片山です。 この話、社内では結構うけたんですが、 Sさんを知らない皆さんにも、おもしろいんでしょうか。 −−−−−−−−−− S次長プレステ疑惑(週刊誌風) S次長がもう1週間続けて休んでいる。 この時期、普通なら ”かぜで大変ですね。自分も気を付けなきゃ” で、済む話しなのだが、ここにきて違う見方が浮上してきた。 仕事の件で、自宅に電話をしたF氏の証言からこの疑惑は始まる。 証言の内容は、 『電話の向うで、プレステの音がする』。 うわさになっている疑惑の全容はこうだ。 S次長が休みはじめたのは、先週の金曜日からだ。 先週の金曜日といえば、あの世間を騒がせた プレイステーション2の発売前日。 あまりの人気に注文が殺到し、一般の小売店にはほとんど商品が 出回らず発売日に手に入れるのは非常に困難な状況となっていた。 そのために発売日前日には、わずかながら出回った商品を入手する ために、発売する店には夜を徹して発売を待つ人たちが 長蛇の列を作った。 自他共に認めるPSファンであるS次長も その列に加わっていたのではないか。 そして、入手したPS2で遊んでるうちに止められなくなって 会社に出てこなくなったのではないか。 この疑惑を裏付ける証言は他にもある。 やはり、自宅に電話をした部下の話しでは 電話の声がとても元気で、かぜのようには思えない。 おまけに、普段は責任感のかたまりのようなS次長が 「私がいなくても、みんなちゃんとやってるから問題ないよね」 という発言をしている。ということだ。 しかし、彼にも同情の余地は十分にある。業界関係者によると、 「突然の辞令で、いままでと違う仕事になって、 前の仕事を完遂できなかったという心残りもあり、また 新しい職場で勝手がつかめず、悩んでいたようでした」 とのこと。 そんな状況で現実逃避をしたとしても、一体誰が彼を責める事が できるだろうか。サラリーマンなら誰もが一度は そういう気持ちになったことがあるのではないだろうか。 今日になって一週間振りに出社した彼は、ヤミあがり とは思えない元気な姿を見せている。 実際、彼の言うように業務には大きな支障もなかった訳だし、 この1週間の休みがいいリフレッシュとなって、 以前のようにバリバリと仕事をすることができれば、 どういう理由で休んだとしても、よかったのではないか。 身体の病も心の病も病気だったことには、間違いはないのだから。 −−−−−−− なお、 この話しは、すべてフィクションです。 一週間も休んでると、何を言われてるかわからないですね。