferに Copy from : ~/ と表示されます。この「~/」はホーム・ディレクトリを表しています。ここ で、画像ファイルが存在するディレクトリとファイル名を指定します(ここで は~/Mew.jpg)。「~/」の後にカーソルを持ってゆきその場所でTABキーを押 すとファイル名の一覧が表示されて,目的の添付ファイルを選択できます。そ して、 Returnを押します。するとMini bufferに Copy to (Mew.jpg): 表示され,これでよければリターン・キーを押します。別の名前にしたければ, 適当な名前を入力します。ただし、画像ファイル名を変更するときには、拡張 子(例えば、Mew.jpgの「jpg」)を正しく付ける必要があります。その理由は、 入力したファイル名の拡張子によって(ここでは「jpg」です)、そのデータが JPEG形式の画像データであること識別しているからです。他の形式(PNG, JPEGやPostScriptなど)のものも同様に、拡張子でデータの形式を判断します。 ●メールの返信 返信するためのキー入力は,Aとaです。メールの本文が見えている状態で、A を押すことにより、その本文を引用した形で返信用の基礎データ(草稿)を作 ります。この時、To:やCc:が自動的に挿入されています。aの場合には、本文 を引用しないところ以外は、Aと同じです。 ●メールの転送 Mewでメールを転送する場合は、そのメールを1つのパートとするMINEメールで 送ります。まず、Summaryモードで、転送したいメールの上にカーソルを持っ ていき、そこでfを押せばメールが転送されます。 ●アドレス帳の登録 返信メールで、Toにあて先を記入するときに、短縮名で記入して、送信時に自 動でEmailアドレスに変換させるときなどにアドレス帳を用いることができま す。アドレス帳のデータは、~/.im/Addrbookに格納されています。 Summaryモードには、この短縮名を簡単に追加する機能が備わっています。そ れには,C-c C-aと入力します。この入力後に、C-c C-cで登録します(登録を 取り止める場合はC-c C-qです)。こうするとAddrbookには test: test@linuxprobe.org などと登録されます。すると、Draftモードのヘッダ部分でTo:testと記入する だけで送信時にtest@linuxprobe.orgに変換されます。 ●メールの破棄 メールを途中まで書いていて、それを破棄する場合には、C-c C-qを入力して、 Mini bufferに kill draft message? (y or n) と表示されるので、yを押してください。 ●メールをフォルダへ移動 o(小文字のオー)の後に、フォルダ名、そしてxで実行できます。 ●メールの削除 dで削除したいメールにマークして、xで削除を実行します。届いたメールで不 要になったものを削除する場合は、Summaryモードでそのメールの上でdを押し て、Dマークを付けます。同様に複数のメールにマークして、最後にxを押すこ とで、そのメールが+trashというフォルダーに移動します。この状態ではまだ 「ゴミ箱(+trash)」にメールを放り込んだだけで、実際には消去していません。 +trashに移動して、ここでマークDを付けて実際に消去することができます。 ●フォルダへ移動 Mewを立ち上げた直後には+inboxフォルダが見えていますが、ここから他のフォ ルダに移動するには、gを押して、Mini bufferに Folder name (+inbox) : + と表示されたら、移動するフォルダを入力します。入力の際には、TABキーを 押してフォルダを補完させることができます。例えば、+の次にtを入れて TABキーを押すと+trashが完成したります。 ●書きかけのメールの再編 書きかけのメールは、+draftの下に蓄えられています。メールを送信したらそ れは消されます。ただし,メールを送付するためにMewを一旦終了したなどの場 合には、まずは+draftフォルダに移動して、書きかけのメールを見つけて、そ の上でEを入力します。すると、中断前のMewのDraftモードの状態に戻ります。 ●メールの番号を詰める メールを削除したりすると、メールのファイルが不連続に並んでしまいます。 そのような場合には、SummaryモードでOを押して、Mini bufferに Pack +inbox? (y or n) と表示された後でyを押すと、1,2,3,‥という具合に連続したファイル名に変 更されます。 ●メールを並べ替える メールを並び替えたいときも多々あるでしょう。例えば,日付順に並び替える などです。Sと入力するとMini bufferが sort by (date) ? : となり、ここでリターン・キーを押すと並び替えが実行されます。また、 Summaryモードで、C-スペースと入力して、適当にカーソルを上下した後に、 C-u S と入力することで、その移動した間のメールだけをソートできます。 Summaryモードで*マーク(*を押して付ける)を複数のメールに付け、mSする と、マークしたメールだけがソートされます。 ●インストール編 ActivePerlをインストールした後に MailDir was NOT found in Config. NewsDir was NOT found in Config. InboxFolder was NOT found in Config. DraftFolder was NOT found in Config. TrashFolder was NOT found in Config. が出てきたら、c:\win32app\im-130\im.exeを叩こう。 なんか知らんが、Mewの起動に成功する。