江端さんの忘備録

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2010年 02月 28日
NHKへの応援FAX

http://www.kobore.net/boubi/File0070.PDF
2010年 02月 27日
神さま
交通事故に巻き込まれて、ここ一月ばかり、鬱な状態にありました。
双方の主張が異なるので、紛争解決は長びきそうだということも、憂鬱の要因の一つでした。

私は、こういう不安定な状態が嫌いな性格です。『できるだけ早期に白黒付けたい』と願う方です。

振り返ってみると、時間で解決することができたようなことも、自分の手で事態を悪くしてしまったことも、不要に事件を拡大させて、結果的に解決を遅らせてしまったこともあるように思えます。
小心な小市民故の成せる業です。

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神さま。

私は、小市民として野心なく生きているのですから、面倒も最小限として下さい。
大きな面倒は、大きな野望や大きな幸福の人に持っていって下さい。
2010年 02月 26日
人身事故のコスト
最近、また、鉄道関連の研究をやっております。

鉄道システムが、電車を停止させた場合の金額を、鉄道会社の年間売上と、サービスを受けられなかったであろう乗車人数から、ざっくりと計算してみました。

# 相当、いい加減な計算なので、間違ってもバックデータとしては使わないで下さい。

試算結果 3300万円/人

人身事故がない日を聞かないので、1日一人として、ざっくり

年間 120億円

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これは一体、何の値段になるんだろう、と思いながら、暫く考え込んでしまいました。
2010年 02月 25日
絶句するコナン
娘達は、今「名探偵コナン」に嵌っており、図書館から借りてきては読んでいるようです。

私も読んでいるのですが、『アリバイがない』とコナンに追いつめられたくらいで、易々と自白する犯人を、「だらしないなぁ」と思いながら読んでいます。
もちろん、コミックは楽しく読めることが大切なので、ここで犯人が自白しないと困るのですが。

コナン:『あんただけなんだよ、アリバイがないのは』
わたし:『ふーん、そうなんだ。で、それが?』
コナン:『・・・それでって、・・だからあんたが犯人なんだよ』
わたし:『なんでそうなるの? アリバイがないのは残念だけど、アリバイがないことが、どうして犯人を断定できることになるの。なんなら、私の友人でアリバイがない人、山程、連れてこようか』
コナン:『このナイフには、あんたの指紋がついているんだよ』
わたし:『そうか。それで』
コナン:『あんたが犯人であることの物証だろうが!』
わたし:『その指紋は私のものではない。仮りにそうだとしても私が付けたものではない。それがどうしてそこにあるのかは私には分からない』

絶句するコナン。

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「完黙」という言葉があります。

完全黙秘の略です。

もし、あなたが言われのない罪で、拘留されたとします。
あなたは、当然に尋問されますが、これだけは、覚えておいて下さい。

あなたは『その尋問に応じる義務はありません』。
尋問の開始時に、「全ては法廷で明らかにする。尋問には一切応じない」とだけいって、拘留期限を黙り続けましょう。
「やっていない!」と主張する必要もありませんし、しない方が良いと思います。

あなたが言われの「ある」罪で拘留された場合については・・・、まあ、好きないようにして下さい。
2010年 02月 23日
携帯電話を自宅に置きわすれてきた日
モバイルパソコンから、嫁さんの携帯電話に、

『自宅にあったら、メールで連絡して!』

とメールを打ったのですが、返事が来ません。

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書く前からオチが見えそうですが、その通りです。

自宅に置き忘れた携帯電話に、メールしてどうする。
2010年 02月 22日
プリズナーNo.6
今朝、新聞を読んでいたら「プリズナーNo.6」のDVD販売の広告記事を見つけました。

『欲しい!』と思いましたが、(コスト以外のところで)、ふと考えなおしました。

このDVD買ったとして、何回、このDVDを見るだろうか、ということです。

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なぜなら、『全然、訳が分からん番組』だからです。

1967年に英国で放送されたスパイもので、アバンギャルドな演出、哲学的メッセージが、視聴者に理解させようとする姿勢が全く失く、制作されている、超カルトな作品です。

# 基本的には、共産主義批判、ということくらいは分かったのですが。

この番組に対する解説をしてくれた友人を、私は心底尊敬していたものです。

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共同研究をしていた、米国の大学の先生(但し日本人)と会食する機会の時、この『プリズナーNo.6』の話が出てきて、盛り上がりは最高潮に達しました。

「こいつらは何を喋っているんだ?」という顔をして困惑している上司を放置して、先生と私は、熱く語りあっていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/プリズナーNo.6
2010年 02月 21日
悪魔のストーンコントロール
高校生の時、厳寒の北海道を、1万円/2週間で回るという旅をしたことがあります。

宿のお金を節約する手段として、夜行列車の普通座席に乗り、毎日、北海道を縦横無人に、数百キロメートルの移動を続けておりました。

食パン一斤とハム6枚だけで、二日間をしのいだこともあります。

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その旅の途中、町営のカーリング場で、カーリングをやる機会を得ました。

とにかく、物凄く楽しかったことを覚えています。

ブラシで擦ると、ストーンの方向が変わることには、驚きました。
相手チームにぶつけただけで、大興奮というレベルのゲームでしたが。

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だから私は知っているのです。

カーリング選手達の、悪魔のように緻密なストーンコントロールの凄さを。

世界最高のプロセスコンピュータでも絶対になし得ないことは、私が保証します。

もしかしらたら、私でも一生に一回だけなら出せるかもしれない、というようなスーパーショットを、なぜ、彼女達は毎回撃つことができるのでしょうか。

対イギリス戦の最後のスーパーショットは、興奮のあまり涙が出てきそうでした。
2010年 02月 20日
○○のプロ
『ネットワーク技術のプロとお伺いして・・・』で始まるメールは、『・・・論文の査読をお願いします』で閉じます。

こういうメールが来たら、「私よりも上司の○○こそが、本当のプロです」と書いたメールを投げて、逃げることにしています。

# 私の上司は、間違いなくネットワークのプロフェッショナルなので、問題はないのですが。

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○○のプロ、と言われると、違和感があります。

例えば、

GPSのプロ→絶対に違う。最近、ようやくGPSの信号補足のメカニズムが理解できてきたところだし。

ネットワークのプロ→違うと思う。ただ、パケットという名前の、乗り物に乗った気分で、ネットワークを見れるという点では、他の人よりは分かっているかもしれないが。

特許法のプロ→本当のプロを知っているから、間違いなく違うと断言できる。

しかし、

『サンマとサバを電子レンジの2つのセンサだけで判別するプロ』
→間違いなく、私こそがプロであると断言できます。

なぜなら、世界中に、私以外の研究者を知らないからです。
2010年 02月 19日
幸せな人生
サッカーワールドカップを見るために、会社を定時で退社したことなどはありませんし、甲子園の高校野球の中継になれば、チャンネルを替えます。

大相撲の人気がどうなろうが全然興味ないし、もし廃止となっても何も感じないだろうことに、自信があります。

夏季オリンピックには、夜の23時くらいから始まる「ダイジェスト版」が、短い時間で、結果を知ることができて、効率的という理由で好きです。

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それなのに、冬季オリンピックについては、これほどに一喜一憂する自分が不思議です。

国籍不問で、凄い滑りや演技をする選手には感動してしまうし、日本の選手がメダルに届いた場合には、思わずシャドウガッツポーズが出てしまいます。

こんな自分を、自分が見たことがない。

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『歳をとった』というのが答えなのかもしれません。

しかし、それ以上に、

幼少の頃から、運動音痴を「運動会」という悪夢のイベントで晒され続け、または、チームプレイという名で弱者の排除を正当化する、悪夢の時間と

と、

なんの成果も求められることなく、たった一人で、大自然の雪原の中に解け込むことが許された、解放の時間

の差かな、と、思ったりしています。

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自分の経験した範囲内でしか、物事に興味を持てない人生は、寂しい人生なのだと思います。

自分と縁もゆかりもないプロ野球チームに、あれほど狂える人達を、私は全く理解できませんが、彼らはきっと私よりは幸せな人生を生きていると思います。
2010年 02月 18日
誰も私を止められない
予算はなく、人材もなく、研究テーマもないのですが、私は今、どうしても作りたい装置があります。

私が最後に作った電子回路の100倍以上高速な発信周波数を基準信号とし、ナノ秒単位のリアルタイム制御が必要で、並列してネットワーク通信を行うという、私のスキルから見れば、途方もなく難しい装置です。

加えて、そのような装置を作り、正常に動作させれたとしても、最終的にシステムの目的が達成される保証もありません。

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日本人(の技術者)の悪い性格の一つに、『なんでも自分で作りたがる』があるそうです。
すでに開発済みの技術でも、それを購入するのではなく、兎に角スクラッチから作りたがるので、

システムコストが馬鹿みたいに高くなり、国際的な価格の競争力を低下させているそうです。

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『技術者が何かを作ろうとすると、叱られる』という奇妙な現象が、今、日本中で発生しています。

『いや、そんなことは言っていない』と言う人もいるかもしれません。『役に立つものや、売れるものを作れといっているんだ』とも言うかもしれません。

なるほど。
基礎技術の取得もなしに、失敗のコストをゼロにして、有用なものだけをいきなり作れ、と。

まあ、いいです。

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私は、誰が何と言おうと、それが役に立とうと立つまいと、どうでも良いのです。
私は、その装置を作りたいから、その装置を作るのです。
2010年 02月 17日
GPS信号の復調方式(忘れない内に、メモ)
BPSKで変調した単一GPS信号の復号方式に関しては、腐る程の文献があります。
しかし、実際のGPS信号は複数のGPS衛星からの信号が混在した状態(ここではノイズ的信号と呼ぶ)でやってきます。
この「グチャグチャ」になった信号から、一のPRNの信号を抽出する方法については、文献が全然見付かりません。

ある人に尋ねたら、PRNコードで復調して、それをノイズ的信号から、差分抽出するという人もいました。
アルマナックやエフェリメスで衛星情報が取得できるから可能といっておられました。

しかし、そんな信号処理を、GPSチップがリアルタイムでできるとは到底思えませんでした(サーバPCのスペックでも無理じゃないかと思う)。

で、結局、F先生にうかがいに参上しました。

その結果、ノイズ的信号のまま、ΣAiBi→MAX を実施するだけだ、と教えて貰えました。
多分信号振幅なんか見ていないし、ましてや差分計算なんかしているとは思えないとも言われた。

加えて、GPSのベース信号については、スーパーヘテロダイン方式で、ベース信号の周波数ダウンコンバーティングをして、それを2ビット(4分割)程度の量子化を実施して、デジタル信号に変換することも教えて貰いました。

この量子化信号と、「もし、たった一期のGPS信号しかなかった場合」の理想的信号をシミュレートし、さらにそれも量子化した上で、最終的にΣAiBiを行う、ということらしいです。

古の技術者は、上手いこと考えたもんだなぁ、と感心しきりでした。

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一週間ずーーーっと悩み続けたが、これでようやくすっきりしました。
明細書の内容の変更を開始します。

# 教訓:私は「知らないこと」は、絶対に「知らない」と言うぞ!
2010年 02月 16日
ノートレコーダ

夜道で、LEDヘッドランプで本を照らしながら本を読んでいたのですが、洒落にならないくらい肩凝りが酷くなりました。
そこで、本をスキャナで読み取り、それをパソコンで音声変換して、iPodにインストールすること

で、歩きながら「本を聴いて」います。
音声変換ソフトが、変な音声変換することを除けば、概ね快調です。

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先日、iPodを会社に置き忘れてきてしまったので、ノートパソコンに直接イヤホンを挿して、聴いていました。

パソコンが入った鞄を抱えて歩きながら、本末転倒なことをしているなぁ、と思いました。
2010年 02月 15日
神の滑り
今年からコブの滑りを本格的に始めることにしました。

どのコースでも転倒することなく滑れるようになってきて、なんか「つまんないなぁ」と思い始めていたのですが、コブ斜面を颯爽と滑るスキーヤーを見て、『目指すべきものは、これだ!』と思ったからです。

その直後、何故、コロラド赴任中にその想いに至らなかったのか、自分を百万回位、殴りたい気持になりました。

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タイムボカンシリーズでは、最後に悪役がロボットの爆発と同時に、吹っ飛びますが、コブ斜面のタイミングを外して、雪面からぶっ飛ばされる時、あんな感じがするんです(傍から見ていると、そんな感じはしませんが)。

ドッカーン、ヒューーー、グシャ、という感じ。

『あっ! 骨、やっちゃったか!?』と、痛みを感じる前に、心配するというこの感覚が、凄い非日常感です。

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バンクーバオリンピック女子モーグル、上村愛子選手は、最高の演技を披露してくれました。
スキーヤの一人として、素晴しい感動を頂いたことを、心より感謝申し上げたい気持でいっぱいです。

しかし、最終滑走者のハンナ・カーニー(米国)選手の演技を見て、私は口に入れていた昼飯を落しそうになりました。

あれは、人類の行い得る滑りではない。

優勝とかメダルとか、そんな瑣末な観念を吹き飛ばす、まごうなき『神の滑り』と呼べるものだったと想います。

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「おおおー! 俺もやるぞーーー」と叫んだら、娘に「え? パパ、4年後のオリンピックを目指すの?」と言われました。

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もし、それが事実だとしたら、自分で自分を尊敬できます。
2010年 02月 14日
バレンタインデー
娘に、好きなチョコを尋ねられたので、

「甘くない普通の板チョコ」と答えたら、

こんなデコレーションをしたチョコレートをくれました。
http://www.kobore.net/boubi/HI3A0195.JPG
2010年 02月 13日
サウナにいくとネタを拾える
今朝、どうにも体がだるいので、近くの銭湯のサウナに行ってきました。
サウナに設置されているテレビ番組では、若手の男性芸能人の特集が組まれていました。

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手相占い師が、その芸能人の手相を見て「モテる手相」があると説明していました。

『モテる芸能人に、モテる手相があることを解説する』ことの阿呆らしさは、何度も、説明をしてきました。

占いの存在意義(というものがあるとすれば)は、未来の余地と、それに対する準備・警告だろうと思うのですが、そういう占いの番組は見たことがありません。

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サウナの中で、自分の手相に「モテ線」があることを探していたのは、やっぱり若いニーチャンが多かったです。

中年以上の男性では、そのようなことをしている人はいなかったように思えます。
興味がないのかもしれませんが、みっともない、とも、見栄を張っている、とも解釈できそうです。

そういうテレがない分、若者はやっぱり強いのです。
2010年 02月 12日
自分ができるからといって・・・
昔、『結婚なんて簡単だろう。結婚するだけじゃないか』と言った奴を、本当に締め殺してやろうかと思ったことがあります。

なんどプロポーズしても受けてくれない彼女との間に、溜息を大量生産していた頃でした。

その時、私は、自分の『才能』または『単なる幸運』に立脚して、人に物申すことだけは絶対にやめよう、と誓ったものです。

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『マインドマップを使うと、本当に簡単に特許明細書を作成できるんだけどなぁ』と常日頃、若手研究員に語っていたところ、先日、後僚から言われてしまいました。

『江端さんのように、特許を隅々まで理解している人なら、マインドマップも効力を発揮するでしょう。しかし、大抵の人は、そのような知見やノウハウを持っている訳ではないのです』

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彼の言ったことは真実だと思います。
首を締められる前に、反省します。
2010年 02月 10日
誤認誘導
定時後、電話会議システム一式を携えて、会議室に向かう途中、後僚から声をかけられました。

後僚:「江端さん、今から会議ですか」
私:「今日は、スイス」
後僚:「相変わらず、国際派ですねえ」

と言う後僚に軽く会釈して、その場を離れました。

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「スイス在留の『日本人』との会議」という事実を、単に喋らなかっただけです。
2010年 02月 09日
後輩へのアドバイス
私の勤務する研究所では、入社2年目の所員が、研究業務の内容を発表する「研修員報告」という制度があります。

(この制度自体については『コメントしません』)

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研修員達は、正月明けくらいから、指導員と一緒になって発表内容を考察し、同じユニットメンバから批評を受け、上司に相談しながら、当日の発表に向けて完璧に近いレベルまで、その内容を高めていきます。

傍から眺めていても、そのプレゼンテーションの品質たるや、世界最高レベルといっても過言ではないと思います。

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ところが、発表前日の土壇場になって、この長期間に渡る緻密な組み立てを、平気でひっくり返す上司もいます。

この土壇場の変更で、プレゼンの途中で10分以上も沈黙してしまう研修員を生み出したこともあるそうです。

(本件については『コメントしません』)

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私の場合、どうしていたかというと、前日から図書館の奥の奥、誰も入りそうもない薄暗い倉庫の奥で、一人、プレゼンの練習をしていました。

『この段階で、壊されてたまるか!』を、回りに角が立たない態様で実施する方法としては、最良の方法だったと思います。
2010年 02月 08日
「地上の星」がごろごろ
先日、鉄道運行管理システムの研究員の方から以下の話を伺いました。

○ 朝起きたら、まずニュースのチェックをする。
○ ニュースを見て、○○地下鉄の事故がないことを確認して、先ず一安心する。
○ 事故の理由が「人身事故」なら安心する。

その他、「携帯電話会社のメールサービスが止まると、心臓が止まりそうになる」「ATMの不具合が報告されると、血の気が引く」という話も聞いたことがあります。

これらのシステムのフロントで闘っているのは、専らシステムエンジニア(SE)の方なのですが、私の勤務する研究所では、その方式を発明した研究員が、そのまま開発メンバに加わるというケースが数多くあります。

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私の勤務する研究所には、社会システムを支え続ける「地上の星」がごろごろ存在しています。
2010年 02月 07日
2009年1月29日交通事故関係資料
"F:\yuko\2009年1月29日交通事故関係資料"に全資料を格納完了
http://www.kobore.net/boubi/parts_investigation_accident_20100204_0630.pdf
2010年 02月 05日
フリーマーケットのコンテンツ
来年も使いたい人がいるとのことなので、ppt形式のまま、アップしておきます。

私が創作した範囲内で、自由に使用して頂いて結構です。
私が創作した範囲内では、著作権等の権利主張は行いません。
http://www.kobore.net/boubi/h-town-free-market.ppt
2010年 02月 04日
かしこそうに見えたアニメキャラクター

日本語を英語に吹替したアニメは、日本でもちょくちょくお目にかかりますが、それ以外の言語というのは、なかなかお目にかかれません。

大学生のころ、東南アジアを旅していた時に、タイ語でしゃべっていたドラえもんを見ました。
訳もなく尊敬してしまい、手を合わせてしまいました。

仕事でベルリンにいった時には、ドイツ語で喋っている、セーラームーンの絵本を見つけました。
ドイツ語を再履修したことのある私には、"kommen" を正しく活用している美少女戦士達が、凄くかしこそうに見えました。
2010年 02月 03日
気を付けなければらならないこと
無線LANは、一度コネクションを確立したら、信号が微弱となって、品質が劣化しても、なかなかコネクションを開放してくれません。

目の前に別のアクセスポイントがあっても、そちらにコネクションを張り直そうとしないのです。

いつまでも昔の女/男の影を引きずり、新しい恋に踏み切れない、優柔不断な男/女のようです。

この問題は、無線ネットワークの技術者の間ではかなり有名な問題でして、今なお、技術者を悩まし続けています。

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現在、大阪で行われるネットワークの実証実験に参加しているのですが、この問題が発生しました。

この問題で、5年くらい前にもずいぶん酷い目にあった私は、『やっかいなことになった』と心配になったのですが、後僚のチームメンバが随分、楽観的だったので、不思議に思っていました。

そのような問題を解決するプログラムを、すでにネット上に発見しているというのです。

あんなに苦労した問題を解決する手段が、そんなに簡単に公開されるだろうかと、疑問ではあったのですが、その案件については、彼らに任せて、その結果を待っておりました。

で、今、帰路の最終電車の中で、安堵の気持でこの文章を書いております。

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『気を付けなければらならない』と思いました。

私も若い頃、私が『必ず実装できる』と主張する技術について、『そんなことは、絶対にできない』と言い張る上司に、どれだけ邪魔されてきたことか。

仕方なく実装してみせると、決まり悪そうにするでもなく、平気な顔をして、その技術を前提とした次の命令を出す上司を見て、『まあ、なんて太い神経なんだろう』と呆れていました。

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『今、私は、あの愚劣な上司になりつつある』と思います。

多分、私も『愚劣な上司』になることから例外ではありえない筈です。
技術に対して、少ならからず自信を持っているからです。

自分が『愚劣な上司』になることから完全に逃げることはできないまでも、その害悪を最小限に抑えなければ、と、今、自分に言い聞かせています。
2010年 02月 02日
エースはねらわない
宗像コーチが非業の死を遂げてから、岡ひろみは、人生の慟哭の時を迎えることになりました。

桂コーチは、宗像コーチの死に至るまでの人生を共に歩み、一つの悟りを得ました。

『大した苦しみもないかわりに、大した喜びもなく、
大した努力もしないかわりに、大した成果もえられず、
ぬるま湯につかったように、生きて死んでいく人間が多い中で、
慟哭をあじわえる人間は、幸せなのだと。
だからその慟哭と、真正面から対決しなければ、
真の人生は生きられないのだと』

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しかし、私は、

『大した苦しみもないかわりに、大した喜びもなく、
大した努力もしないかわりに、大した成果もえられず、
ぬるま湯につかったように、生きて死んでいく』

という人生を理想としている者なのです。

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だから、もう、誰も私に触るな。
2010年 02月 01日
線路内の立ち入り
先日、

線路内の立ち入り= 自殺未遂

と書いたのですが、

どうやら痴漢が逃走する為に、混んでいる駅ホームを避けて、線路づたいに逃げるケースが多いそうです。

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そんな奴は、轢き殺されれば良い。