0.参考文献

• 「Windows 10 Home」でローカルグループポリシーエディターを使用する方法
  • ~ https://www.japan-secure.com/entry/how-to-use-local-group-policy-editor-in-windows-10-home.html
• NICが二つあると、片方が認識しない（ことがある）
  • ~ https://blog.treedown.net/entry/2017/11/17/010000

1.背景

• ■ノートPCで、chromoリモートメンテナンスを受けながら、WiFi接続のIoT機器をメンテンナンスして貰う必要が発生した
• ■しかし、現場には有線LANがなく、携帯でデザリングをしてインターネットに接続する必要がある
• ■そうなると、WiFi接続のIoT機器には繋らなくなる矛盾が発生する
• ■つまるところ、Windows10のPCに2つのWiFiを接続する手段がないことが問題

2.目的

• ■Windows10のPCに2つのWiFi(一方は固定IP)を接続する方法を確立する

3.準備

• (1)gpedit.mscのインストール
  • Windows10 Homeエディションでは、これが起動しない
  • https://www.japan-secure.com/entry/how-to-use-local-group-policy-editor-in-windows-10-home.htmlに詳しい
  • 次のファイルを作成(gpedit_maker.bat)

    • @echo off

      pushd "%~dp0"

      dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt

      dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt

      for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"

      pause

  • gpedit_maker.batを管理者権限で実行
• (2)gpedit.mscの起動
  • ~ https://blog.treedown.net/entry/2017/11/17/010000
  • コマンドプロンプトから、起動できる
  • 「コンピューターの構成」⇒「管理用テンプレート」⇒「ネットワーク」⇒「Windows 接続マネージャー」を開く。
  • 「インターネットまたは Windows ドメインへの同時接続の数を最小化する」というポリシー、この設定を変更
  • これが「未構成」or「有効」から「無効」にしてしまう
• (3)2つめのUSB WiFiを挿入
  • メンテナンス対象のIoT機器が、例えば、172.24.1.1/255.255.255.0だったら、PCの方は、172.24.1.100/255.255.255.0とでも登録する
• (4)これでこんな感じになっているはず
  • 
  • ■上の図の"Wi-Fi"が、PCの内蔵LANで、これはiPhoneのデザリングを使う(DHCP)を使うものとする(設定方法は省略)。SSIDは"iPhone"
  • ■上の図の"Wi-Fi3"が、USB WiFi LANで、これはIoT機器(サーバ:172.24.1.1)に接続させて、SSH用とする(設定方法は省略)。SSIDは"B001"
    • ちなみに私が使っているUSB WiFiは、WN-G300UA

4.設定

• ■これが以外に面倒くさい(多分PCを起動するごとに、手動で実施しなればならない(覚悟のこと))
• (1)まず"Wi-Fi"の方を「無効」にする。
• (2)"Wi-Fi3"の方を、「有効」にして「接続」にして、"B001"と接続する
• (3)次に"Wi-Fi"の方を「有効」にして「接続」にして、"iPhone"と接続する

5.検証

• PCでWebブラウザが見えて、さらに172.24.1.1にもSSHアクセスできれば、成功